2011年08月03日

【草花アート】サクラソウ with ヤハズソウ

 軽井沢草花館の駐車スペースにはたくさんのヤハズソウが生えています。
 しかし、そう言われても「ヤハズソウって何?」と思われる方が大半ではないかと思います。
 簡単に説明させていただきますと

0803yahazusou01.jpg
軽井沢草花館の駐車スペースに生えるヤハズソウ

 ヤハズソウ(矢筈草)は日本全土に自生するマメ科の一年草で、背丈は20〜30pといったところ。日当たりのよい草地や道端などに生え夏から秋にかけて茎に小さなピンク色の花をつけます。同じマメ科のヤマハギ(秋の七草)をウンと小さくしたようなイメージです。

0803yahazusou02.jpg
ヤハズソウ(矢筈草) マメ科ハギ属

 このヤハズソウは踏み付けに強く、駐車スペースのタイヤが前後に乗り入れするような場所でも、葉っぱを傷だらけにしながらしぶとく生きているようです。軽井沢草花館のヤハズソウも踏みつけに耐えながらもしっかり根を張っています。

0803yahazusou03.jpg
ヤハズソウ(矢筈草)を根から引っこ抜いてみたところ(長さ12センチ程)

 そんなヤハズソウの最大の特徴は、葉っぱにあると言ってよいでしょう。葉っぱをひっぱると、先端がちぎれて矢筈(やはず)形になることから矢筈草(ヤハズソウ)の名がついているのだそうです。

 さて、こんなことを知ると実際に試したくなります。
 試してみると…

0803yahazusou04.jpg
先端を引っ張り、ちぎれたヤハズソウの葉

 こうなります。引っ張るだけで上の写真のようにきれいにちぎれます。

名前のごとし矢の形にちぎれました

単純ですが、結構…たのしいです

 何度でもやってみたくなります


 何度でもやってみた結果

0803yahazusou05.jpg
次々と葉をちぎっていった果てのヤハズソウ

こうなりました〜

 新種の野草誕生か!  だんだんアートの領域に入ってきました

 面白いので、生け花にして見てもらおうと思いつきました。たまたま、ディスプレイとして飾ってあったサクラソウの種子。矢筈草とコラボレーションさせてみましょう。

0803yahazusou06.jpg
サクラソウの果実とヤハズソウの葉っぱ

にゃはは

 言葉が乱れまして失礼いたしました。でも、ちょっと言語が変になるくらいにしっくりはまって見えませんか?
矢筈草の葉っぱがサクラソウのように見えてきたではありませんか!

0803yahazusou08.jpg
本物のサクラソウ


 見れば見るほどサクラソウ。自己満足も甚だしい限りですが、やっている本人だけは充実しています。

「サクラソウ with ヤハズソウ」とタイトルをつけてみました。

ご覧になる方がどう思われるのか大変、気になるところですが…
葉っぱの状態がうまく保てれば草花館でご覧いただくことができるかもしれません。

p.s.ご覧いただいた皆様も是非お試しになってみて下さい。空き地などに生えているかもしれません。

お粗末さまでした




軽井沢草花館では、石川功一の描いたヤハズソウのスケッチを展示中です。(9月5日まで)

0803yahazusou09.jpg
石川功一スケッチ ヤハズソウ 1991年8月2日

小さな美術館軽井沢草花館HP http://www.kusabana.net


続きを読む
posted by kusabanakan at 22:05| 草花館日記

ヤマユリ開花! ゆうすげの見ごろです

 咲そうでなかなか咲かなかったヤマユリのつぼみが今朝になって開いていました!

0803yusugeyamayuri01.jpg
2011年8月3日 15:30 軽井沢草花館 ヤマユリ(右)とユウスゲ(黄色)

 大輪の花から発するかぐわしい香りが周囲を包んでいます。
 このヤマユリの苗は、知人からいただいたものですが、3年ぶりに咲きました。
 というのも、3年前に当館の庭にイノシシがやってきて、開花前のヤマユリを食べられてしまったのです。食べ残した根の欠片を土に戻しておいたら、翌年芽が出て復活。それから3年目でようやく花が咲いたものです。

  詳しくは過去の記事にて
  http://kusabanakan.sblo.jp/article/46915587.html

思い出がある分、感慨深いものがあります。

 さて、今日も40〜50程度のユウスゲが咲きそうです。
キキョウ、オミナエシ、マツムシソウ、コバギボウシ、フシグロセンオウなども見ごろをむかえており、とてもきれいです。

0803giboushi01.jpg
2011年8月3日 軽井沢草花館 コバギボウシ(手前薄紫)

 石川功一の描いたユウスゲと共にご覧いただければと思います。ユウスゲの見ごろは8月中旬ころまでとなりそうです。




posted by kusabanakan at 16:18| 草花館日記

【展示紹介】油彩ゆうすげ「うたげ近し」

 軽井沢草花館の小さな庭ではユウスゲが見ごろをむかえており、毎夕40輪ほどの花を咲かせています。
 一方、館内では石川功一の描いたユウスゲの作品(水彩スケッチ1点と油彩画6点)を展示公開しており、その中の1点をご紹介します。


0803yusuge_oil01.jpg
 石川功一 《うたげ近し(あさまきすげ)》 油彩50号 1990年 軽井沢草花館所蔵


 「うたげ近し」とタイトルされた(上写真の)油彩画は1990年に描かれたもので、石川功一の描いた油彩画ユウスゲ(アサマキスゲ)作品の中では最も初期の頃の作品です。

 日本画のような淡く繊細な色調に仕上げた背景は石川功一作品の特徴で、闇夜の中でひっそりと咲くユウスゲの姿を連想させます。

 人気のない闇夜の中、ユウスゲ(アサマキスゲ)は密かに他の草花たちと会話をしているのではないだろうか? そんな想像がタイトルの「うたげ(宴)近し」に込められているのかもしれません。

9月5日まで展示公開しています。

タグ:展示紹介
posted by kusabanakan at 12:23| 展示紹介