2015年09月30日

緑のカーテン2015(17)100回目

9月17日以来、13日ぶりの更新となります。

さて、2011年7月8日に「緑のカーテン」の日記を付け始めてから、今回で100回目となりました。

2011年のこの時期は下の写真のような状態で、全体のカーテン幅が狭く、密度の低い状態でした。
ノブドウ、ウチワドコロ、ジネンジョの混合で、この年はノブドウの葉っぱが中心になってカーテンを形成していました。

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2011年10月7日 軽井沢草花館 緑のカーテン

今年はそれぞれの苗も立派になって、また、株分けしたりしながら、カーテンの幅を広くしていった結果、現在、下写真のような状態にまで密度が高くなりました。

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2015年9月30日 軽井沢草花館 緑のカーテン

テラスの内部は下のような感じです。
いつの間にか日差しも低くなってきましたが、やんわりと日差し緩和してくれています。

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2015年9月30日 軽井沢草花館 緑のカーテン テラス内部

次回101回目につづく
posted by kusabanakan at 16:07| 緑のカーテン

2015年09月28日

キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)咲く

小さなプランターで育てているキイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)が今年も花を咲かせました。

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2015年9月28日 軽井沢草花館 キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草

写真にもあるように、黄色いホトトギスです。
首を垂れるように、茎の先端は下を向き、花がぶら下がるように咲くのが特徴。
自生地ではがけから垂れ下がるように生えているそうです。

キイジョウロウホトトギスは軽井沢では自生しておらず、紀伊半島南部(和歌山県)に自生しています。
この苗は、もう7〜8年前にさかのぼるでしょうか、和歌山から来られたお客様に頂いたものです。
軽井沢のような寒い地域にもしっかり適応して、毎年花を咲かせています。
※軽井沢ではタマガワホトトギス(玉川杜鵑)という黄色いホトトギスが自生しています。

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2015年9月28日 軽井沢草花館 キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草
posted by kusabanakan at 17:54| 草花館日記

2015年09月27日

カラスvsアスター(60)

カラスvsアスター(60)

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第242(ショッパーでの連載番号)

第2、第4日曜日に再連載

※カラスvsアスターは、石川功一がペンネーム”石川エカ”として描いていた4コマ漫画で、1972年10月から1991年2月までの19年半にわたって、東京新聞の週刊地方版「ショッパー」で掲載されました。2013年4月4日より、小さな美術館軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」にて再連載。第2、第4日曜日に更新
posted by kusabanakan at 00:00| カラスvsアスター

2015年09月26日

明日9月27日は中秋の名月(2015年)

いつの間にかススキに穂が出て、風にゆらゆらと揺れる景色が見られるようになりました。
もう夏の面影すらなくなって、季節はすっかり秋めいています。
草花館の小さな庭でもススキやワレモコウが主役の季節になりました。

明日(9月27日)は中秋の名月。
今日は朝からどんよりとした空模様でしたが、明日は午後から晴れ予報。
休日の夜空に満月は現れるでしょうか。

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2015年9月26日 軽井沢草花館 ススキとワレモコウ
posted by kusabanakan at 17:53| 草花館日記

2015年09月24日

2015(76)9月24日プランター、鉢植えのユウスゲ 種収穫30g

9月4日に最後の一輪を咲かせたユウスゲ。
その後、実が生り、種もできています。
葉っぱは黄葉をはじめ、活力がなくなっています。
今後、葉っぱは褐色して枯れ、来春に再び芽を出すことになります。

現在の様子を、1年目、2年目、4年目、7年目(以上プランター、あるいは鉢植え)、地植えの順に、日記として記録します。
(現在の種の収穫数は最後の方に記述)

【1年目 プランター】

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2015年9月24日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター1年目(2015年4月14日種まき)

葉に活力がなくなり、黄色味を帯びてきました(上写真)。
下は先月8/19の時の様子。葉っぱは高さにして28aありました。

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2015年8月19日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター1年目(2015年4月14日種まき)

また、今年の春は4月14日に種まきした上のプランターの他に
5月8日にも他のプランターに種を撒いて生長の具合を比べてきました。

5月8日に種まきしたプランターは下の写真のように立派に生長して、
最終的には4月14日に種まきしたユウスゲに近いくらいの高さになりました。
(大きな株で高さ26センチ。4月14日に種まきしたユウスゲと2aしか変わりません)
但し、葉っぱの太さやを見比べると、4月14日に種まきした苗の方がたくましく生長していると感じます。

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2015年9月24日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター1年目(2015年5月8日種まき)

【2年目 プランター】

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2015年9月24日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター2年目(2014年4月11日種まき)

2年目の苗は、すでに葉っぱ倒れていて、活力もなくなっています。
黄葉も始まっていて、一年の活動が終わったかの印象です。
葉っぱの(上方向に)一番高く伸びたのは7月2日に計測した時で、57aありました(下写真)。

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2015年7月2日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター2年目(2014年4月11日種まき)

【4年目 プランター】

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2015年9月24日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター4年

葉っぱがだらしなく倒れてしまっていて、「もう立っている気力がありません」と言っているかのような姿です。
黄葉も始まっています。
葉っぱの(上方向に)一番高く伸びたのは8月19日に計測した時で、54aありました(下写真)。


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2015年8月19日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター4年目

【7年目 プランター】

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2015年9月24日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター7年目

4年目の苗と同様、葉っぱに正気が見られません。
高く生長した葉っぱがだらしなく倒れてしまっています。
「寒くなってきたのでそろそろ休眠に備えます」とでも考えているのでしょうか。
葉っぱの(上方向に)一番高く伸びたのは7月2日に計測した時で、38aありました(下写真)。


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2015年7月2日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター7年目

【7年目 鉢植】

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2015年9月24日 軽井沢草花館 ユウスゲ 鉢植え7年目

鉢植え7年目の苗は今年花が咲き、実が8つも付きました。
既に実(8つのうち7つ)から種も収穫済みで、充実した一年となりました。
黄葉も始まり、秋を感じます。


【地植え】

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2015年9月24日 軽井沢草花館 ユウスゲ 地植え

地植えのユウスゲも葉っぱに活力がなくなっていて、黄葉が顕著に見られます。
下は、花が咲く前で活力あるときのユウスゲです。
葉っぱの高さが1bを超えるものがありました。
 
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2015年7月2日 軽井沢草花館 ユウスゲ 地植え

【おさらいと考察】

1.草丈(葉っぱの先端までの垂直高さ)

前回までの計測値となります。今回(9/24)はすでに葉っぱに活力がなく倒れてしまっていたので未計測です。

1年目プランター 5/24:8.5a→6/5:14a→6/20:17.3a→7/2:22a→8/19:28a(4.0aup)
2年目プランター 5/24:24a→6/5:30a→6/20:50.7a→7/2:57a→8/19:40.6a16.4adown
4年目プランター 5/24:37a→6/5:43a→6/20:46.2a→7/2:51.6a→8/19:54.0a(2.4aup)
7年目プランター 5/24:3a→6/5:45a→6/20:38.5a→7/2:38a→8/19:36.5a1.5adown
7年目鉢植  5/24:63a→6/5:70a→6/20:68a→7/2:77.8a→8/19:70.0a7.8adown
地植え   5/24:65a→6/5:85a→6/20:100a→7/2:108.7a→8/19:108.5a0.2adown

2.葉っぱの色

黄葉が顕著にみられました。

3.実と種

実が割れて中から種が見えたものを収穫しているところです。
全体の3分の2くらいを収穫済みで、種の重さは合計30gくらい。
2年前(2013年9月18日)のユウスゲ日記「2013年(72)」で
ユウスゲ種の数と重さについて計測したことがあり、その時

ユウスゲの種824粒で30gでしたから、

現在の種もちょうどそのくらいの数だろうと思います。
全ての実を収穫すると種は1000粒くらいになりそうです。

以上

観察を続けます。
posted by kusabanakan at 15:01| ゆうすげ日記

2015年09月23日

モミジがうっすらと赤みを帯びる

19日(土)から5連休となったシルバーウィーク。
お天気に恵まれて、軽井沢は一層の賑わいを見せました。

草花館のモミジはうっすらと赤みを帯び始め、秋の気配がはっきりと感じられるようになりました。
下写真は、2階への階段室から見えるイロハモミジの葉っぱで、全体的に赤みを帯びてきました。

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2015年9月23日 軽井沢草花館 イロハモミジ(カエデ)

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2015年9月23日 軽井沢草花館 イロハモミジ(カエデ)

軽井沢の本格的な紅葉シーズンは10月後半からで、
草花館から1.0kmの雲場池ではおおむね10月25日から11月初旬に最盛期をむかえます。
posted by kusabanakan at 20:14| 草花館日記

2015年09月19日

矢ケ崎公園オオヤマザクラが紅葉

矢ケ崎公園のオオヤマザクラが紅葉を始めています。
(矢ケ崎公園:敷地内に大きな池と大賀ホールがある。軽井沢草花館から徒歩約3分)
季節は、まだ夏が終わったばかりの9月中旬。
カエデ(モミジ)の紅葉よりも1か月ほど早くに、下の写真のように赤くなっています。
既に葉が落ちたものもありますが、まだ緑色の葉っぱもあって、
赤と緑のコントラストが美しいです。

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2015年9月19日 軽井沢 矢ケ崎公園 オオヤマザクラの紅葉

上写真の遊歩道右がオオヤマザクラの並木になっていて、左にはドウダンツツジが植栽されています。
ドウダンツツジの葉っぱも日の当たる上部からうっすら赤みを帯びていて、秋の兆しを感じます。


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2015年9月19日 軽井沢 矢ケ崎公園 オオヤマザクラの紅葉

今日から始まったシルバーウィーク中はきれいな紅葉を楽しめそうです。
posted by kusabanakan at 15:32| オオヤマザクラ

2015年09月18日

ブナ日記(36)名前をつけました

(2014年春に種から発芽したブナとイヌブナの生長記録です)
9月5日以来、13日ぶりの更新です。 

今さら、どういう訳で?
と、不思議に思われるかもしれませんが、ブナ日記36回目にして、初めてブナとイヌブナの名前を付けてみました。
ずいぶん前になりますが、軽井沢でブナの観察をご一緒させていただいた方の名前にちなんだもので、今までブナA、ブナB、イヌブナと呼んでいたものを

ブナA→(峠の)スーさん
ブナB→(峠の)タンさん
イヌブナ→(風の)ソンさん

と勝手に命名させていただきました。
なんだか中国や韓国の方の名前のようになってしまいましたが、まったく関係がありません。
急にスーさんとかタンさんと呼んでも訳が分からないと思うので、
しばらくはブナAやブナBといった表記のままにして、所々でスーさんやタンさんといった名前を使っていこうと思っています。

以下、生長記録の詳細です。

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2015年9月18日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ 実生2年目(左:イヌブナ、中央ブナA、右ブナB)

下は13日前の様子。全体像に大きな変化は見られません。

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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ 実生2年目(左:イヌブナ、中央ブナA、右ブナB)

横から見ると

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2015年9月18日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ 実生2年目(左:イヌブナ、中央ブナA、右ブナB)

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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ 実生2年目(左:イヌブナ、中央ブナA、右ブナB)

以下、各実生の様子です。

【ブナA(スーさん)】

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2015年9月18日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん) 実生2年目

樹高は140_(上写真)で、前回(9/5)の時から変化はありません。

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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん) 実生2年目

冬芽の大きさ、一番先端(上部)の芽の長さで13_ありました(下写真)。
9/5の時から2_伸びました。

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2015年9月18日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん) 実生2年目


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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん) 実生2年目


【ブナB(タンさん)】

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2015年9月18日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん) 実生2年目

樹高は168_(上写真)で、前回(9/5)から変化はありません。
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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん) 実生2年目

冬芽の大きさは、一番先端(上部)の芽の長さで9_あり(下写真)、前回(9/5)の時よりも2_伸びていました。

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2015年9月18日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん) 実生2年目

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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん) 実生2年目

【イヌブナ(ソンさん)】

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2015年9月18日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん) 実生2年目

樹高は133_(上写真)。
前回9/5の時には130_、前々回(8/10)の時には133_でした。
8/10から9/5にかけて測定値が減ってしまったのは、定規のあて方による誤差と思われますが、
今回は前々回の時の計測値と同じとなりました。
イヌブナの樹高は6/28に133_を記録してから変化がないということになります。

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2015年9月5日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん) 実生2年目


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2015年8月10日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん) 実生2年目


また、冬芽の大きさは一番大きな芽の長さで25_ありました(下写真)。
前回(9/5)の時は21_でしたので、4_の伸びていました。

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2015年9月18日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん) 実生2年目


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2015年9月5日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん) 実生2年目


【考察】

樹高
ブナA(スーさん) 5/1:122_、5/9:125_、5/28:130_、6/12:130_、6/28:132_、7/12:132_、7/22:137_、8/10:137_、9/5:140_、9/18:140_
ブナB(タンさん) 5/1:108_、5/9:113_、5/28:113_、6/12:113_、6/28:115_、7/12:157_、7/22:157_、8/10:165_、9/5:168_、9/18:168_
イヌブナ(ソンさん) 5/1:115_、5/9:120_、5/28:125_、6/12:125_、6/28:133_、7/12:133_、7/22:133_、8/10:133_、9/5:130_、9/18:133_

イヌブナの樹高は6/28から変化がありませんが、ブナAとブナBは夏の期間に多少の生長が見られました。

冬芽
ブナA(スーさん) 9/5:11_、9/18:13_
ブナB(タンさん) 9/5:7_、9/18:9_
イヌブナ(ソンさん)9/5:21_、9/18:25_

13日間において、ブナとイヌブナ両方で冬芽の生長が見られました。
ブナの生長(A、B共に2_)に比べ、イヌブナの生長(4_)が大きく伸びました。

観察を続けます
posted by kusabanakan at 20:23| ブナ日記

2015年09月17日

緑のカーテン2015(16)ジネンジョの健闘目立つ

9月7日以来、10日ぶりの更新となります。

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2015年9月17日 軽井沢草花館 テラスに設けた緑のカーテン(左)

相変わらず、日照が少なく、気温の低い日が続いています。
天候の影響で日除けの効果は発揮されていませんが、テラスに吹き込んでくる雨の量を緩和することで貢献してくれています。

現在、ウチワドコロ、ノブドウ、ジネンジョの3種のツル植物が、緑のカーテンを形成していますが、今のところ、これと言って顕著な落葉がみられるわけでもなく、黄葉が進んでいるわけでもありません。
(※イケマはすでに落葉&虫くいで葉っぱ無し)

下は外部から見た緑のカーテン

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2015年9月17日 軽井沢草花館 緑のカーテン 手前のワレモコウがちょっと邪魔になりました…

下は10日前の状態。

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2015年9月7日 軽井沢草花館 緑のカーテン

現在、3つのつる植物の中で最も貢献度の高いのがジネンジョです。

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2015年9月17日 軽井沢草花館 緑のカーテン(右部はジネンジョの葉)

生長はウチワドコロ、ノブドウ、ジネンジョの順で始まりましたので、一番最後に生長を始めたジネンジョが一番フレッシュで葉っぱに活力を感じます。
また、先に生長したウチワドコロやノブドウの葉っぱが少ないところを補充するかのように蔓を張ってくれたので、全体的にバランスよく蔓の張ったカーテンになっています。

しかも、ジネンジョのツルの伸び方は、上下左右と無駄のない伸び方をするようで、
下の写真のように、水平方向に張られた紐でも、上下に逸れることなく、横一直線に伸びています。
ジネンジョはお利口さん!?

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2015年9月17日 軽井沢草花館 緑のカーテン 軒の紐に沿って伸びるジネンジョの蔓


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2015年9月17日 軽井沢草花館 緑のカーテン

今年は、緑のカーテンが長持ちしています。いつ頃まで、緑のカーテンらしい姿で残るのか、観察を続けます。
posted by kusabanakan at 21:12| 緑のカーテン

2015年09月16日

イヌブナ日記(91)13日間で冬芽の生長確認

(2012年5月に種から発芽したイヌブナ実生の生長日記です)
鉢植えで育てているイヌブナ実生も4年目、9月3日以来、約2週間ぶりの日記更新です。

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2015年9月16日 軽井沢草花館 上:イヌブナA、下:イヌブナB 共に実生4年目

13日前(下写真)と比べると、ほとんど変化がないように見えます。


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2015年9月3日 軽井沢草花館 上:イヌブナA、下:イヌブナB 共に実生4年目

【イヌブナA】

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2015年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生4年目

下写真の13日前と比べて、これと言って違いは見られません。
樹高が0.5a上がりましたが、定規のあて方によっても多少の差が生じるので、
測定誤差ということも考えられます。

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2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生4年目

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2015年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナAの冬芽(長さ約18_) 実生4年目

冬芽のサイズは18_で前回9/3(下写真)のときの16_から2_伸びていました。
※枝先から2番目の冬芽のサイズ

 20150903inubuna_A02.jpg
2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナAの冬芽(長さ約16_) 実生4年目

幹の太さは、直径9_。
9月3日の時から変化は見られませんでした。

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2015年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生4年目 幹直径9_

【イヌブナB】

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2015年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生4年目

前回9/3の時と比べて、樹高、幅共に大きな変化は見られません。


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2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生4年目


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2015年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナBの冬芽(長さ約20_) 実生4年目

冬芽の長さは20_。前回9/3の時よりも3_伸びていました。

20150903inubuna_B02.jpg
2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナBの冬芽(長さ約17_) 実生4年目

イヌブナBの幹太さは6.0_でした。
9月3日の測定では5.5_でしたので、その間0.5_太くなりました。

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2015年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生4年目 幹の直径(6.0_)

20150903inubuna_B03.jpg
2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生4年目 幹の直径(5.5_)


【考察】
前回9月3日から比べて、A、B共、葉っぱのボリューム、樹高にこれといった変化はありませんでした。
明確な変化があったのは冬芽の大きさで、A、B共に大きくなっていました。
幹の直径の付いてはBだけ微増していました。

樹高 Aのみ微増したが測定誤差の可能性も
 A 6/24:24a、7/17:25a、8/10:34a、9/3:37.5a、9/16:38.0a
 B 6/24:12a、7/17:12a、8/10:15a、9/3:16.5_、9/16:16.5a

冬芽 A、B共に生長が見られました。
 A:8/10:10_、9/3:16_、9/16:18_
 B:8/10:10_、9/3:17_、9/16:20_

幹サイズ Bの幹直径のみ微増しました
 A:7.5_(2014.7/24)→8.0_(2015.6/5)→8.5_(6/24)→9.0_(9/3)、9/16:9.0_
 B:3.0_(2014.7/24)→4.2_(2015.6/5)→4.5_(6/24)→5.5_(9/3)、9/16:6.0_

観察を続けます。
posted by kusabanakan at 14:58| イヌブナ日記

2015年09月14日

ナデシコ、久しぶりに咲く

8月下旬でナデシコの花期も終わり… と思っていたら、9月の中旬の今朝になって一輪咲いていました。
時期的に鮮やかな色の花が少なくなってきたので濃いピンクが目立ちます。

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2015年9月14日 軽井沢草花館 エゾカワラナデシコ(花)

咲き終わったものはすでに実が生って種がこぼれています(下写真)。

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2015年9月14日 軽井沢草花館 エゾカワラナデシコ(実)

そういえば、昨年はさらに1か月遅い10月13日に一輪咲いていました。
ナデシコは秋の七草のひとつでもあるので、使命感で咲いてくれているのかも知れません。
posted by kusabanakan at 19:27| 草花館日記

2015年09月13日

カラスvsアスター(59)

カラスvsアスター(59)

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第239(ショッパーでの連載番号)

第2、第4日曜日に再連載

※カラスvsアスターは、石川功一がペンネーム”石川エカ”として描いていた4コマ漫画で、1972年10月から1991年2月までの19年半にわたって、東京新聞の週刊地方版「ショッパー」で掲載されました。2013年4月4日より、小さな美術館軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」にて再連載。第2、第4日曜日に更新
posted by kusabanakan at 00:00| カラスvsアスター

2015年09月12日

ススキが一気に開花!

ここ2日は日差しが出て好天。
軽井沢草花館の小さな庭のススキが一気に開花しました。
花穂(かすい)の部分にはシベがびっしり付いて存在感を示しています。

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2015年9月12日 軽井沢草花館 ススキ

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2015年9月12日 軽井沢草花館 ススキに付いたきれいな色のしべ

今年の中秋の名月は9月27日(日)。
そのころには、綿のようなふわふわの穂になって、秋の雰囲気を一層深めてくれそうです。
posted by kusabanakan at 20:22| 草花館日記

2015年09月11日

【展示紹介】9/9-10/12 アシボソ

9月9日(水)より今年度、第4期目の展示が始まっています。展示作品の中より「アシボソ」の水彩スケッチを紹介します。

今年の企画は、一般的に「草」や「雑草」としてひとまとめにされがちなイネ科、カヤツリグサ科、イグサ科等、今まで紹介する機会の少なかった作品にも光をあてた内容となっており、4期目は晩夏から初秋に咲く草花を中心に47点(水彩スケッチ32点、油彩画15点)を展示しています(10月12日まで)。


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開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、9月22日の火曜日は開館します。
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。


【アシボソ(脚細)】

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ アシボソ 1987年9月15日

やや斜めに伸びて、茎の先端から花穂を出している状態のスケッチです。
主に原野に生えるイネ科の一年草で、「草と花展」にふさわしい「草」の一枚です。
いったいどこで生えているだろうか?
と思っていた矢先、軽井沢草花館の庭の片隅に放置されていた植木鉢でアシボソの株を見つけました(下写真)。


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2015年9月11日 軽井沢草花館 鉢植えのアシボソ

台風の影響で、倒れてしまっているのかと思いましたが、この草の特性なのでしょう、枝分かれして伸びた茎の節からは根が伸びて、地面にへばりついて根を下ろそうとしていたようです。たくましい草です…

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2015年9月11日 軽井沢草花館 鉢植えのアシボソ(節から伸びる根)

この草が増えすぎるのも困るので、ここは植木鉢のまま、根が地面に這わないようにして観賞用として楽しむつもりです。
茎の先端からは花穂が出始めていて、石川功一のスケッチのような状態にまで生長するのもそう遠くなさそうです。

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2015年9月11日 軽井沢草花館 鉢植えのアシボソ(出始めの花穂)
posted by kusabanakan at 20:57| 展示紹介

2015年09月10日

ワレモコウの季節

台風が去った後も、すっきりとしない天気です。
午前中こそ何とか雨も降らずにいましたが、午後からは霧が出たり、雨が降ったりで、台風一過とはなりませんでした。

昨日の雨風で、庭の草花が傾いたり倒れたりしましたが、大きなダメージはなく幸いでした。
現在小さな庭ではオミナエシの花期が終盤を迎え、ワレモコウが見ごろとなっています。

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2015年9月10日 軽井沢草花館 ワレモコウ
posted by kusabanakan at 20:13| 草花館日記

2015年09月09日

展示初日は台風

本日9月9日より2015年度の展示企画、第4期目が始まりました(10月12日まで)。
とはいえ、台風18号接近の影響もあり、朝から雨となり、午前中は強風を伴う強い雨となりました。

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2015年9月9日 13:00 軽井沢草花館 テラス

1bくらい庇のせり出したテラスですが、
風が強く横殴りの雨が吹き込んでびしょびしょに濡れてしまい、テーブルとイスは出さずじまいとなりました。
午後からは雨風共に弱まっていきましたが、ぐずついた天気が続きました。
※悪天候にも関わらず足をお運びいただきましたお客様には大変感謝です。ありがとうございました。

以下、展示案内です。

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「軽井沢の草と花(4)」展として、晩夏から秋にかけて咲く草花を中心に、石川功一の水彩スケッチと油彩画計47点を公開。
今年の企画はイネ科やカヤツリグサ科など、普段目にしながらも、雑草として扱われがちな「草」の作品にスポットを当ててる点が特徴です。主な展示作品はススキ、ムラサキエノコロ、ヒメマツカサススキ、チヂミザサ、カヤツリグサ、アブラガヤ、メヒシバ等といった「草」の水彩スケッチと、キキョウ、マツムシソウ、ヤマジノホトトギス、アケボノソウ、クサコアカソ等の晩夏から秋にかけて咲く「花」の水彩スケッチです。油彩画はユウスゲやレンゲショウマ等、石川功一の代表作を展示しています。

開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、9月22日の火曜日は開館します。
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。

posted by kusabanakan at 17:42| 展示案内

2015年09月08日

ホトトギス

5、6数年前からになるでしょうか。
草花館の敷地に自然発生的に生えるようになったホトトギス。
ここ数年で範囲も拡大してきました。

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2015年9月7日 軽井沢草花館 ホトトギス

数日前から花が咲き始め、これから次々とつぼみが開いてきそうです。
軽井沢の山でヤマジノホトトギス(山路杜鵑)を見ることはあっても、このホトトギス(杜鵑)は見たことがありませんでした。
1974年に発行された「軽井沢の植物(佐藤邦雄他・著,井上書店)」をみても、軽井沢の自生種としてホトトギスの記載はないので、どこからか種が飛んできたのかも知れません。
環境があっているとみえて、今後も増えていきそうです。
posted by kusabanakan at 09:00| 草花館日記

2015年09月07日

緑のカーテン2015(15)黄葉した葉に虫が…

8月31日以来、1週間ぶりの更新となります。

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2015年9月7日 軽井沢草花館 テラスに設けた緑のカーテン

8月下旬から気温が低く、日照が少ないという天気が続いています。
”日除け”や”暑さ対策”としての役割はもう終えた感じですが、緑のカーテンはきれいな状態を維持して、テラスに癒しの効果を与えてくれています。

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2015年9月7日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下は1週間前の状態。大きな違いは見らえません。

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2015年8月31日 軽井沢草花館 緑のカーテン

さて、我々人間に癒しの効果を与えてくれている一方、虫たちにも居心地の良い場所になっているようです。
ウチワドコロの葉っぱが黄葉をはじめ、下の写真のように褐色化してきています。

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2015年9月7日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロの黄葉

今朝、その黄葉した葉っぱの濃くなった部分に、虫が付いているのに気が付きました(下写真)。
葉っぱの褐色化した部分と色が似ていて、最初は枯れた葉っぱの一部分かと思いました。

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2015年9月7日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロの黄葉に止まる”蛾”?

ウチワドコロに産み付けられた卵がかえったものなのか、それともどこかから飛んできて休んでいるのか?
いずれにしろ、居心地よく休んでいるように見えました。

つづく
posted by kusabanakan at 11:56| 緑のカーテン

2015年09月06日

ツユクサ晩夏

9月に入って初めての週末。
8月の頃の賑わいも一段落して、
町全体に少し余裕のある時間が流れるようになりました。
草花たちも夏のにぎやかな花が一通り咲き終わり、
秋の花へと変わり始めています。

草花館の駐車スペースに生えていたツユクサはほぼ咲き終わり、
地面に近いほうから枯れ草色に変化してきました。
あっという間に通り過ぎた夏を振り返っています。

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2015年9月6日 軽井沢草花館 ツユクサ
posted by kusabanakan at 14:52| 草花館日記

2015年09月05日

ブナ日記(35)ブナ実生、8月にわずか樹高伸びる。

(2014年春に種から発芽したブナとイヌブナの生長記録です)
8月10日以来、26日ぶりの更新です。 

大きな変化はありませんが、ブナBだけ樹高が伸び、またイヌブナは冬芽が生長しました。
以下、詳細です。

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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ 実生2年目(左:イヌブナ、中央ブナA、右ブナB)

プランターを上から見た様子では、下写真の前回(8/10)と比べてほとんど変化がないように見えます。

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2015年8月10日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ 実生2年目(左:イヌブナ、中央ブナA、右ブナB)

 
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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ 実生2年目(左:イヌブナ、中央ブナA、右ブナB)

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2015年8月10日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ 実生2年目(左:イヌブナ、中央ブナA、右ブナB)


以下、各実生の様子です。

【ブナA】

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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナA 実生2年目

樹高は140_(上写真)で、前回(8/10)の時から3_伸びました。
7月22日から8月10日までの期間では樹高の伸びが観察できなかったので、8月になってから少し樹高が伸びたということになります。

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2015年8月10日 軽井沢草花館 ブナA 実生2年目

また、冬芽の大きさを測ったところ、一番先端(上部)の芽の長さが11_ありました(下写真)。

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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナA 実生2年目


【ブナB】

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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナB 実生2年目

樹高は168_(上写真)で、前回(8/10)よりも3_伸びていました。


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2015年8月10日 軽井沢草花館 ブナB 実生2年目

また、冬芽の大きさを測ったところ、一番先端(上部)の芽の長さが7_ありました(下写真)。

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2015年9月5日 軽井沢草花館 ブナB 実生2年目

【イヌブナ】


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2015年9月5日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生2年目

樹高は130_(上写真)、前回8月10日の時には133_を計測していたので、3_短くなったのか?
と思ってしまいましたが、写真の撮影位置による誤差だと思われます。

前回(8/10)は写真の撮影方向がいつもの方向とは違うところから撮影していたため、定規を立てた位置の土の高低差があって若干の誤差が生じたためと思われます。
下の写真の前回(8/10)では133_くらいに見えますが、前々回(7月22日)撮影の写真(2つ下)をみると、130_ですので、
おそらく、7月22日の時から穂ほとんど樹高に変化がないのではないかと思います。※さらにさかのぼると6月28日のときには既に133_を計測しています。

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2015年8月10日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生2年目

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2015年7月22日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生2年目


また、冬芽の大きさを測ったところ、一番大きな芽の長さで21_ありました(下写真)。
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2015年9月5日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生2年目


【考察】

樹高
ブナA 5/1:122_、5/9:125_、5/28:130_、6/12:130_、6/28:132_、7/12:132_、7/22:137_、8/10:137_、9/5:140_
ブナB 5/1:108_、5/9:113_、5/28:113_、6/12:113_、6/28:115_、7/12:157_、7/22:157_、8/10:165_、9/5:168_
イヌブナ 5/1:115_、5/9:120_、5/28:125_、6/12:125_、6/28:133_、7/12:133_、7/22:133_、8/10:133_、9/5:130_

8月10日から9月5日の期間にブナAとブナBは樹高にわずかな生長(共に3_)が確認できました。
イヌブナについては、8月10日の計測値133_から3_短い130_となりましたが、計測誤差と思われるので、そのまま観察を続けます。さらにさかのぼると6月28日の時から133_を計測しているので、その後、現在に至るまで樹高に変化はないということだと思います。

冬芽
ブナA 9/5:11_
ブナB 9/5:7_
イヌブナ 9/5:21_


観察を続けます
posted by kusabanakan at 16:57| ブナ日記

2015年09月04日

2015(75)ユウスゲ最後の一輪が咲きました。

7月15日から開花を始めたユウスゲですが、本日夕方に最後の花を咲かせました。
今年もたくさんの花が咲いて、満足の一年でした。

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2015年9月4日 17:30 軽井沢草花館 ユウスゲ

明日から、毎夕の楽しみがなくなると思うと寂しいですが、
これからは来年の開花に向けて、種の収穫です。
種の収穫は一昨日から始めたばかり。
たくさん採って、来春に撒くつもりです。

7月開花時期からは毎日更新してきたユウスゲ日記(ユウスゲ観察)も、明日からは適時更新となります。
posted by kusabanakan at 19:38| ゆうすげ日記

2015年09月03日

【展示紹介】9/9-10/12 ムラサキエノコログサ

来週、9月9日(水)より今年度、第4期目の展示となります。

今年の企画は、一般的に「草」や「雑草」としてひとまとめにされがちなイネ科、カヤツリグサ科、イグサ科等、今まで紹介する機会の少なかった作品にも光をあてた内容となっており、4期目は晩夏から初秋に咲く草花を中心に47点(水彩スケッチ32点、油彩画15点)の展示を予定しています。
※主な展示予定作品(水彩スケッチ):ススキ、ムラサキエノコロ、ヒメマツカサススキ、チヂミザサ、カヤツリグサ、アブラガヤ、メヒシバ、キキョウ、マツムシソウ、ヤマジノホトトギス、アケボノソウ、クサコアカソ、等。


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開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、9月22日の火曜日は開館します。
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。


【ムラサキエノコロ(紫狗尾)】
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石川功一 軽井沢のスケッチ ムラサキエノコロ 1987年9月20日

道端や空き地などでこのエノコログサの仲間(猫じゃらしとも呼ばれる)が目立つようになると季節はもう秋。
季節感のある「草」の一つではないでしょうか。
ムラサキエノコロはエノコログサと姿かたちはそっくりで、違いは色だけのようです。
実際の色は茶色っぽいような… と思ってしまいますが、ネーミングとしては紫の方がしっくりきます。 

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2012年9月18日撮影 軽井沢 ムラサキエノコロとエノコログサ
posted by kusabanakan at 19:53| 展示紹介

2015(74)ユウスゲ最後のつぼみは45_

ユウスゲの花は8月29日に一輪咲いてから今日で5日続けて開花がありません。
最後の一つとなっているつぼみは長さ45_で、昨日よりも8_伸びていました。
今週中には開花しそうです。

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2015年9月3日 16:00 軽井沢草花館 今年最後のユウスゲのつぼみ(45_)
posted by kusabanakan at 16:24| ゆうすげ日記

イヌブナ日記(90)8月の生長

(2012年5月に種から発芽したイヌブナ実生の生長日記です)
鉢植えで育てているイヌブナ実生も4年目、8月10日以来、24日ぶりの日記更新です。

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2015年9月3日 軽井沢草花館 上:イヌブナA、下:イヌブナB 共に実生4年目

24日前(下写真)と比べると、ほとんど変化がないように見えます。
(枝先の葉っぱが一部傷んでいる程度)


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2015年8月10日 軽井沢草花館 上:イヌブナA、下:イヌブナB 共に実生4年目


【イヌブナA】

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2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生4年目

下写真の24日前と比べると、全体の幅は変わりませんが、樹高が3.5a上がりました。
枝が伸びたというよりも、斜めに伸びていた枝が上方向に起きてきたということのようです。


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2015年8月10日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生4年目



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2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナAの冬芽(長さ約16_) 実生4年目

冬芽のサイズは16_ほどになっていました。下写真のように前回8/10のときは10_でしたので、この24日間で6_伸びたことになります。

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2015年8月10日 軽井沢草花館 イヌブナAの冬芽(長さ約1a) 実生4年目

幹の太さは、直径9_。
6月24日に測った時は8.5_でしたので、その間0.5_太くなったことになります。

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2015年8月10日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生4年目 幹直径9_

【イヌブナB】

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2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生4年目

イヌブナAと同様、前回8/10の時と比べて、幅に変化はないものの、高さが15_上がって165_(16.5a)になりました。
斜めに傾いていた枝が起き上がってきた感じです。

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2015年8月10日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生4年目

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2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナBの冬芽(長さ約17_) 実生4年目

冬芽の長さは17_。前回8/10の時には10_程でしたので、24日間で7_伸びました。

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2015年8月10日 軽井沢草花館 イヌブナBの冬芽(長さ約1a) 実生4年目

イヌブナBの幹太さは5.5_でした。
6月24日の測定では4.5_でしたので、その間1_太くなりました。

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2015年9月3日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生4年目 幹の直径(5.5_)


【考察】
A、B共、葉っぱのボリュームは変わらないものの、
前回(8/10)から樹高が伸び、冬芽が大きくなり、幹直径も太くなりました。
夏に時期(8/10〜9/3)にはっきりとわかる生長が確認できました。

樹高(A,Bともに変化あり)
 A 6/24:24a、7/17:25a、8/10:34a、9/3:37.5a
 B 6/24:12a、7/17:12a、8/10:15a、9/3:16.5_
※A、B共に枝が伸びたのではなく、傾斜していた枝が起き上がってきたことで高さが増しました。

冬芽 A、B共に目立つようになり、夏期に60〜70%大きくなりました。
 A:8/10:10_、9/3:16_
 B:8/10:10_、9/3:17_

幹サイズ(2015年6月5日時と比べると、幹の直径が太くなる)
 A:7.5_(2014.7/24)→8.0_(2015.6/5)→8.5_(6/24)→9.0_(9/3)
 B:3.0_(2014.7/24)→4.2_(2015.6/5)→4.5_(6/24)→5.5_(9/3)

観察を続けます。
posted by kusabanakan at 14:27| イヌブナ日記

2015年09月02日

2015(73)ユウスゲの種 今季初収穫

今日もユウスゲの開花はありません。
最後のつぼみは昨日よりも5_ほど伸びて37_になっていました。

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2015年9月2日 16:30 軽井沢草花館 今年最後のユウスゲつぼみ(37_)

今日も朝からスッキリしない天気となり、9時ころには激しい雨。
ところが、その後は晴れて、気温も上がり、真夏のような暑い一日となりました。

晴れて空気が乾燥したこともあるかもしれませんが、ユウスゲの実の先端が割れて、
中から黒い種が顔を出し始めました。

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2015年9月2日 軽井沢草花館 ユウスゲの実

先の割れた実を3つ採り、種の収穫です。

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2015年9月2日 軽井沢草花館 ユウスゲの種

実の中からは、小さな黒い種がたくさん入っています。
3つの実に57粒の種が入っていました、
一粒当たりにすると19粒/実

今季になってユウスゲの種、初収穫となりました。
種まきするのは来年の春。
しばらくティッシュにくるんで保管します。
posted by kusabanakan at 18:58| ゆうすげ日記

2015年09月01日

2015(72)ユウスゲ最後のつぼみ32_

9月に入りましたが、今日も一日、ぐずついた天気となりました。
今年最後の一輪となったユウスゲのつぼみ。
長さにして32_になっています。
明日以降の開花となりそうです。

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2015年9月1日 15:00 軽井沢草花館 ユウスゲのつぼみ(長さ32_)
posted by kusabanakan at 17:09| ゆうすげ日記