2012年07月18日

ゆうすげ日記(18)つぼみ18_

避暑地軽井沢でも、昨日、一昨日と気温が30度を超えて真夏日となりました。
急激な暑さに体調を崩してしまった方も少なくないかもしれません。
昨日、関東甲信地方が梅雨明けし、本格的な夏を迎えました。

草花館のゆうすげたちにとってはこの暑さと日差しが、生長にプラスになることでしょう。
現在、一番生長の早い株で、つぼみが18_になっています。

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2012年7月18日朝 軽井沢草花館 ユウスゲ

もう少しで開花が始まりそうです。
つづく
posted by kusabanakan at 08:57| ゆうすげ日記

2012年07月16日

緑のカーテン2012(10)ノブドウにつぼみ

軽井沢草花館の緑のカーテンでは先日(14日)のウチワドコロ花序に続いて、ノブドウのつぼみ?らしいものがつきました。

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2012年7月16日 軽井沢草花館 ノブドウのつぼみ

実は、1週間くらい前からこのような花序が出てきていたのですが、あまりにも小さくてきちんと見ていませんでした。
つぼみらしき小さな粒々が集まっているのですが、大きさとしては直径1_未満。
カメラでギリギリ接写してようやく上のような大きさになりました。
図鑑を見ると、この小さな粒が割れて花弁が開くようなのですが、小さいので注意深く見ていないと見過ごしてしまいそうです。

つづく
posted by kusabanakan at 12:18| 緑のカーテン

2012年07月15日

【展示紹介】カルイザワテンナンショウ

石川功一 軽井沢の草花スケッチ
公開中の作品をご紹介します。 −7月23日(月)まで展示−

カルイザワテンナンショウ(軽井沢天南星) サトイモ科

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石川功一スケッチ 軽井沢天南星 軽井沢草花館

6月下旬から7月にかけて山地の湿った林床、あるいは別荘地などでよく見られます。

軽井沢では、同じ仲間のオオマムシグサ、コウライテンナンショウ、ヤマジノテンナンショウなども自生し、どれもよく似ているので区別に苦労します。
私、個人的には、分類出来ないことのほうが多いので、総称としてマムシグサ(蝮草)と呼んでいます。

スケッチのカルイザワテンナンショウ(軽井沢天南星)は上部の紫色をした部分(仏炎苞)の先(舷部)が細長いのが特徴で、この仲間の中では上品な姿をしています。

1b近くにまで茎がまっすぐに伸び、存在感たっぷりの佇まいですが、人によってはおどろおどろしく見えるようで、敬遠されがちな植物かも知れません。

秋になると、赤い実を付けますが、これまた特徴的な姿を見せてくれます。
実のスケッチは秋の展示(10月24日~11月25日)に展示予定です。

【参考】
名前に軽井沢の冠を付けていますが、奈良県にも見られ、ヤマトテンナンショウ(大和天南星)とも呼ばれるそうです※。

※参考図書:牧野富太郎・他,改訂増補牧野新日本植物圖鑑,北隆館
タグ:展示紹介
posted by kusabanakan at 10:57| 展示紹介

2012年07月14日

緑のカーテン2012(9)ウチワドコロに花穂

気温は高くなってきていますが、今一つ日照が少ないです。
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。

軽井沢草花館の緑のカーテンは下の写真のような状態です。
6日前と比べてそれほど大きな変化がないようにも見えますが、着実に生長しています。

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2012年7月14日 軽井沢草花館 緑のカーテン

また、ウチワドコロに花序が出てきました。

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2012年7月14日 ウチワドコロの花序

ウチワドコロは、雄株と雌株が分かれていて(雌雄異株)、それぞれ花の付き方が違うようです。
緑のカーテンの花序はどちらの株なのか?
辞典で調べてみましたが、よく分かりませんでした…

昨年も同じ形状の花序が付いて花も咲きましたが、最終的に実は付きませんでした。
なので、写真の花序はおそらく雄穂ではないか? と推測してみたりします。

観察を続けます。
posted by kusabanakan at 11:36| 緑のカーテン

2012年07月13日

ゆうすげ日記(17)最初のつぼみ

ようやくつぼみが付き始めました。2012年最初のつぼみです!

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2012年7月13日 軽井沢草花館 ユウスゲ(アサマキスゲ)のつぼみ

花茎の先端からつぼみがたくさん出てきました。
これらのつぼみが大きく(長く)なっていき、5aくらいになったところでそろそろ開花です。
あと、1週間くらいはかかりそうですが、開花が間近になってきて楽しみです。
夏休みの始まりと共に咲きだしそうな感じです。

ユウスゲとアリ
ユウスゲにはアブラムシもたくさんつくのですが、上の写真のようにアリもよくやってきます。
つぼみのところに、アリの好む液や匂いが出ているのでしょうか?
アブラムシを食べるためにやってくるのか? と思ったりもしますが、実際にアブラムシを捕まえている現場を見たことがないので、未だ分かっていません。

つづく
posted by kusabanakan at 11:52| ゆうすげ日記

2012年07月12日

ゆうすげ日記(16)アブラムシ


軽井沢草花館のユウスゲ開花予想
花茎の本数が少しずつ増えてきましたが、まだ一桁台です。
つぼみがまだ出てきていませんが、一両日中には出てきそうな気配です。
開花まであと1週間くらいはかかりそうです(7月12日)。


ユウスゲ(アサマキスゲ)に付き物なのが、アブラムシ。
花茎が出始めると、何処からともなく発生します。
軽井沢草花館のユウスゲにも発生し始めました。

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2012年7月12日 軽井沢草花館 ユウスゲ(アサマキスゲ)についたアブラムシ

白くて大きさ1〜2_。その中にアレンジ色のアブラムシも少数見られます。
茎や葉、花に数十匹、多い時は百匹以上付くこともありますが、植物自体を食べているわけではないようです。
何かアブラムシの好む物質が出ているのでしょうか?
生態を未だ知りません…

自生地のユウスゲにも育てているユウスゲにも、”必ず”といってもよいほど発生してきます。また、同じ仲間のニッコウキスゲ(ゼンテイカ)やヤブカンゾウにも発生します。

見た目として気持ちの良いものではありませんが、害虫ではないように思います。
「アブラムシが付いてこそ、本物のユウスゲです」とも言えますが、それでも気にはなる… というのが本音。

数が多ければ、指でつぶして駆除しています。
また、予防として、木酢液の溶液をスプレーしたり、今年はヤシ油を使った天然成分の害虫予防薬(市販)も時々散布しています。それでも、完全にアブラムシが発生しなくなることはないようです。

以下参考記事(木酢液)のリンク先
2011年7月5日 ユウスゲにつくアブラムシ

つづく
posted by kusabanakan at 11:47| ゆうすげ日記

2012年07月11日

ゆうすげ日記(15)鉢植えにも花径が!

鉢植えのユウスゲ(アサマキスゲ)にも花茎が出てきました。

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2012年7月11日 軽井沢草花館 鉢植え(5年目)ユウスゲの花径

7月2日に路地植えのユウスゲに花径がでてから9日遅れです。5年目のユウスゲで、昨年も花を咲かせた苗です。

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2012年7月11日 軽井沢草花館 鉢植え(5年目)ユウスゲ

葉っぱは50aをゆうに超える高さにまでなっていて立派です。

今年は春先から気温の低い傾向が続いていたためか、平年よりも生長が遅れています。
今日は朝から天気が良く、気温も上昇しそうです。たっぷりと日差しを浴びて、今までの遅れを取り戻して生長してほしいと思います。

次に、6月4日の記事で紹介した、ユウスゲの苗の続報です。

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2012年7月11日 根から復活したプランターの苗

関連記事【2012年6月3日 「ゆうすげ日記(9)根から復活】
http://kusabanakan.sblo.jp/article/56238513.html

上写真のユウスゲは、苗の植え替え時に茎が根元から折れてしまい、根っこだけになったしまったものをプランターに入れておいたら、芽が出てきたものです。
まだ、花茎が出ている苗と比べると見劣りしますが、葉っぱは30aほどにまで生長していて元気です。

世話と観察を続けます。
posted by kusabanakan at 11:10| ゆうすげ日記

2012年07月08日

緑のカーテン2012(8)ウチワドコロvsノブドウ

軽井沢草花館の緑のカーテンは7月に入ってから、ノブドウの葉が立派になってきました。

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虫喰いの葉がノブドウ、細長いハート形がジネンジョ、それ以外はウチワドコロ

それまでは、ウチワドコロの葉っぱが緑のカーテンの面積の大半を占めていました。
しかし、もともとノブドウの方が葉が大きく、また蔓が分岐する頻度も高いようで、生長が進むにつ入れて、ノブドウの勢力範囲がウチワドコロをしのぐほどになってきました。

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2012年7月8日 軽井沢草花館 緑のカーテン

もうじき梅雨も明け、本格的な夏に向かいます。
ウチワドコロvsノブドウの競争が、カーテン密度の上昇につながれば、省エネ効果にもつながると期待しています。

※忘れてはいけませんがジネンジョも健在です。他の蔓よりも遅いようですが、しっかりネットに絡み付いてきていて、これからの生長に期待しているところです。
posted by kusabanakan at 16:15| 緑のカーテン

2012年07月07日

【展示紹介】ウバユリ

現在、公開中の作品をご紹介します。

「石川功一軽井沢の草花展」水彩スケッチよりウバユリ(姥百合)です。


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石川功一 軽井沢の草花スケッチ ウバユリ 1998年7月23日

軽井沢では梅雨明け時期の7月の半ば過ぎ、ちょうど夏休みの始まりと共に咲き始める花です。
林道端や半日陰の林床に自生し、別荘地でもよく見られます。

大きな株は人の背丈に迫るほど生長し、花も大型です。
開花時期に葉が枯れてくるので「”姥”ゆり」の名が付いたという説もありますが、かすかにクリーム色がかった白い花は上品で、清楚な一面を持ち合わせます。

7月23日(月)まで軽井沢草花館で展示公開中です。
小さな美術館軽井沢草花館 ホームページ http://www.kusabana.net
タグ:展示紹介
posted by kusabanakan at 16:32| 展示紹介

2012年07月06日

イヌブナ日記(5)自生地の実生は?

先月、イヌブナの実生の生えていた山に行ってきました。
約1か月ぶりの訪問。その間にはヒョウが降ったり、台風があったりしました。
イヌブナの実生がどのくらい大きくなったか?
確認したかったのですが…

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2012年6月26日 イヌブナ自生地の林道

周辺を30分くらい丹念に探してみましたが、1株も確認することが出来ませんでした。

初めてこの場所でイヌブナの実生を見つけたのは5月8日。
この時は、日当たりのよい林道や林道端に、数えきれないほどのたくさんの実生が出てきていました。

しかし、ここはもともと林道なので、作業のための車も通行するし、散策にくる人もいます。多くは踏まれてしまったでしょうし、また、周りに他の草が生えてきて、植物間どうしの競争で消えてしまったものも多いでしょう。

もしかすると、何本かは生き残っているかもしれませんが、実生から大きな木に生長するということが、自然界においてとても大変なことだということが分かります。

さて、この林道の車の”わだち”に生えていた4株。5月8日に軽井沢草花館に持ち帰り、植木鉢で育てています。現在、下の写真のような状態です。

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2012年7月6日 軽井沢草花館 イヌブナ実生(4鉢)

いちばん大きな株(後方)で背丈が14a。

4株とも最初の2枚葉(対生)が付きました。その後、3株は次の葉(互生)が付きました。新しく出てくる葉っぱは最初赤茶色をしていますが、葉が大きくなってくるにつれて徐々に緑色に変わっていくことが観察できています。最初に付いていた子葉と呼ばれる葉(のようなもの)は先月末に全ての株で枯渇して落ちました。

1株だけ(写真下段左)、まだ3枚目以降の葉っぱが出てきていません。このままダメになってしまうのか、この後、葉が出てくるのか分かりませんが、観察を続けます。
posted by kusabanakan at 11:16| イヌブナ日記

2012年07月05日

緑のカーテン2012(7)ノブドウの葉の虫喰いU

1日のブログでも紹介しましたが、ノブドウの葉が虫喰いされてしまいました。
最初に見つけた時は、「すぐに駆除しなければ!」という思いが先立ったため、写真を撮っていませんでしたが、その後、撮ることが出来ました(下)。

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2012年7月3日 ノブドウの葉の裏についた虫

長さとしては1aほどですが、細長くて、葉脈にそって潜んでいるので、意外と分かりづらいかもしれません。
先端に針のような尖ったものが付いていますが、見つけた時はいつも動いていないので、この部分が口の方なのかお尻の方なのかは分かりません?
こまめに駆除したためかこの謎の虫は減ってきていますが、一日2〜3匹は駆除を続けています。

次に現在の緑のカーテンの状況です。

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2012年7月5日 軽井沢草花館 緑のカーテン

たくさんの株から蔓が伸びているウチワドコロですが、他のものと比べて断然生長の早い株があります。
早い時期から芽を出してネットに絡み付き、今やネットの最上部にまで達しています。

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2012年7月5日 草花館テラスの軒下 ウチワドコロの蔓

天井まで達した後は、蔓を分岐させて、天井を横に這っています。
正確に測ったわけではありませんが、蔓の全長は5bくらいになっているのではないかと思います。
葉っぱも大きくて、緑のカーテンとして大健闘中です。

つづく
posted by kusabanakan at 12:57| 緑のカーテン

2012年07月02日

ゆうすげ日記(14)花茎が出始めました!

ようやく花径が出てきました。

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2012年7月2日 17:30 軽井沢草花館 ユウスゲ(アサマキスゲ)の花径

昨日よりも8℃も高い24.9℃まで気温が上がりました。
閉館後に、水やりをしているとき、花径がパッと目に入りました!
ヒョウや台風で被害があったので、少し心配していましたが、無事に出てきてくれてうれしいです。
開花が益々楽しみになってきました。

まだ地面から20cm位の茎ですが、これからぐんぐん伸びていくでしょう。
また、他の株からも次々と花径が出てくるでしょう。
今年は例年よりも生長が遅く、花茎の出始めが1週間くらい遅めとなりました。
開花は7月半ば以降からになりそうです。

ちなみに、軽井沢の気象データ(気象庁)を詳しく調べてみると、今年は低温で日照が少ない傾向が続いています。
月ごとの平均気温は3月と5月が平年と同じだった以外、低くなりました。
また、日照時間においては、全ての月で平年値を下回っています

つづく
posted by kusabanakan at 18:17| ゆうすげ日記

2012年07月01日

緑のカーテン2012(6)ノブドウの葉の虫喰い

今日から7月です。
緑のカーテンの効果が期待される季節に入りました。
6月は平年よりも気温が低く、日照の少ない月となりましたが、草花館のカーテンは少しずつ緑の面積が増えてきています。

今回は、途中経過と、ノブドウの葉についた虫について報告させていただきます。

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2012年7月1日 軽井沢草花館 緑のカーテン

相変わらず大部分の範囲を占めているのはウチワドコロの葉っぱですが、6月下旬になってからはノブドウの生長も著しく、競い合うように蔓を伸ばしています。

また、上の写真でもわかるように、はじめに芽を出したウチワドコロの葉は早くもネットの最上段にまで達しています。それまでは一本の蔓がネットに絡んでいましたが、最上段に達した後は、蔓が何本かに分岐し、右に左にとさらに範囲を拡大しています。

次に、ノブドウの葉についた虫についてです。

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2012年7月1日 緑のカーテン 虫に喰われたノブドウの葉

今朝、葉っぱが穴だらけになっているのに気が付きました。
葉っぱの裏側を見てみると、太さ1_位、長さ1a程度の細長くて緑色の芋虫が葉脈に沿って、5〜6匹付いていました。昨年には見られなかったもので、今年初めてです。

ウチワドコロやジネンジョの葉にも所々、虫にかじられた跡がありますが、やってくる虫の種類が違うようで、葉っぱの端が欠けていくようなかじられ方です。
他の葉にも同じ虫が付いていたので、すぐに駆除をしました。(写真を撮り忘れました!)

先月はじめから食品原料(ヤシ油、でんぷん)から作られた家庭菜園用の殺虫殺菌剤「カダンセーフ」(フマキラー)を時々まいて、予防をしていたのですが、こうした虫が付くのはある程度仕方のないことでしょう。

さらに、世話&観察をつづけます
posted by kusabanakan at 14:18| 緑のカーテン