前回のイヌブナ日記(11/17)から12日間が過ぎ、黄葉した葉が落ち始めました。
昨日(11/28)の朝は氷点下5.4度を記録するなど、寒さが厳しさを増しています。
数日前から葉っぱがしおれてきたと思っていましたが、昨日、落葉を確認しました。
まだ、一部が落葉しただけですが、全ての葉が落ちる日も近いのではないかと思います。
下写真は11月17日の時の状態。葉っぱの色がさらに濃くなって、乾燥している様子がうかがえます。
2012年11月29日
イヌブナ日記(12)落葉始まる
posted by kusabanakan at 20:22| イヌブナ日記
2012年11月25日
冬期休館のご案内 2012-2013
11月25日をもちまして、2012年の展示を終了させていただきました。
2012年度は4月21日を皮切りに5期にわたって企画展を開催してまいりました。
多くのお客様にご来館いただき、感謝しております。どうもありがとうございました。

来年度は2013年4月20日(土)よりOPEN予定。
現在、来年の企画内容を検討中です。詳細が決まり次第、またご報告させていただきます。
2012年度は4月21日を皮切りに5期にわたって企画展を開催してまいりました。
多くのお客様にご来館いただき、感謝しております。どうもありがとうございました。

来年度は2013年4月20日(土)よりOPEN予定。
現在、来年の企画内容を検討中です。詳細が決まり次第、またご報告させていただきます。
タグ:展示案内
posted by kusabanakan at 17:00| 展示案内
2012年11月22日
【展示紹介】ナンバンハコベ
軽井沢草花館の今年度の展示期間も残りわずかとなりました。
現在展示中の作品より、ナンバンハコベ(南蛮繫縷)についてご紹介します。
ナデシコ科の多年草で、蔓状の茎を持っています。
蔓といっても、枝などに巻き付くのではなく、周辺の草にもたれかかったり、他の草の間をすり抜けるように茎を横に伸ばしていくようなイメージでしょうか。
この草が単体で地面から生えているようなことはなく、他の草と一緒に生えるので、あまり目立つ植物ではなさそうです。
しかし、目立たないとはいえ、花の時も、実の時も非常にユニークは姿をしています。
一度でも目にすれば、すぐに覚えてしまうでしょう。
まず、花の時
下の写真にあるような、白くて、5弁の花を夏に咲かせます。
花びらが反るように折れ曲がっているのが特徴で、「なぜ?」と問いかけてみたくなります。
花が終わると実が生ります(下写真)
7〜8_で黒くなり、その下にガクの部分が残っています。
このガクの部分が、かわいらしく感じますね。
そして、秋が深まっていくと
実は熟し、茎や葉、そしてガクの部分が枯れてきます。
全体的に見てみると下の写真のような感じです。
夏期は周辺の草が青々と茂っているので目立ち難いかもしれませんが、この時期(晩秋)になると、「こんなところに!」という感じで、目に入ることがあります。
展示中の作品は、そんな秋のナンバンハコベをスケッチしたもので、葉は枯れて、実だけがまだ茎に残っている状態です。
絵としての華やかさはありませんが、茎を横に伸ばしている様子や、熟した実が枯れた茎に残っている様子が、自生地で咲くナンバンハコベ本来の姿をとらえています。 2012年11月25日まで展示中
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石川功一 軽井沢の草花展 10月22日(水)〜11月25日(日)
11月26日(日)より冬期休館となります。
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石川功一 軽井沢の草花展 10月22日(水)〜11月25日(日)
11月26日(日)より冬期休館となります。
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現在展示中の作品より、ナンバンハコベ(南蛮繫縷)についてご紹介します。
ナデシコ科の多年草で、蔓状の茎を持っています。
蔓といっても、枝などに巻き付くのではなく、周辺の草にもたれかかったり、他の草の間をすり抜けるように茎を横に伸ばしていくようなイメージでしょうか。
この草が単体で地面から生えているようなことはなく、他の草と一緒に生えるので、あまり目立つ植物ではなさそうです。
しかし、目立たないとはいえ、花の時も、実の時も非常にユニークは姿をしています。
一度でも目にすれば、すぐに覚えてしまうでしょう。
まず、花の時
下の写真にあるような、白くて、5弁の花を夏に咲かせます。
花びらが反るように折れ曲がっているのが特徴で、「なぜ?」と問いかけてみたくなります。
花が終わると実が生ります(下写真)
7〜8_で黒くなり、その下にガクの部分が残っています。
このガクの部分が、かわいらしく感じますね。
そして、秋が深まっていくと
実は熟し、茎や葉、そしてガクの部分が枯れてきます。
全体的に見てみると下の写真のような感じです。
夏期は周辺の草が青々と茂っているので目立ち難いかもしれませんが、この時期(晩秋)になると、「こんなところに!」という感じで、目に入ることがあります。
展示中の作品は、そんな秋のナンバンハコベをスケッチしたもので、葉は枯れて、実だけがまだ茎に残っている状態です。
絵としての華やかさはありませんが、茎を横に伸ばしている様子や、熟した実が枯れた茎に残っている様子が、自生地で咲くナンバンハコベ本来の姿をとらえています。 2012年11月25日まで展示中
タグ:展示紹介
posted by kusabanakan at 16:34| 展示紹介
2012年11月21日
ゆうすげ日記(70)2012年版最終回
11月も下旬となりました。冷え込みも厳しくなり、浅間山の山頂付近も常時雪化粧している状態になりました。
さて、このユウスゲ日記も今年の春から数えて70回目となりました。
9月10日にアップしたゆうすげ日記(68)では、軽井沢草花館のユウスゲ(アサマキスゲ)から種子を採取したことを紹介しました。
その時には、まだ茎や葉は緑色をしていましたが、現在は全体が茶褐色化し、枯れた姿となっています。
毎年、秋になると基本的に全ての種子を採取していましたが、今年は一部の苗についてそのままの状態にしておきました。
この時期になると、実の中にたくさんあった種子はいつの間にか、こぼれて数を減らしました。
下の写真は、昨日軽井沢のユウスゲ自生地で撮影したものですが、同じように枯れて、実を付けていました。但し、実の中にある種子は全てこぼれて空になっていました。
話を草花館のユウスゲに戻します。
鉢植えのユウスゲも今年は一株だけ咲きましたが、現在は下写真のようになっています。
下写真のプランターは、5月に茎が折れて、その後新たに芽が出て生長した苗です。
花は咲きませんでしたが、しっかりと生長を続け、来年は開花するのでは?と期待しています。
下写真はプランターで種まきから4年目のユウスゲ。思ったほどの生長はしませんでしたが、来年以降の生長が楽しみです。
以上、2012年のゆうすげ日記はこの回で終了とさせていただきます。また来春から2013年版のゆうすげ日記を始める予定です。
さて、このユウスゲ日記も今年の春から数えて70回目となりました。
9月10日にアップしたゆうすげ日記(68)では、軽井沢草花館のユウスゲ(アサマキスゲ)から種子を採取したことを紹介しました。
その時には、まだ茎や葉は緑色をしていましたが、現在は全体が茶褐色化し、枯れた姿となっています。
毎年、秋になると基本的に全ての種子を採取していましたが、今年は一部の苗についてそのままの状態にしておきました。
この時期になると、実の中にたくさんあった種子はいつの間にか、こぼれて数を減らしました。
下の写真は、昨日軽井沢のユウスゲ自生地で撮影したものですが、同じように枯れて、実を付けていました。但し、実の中にある種子は全てこぼれて空になっていました。
話を草花館のユウスゲに戻します。
鉢植えのユウスゲも今年は一株だけ咲きましたが、現在は下写真のようになっています。
下写真のプランターは、5月に茎が折れて、その後新たに芽が出て生長した苗です。
花は咲きませんでしたが、しっかりと生長を続け、来年は開花するのでは?と期待しています。
下写真はプランターで種まきから4年目のユウスゲ。思ったほどの生長はしませんでしたが、来年以降の生長が楽しみです。
以上、2012年のゆうすげ日記はこの回で終了とさせていただきます。また来春から2013年版のゆうすげ日記を始める予定です。
タグ:鉢植えのゆうすげ
posted by kusabanakan at 12:11| ゆうすげ日記
2012年11月19日
緑のカーテン2012(20)ウチワドコロの種子
軽井沢町内の紅葉がほぼ終わりとなっていますが、草花館の緑のカーテンも同様、葉っぱを落とし、役割を終えました。
テラスの庇に近い上部にはまだ若干葉が残っていますが、いつ落ちてもおかしくない状態です。
また、今年わずかについたウチワドコロの実が茶褐色になりました(下写真)
そして、実を収穫してみると
長さは20mmほど
横から見ると細長いハート形
上から見るとYの字型(ベンツのマーク)をしています。
この実を割ってみると中から種子が出てきます。
種子は全部で5枚入っていました。
平べったく、例えるならば、魚のうろこか、昆虫の羽といったところでしょうか。
どうやら種子の部分は端っこの丸くなったところで、残りは実からこぼれる時に風で遠くまで飛んでいけるよう、羽の役割をしているようです。
蔓性植物で、高所に実を付けることが出来るため、このような構造になっているのでしょう。
良くできています。
※実は周辺に広がらないように、こぼれないうちに収穫しておくつもりです。
テラスの庇に近い上部にはまだ若干葉が残っていますが、いつ落ちてもおかしくない状態です。
また、今年わずかについたウチワドコロの実が茶褐色になりました(下写真)
そして、実を収穫してみると
長さは20mmほど
横から見ると細長いハート形
上から見るとYの字型(ベンツのマーク)をしています。
この実を割ってみると中から種子が出てきます。
種子は全部で5枚入っていました。
平べったく、例えるならば、魚のうろこか、昆虫の羽といったところでしょうか。
どうやら種子の部分は端っこの丸くなったところで、残りは実からこぼれる時に風で遠くまで飛んでいけるよう、羽の役割をしているようです。
蔓性植物で、高所に実を付けることが出来るため、このような構造になっているのでしょう。
良くできています。
※実は周辺に広がらないように、こぼれないうちに収穫しておくつもりです。
タグ:緑のカーテン2012
posted by kusabanakan at 16:08| 緑のカーテン
2012年11月17日
11月26日より冬期休館となります
小さな美術館軽井沢草花館の展示期間は11月25日(日)までとなります。
11月26日より冬期休館となり、2013年は4月20日(土)からのOPENを予定しております。
現在開催中の「石川功一軽井沢草花展」では、秋の木の実を中心とした水彩スケッチ26点と石川功一の初期から晩年までの作品”草花・人物・風景”を集めた油彩画30点が展示されています。
展示期間も残りわずかとなりましたが、通常通り10:00-17:00開館しておりますので、是非お立ち寄りください。
11月26日より冬期休館となり、2013年は4月20日(土)からのOPENを予定しております。
現在開催中の「石川功一軽井沢草花展」では、秋の木の実を中心とした水彩スケッチ26点と石川功一の初期から晩年までの作品”草花・人物・風景”を集めた油彩画30点が展示されています。
展示期間も残りわずかとなりましたが、通常通り10:00-17:00開館しておりますので、是非お立ち寄りください。
タグ:展示案内
posted by kusabanakan at 16:08| 展示案内
イヌブナ日記(11)葉が茶褐色に
先週、イヌブナの葉が黄葉した記事(11月9日)を書きましたが、その後、徐々に色が褐色化していき、現在茶色になっています。もうじき、落葉を始めそうです。
8日間の違いですが、比べてみると色の違いがよく分かります(下写真)
また、自生地のイヌブナも紅葉を経て、落葉を始めていました(下写真)。
8日間の違いですが、比べてみると色の違いがよく分かります(下写真)
また、自生地のイヌブナも紅葉を経て、落葉を始めていました(下写真)。
posted by kusabanakan at 13:06| イヌブナ日記
2012年11月16日
ゲンノショウコの草紅葉
浅間山が冠雪するなど、軽井沢では冬の訪れを感じるようになっています。
軽井沢草花館の展示期間も残りわずかとなりました(11/25まで)
この季節になると、咲いている花を見かけることはほとんどありませんが、軽井沢草花館の鉢で草紅葉がきれいです。
鉢植えのゲンノショウコがきれいに紅葉。まるで花が咲いているようになっています。
紅葉シーズンはほぼ終わったようですが、小さな秋がまだ残っていました。
※鉢は軽井沢草花館のテラスで見ることが出来ます(11/25まで)。
軽井沢草花館の展示期間も残りわずかとなりました(11/25まで)
この季節になると、咲いている花を見かけることはほとんどありませんが、軽井沢草花館の鉢で草紅葉がきれいです。
鉢植えのゲンノショウコがきれいに紅葉。まるで花が咲いているようになっています。
紅葉シーズンはほぼ終わったようですが、小さな秋がまだ残っていました。
※鉢は軽井沢草花館のテラスで見ることが出来ます(11/25まで)。
posted by kusabanakan at 11:09| 草花館日記
2012年11月09日
イヌブナ日記(10)黄葉しました
9月20日以来の更新となります。
11月に入り、気温がグンと下がってきました。朝は氷点下になりはじめ、紅葉シーズンも終盤です。
軽井沢草花館のイヌブナが秋の深まりと共に、葉っぱの色を黄色く変えてきました。
ただし、前回(9月20日)の時と比べると、葉っぱが黄色くなったこと以外、あまり変化は見られません。
上の2枚の写真で比べてみても分かるように9月20日以降は生長が止まって、大きさに関しては全く変わっていないようです。
枝についた芽が、この間にわずかに膨らんだようにも見えますが、顕著な変化ではなさそうです。
これからさらに冷え込みが厳しくなってくると、落葉を始めることでしょう。
次回の更新は落葉後を予定しています。
11月に入り、気温がグンと下がってきました。朝は氷点下になりはじめ、紅葉シーズンも終盤です。
軽井沢草花館のイヌブナが秋の深まりと共に、葉っぱの色を黄色く変えてきました。
ただし、前回(9月20日)の時と比べると、葉っぱが黄色くなったこと以外、あまり変化は見られません。
上の2枚の写真で比べてみても分かるように9月20日以降は生長が止まって、大きさに関しては全く変わっていないようです。
枝についた芽が、この間にわずかに膨らんだようにも見えますが、顕著な変化ではなさそうです。
これからさらに冷え込みが厳しくなってくると、落葉を始めることでしょう。
次回の更新は落葉後を予定しています。
posted by kusabanakan at 11:33| イヌブナ日記