2012年07月06日

イヌブナ日記(5)自生地の実生は?

先月、イヌブナの実生の生えていた山に行ってきました。
約1か月ぶりの訪問。その間にはヒョウが降ったり、台風があったりしました。
イヌブナの実生がどのくらい大きくなったか?
確認したかったのですが…

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2012年6月26日 イヌブナ自生地の林道

周辺を30分くらい丹念に探してみましたが、1株も確認することが出来ませんでした。

初めてこの場所でイヌブナの実生を見つけたのは5月8日。
この時は、日当たりのよい林道や林道端に、数えきれないほどのたくさんの実生が出てきていました。

しかし、ここはもともと林道なので、作業のための車も通行するし、散策にくる人もいます。多くは踏まれてしまったでしょうし、また、周りに他の草が生えてきて、植物間どうしの競争で消えてしまったものも多いでしょう。

もしかすると、何本かは生き残っているかもしれませんが、実生から大きな木に生長するということが、自然界においてとても大変なことだということが分かります。

さて、この林道の車の”わだち”に生えていた4株。5月8日に軽井沢草花館に持ち帰り、植木鉢で育てています。現在、下の写真のような状態です。

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2012年7月6日 軽井沢草花館 イヌブナ実生(4鉢)

いちばん大きな株(後方)で背丈が14a。

4株とも最初の2枚葉(対生)が付きました。その後、3株は次の葉(互生)が付きました。新しく出てくる葉っぱは最初赤茶色をしていますが、葉が大きくなってくるにつれて徐々に緑色に変わっていくことが観察できています。最初に付いていた子葉と呼ばれる葉(のようなもの)は先月末に全ての株で枯渇して落ちました。

1株だけ(写真下段左)、まだ3枚目以降の葉っぱが出てきていません。このままダメになってしまうのか、この後、葉が出てくるのか分かりませんが、観察を続けます。
posted by kusabanakan at 11:16| イヌブナ日記