2016年11月30日

イヌブナ日記(114)イヌブナの葉っぱも完全に茶褐色化

(2012年5月に種から発芽したイヌブナ実生の生長日記です)

11月24日以来、6日ぶりの更新です。また、樹高や冬芽の観察/測定としては、11月13日以来、17日ぶりの更新です。
24日に降った雪もすっかり溶けています。

以下、観察記録です。

【イヌブナA】

20161130inubuna_A01.jpg
2016年11月30日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 樹高42.0a、幅100a

樹高は42aで、前回(11/13)と同じでした。空気も乾燥していて、こういう時は葉っぱが丸まっています。
ほとんど落葉もしていない感じで、見た目の変化も特にありません。

20161113inubuna_A01.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 樹高42.0a、幅100a

冬芽の長さは20_で、10/8に測定したときから変化ありません。

20161130inubuna_A02.jpg
2016年11月30日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 冬芽 約20_

20161113inubuna_A03.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 冬芽 約20_

幹の直径は11_で、8/25に測定したときから変化ありません。

20161130inubuna_A03.jpg
2016年11月30日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 幹直径11_

20161113inubuna_A04.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 幹直径11_

【イヌブナB】

20161130inubuna_B01.jpg
2016年11月30日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 樹高31a、幅48a

樹高は31aで11/13の時と比べて変化はありませんでした。
11/13の時には木の下の方で黄色味を残していた葉っぱも茶褐色化してほかの葉っぱ同様の状態になりました。

20161113inubuna_B01.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 樹高31a、幅48a

冬芽の長さは25_で、イヌブナA同様、10/8に測定したときから変化ありません。

20161130inubuna_B02.jpg
2016年11月30日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 冬芽 約25_

20161113inubuna_B03.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 冬芽 約25_

幹の直径は8_で、イヌブナA同様、8/25に測定したときから変化ありません。

20161130inubuna_B03.jpg
2016年11月30日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 幹直径8_

20161113inubuna_B04.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 幹直径8_

【成長記録】

樹高:10/8から変化ないと思われます(A、B共) ※定規のあて方など測定誤差があるかもしれない

 A 6/24:24a、7/17:25a、8/10:34a、9/3:37.5a、9/16:38.0a、10/3:38.0a、10/28:40.0a、11/8:40.0a、11/29:40.0a、12/30:40.0a、2016.4/1:47a、4/29:49a、5/7:47a、5/20:47a、6/8:41a、6/20:41a、7/3:41a、8/2:41a、8/25:42.5a、9/5:43a、9/24:40.5a、10/8:42a、10/24:42a、11/13:42a、11/30:42a

 B 6/24:12a、7/17:12a、8/10:15a、9/3:16.5_、9/16:16.5a、10/3:16.5a、10/28:16.5a、11/8:16.5a、11/29:16.5a、12/30:16.5a、2016.4/1:17a、5/7:17a、5/20:17a、6/8:16.5a、6/20:20a、7/3:23.5a、8/2:27a、8/25:31a、9/5:29a、9/24:29a、10/8:31.5a、10/24:31.0a、11/13:31.0_、11/30:31a

冬芽:10/8から11/30の間で長さに変化はありませんでした(A、B共)。

 A:8/10:10_、9/3:16_、9/16:18_、10/3:20_、10/28:20_、11/8:20_、11/29:20_、12/30:20_、2016年4/29:芽吹き始まる、8/2:7.5_、8/25:11_、9/5:14_、9/24:18_、10/8:20_、10/24:20_、11/13:20_、11/30:20_

 B:8/10:10_、9/3:17_、9/16:20_、10/3:23_、10/28:25_、11/8:25_、11/29:25_、12/30:25_、2016.4/1:25_、2016年4/29:芽吹き始まる、8/2:10.0_、8/25:16_、9/5:19_、9/24:23_、10/8:25_、10/24:25_、11/13:25_、11/30:25_

幹サイズ:8/25から11/30の間で幹の直径に変化はありませんでした(A、B共に)

 A:7.5_(2014.7/24)→8.0_(2015.6/5)→8.5_(6/24)→9.0_(9/3)→9.0_(9/16)→9.0_(10/3)→9.0_(10/28)→9.0_(11/8)→9.0_(11/29)→9.0_(12/30)→9.5_(2016.4/1)→10.0_(5/7)→10.0_(5/20)→10.0_(6/8)→10.0_(6/20)→10.5_(7/3)→10.5a(8/2)→11.0_(8/25)→11.0_(9/5)→11.0_(9/24)→11.0_(10/8)→11.0_(10/24)→11.0_(11/13)→11.0_(11/30)

 B:3.0_(2014.7/24)→4.2_(2015.6/5)→4.5_(6/24)→5.5_(9/3)→6.0_(9/16)→6.0_(10/3)→6.0_(10/28)→6.0_(11/8)→6.0_(11/29)→6.0_(12/30)→6.0_(2016.4/1)→6.0_(5/7)→6.0_(5/20)→7.0_(6/8)→7.0_(6/20)→7.0_(7/3)→7.0_(8/2)→8.0_(8/25)→8.0_(9/5)→8.0_(9/24)→8.0_(10/8)→8.0_(10/24)→8.0_(11/13)→8.0_(11/30)

つづく
posted by kusabanakan at 15:05| イヌブナ日記

2016年11月28日

ブナ日記(63)

(2014年春に種から発芽したブナとイヌブナの生長記録です)
11月15日以来、13日ぶりの更新です。

この13日間で、黄葉していたイヌブナの葉っぱがブナA 、ブナBに続き、茶褐色化しました。樹高と冬芽の大きさには変化がありませんでした。

以下、詳細です。

20161128buna&inubana01.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ実生3年

ブナAとブナBは前回からほとんど外見が変わっていませんが、イヌブナの葉っぱは黄色から茶色へと変化しました(下の写真は13日前の11/15撮影)

20161115buna&inubana01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ実生3年

20161128buna&inubana02.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ実生3年

20161115buna&inubana02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ実生3年

【ブナA(スーさん)】

20161128banaA01.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)実生3年目 樹高21a

樹高に変化はありませんでした(8/25の測定から変わらず)

20161115banaA01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)実生3年目 樹高21a

20161128banaA02.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)実生3年目 冬芽 約15.0_

冬芽の長さは15.0_で、過去10/13の測定から変化ありません。

20161115banaA02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)実生3年目 冬芽 約15.0_

20161128banaA03.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)幹直径6.0_

幹の直径は約6.0_。9/24の測定から変化はありません。

20161115banaA03.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)幹直径6.0_

【ブナB(タンさん)】

20161128banaB01.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)実生3年目 樹高21a

樹高に変化は見られませんでした(6/22の測定時から変わらず)。

20161115banaB01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)実生3年目 樹高21a

20161128banaB02.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)実生3年目 冬芽 約15.0_

冬芽の長さは15.0_で、10/13の測定時から変化ありません

20161115banaB02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)実生3年目 冬芽 約15.0_

20161128banaB03.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)幹直径5.0_

幹の直径は約5.0_。9/7の測定時から変化ありません。

20161115banaB03.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)幹直径5.0_

【イヌブナ(ソンさん)】

20161128inubana01.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 樹高19a

樹高は約19a、5/29の測定時から変化ありません。

20161115inubana01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 樹高19a

20161128inubana02.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 冬芽 約25.0_

冬芽の長さは訳25.0_で、前回(11/15)から変化ありませんでした

20161115inubana02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 冬芽 約25.0_

20161128inubana03.jpg
2016年11月28日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 幹直径 5.5_

幹の直径は、5.5_。9/24測定時から変化がありません。

20161115inubana03.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 幹直径 5.5_

【成長記録】

【樹高】11月15日から11月28日までの13日間で、ブナA、ブナB、イヌブナの樹高に変化はありませんでした。

ブナA(スーさん) 5/1:122_、5/9:125_、5/28:130_、6/12:130_、6/28:132_、7/12:132_、7/22:137_、8/10:137_、9/5:140_、9/18:140_、10/5:140_、10/24:140_、11/12:140_、11/29:140_、12/30:140_、2016.4/1:140_、4/23:140_、5/1:140_、5/8:180_、5/20:180_、5/29:190_、6/5:190_、6/22:190_、7/4:190_、7/17:200_、8/5:200_、8/25:210_、9/7:210_、9/24:210_、10/13:210_、10/27:210_、11/15:210_、11/28:210_

ブナB(タンさん) 5/1:108_、5/9:113_、5/28:113_、6/12:113_、6/28:115_、7/12:157_、7/22:157_、8/10:165_、9/5:168_、9/18:168_、10/5:168_、10/24:168_、11/12:168_、11/29:168_、12/30:168_、2016.4/1:170_、4/23:170_、5/1:170_、5/8:200_、5/20:200_、5/29:200_、6/5:200_、6/22:210_、7/4:210_、7/17:210_、8/5:210_、8/25:210_、9/7:210_、9/24:210_、10/13:210_、10/27:210_、11/15:210_、11/28:210_

イヌブナ(ソンさん) 5/1:115_、5/9:120_、5/28:125_、6/12:125_、6/28:133_、7/12:133_、7/22:133_、8/10:133_、9/5:130_、9/18:133_、10/5:130_、10/24:130_、11/12:130_、11/29:130_、12/30:130_、2016.4/1:132_、4/23:132_、5/1:135_、5/8:140_、5/20:155_、5/29:190_、6/5:190_、6/22:190_、7/4:190_、7/17:190_、8/5:190_、8/25:190_、9/7:190_、9/24:190_、10/13:190_、10/27:190_、11/15:190_、11/28:190_

【冬芽】 11月15日から11月28日までの13日間で、ブナA、ブナB、イヌブナの冬芽の長さに変化はありませんでした。

ブナA(スーさん) 9/5:11_、9/18:13_、10/5:14_、10/24:14_、11/12:14_、11/29:14_、12/30:14_、2016.4/1:14_、4/23:25_、4/29芽吹きはじめ、8/5:5.0_、8/25:8.0_、9/7:11_、9/24:14_、10/13:15_、10/27:15_、11/15:15_、11/28:15_

ブナB(タンさん) 9/5:7_、9/18:9_、10/5:12_、10/24:12_、11/12:12_、11/29:12_、12/30:12_、2016.4/1:12_、4/23:18_、5/1:芽吹きはじめ、8/5:6.5_、8/25:10.0_、9/7:11_、9/24:14_、10/13:15_、10/27:15_、11/15:15_、11/28:15_

イヌブナ(ソンさん)9/5:21_、9/18:25_、10/5:27_、10/24:27_、11/12:27_、11/12:27_、11/29:27_、12/30:27_、2016.4/1:27_、4/23:35_、4/29:芽吹きはじめ、8/5:9.5_、8/25:14.0_、9/7:18.5_、9/24:23.5_、10/13:24.5_、10/27:24.5_、11/15:25.0_、11/28:25_

【幹直径】11月15日から11月28日までの13日間で、ブナA、ブナB、イヌブナの幹の直径に変化はありませんでした。

ブナA(スーさん) 5/1:φ4.5_、6/5:φ5.0_、7/4:φ5.0_、7/17:φ5.0_、8/5:φ5.0_、8/25:φ5.0_、9/7:φ5.5_、9/24:φ6.0_、10/13:φ6.0_、10/27:Φ6.0_、11/15:Φ6.0_、11/28:Φ6.0_
ブナB(タンさん) 5/1:φ4.0_、6/5:φ4.0_、7/4:φ4.0_、7/17:φ4.0_、8/5:φ4.0_、8/25:φ4.0_、9/7:φ5.0_、9/24:φ5.0_、10/13:φ5.0_、10/27:Φ5.0_、11/15:Φ5.0_、11/28:Φ5.0_
イヌブナ(ソンさん) 5/1:φ4.0_、6/5:φ4.0_、7/4:φ4.5_、7/17:φ4.5_、8/5:4.5_、8/25:φ4.5_、9/7:φ5.0_、9/24:φ5.5_、10/13:φ5.5_、10/27:φ5.5_、11/15:Φ5.5_、11/28:Φ5.5_

つづく
posted by kusabanakan at 20:07| ブナ日記

2016年11月27日

カラスvsアスター(89)

カラスvsアスター(89)

20161102karasu-aster141.jpg
第141話(ショッパーでの連載番号)

第2、第4日曜日に再連載

※カラスvsアスターは、石川功一がペンネーム”石川エカ”として描いていた4コマ漫画で、1972年10月から1991年2月までの19年半にわたって、東京新聞の週刊地方版「ショッパー」で掲載されました。2013年4月4日より、小さな美術館軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」にて再連載。第2、第4日曜日に更新
posted by kusabanakan at 00:00| カラスvsアスター

2016年11月24日

イヌブナ日記(113)初雪かぶる 11月としては記録的な積雪量

今季の初降雪です。
未明から降り始めた雪は、昼過ぎには20aを超え、11月としては記録的な大雪となりました。
イヌブナ(実生5年目)の鉢には雪が降り積もり、寒々しい姿になりました。
記録として日記に収めます。

20161124inubuna_A01.jpg
2016年11月24日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目

下は9日前に撮影した写真です。このときは雨上がりで、カラカラに乾燥して丸まっていた葉っぱもすっかり元の形に戻っていました。

20161115inubuna_A01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 

20161124inubuna_A02.jpg
2016年11月24日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目

20161115inubuna_A02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 

20161124inubuna_B01.jpg
2016年11月24日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目

20161115inubuna_B01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目

20161124inubuna_B02.jpg
2016年11月24日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目

20161115inubuna_B02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目
posted by kusabanakan at 17:49| イヌブナ日記

2016年11月23日

【ご案内】冬期休館

2016年度 軽井沢草花館20周年記念 特別企画展
「軽井沢の草絵染展」は終了しました。
11月24日以降、冬期の休館とさせていただきます。
2017年度のOPENは4月下旬を予定しております。

museum-2016-2017winter-hp.jpg
posted by kusabanakan at 22:14| 展示紹介

2016年11月18日

2016(116)今季のユウスゲ日記最終回

今年(2016年)のユウスゲ日記も今回で116回目。
今季はこれで総括して最終回とさせていただきます。

20160731yusuge03-1759.jpg
2016年7月31日 18:00 軽井沢草花館 一番開花数が多かった時期のユウスゲ

まず、今年のユウスゲの開花についてですが、ひょうが降るなどの被害もなく、例年通りに美しい花を咲かせてくれました。
開花の時期は7月3日から9月8日までで、その間に876輪の花が咲きました。


2015&2006-2015yusuge01.jpg
グラフ:軽井沢草花館におけるユウスゲの開花数 (縦軸:開花数、横軸:日にち)
薄いブルーのグラフは2016年の開花数、濃ブルーのグラフは2006から2015年の平均値

今年は咲き始めが早く、最盛期の時期が例年に比べて1週間ほど早くに訪れました。これは、4月から7月前半までの期間の気温が平年よりも高く、成長が早くに進んだためと思われます。
7月後半からは気温の変動が激しくなり、急激に冷え込んだ日もありました。8月の後半からは日照時間が少なくなり、どんよりとした天気が多くなり、開花数もガクンと減りました。
しかし、花の開花は少しづつ長く続き、9月の初めまで咲き続けました。全体の開花数は少なかったものの、開花期間が長かったことが印象深いです。

weather2016-04-08_graph_re.png
グラフ:2016年4月1日から8月31日までの軽井沢の気温の変動
※グラフは気象庁HPより軽井沢観測所の記録データを使って制作しました
※気温の平均値は1981から2010年までの30年間の平均値

表:2016年 軽井沢の旬ごとの気象記録(平均気温、雨量、日照時間、相対湿度)
20160901date.png

以下のユウスゲ日記にも記しています。

 ユウスゲ日記(2016年9月13日)

また、秋には種の乾燥度を調べる簡単な調査も行いました。

2016ユウスゲ種乾燥度.jpg

ユウスゲA:9月6日収穫分(収穫直後15グラム)→10日後に8グラム、その後変化なし
ユウスゲB:9月17日収穫分(収穫直後12グラム)→21日後に6グラム、その後変化なし
ユウスゲC:9月25日収穫分(収穫直後16グラム)→23日後に8グラム、その後変化なし

収穫したばかりのユウスゲ種の重さが時間とともに水分が蒸発して、おおよそ半分くらいの重さになることがわかりました。
詳しくは以下のユウスゲ日記に記しました。

 ユウスゲ日記(2016年10月25日)

そして、乾燥させた種の数を数え、1グラム当たりの種の個数を求めました。

2016ユウスゲ種の数と重さ.jpg

20161106yusuge_ABC_count.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 ユウスゲ種子(A,B,C)合計938個(粒)の重さ

結果、1グラム当たり46.9個→47個(粒) となりました。

詳しくは以下のユウスゲ日記に記しました。

 ユウスゲ日記(2016年11月7日)

さらに、本日(2016年11月18日)、今年収穫したすべての種子を合わせて計ってみたところ29グラムありました。
1グラム当たり47個(粒)で逆算すると

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2016年11月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ種子 今年収穫分すべての重さ

29グラム×47個(粒)/グラム=1363個(粒)となりますした。

その他、種子を人に譲ったりもしているので、実質的にはこの2割増しくらいの種子が収穫できたと思われます。

最後に、草花館で育てているユウスゲの様子を写真で残し、おしまいとします。

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2016年11月18日 軽井沢草花館の庭の様子 すっかり葉も枯れてしまいました

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2016年6月16日 軽井沢草花館 地植えのユウスゲ 葉高101a

ユウスゲは夏に花が咲いた後に葉っぱが黄葉し、その後褐色して枯れていきます。
葉っぱが枯れてしまったとはいえ、根は生きていて、翌春になると、根からまた新たな芽を出して成長し、花を咲かせます

以下は、種から育てているプランターや鉢植えのユウスゲです。

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2016年11月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 1年目(2016年4月12日種蒔)

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2016年11月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 1年目(2016年5月16日種蒔)

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2016年6月22日 軽井沢草花館 ユウスゲ 1年目

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2016年11月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 2年目(2015年5月10日種蒔)

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2016年6月22日 軽井沢草花館 ユウスゲ 2年目 2015年5月10日に種撒(2016年6月4日に植え替え)

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2016年11月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 3年目(2014年4月11日種蒔)

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2016年6月22日 軽井沢草花館 ユウスゲ 3年目 (2014年4月11日に種撒)

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2016年11月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 4年目(2013年4月23日種蒔)

20160622yusuge_4y_planter_01_20130423.jpg
2016年6月22日 軽井沢草花館 ユウスゲ 4年目(2013年4月23日種蒔)

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2016年11月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター8年目

20160622yusuge_8y_planterB_01.jpg
2016年6月22日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター8年目

20161118yusuge_8y_planterA.jpg
2016年11月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター8年目

下は、成長著しい開花前の時の様子

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2016年7月8日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター8年目

20161118yusuge_8y_pot.jpg
2016年11月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 鉢植え8年目

下は、成長著しい開花前の時の様子

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2016年7月1日 軽井沢草花館 ユウスゲ 鉢植8年目 花茎 40a

以上、ではまた来年
posted by kusabanakan at 20:44| ゆうすげ日記

2016年11月15日

ブナ日記(62)ブナは黄葉から褐色、イヌブナは黄葉

(2014年春に種から発芽したブナとイヌブナの生長記録です)
10月27日以来、18日ぶりの更新です。

この18日間で葉っぱが黄葉し、さらに茶褐色化するなど、葉っぱの色に大きな変化が出ました。とくにブナ(A&B)の変化が大きかったようです。樹高と冬芽の大きさには変化がありませんでした。

以下、詳細です。

20161115buna&inubana01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ実生3年

18日前の下写真に比べて、本日の状態(上写真)では、すっかり枯葉色になっています。
イヌブナはまだ黄葉している状態ですが、ブナAとブナBの方は黄葉を過ぎて茶褐色しています。


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2016年10月27日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ実生3年

20161115buna&inubana02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ実生3年

20161027buna&inubana02.jpg
2016年10月27日 軽井沢草花館 ブナ&イヌブナ実生3年


【ブナA(スーさん)】

20161115banaA01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)実生3年目 樹高21a

樹高に変化はありませんでした

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2016年10月27日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)実生3年目 樹高21a

20161115banaA02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)実生3年目 冬芽 約15.0_

冬芽の長さは15.0_で、前回(10/27)から変化ありませんでした。


20161027banaA02.jpg
2016年10月27日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)実生3年目 冬芽 約15.0_

20161115banaA03.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)幹直径6.0_

 幹の直径は約6.0_。前回(10/27)から変化ありませんでした。

20161027banaA03.jpg
2016年10月27日 軽井沢草花館 ブナA(スーさん)幹直径6.0_

【ブナB(タンさん)】

20161115banaB01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)実生3年目 樹高21a

樹高に変化は見られませんでした。

20161027banaB01.jpg
2016年10月27日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)実生3年目 樹高21a

樹高に変化は見られませんでした。

20161115banaB02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)実生3年目 冬芽 約15.0_

冬芽の長さは15.0_で、前回(10/27)から変化ありませんでした

20161027banaB02.jpg
2016年10月27日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)実生3年目 冬芽 約15.0_

20161115banaB03.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)幹直径5.0_

幹の直径は約5.0_。前回(10/27)から変化ありませんでした。

20161027banaB04.jpg
2016年10月27日 軽井沢草花館 ブナB(タンさん)幹直径5.0_

【イヌブナ(ソンさん)】

20161115inubana01.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 樹高19a

樹高は約19a、前回(10/27)から変化ありませんでした。

20161027inubana01.jpg
2016年10月27日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 樹高19a

20161115inubana02.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 冬芽 約25.0_

冬芽の長さが前回(10/27)の24.5_から25.0_へとわずかに長くなりました。

20161027inubana02.jpg
2016年10月27日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 冬芽 約24.5_

20161115inubana03.jpg
2016年11月15日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 幹直径 5.5_

幹の直径は、5.5_で前回(10/27)から変化がありませんでした。

20161027inubana03.jpg
2016年10月27日 軽井沢草花館 イヌブナ(ソンさん)実生3年目 幹直径 5.5_

【成長記録】

【樹高】10月27日から11月15日までの18日間で、ブナA、ブナB、イヌブナの樹高に変化はありませんでした。

ブナA(スーさん) 5/1:122_、5/9:125_、5/28:130_、6/12:130_、6/28:132_、7/12:132_、7/22:137_、8/10:137_、9/5:140_、9/18:140_、10/5:140_、10/24:140_、11/12:140_、11/29:140_、12/30:140_、2016.4/1:140_、4/23:140_、5/1:140_、5/8:180_、5/20:180_、5/29:190_、6/5:190_、6/22:190_、7/4:190_、7/17:200_、8/5:200_、8/25:210_、9/7:210_、9/24:210_、10/13:210_、10/27:210_、11/15:210_

ブナB(タンさん) 5/1:108_、5/9:113_、5/28:113_、6/12:113_、6/28:115_、7/12:157_、7/22:157_、8/10:165_、9/5:168_、9/18:168_、10/5:168_、10/24:168_、11/12:168_、11/29:168_、12/30:168_、2016.4/1:170_、4/23:170_、5/1:170_、5/8:200_、5/20:200_、5/29:200_、6/5:200_、6/22:210_、7/4:210_、7/17:210_、8/5:210_、8/25:210_、9/7:210_、9/24:210_、10/13:210_、10/27:210_、11/15:210_

イヌブナ(ソンさん) 5/1:115_、5/9:120_、5/28:125_、6/12:125_、6/28:133_、7/12:133_、7/22:133_、8/10:133_、9/5:130_、9/18:133_、10/5:130_、10/24:130_、11/12:130_、11/29:130_、12/30:130_、2016.4/1:132_、4/23:132_、5/1:135_、5/8:140_、5/20:155_、5/29:190_、6/5:190_、6/22:190_、7/4:190_、7/17:190_、8/5:190_、8/25:190_、9/7:190_、9/24:190_、10/13:190_、10/27:190_、11/15:190_

【冬芽】 10月27日から11月15日までの18日間で、ブナAとブナBの冬芽の長さに変化はありませんでしたが、イヌブナの冬芽が24.5_から25.0_に0.5_長くなりました。

ブナA(スーさん) 9/5:11_、9/18:13_、10/5:14_、10/24:14_、11/12:14_、11/29:14_、12/30:14_、2016.4/1:14_、4/23:25_、4/29芽吹きはじめ、8/5:5.0_、8/25:8.0_、9/7:11_、9/24:14_、10/13:15_、10/27:15_、11/15:15_

ブナB(タンさん) 9/5:7_、9/18:9_、10/5:12_、10/24:12_、11/12:12_、11/29:12_、12/30:12_、2016.4/1:12_、4/23:18_、5/1:芽吹きはじめ、8/5:6.5_、8/25:10.0_、9/7:11_、9/24:14_、10/13:15_、10/27:15_、11/15:15_

イヌブナ(ソンさん)9/5:21_、9/18:25_、10/5:27_、10/24:27_、11/12:27_、11/12:27_、11/29:27_、12/30:27_、2016.4/1:27_、4/23:35_、4/29:芽吹きはじめ、8/5:9.5_、8/25:14.0_、9/7:18.5_、9/24:23.5_、10/13:24.5_、10/27:24.5_、11/15:25.0_

【幹直径】10月27日から11月15日までの18日間で、ブナA、ブナB、イヌブナの幹の直径に変化はありませんでした。

ブナA(スーさん) 5/1:φ4.5_、6/5:φ5.0_、7/4:φ5.0_、7/17:φ5.0_、8/5:φ5.0_、8/25:φ5.0_、9/7:φ5.5_、9/24:φ6.0_、10/13:φ6.0_、10/27:Φ6.0_、11/15:Φ6.0_
ブナB(タンさん) 5/1:φ4.0_、6/5:φ4.0_、7/4:φ4.0_、7/17:φ4.0_、8/5:φ4.0_、8/25:φ4.0_、9/7:φ5.0_、9/24:φ5.0_、10/13:φ5.0_、10/27:Φ5.0_、11/15:Φ5.0_
イヌブナ(ソンさん) 5/1:φ4.0_、6/5:φ4.0_、7/4:φ4.5_、7/17:φ4.5_、8/5:4.5_、8/25:φ4.5_、9/7:φ5.0_、9/24:φ5.5_、10/13:φ5.5_、10/27:φ5.5_、11/15:Φ5.5_

つづく
posted by kusabanakan at 17:29| ブナ日記

2016年11月14日

緑のカーテン2016(22)今季の最終回

2011年から始めた緑のカーテンの観察日記です。

11月6日以来、8日ぶりの更新です。
葉っぱはほとんど落ちて、残っているわずかな葉っぱも乾燥している状態。今年の役割も終了です。
5月から芽吹きをはじめ、6月から10月までの期間、本当に長い期間緑のカーテンとして活躍してくれました。
今回、今年度最後の「緑のカーテン日記」とさせていただきます。

ウチワドコロ、ジネンジョ、ノブドウ、イケマ、そして新たに仲間入りしたチョウセンゴミシを入れて5種類の蔓がネットに絡んで、変化に富んだ植物の変化が観察できました。

印象の残ったのは、ジネンジョの増殖力。昨年に比べて勢力を拡大しました。
この緑のカーテンを形成している植物の中では、これまでもウチワドコロの葉が一番の面積を占めていますが、今年はそれを脅かすほど、ジネンジョの蔓が増えて、葉っぱの量も多かったです。
さらに、ジネンジョの葉っぱは、イケマやノブドウの葉が元気のなくなってくる時期(夏ごろ)から活発に成長するので、ちょうど新旧の葉っぱが入れ替わるような形で、季節をつないでくれました。

残念だったのは、まったく実がつかなかったことです。昨年までは、ノブドウ、イケマ、ウチワドコロに実がついて、それを観察するのが恒例となっていましたが、今年はそれができませんでした。ただし、実が見れなかった代わりに、ジネンジョにはたくさんの”ムカゴ”がつきました。

20161114midori01.jpg
2016年11月14日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下の写真は前回(11/6)の状態。

20161106midori01.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下は違う角度からの写真。

20161114midori02.jpg
2016年11月14日 軽井沢草花館 緑のカーテン

20161106midori02.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 緑のカーテン

今後、ネットに絡みついた蔓をきれいに取り除き、来春からの緑のカーテンつくりに備えます。
それでは、また来年
posted by kusabanakan at 21:38| 緑のカーテン

2016年11月13日

イヌブナ日記(112)葉っぱが乾燥&茶褐色

(2012年5月に種から発芽したイヌブナ実生の生長日記です)

10月24日以来、19日ぶりの更新です。
10月25日以降、さらに冷え込みが厳しくなりました。朝晩氷点下になることが多く、秋も深まってきました。
イヌブナはA、Bともにすっかり葉が褐色しました。また、今日は空気が乾燥していたこともあり、葉っぱが丸まってすっかり冬の姿になっていました。

以下、観察記録です。

【イヌブナA】

20161113inubuna_A01.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 樹高42.0a、幅100a

樹高は42aで、前回(10/24)と同じでした。
しかし、葉が茶褐色化して、すっかり冬の姿に変わりました。

20161024inubuna_A01.jpg
2016年10月24日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 樹高42.0a、幅100a

下の写真はイヌブナAを上から撮影したものです。すべての葉っぱが乾燥して茶褐色化しています。

20161113inubuna_A02.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目

下は前回(10月24日)撮影した写真。この19日間で姿が大きく変わったのがよく分かります。

20161024inubuna_A02.jpg
2016年10月24日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目

冬芽の長さは20_で前回(10/24)と同じ20_でした。さらに遡ると10月8日に測定したときも20_だったので、その時から変化していません。

20161113inubuna_A03.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 冬芽 約20_

20161024inubuna_A03.jpg
2016年10月24日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 冬芽 約20_

幹の直径は11_で前回(10/24)と同じでした。

20161113inubuna_A04.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 幹直径11_

20161024inubuna_A04.jpg
2016年10月24日 軽井沢草花館 イヌブナA 実生5年目 幹直径11_

【イヌブナB】

20161113inubuna_B01.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 樹高31a、幅48a

樹高は31aで前回(10/24)の時と比べて変化はありませんでした。

20161024inubuna_B01.jpg
2016年10月24日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 樹高31a、幅48a

下の写真はイヌブナBを上から撮影したものです。
イヌブナA同様、ほとんどの葉っぱが乾燥して茶褐色化しました。一部、幹の下の方の葉っぱは、まだ黄色味を帯びていて、完全に乾燥していない状態でした。

20161113inubuna_B02.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目

20161024inubuna_B02.jpg
2016年10月24日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目

冬芽の長さはイヌブナAと同様、前回(10/24)の時から変化がなく25.0_でした。さらに遡ると10月8日に測定したときから25.0_の状態が続いています。

20161113inubuna_B03.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 冬芽 約25_

20161024inubuna_B03.jpg
2016年10月24日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 冬芽 約25_

幹の直径は8_で前回(10/24)から変化ありませんでした。

20161113inubuna_B04.jpg
2016年11月13日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 幹直径8_

20161024inubuna_B04.jpg
2016年10月24日 軽井沢草花館 イヌブナB 実生5年目 幹直径8_

【成長記録】

樹高:10/8から変化ないと思われます。

 A 6/24:24a、7/17:25a、8/10:34a、9/3:37.5a、9/16:38.0a、10/3:38.0a、10/28:40.0a、11/8:40.0a、11/29:40.0a、12/30:40.0a、2016.4/1:47a、4/29:49a、5/7:47a、5/20:47a、6/8:41a、6/20:41a、7/3:41a、8/2:41a、8/25:42.5a、9/5:43a、9/24:40.5a、10/8:42a、10/24:42a、11/13:42a

 B 6/24:12a、7/17:12a、8/10:15a、9/3:16.5_、9/16:16.5a、10/3:16.5a、10/28:16.5a、11/8:16.5a、11/29:16.5a、12/30:16.5a、2016.4/1:17a、5/7:17a、5/20:17a、6/8:16.5a、6/20:20a、7/3:23.5a、8/2:27a、8/25:31a、9/5:29a、9/24:29a、10/8:31.5a、10/24:31.0a、11/13:31.0_

冬芽:10/8から10/24の間で長さに変化はありませんでした(A、B共)。

 A:8/10:10_、9/3:16_、9/16:18_、10/3:20_、10/28:20_、11/8:20_、11/29:20_、12/30:20_、2016年4/29:芽吹き始まる、8/2:7.5_、8/25:11_、9/5:14_、9/24:18_、10/8:20_、10/24:20_、11/13:20_

 B:8/10:10_、9/3:17_、9/16:20_、10/3:23_、10/28:25_、11/8:25_、11/29:25_、12/30:25_、2016.4/1:25_、2016年4/29:芽吹き始まる、8/2:10.0_、8/25:16_、9/5:19_、9/24:23_、10/8:25_、10/24:25_、11/13:25_

幹サイズ:変化ありませんでした

 A:7.5_(2014.7/24)→8.0_(2015.6/5)→8.5_(6/24)→9.0_(9/3)→9.0_(9/16)→9.0_(10/3)→9.0_(10/28)→9.0_(11/8)→9.0_(11/29)→9.0_(12/30)→9.5_(2016.4/1)→10.0_(5/7)→10.0_(5/20)→10.0_(6/8)→10.0_(6/20)→10.5_(7/3)→10.5a(8/2)→11.0_(8/25)→11.0_(9/5)→11.0_(9/24)→11.0_(10/8)→11.0_(10/24)→11.0_(11/13)

 B:3.0_(2014.7/24)→4.2_(2015.6/5)→4.5_(6/24)→5.5_(9/3)→6.0_(9/16)→6.0_(10/3)→6.0_(10/28)→6.0_(11/8)→6.0_(11/29)→6.0_(12/30)→6.0_(2016.4/1)→6.0_(5/7)→6.0_(5/20)→7.0_(6/8)→7.0_(6/20)→7.0_(7/3)→7.0_(8/2)→8.0_(8/25)→8.0_(9/5)→8.0_(9/24)→8.0_(10/8)→8.0_(10/24)→8.0_(11/13)

つづく
posted by kusabanakan at 19:00| イヌブナ日記

カラスvsアスター(88)

カラスvsアスター(88)

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第134話(ショッパーでの連載番号)

第2、第4日曜日に再連載

※カラスvsアスターは、石川功一がペンネーム”石川エカ”として描いていた4コマ漫画で、1972年10月から1991年2月までの19年半にわたって、東京新聞の週刊地方版「ショッパー」で掲載されました。2013年4月4日より、小さな美術館軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」にて再連載。第2、第4日曜日に更新
posted by kusabanakan at 00:00| カラスvsアスター

2016年11月12日

11月中旬にオミナエシ開花

朝、落葉したニシキギの枝の隙間から、黄色く輝くものが目に入り、よく見てみると、きれいに咲いたオミナエシの花でした。
11月2日にはナデシコも咲きましたが、その後は毎朝氷点下の冷え込みが続き、さらに花が咲くなんて思ってもみていなかったので、驚いています。ナデシコもオミナエシも秋の七草として知られますが、軽井沢では7月頃から咲きはじめます。足掛け5カ月もの花期で今年は楽しめました。

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2016年11月12日 軽井沢草花館 オミナエシの花

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2016年11月12日 軽井沢草花館 オミナエシの花

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2016年11月12日 軽井沢草花館 オミナエシの花(後方は落葉したニシキギの枝)
posted by kusabanakan at 15:21| 草花館日記

2016年11月10日

紅葉シーズンも終盤 ウリハダカエデ黄葉する

11月に入ってから冷え込みの厳しい日が続き、軽井沢の紅葉も後半から終盤へと進んでいます。
草花館のモミジもここ数日でだいぶ葉っぱが落ちました。

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2016年11月10日 軽井沢草花館 イロハモミジの紅葉

下は8日前に撮影したもの。まだほとんど落葉しておらず、見事な状態でした。





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2016年11月2日 軽井沢草花館 イロハモミジの紅葉

現在、モミジ(イロハモミジ)の下に生えたウリハダカエデの葉が見事に黄葉してきれいです(下写真)。8日前(上写真)には、まだ葉っぱは緑色をしていましたが、この1週間ほどで、あっという間に黄色くなりました。

20161110momiji02-urihadakaede.jpg
2016年11月10日 軽井沢草花館 ウリハダカエデの黄葉

【軽井沢草花館 展示のご案内】

2016軽井沢草花館A4チラシ1000pic.jpg
==================
草花スケッチ×草木染による染色見本
「軽井沢の草絵染展T−X」より(X)
10/12から11/23まで 火曜日休館
※11月24日から2017年4月下旬まで冬期休館
HP http://www.kusabana.net
==================

石川功一の描いた軽井沢の草花スケッチと、山崎青樹をはじめとした草木染の染色工芸家の染めた染色見本のコラボレーション企画を開催しています(T〜X)。

第X期目は、石川功一の草花図(水彩スケッチ+油彩画で47点)と草木染による染色見本40種43点(山崎青樹25点、山崎和樹13点、浅沼真知1点、三浦由紀3点、大林治子1点)を公開中です。
今年度はこれが最終展示。T期からW期まで公開してきた作品の中から厳選したものを主体にして、早春の草花から秋の木の実の作品まで四季折々の草花図が展示されています(11月23日まで)。

主な展示作品はヤマザクラ、イヌブナ、タンポポ、クサソテツ(コゴミ)、アカネ、ヤマツツジ、ムラサキ(紫根)、クサノオウ、クズ、ユウスゲ、アサマフウロ、クチナシ、ビワ、ワレモコウ、カリヤス、コブナグサ、オニグルミ、タデアイ、ブタクサ、クリ、ナナカマド、ハナヒョウタンボク、ヌルデ(五倍子)等、石川功一の描いたスケッチや油彩画と、それらの植物を使って染められた草木染の染色見本が並んで展示されています。
posted by kusabanakan at 11:59| 草花館日記

2016年11月07日

【ユウスゲ種 重さ変化を調べる その30 最終】

今年収穫したユウスゲの種の重さを計る観察日記は今日で最終回とします。

前回の日記では、収穫したユウスゲの種が時間とともに水分が抜けて、半分くらいの重さになることまで調べました。
今回は、種の個数を数えて1グラム当たりの個数を算出し、昨年の計測値と比べてみました。

まずは、2016年計測結果です。

2016ユウスゲ種の数と重さ.jpg

20161106yusuge_ABC_count.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 ユウスゲ種子(A,B,C)合計938個(粒)の重さ

※計測値はティッシュペーパーの重さ分を差し引いた値です。

20161106yusuge_A_count.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 ユウスゲ種子A(9月6日種収穫分) 

20161106yusuge_B_count.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 ユウスゲ種子B(9月17日種収穫分) 

20161106yusuge_C_count-re.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 ユウスゲ種子C(9月25日種収穫分) 

結果として

【2016】 1グラム当たり46.9個→47個(粒)


次に2015年に行ったユウスゲ種の個数と重さの結果

【2015】 1グラム当たり27個(粒)

==========
2015年12月1日
数 824粒、
重さ 30.0グラム
 100粒あたり3.64グラム
 1グラムあたり27粒
==========

調査方法などは昨年の日記に詳しく記しています↓。


【考察】

2015年と2016年とでは、1グラム当たりの種個数が大きく異なりました(2015年:27個、2016年:47個)。
種の乾燥時間、秤の差(昨年はアナログ、今年はデジタルの秤で計測)、成長具合の差など考えられますが、確かなことはわかりません。来年以降に再度計測してみて、改めて観察してみたいと思います。
posted by kusabanakan at 12:00| ゆうすげ日記

2016年11月06日

緑のカーテン2016(21)落葉進む

2011年から始めた緑のカーテンの観察日記です。

10月29日以来、8日ぶりの更新です。
11月4日朝には氷点下2.1度まで気温が下がり、今季一番の冷え込みとなりました。
緑のカーテンも4日を境に落葉が進み、残っている葉っぱはあと1〜2割。
今年の役割もほぼ終わりといったところです。

20161106midori01.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下の写真は前回(10/29)の状態。

20161029midori01.jpg
2016年10月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下は違う角度からの写真。

20161106midori02.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 緑のカーテン

20161029midori03.jpg
2016年10月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン

20161106midori03.jpg
2016年11月6日 軽井沢草花館 緑のカーテン

もう少し、観察を続けます。
posted by kusabanakan at 16:35| 緑のカーテン

2016年11月02日

ナデシコ11月でまだ咲く

11月に入って冷え込みも厳しくなっていますが、軽井沢草花館の敷地の一角でエゾカワラナデシコが一輪咲いています。
この時期になると、標高の高い軽井沢では、気温が低すぎてほとんど花が咲きません。
咲くとしたら、タンポポ、ノコンギク、ヒメジョオン、ハキダメギク、イヌタデ、セイタカアワダチソウなど。
エゾカワラナデシコは秋の七草のひとつですので、この秋の紅葉シーズンに咲いてくれるのはうれしいことですが、軽井沢ではちょっと不思議な感じがします。※軽井沢では通常7月から9月くらいが花期です。

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2016年11月2日 軽井沢草花館 エゾカワラナデシコ

4年前(2012)には、10月16日に咲いたこともあるので、もともと遅咲きの個体なのかも知れません。
1か月前の10月2日にも、同じ場所のエゾカワラナデシコが咲いています(下写真)。
今年は9月に冷え込みが少なく、暖かかったこともあり、紅葉の始まりが遅くに始まりました。
そういった、暖かな気候の影響もあるかも知れません。

20161002ezokawaranadeshiko01.jpg
2016年10月2日 軽井沢草花館 エゾカワラナデシコ

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2016年11月2日 軽井沢草花館 イロハモミジの紅葉

【軽井沢草花館 展示のご案内】

2016軽井沢草花館A4チラシ1000pic.jpg
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草花スケッチ×草木染による染色見本
「軽井沢の草絵染展T−X」より(X)
10/12から11/23まで 火曜日休館
※11月24日から2017年4月下旬まで冬期休館
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石川功一の描いた軽井沢の草花スケッチと、山崎青樹をはじめとした草木染の染色工芸家の染めた染色見本のコラボレーション企画を開催しています(T〜X)。

第X期目は、石川功一の草花図(水彩スケッチ+油彩画で47点)と草木染による染色見本40種43点(山崎青樹25点、山崎和樹13点、浅沼真知1点、三浦由紀3点、大林治子1点)を公開中です。
今年度はこれが最終展示。T期からW期まで公開してきた作品の中から厳選したものを主体にして、早春の草花から秋の木の実の作品まで四季折々の草花図が展示されています(11月23日まで)。

主な展示作品はヤマザクラ、イヌブナ、タンポポ、クサソテツ(コゴミ)、アカネ、ヤマツツジ、ムラサキ(紫根)、クサノオウ、クズ、ユウスゲ、アサマフウロ、クチナシ、ビワ、ワレモコウ、カリヤス、コブナグサ、オニグルミ、タデアイ、ブタクサ、クリ、ナナカマド、ハナヒョウタンボク、ヌルデ(五倍子)等、石川功一の描いたスケッチや油彩画と、それらの植物を使って染められた草木染の染色見本が並んで展示されています。
posted by kusabanakan at 16:32| 草花館日記

2016年11月01日

浅間山 初冠雪 2016年11月1日

山頂付近がうっすらと白くなった浅間山
軽井沢町内では早朝に雨、さらに標高の高い浅間山の山頂付近では今季初めての降雪となりました。

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2016年11月1日 10:45 浅間山 今季初冠雪

11月に入り、紅葉シーズンも後半。季節も秋から冬へと変わっていきます。

【軽井沢草花館 展示のご案内】

2016軽井沢草花館A4チラシ1000pic.jpg
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草花スケッチ×草木染による染色見本
「軽井沢の草絵染展T−X」より(X)
10/12から11/23まで 火曜日休館
※11月24日から2017年4月下旬まで冬期休館
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石川功一の描いた軽井沢の草花スケッチと、山崎青樹をはじめとした草木染の染色工芸家の染めた染色見本のコラボレーション企画を開催しています(T〜X)。

第X期目は、石川功一の草花図(水彩スケッチ+油彩画で47点)と草木染による染色見本40種43点(山崎青樹25点、山崎和樹13点、浅沼真知1点、三浦由紀3点、大林治子1点)を公開中です。
今年度はこれが最終展示。T期からW期まで公開してきた作品の中から厳選したものを主体にして、早春の草花から秋の木の実の作品まで四季折々の草花図が展示されています(11月23日まで)。

主な展示作品はヤマザクラ、イヌブナ、タンポポ、クサソテツ(コゴミ)、アカネ、ヤマツツジ、ムラサキ(紫根)、クサノオウ、クズ、ユウスゲ、アサマフウロ、クチナシ、ビワ、ワレモコウ、カリヤス、コブナグサ、オニグルミ、タデアイ、ブタクサ、クリ、ナナカマド、ハナヒョウタンボク、ヌルデ(五倍子)等、石川功一の描いたスケッチや油彩画と、それらの植物を使って染められた草木染の染色見本が並んで展示されています。
posted by kusabanakan at 17:17| 草花館日記