11月16日以来、2週間(14日)ぶりの更新です。
樹高や冬芽の大きさには変化がありませんが、前回(11/16)の時にも触れたように、褐色化した葉っぱが丸みを帯びたり、平べったくなったりと、変化を繰り返しています。
もしかしたらその日の天候(湿度)によって、葉っぱが丸みを帯びたり、平べったくなるのではないかという想像を、天候の違う日に観察を繰り返して、確かめてみました。観察した日は天気の違う以下の4日間。
2014年11月26日 雨
2014年11月27日 晴れ
2014年11月29日 雨
2014年11月30日 晴れ
イヌブナ3年目実生(AとB)の葉っぱがどのような状態だったかを写真に収めて比べてみます。
まずは大きなAのイヌブナから見てみます。
2014年11月26日 雨 軽井沢草花館 イヌブナA実生3年目 雨で湿気があり、葉っぱは平べったい
2014年11月27日 晴れ 軽井沢草花館 イヌブナA実生3年目 晴れて乾燥して葉っぱは丸まる
2014年11月29日 雨 軽井沢草花館 イヌブナA実生3年目 再び雨で葉っぱが広がる
2014年11月30日 晴れ 軽井沢草花館 イヌブナA実生3年目 天気が回復して葉っぱは丸まる
次はもう一つのイヌブナBを比べてみます。
2014年11月26日 雨 軽井沢草花館 イヌブナB実生3年目 雨で湿気があり、葉っぱは平べったい
2014年11月27日 晴れ 軽井沢草花館 イヌブナB実生3年目 晴れて乾燥して葉っぱは丸まる
2014年11月29日 雨 軽井沢草花館 イヌブナB実生3年目 再び雨で葉っぱが広がる
2014年11月30日 晴れ 軽井沢草花館 イヌブナB実生3年目 天気が回復して葉っぱは丸まる
【考察】
褐色した葉っぱについて、想像したように、雨が降ったりして湿度が高くなってくると平べったくなりますが、晴れて乾燥してくると、丸みを帯びた状態になっていることが確認できました(A、B共に)。
昨年、実生2年目の時に葉っぱがいつまで落葉せずにいたかを見返してみると、褐色化した葉っぱは4月まで落葉せずに枝についていました。おそらく、今年のように天候(湿気)によって葉っぱを平べったくしたり丸みを帯びたりさせながら、冬を越したのではないかと思います。モミジのように紅葉してから早々に葉が落ちてしまわないのは、何かイヌブナなりの理由があるのではないかと思いますが、よくわかりません。
10月18日以降、樹高や幹の直径、葉っぱの大きさ、また冬芽の大きさに変化は見られませんでした。
イヌブナ実生3年目の冬芽の長さ
A:10/18 21_ → 10/30 21_ → 11/8 21_ → 11/16 21_ 11/30 21_(変化なし)
B:10/18 20_ → 10/30 20_ → 11/8 20_ → 11/16 20_ 11/30 20_(変化なし)
観察を続けます。