2018年06月30日

2018年(3)水彩【シュロソウ、タムラソウ】、油彩【レンゲショウマ】

水彩と油彩でつづる
「石川功一 軽井沢の草花展」T−X

2018exhibit.jpg

7月4日(水)から2018年度、第3期目の展示が始まります。※7/3(火)は休館日となります。
季節に合わせながら5期にわたって展示替えを行っており、
各々40点前後の草花図(水彩スケッチと油彩画)と加えて美人画、風景画の作品も1点づつ以上展示しています。

主な草花作品:ユウスゲ(アサマキスゲ)、レンゲショウマ、タムラソウ、シュロソウ、ソバナ、オグルマ、ワレモコウ、マツムシソウ、エンビセンノウ、コマツナギ、キキョウ、フシグロセンノウ、シロガネセンノウ、ツチアケビ、オニノヤガラ、ギンバイソウ、ベニバナゲンノショウコ等。

2018年4月21日(土)から11月25日(日)
場所:小さな美術館軽井沢草花館
開館時間 10:00から17:00
休館日 火曜日(但し、8月は無休)
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料 →(7/14から9/2の期間は中学生以下無料)
※2018年7月14日から9月2日までの期間、長野県ミュージアム・スタンプラリー2018「ミュージアム王国 信州とあそぼ!」の参加館として中学生以下は無料です。詳しくはこちらを → http://www.shinshu-to-asobo.net/

以下、7月4日から始まる第3期目の展示作品の一部を紹介します。水彩スケッチは「シュロソウ」と「タムラソウ」、油彩画からは「レンゲショウマ(15号)」、美人画、風景「スケッチ浅間山」。

【石川功一 水彩スケッチ】
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石川功一 水彩スケッチ シュロソウ(2018年7/4から9/3までの展示作品)
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石川功一 水彩スケッチ タムラソウ(2018年7/4から9/3までの展示作品)

【石川功一の油彩画】

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石川功一 油彩画 レンゲショウマ 15号(2018年7/4から9/3までの展示作品)
※この作品よりもサイズの大きい30号のレンゲショウマも同時に展示します。

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石川功一 油彩画 美人 3号(2018年7月4日から9月3日までの展示作品)

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石川功一 油彩画 風景「浅間山スケッチ」 (2018年7月4日から9/3までの展示作品)

以上
posted by kusabanakan at 21:41| 展示紹介

ブナ日記(98)芽吹きは変則でも幹の太さは増す(6/30)

(2014年春に種から発芽したブナの生長記録です)

6月14日以来、16日ぶりの更新です。
春、通常よりも遅れて5月10日に芽吹きをはじめ、しかも、枝の最下部から芽吹いたブナの崇さん。
前回(6/14)、半分くらいの冬芽が葉を開いていましたが、今回はどうだったでしょうか?
以下に、記します。

【ブナ 崇さん 実生5年目】

20180630bunaA_5y_01.jpg
2018年6月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

下は前回(6/14)の写真です。
芽吹きは前回から進むことなく、結局半分くらいの冬芽から葉っぱが開いただけです。
幹の中央部分から出た枝からは芽吹くことがなく、枝自体が枯死しているのでしょうか?
※未だに昨年の枯れ葉が枝に残っています。
樹高は34.5aで前回の32aに比べて、2.5a高くなっていますが、定規をあてた位置が前回と今回で違うので、
実際にはほとんど変化がなく、測定値は測定誤差の範囲だろうと考えます。

20180614bunaA_5y_01.jpg
2018年6月14日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

下の写真は上方から見た様子です。芽吹いた葉っぱはとてもきれいでしっかりとしています。

20180630bunaA_5y_02.jpg
2018年6月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

下は、前回(6/14)の写真です。
本日分と比べると、葉っぱの枚数に変化がなく、ほとんど変わっていないように見えます。
また、写真なので、色の再現性はそれほど高くはありませんが、葉っぱの色が濃くなりました。
20180614bunaA_5y_02.jpg
2018年6月14日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

しかし、よく見ると芽吹き前の冬芽に変化が見られました(下写真の囲いの中)。

20180630bunaA_5y_03b.jpg
2018年6月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

拡大してみると、以下のようになっています。
芽吹きを始めたところなのか?
それとも、芽吹きがうまくいかずに途中で枯れてしまったのか?

20180630bunaA_5y_03b.jpg
2018年6月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

今後、注意深く観察していこうと思います。

下は、前回(6/14)の写真です。
この時は、しっかりとした冬芽でした。

20180614bunaA_5y_03.jpg
2018年6月14日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

20180630bunaA_5y_04.jpg
2018年6月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

(下写真)幹の太さは9.0_で、前回(6/14)の8.5_から0.5_太くなりました。
芽吹きが変則的で正常に育っているのか心配していますが、幹が太くなっているので少し安心しました。

20180630bunaA_5y_06.jpg
2018年6月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目 幹直径9.0_

【成長記録】

【樹高】2018年6月14日から6月30日までの16日間でブナ(崇さん)の樹高は32aから34.5aになりましたが、定規のあてた位置の違いもあり、実際にはほとんど変化がなかったと思われます。

ブナ(崇さん) 2015.5/1:122_、5/9:125_、5/28:130_、6/12:130_、6/28:132_、7/12:132_、7/22:137_、8/10:137_、9/5:140_、9/18:140_、10/5:140_、10/24:140_、11/12:140_、11/29:140_、12/30:140_、2016.4/1:140_、4/23:140_、5/1:140_、5/8:180_、5/20:180_、5/29:190_、6/5:190_、6/22:190_、7/4:190_、7/17:200_、8/5:200_、8/25:210_、9/7:210_、9/24:210_、10/13:210_、10/27:210_、11/15:210_、11/28:210_、12/25:210_、2017.4/26:220_、5/31:280_、6/28:250_(※6/13鉢に植え替えした)、7/7:260_、7/30:290_、8/11:300_、8/22:300_、9/8:300_、9/23:300_、10/26:300_、11/15:300_、11/26:300_、2018.1/8:300_、4/1:320_(測定誤差か?)、4/23:320_、5/10:320_、5/16:320_、5/20:320_、5/26:320_、6/14:320_、6/30:345_

【冬芽】

ブナ(崇さん) 2015.9/5:11_、9/18:13_、10/5:14_、10/24:14_、11/12:14_、11/29:14_、12/30:14_、2016.4/1:14_、4/23:25_、4/29芽吹きはじめ、8/5:5.0_、8/25:8.0_、9/7:11_、9/24:14_、10/13:15_、10/27:15_、11/15:15_、11/28:15_、12/25:15_、2017.4/26:22_、8/11:5_、8/22:6_、9/8:8_、9/23:10_、10/26:11_、11/15:11ミ_、11/26:11_、2018.1/8:11_、4/1:11_、4/23:12_、5/10芽吹き始め

【幹直径】2018年6月14日から6月30日までの16日間でブナ(崇さん)の幹直径が0.5_太くなりました。

ブナ(崇さん) 2016.5/1:φ4.5_、6/5:φ5.0_、7/4:φ5.0_、7/17:φ5.0_、8/5:φ5.0_、8/25:φ5.0_、9/7:φ5.5_、9/24:φ6.0_、10/13:φ6.0_、10/27:Φ6.0_、11/15:Φ6.0_、11/28:Φ6.0_、12/25:Φ6.0_、2017.4/26:Φ6.0_、5/31:Φ6.0_、6/28:Φ7.0_、7/7:Φ7.0_、8/11:Φ8.0_、8/22:Φ8.5_、9/8:Φ8.5_、9/23:Φ8.5_、10/26:Φ8.5_、11/15:Φ8.5_、11/26:Φ8.5_、2018.1/8:Φ8.5_、4/1:Φ8.5_、4/23:Φ8.5_、5/16:8.5Φ、5/20:Φ8.5_、5/26:Φ8.5_、6/14:Φ8.5_、6/30:Φ9.0_

以上、観察を続けます
posted by kusabanakan at 21:03| ブナ日記

2018年06月29日

ヤマアジサイの咲き始めと同時に梅雨明け(6/29)

暖かな日が続き、ヤマアジサイの花が一気に満開となりました。

20180629yamaajisai01.jpg
2018年6月29日 軽井沢草花館 満開のヤマアジサイ

そして本日、6月29日。

関東甲信地方(長野県はこのエリアに含まれます)が梅雨明けしたらしいとの発表が気象庁よりありました。
昨年よりも7日、平年より22日早いそうです。
関東甲信地方で6月中の梅雨明けは初めてとのことで、1951年から発表されている梅雨明け日で最も早いそうです。

【メモ】******************
関東甲信地域の梅雨明け日(平年値) 7月21日ころ
関東甲信地方で最も早かった梅雨明け 2018年→6月29日
関東甲信地方で最も遅かった梅雨明け 1982年→8月4日
******************

ちなみに軽井沢の今月(6月)の総雨量は6/28までの速報値で122.5_。
6月合計の平年値の約79%で、2割ほど少ない雨量です。
こんなに早い梅雨明け
草花や農作物の成長に影響がでなければ良いのですが…

軽井沢草花館の庭では丁度ヤマアジサイが見ごろをむかえたところ!
軽井沢では梅雨時期の7月にこのヤマアジサイが見ごろとなりますが、今年は梅雨が明けてからの見ごろとなりました。

20180629yamaajisai02.jpg
2018年6月29日 軽井沢草花館 満開のヤマアジサイ
posted by kusabanakan at 16:43| 草花館日記

イヌブナ日記(155)大きな変化はないものの、順調に成長(6/29)

(2012年5月に種から発芽したイヌブナ実生の生長日記です)

6月14日以来、約半月ぶりの更新です。
見た目に大きな変化はありませんが、イヌブナ実生7年目の安さん、同じくイヌブナ実生7年目の檀さん共に、樹高が高くなりました。ただし、枝が伸びたわけではなく、枝が立ち上がってきたか、あるいは測定誤差ではないかと思います。

20180629inubuna7y_an_dan_01.jpg
2018年6月29日 軽井沢草花館 イヌブナ×2株

以下、安さん(実生7年目)、檀さん(実生7年目)の詳細です。

【イヌブナ安さん(実生7年目)】

安さんの樹高は56a、横幅は枝から枝迄約130a。
前回6月14日に測定した時は樹高は54a、横幅は約120aだったので、樹高はプラス2a、幅は10a増えました。
ただ、この時期になって枝が伸びるということも少ないと思われるので、枝が上方向に立ち上がってきたか、あるいは測定誤差の範囲なのかもしれません。

20180629inubuna_7y_an_01.jpg
2018年6月29日 軽井沢草花館 イヌブナ実生7年目 安さん 樹高:約56a 幅:約130a

下は前回(6/14)の時の写真です。

20180614inubuna_7y_an_00.jpg
2018年6月14日 軽井沢草花館 イヌブナ実生7年目 安さん 樹高54a

20180629inubuna_7y_an_02.jpg
2018年6月29日 軽井沢草花館 イヌブナ実生7年目 安さん

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2018年6月29日 軽井沢草花館 イヌブナ実生7年目 安さん 葉っぱ 表側の拡大

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2018年6月29日 軽井沢草花館 イヌブナ実生7年目 安さん 葉っぱ 裏側の拡大

幹の太さに変化が見られました。
直径は12.0_から12.5_へと0.5_太くなりました。

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2018年6月29日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 安さん  幹直径12.5_

【イヌブナ壇さん(実生7年目)】

壇さんの樹高は25aで、巾は約45aありました。
前回(6/14)の時から樹高が0.5a高くなっていますが、枝が上向きに立ち上がってきたか、あるいは測定誤差の範囲だろうと思います。

20180629inubuna_7y_dan_01.jpg
2018年6月29日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 壇さん 樹高:25a 巾:約45a

20180629inubuna_7y_dan_02.jpg
2018年6月29日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 壇さん

幹の太さに変化には変化が見られませんでした(下写真)。

20180629inubuna_7y_dan_03.jpg
2018年6月29日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 壇さん  幹直径10.0_

【成長記録】

樹高:2018年6月14日から2018年6月29日の間、安さん、檀さん共に樹高が高くなりましたが、枝が上向きに立ち上がってきたか、あるいは測定誤差の範囲であろうと思われます。

 A:安さん 2015.6/24:24a、7/17:25a、8/10:34a、9/3:37.5a、9/16:38.0a、10/3:38.0a、10/28:40.0a、11/8:40.0a、11/29:40.0a、12/30:40.0a、2016.4/1:47a、4/29:49a、5/7:47a、5/20:47a、6/8:41a、6/20:41a、7/3:41a、8/2:41a、8/25:42.5a、9/5:43a、9/24:40.5a、10/8:42a、10/24:42a、11/13:42a、11/30:42a、12/30:42a、2017年4/16:44a、5/28:38.5a、6/16:42.5a、7/3:46a、7/13:45a、7/24:45a、8/2:48.5a、8/14:52a、8/26:52a、9/11:52a、10/2:54a、11/8:56a、11/25:56a、2018年1/8:59a(土が盛り上がったため、実際には56a)、4/1:60a、4/15:60a、4/22:60a、4/23:60a、4/26:60a、4/28:60a、4/30:55a(枝が葉も重さでたわむ)、5/11:54a(枝が葉の重さでたわむ)、5/30:54a、6/14:54a、6/29:56a

 B:壇さん 2015.6/24:12a、7/17:12a、8/10:15a、9/3:16.5_、9/16:16.5a、10/3:16.5a、10/28:16.5a、11/8:16.5a、11/29:16.5a、12/30:16.5a、2016.4/1:17a、5/7:17a、5/20:17a、6/8:16.5a、6/20:20a、7/3:23.5a、8/2:27a、8/25:31a、9/5:29a、9/24:29a、10/8:31.5a、10/24:31.0a、11/13:31.0_、11/30:31a、12/25:31a、2017年4/16:20a(枝が折れたため)、5/28:20a、6/16:20a、7/3:21a、7/13:23a、7/24:23.5a、8/2:24.0a、8/14:24a、8/26:24a、9/11:27a(対象となる枝を変えたことで3a高くなるも、実質変化なし)、10/2:24a(8/26と同じに戻る)、11/8:24a、11/25:24a、2018年1/8:24a、4/1:24a、4/15:24a、4/22:24a、4/26:24a、4/28:24a、4/30:24a、5/11:24.5a、5/30:24.5a、6/14:24.5_、6/29:25a

冬芽:冬芽はまだ出ていません。

 A:安さん 2015.8/10:10_、9/3:16_、9/16:18_、10/3:20_、10/28:20_、11/8:20_、11/29:20_、12/30:20_、2016年4/29:芽吹き始まる、8/2:7.5_、8/25:11_、9/5:14_、9/24:18_、10/8:20_、10/24:20_、11/13:20_、11/30:20_、12/25:20_、2017年4/16:20_、8/14:10.5_、8/26:13_、9/11:18_、10/2:21_、11/8:23_、11/25:23_、2018年1/8:23_、4/1:23a、4/15:30_、4/22:52_、4/23:52_、4/26:芽吹き始まる

 B:壇さん 2015.8/10:10_、9/3:17_、9/16:20_、10/3:23_、10/28:25_、11/8:25_、11/29:25_、12/30:25_、2016.4/1:25_、2016年4/29:芽吹き始まる、8/2:10.0_、8/25:16_、9/5:19_、9/24:23_、10/8:25_、10/24:25_、11/13:25_、11/30:25_、12/25:25_、2017年4/16:17_、8/14:10.5_、8/26:13_、9/11:18_、10/2:21_、11/8:21_、11/25:21_、2018年1/8:21_、4/1:21_、4/15:23_、4/22:32_、4/26:46_、4/28:芽吹き始まる

幹サイズ(直径):2018年6月14日から6月29日の間、幹サイズ(直径)に変化はありませんでした。

 A:安さん 7.5_(2014.7/24)→8.0_(2015.6/5)→8.5_(6/24)→9.0_(9/3)→9.0_(9/16)→9.0_(10/3)→9.0_(10/28)→9.0_(11/8)→9.0_(11/29)→9.0_(12/30)→9.5_(2016.4/1)→10.0_(5/7)→10.0_(5/20)→10.0_(6/8)→10.0_(6/20)→10.5_(7/3)→10.5a(8/2)→11.0_(8/25)→11.0_(9/5)→11.0_(9/24)→11.0_(10/8)→11.0_(10/24)→11.0_(11/13)→11.0_(11/30)→11.0_(12/25)→11.0_(2017年4/16)→11.0_(5/28)→11.5_(6/16)→12.0_(7/3)→12.0_(7/13)→12.0_(7/24)→12.0_(8/2)→12.0_(8/14)→12.0_(8/26)、12.0_(9/11)、12.0_(10/2)、12.0_(11/8)、12.0_(11/25)、12.0_(2018年1/8)、12.0_(4/1)、12.0_(4/15)、12.0_(4/23)、12.0_(4/30)、12.0_(5/30)、12.5_(6/14)、12.5_(6/29)

 B:壇さん 3.0_(2014.7/24)→4.2_(2015.6/5)→4.5_(6/24)→5.5_(9/3)→6.0_(9/16)→6.0_(10/3)→6.0_(10/28)→6.0_(11/8)→6.0_(11/29)→6.0_(12/30)→6.0_(2016.4/1)→6.0_(5/7)→6.0_(5/20)→7.0_(6/8)→7.0_(6/20)→7.0_(7/3)→7.0_(8/2)→8.0_(8/25)→8.0_(9/5)→8.0_(9/24)→8.0_(10/8)→8.0_(10/24)→8.0_(11/13)→8.0_(11/30)→8.0_(12/25)→8.0_(2017年4/16)→8.0_(5/28)→9.0_(6/16)→9.0_(7/3)→9.0_(7/13)→9.5_(7/24)→9.5_(8/2)→9.5_(8/14)→9.5_(8/26)、9.5_(9/11)、9.5_(10/2)、9.5_(11/8)、9.5_(11/25)、9.5_(2018年1/8)、9.5_(4/1)、9.5_(4/15)、9.5_(4/30)、9.5_(5/30)、10.0_(6/14)、10.0_(6/29)
posted by kusabanakan at 15:57| イヌブナ日記

2018年06月28日

2018(15)ユウスゲつぼみが出始め、花茎は124cmに(6/28)

ユウスゲ日記1週間ぶりの更新です。

地植えのユウスゲに今年初めてのつぼみが付きました。

20180628yusuge_jiue_A02.jpg
2018年6月28日 軽井沢草花館 ユウスゲつぼみ(約1cm)

上の写真のユウスゲは軽井沢草花館の庭の一角で6月13日に初めて花茎を確認(25a)。
その後、順調に伸びて28日現在、124aになりました(下写真)。

20180628yusuge_jiue_A01.jpg
2018年6月28日 軽井沢草花館 地植えのユウスゲ 花茎124a

花茎の伸び方は下のグラフのようにほぼ一定の速さで推移していますが、
つぼみが出始めると花茎の伸びは緩やかになり、伸びがなくなってから1週間前後で花を咲かせるようです。
このまま順調に成長すれば7月10日ころには咲くのではないかと思います。

2018花茎高グラフ0628.png
グラフ 2018年 ユウスゲの花茎 高さの推移(軽井沢草花館)
※縦軸:高さ(センチ)、横軸:日にち(2018年)

尚、現在、軽井沢草花館の庭ではプランターの株も含めてユウスゲの花茎は13本です。
まだまだ増えていきそうです。
posted by kusabanakan at 21:24| ゆうすげ日記

2018年06月25日

ヤマホタルブクロが咲きました(6/25)

軽井沢草花館の敷地に咲いている草花情報です。

本日、ヤマホタルブクロが咲きました。今年の初咲きです!
個人的に、この花が咲き始めると夏が始まった気分になります。

20180625yamahotarubukuro01.jpg
2018年6月25日 軽井沢草花館 ヤマホタルブクロ(今年の初咲き)

下の写真は昨年(2017)の初咲きヤマホタルブクロです。
淡いピンクの花で、(同じ敷地内でも)場所が違いますが、同じ日に咲きました。

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2017年6月25日 軽井沢草花館 ヤマホタルブクロ (昨年の初咲き)

その他、2~3日前からシモツケと(キバナノ)ヤマオダマキ、1週間くらい前からユキノシタも咲き始めています(下)。

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2018年6月25日 軽井沢草花館 シモツケ

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2018年6月23日 軽井沢草花館 入口付近 (キバナノ)ヤマオダマキ(左)とユキノシタ(右)

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2018年6月23日 軽井沢草花館 入口付近の(キバナノ)ヤマオダマキ

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2018年6月23日 軽井沢草花館 入口付近のユキノシタ

今後、草花館の小さな庭では、オカトラノオ、ヤマアジサイ、アカバナシモツケソウが続いて咲き、その後7月から8月にかけてヤマユリ、ユウスゲ、マツムシソウ、タマアジサイ、キキョウ、フシグロセンノウ、オミナエシ、ワレモコウ等、夏本番の花に移り変わっていきます。
posted by kusabanakan at 16:02| 草花館日記

緑のカーテン2018(9)ウチワドコロに花穂(6/25)

軽井沢草花館の緑のカーテンは2011年から始めて、この春で8年目のシーズン。
テラスにネットを張り、ウチワドコロ、ノブドウ、イケマ、ヤマノイモ、チョウセンゴミシ、ツルガシワといった蔓性の野草をネットに絡ませて緑のカーテンを作り、それらを観察しています。
※チョウセンゴミシとツルガシワは今年、蔓がネットに絡みつきませんでした。

さて、6月16日以来、9日ぶりの更新です。
6月中旬は梅雨らしい天気が多く、気温も比較的涼しい日が続きました。
昨日今日は青空が広がって、気温も高く、まるで梅雨明けしたかのようなお天気です。

緑のカーテンは蔓が伸び続けていて、既にしっかりとした緑のカーテンが形成されています。

20180625midori_01.jpg
2018年6月25日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下は9日前(6/16)の状態です。比べてみると、それほど変化がないように感じますが、実際には葉っぱのボリュームが増して、近くで見た時の迫力が違います。
ツルは毎日10a単位で伸びるので、2~3日も放置しておくと、あっという間に天井まで伸びていってしまいます。
なので、上方まで伸びたツルはネットから少しだけほぐして、方向を下向きにまき直していきます。
毎日のお手入れが欠かせません。

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2018年6月16日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下は再び本日撮影の写真です。

20180625midori_02.jpg
2018年6月25日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下の写真は昨年の同時期に撮影したものです。
今年の方が葉っぱの密度が高く、全体もボリュームがあります。

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2017年6月24日 軽井沢草花館 緑のカーテン

再々、下は本日撮影分です。
現在、ネットに絡まっているツル植物は、全体の95%くらいがウチワドコロ。
その他5%をノブドウ、イケマ、ヤマノイモで形成しています。

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2018年6月25日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロとノブドウとイケマの葉っぱ

ウチワドコロに負けじと、ノブドウやイケマ、ヤマノイモの蔓が急速なスピードでツルを伸ばしています(写真上・下)。

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2018年6月25日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロとヤマノイモ

また、ウチワドコロに花穂が付き始めました(下写真)。
雄穂と雌穂とに分かれて出ますが、下の穂はどちらでしょうか?
まだ判別がつきませんが、おそらく雄の方ではないかと見ています。

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2018年6月25日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロの花穂

以上
観察を続けます。
posted by kusabanakan at 15:33| 緑のカーテン

2018年06月24日

カラスvsアスター(127)

カラスvsアスター(127)

カラス&アスター185ブログ用.jpg
第185(ショッパーでの連載番号)

第2、第4日曜日に再連載

※カラスvsアスターは、石川功一がペンネーム”石川エカ”として描いていた4コマ漫画で、1972年10月から1991年2月までの19年半にわたって、東京新聞の週刊地方版「ショッパー」で掲載されました。2013年4月4日より、小さな美術館軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」にて再連載。第2、第4日曜日に更新
posted by kusabanakan at 00:00| カラスvsアスター

2018年06月21日

2018(14)プランターユウスゲにも花茎、シモツケが開花(6/21)

6月13日に今年初めてのユウスゲ花茎を確認。
その後、ぐずついた天気と気温の低い日が続いていました。
「気候の影響もあるかも知れないが、花茎の数がなかなか増えて来ない」
と思っていたら、しっかりと花茎が出てきていました。
葉っぱと花茎の色がほぼ同じなので、分かりにくいのです…(言い訳)

現在、確認できた花茎は
地植え2本、鉢植え1本、プランター3本の6本。
(6/13の時は地植え1本、鉢植え1本)

本日新たに見つけたプランター10年目のユウスゲは3本も花茎が出ていて、しかも結構背丈が伸びているのに、全然気がつきませんでした。以下、写真です。

20180621yusuge_planter_10y_A01.jpg
2018年6月21日 軽井沢草花館 ユウスゲ 10年目

3本の花茎のうち、一番背丈の高いのは68a。次が54aです(下写真)。

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2018年6月21日 軽井沢草花館 ユウスゲ 10年目 花茎1と2

更に出始めたばかりと思われる花茎は19a(下写真)。

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2018年6月21日 軽井沢草花館 ユウスゲ 10年目 花茎3

その他、6/13に出ていた地植えの花茎は25aから74aと49a伸びて、
鉢植えの花茎は9aから40aと31a伸びていました。

このまま順調に成長してくれれば、7月10日前後から咲き始めそうです。

【シモツケ 今年初開花】

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2018年6月21日 軽井沢草花館 シモツケの花

シモツケの花が咲きました(実際には昨日から咲き始めています)。
この花が咲きだすと、夏がやってきたという感じになります。
posted by kusabanakan at 16:53| ゆうすげ日記

2018年06月18日

2018(13)ユウスゲ草丈最大99aに、花茎高は53a(6/18)

前回6月13日に今季初めての花茎を確認。
その後、梅雨空が続いて、気温の低い日が続いています。

25aだった花茎の高さは53aになり、5日間で28a伸びました。
(もう一つの株の花茎は9aから24.5aに)
また、草丈は最大99aとなり、涼しい気候の中でも順調に成長を続けています。
以下、詳細とユウスゲ以外の草花の状況です

【地植え】

この5日間は気温が低く、雨量はそれほど多くないものの、小雨/霧雨の時間帯がとても多く続きました。
それでも地植えのユウスゲは順調に成長し、草丈は最大で99a。
ただし、花茎の数は前回の確認から新たにできていません。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 地植えのユウスゲ 

まず、地植えのユウスゲは草丈が最大99aに達しました(下写真)。
その他、80aを超えるものがたくさんあります。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 地植え 草丈99a

下は、前回6月13日に花茎を確認した地植えのユウスゲ。
6/13は花茎の高さが25aでしたが、本日(6/18)53aまで伸びていました(下写真)。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 地植え

下は花茎の部分の拡大。6/13から6/18にかけて、1日5~6a伸びている計算です。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 地植え

【1年目】

今年の4月15日に種をまいたユウスゲの苗です。
現在、プランター内に撒いた60粒の種から15の芽が出ています(下写真)。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 2017年収穫の種(60粒)を2018年4月15日に種まき

草丈は一番大きなもので約10aです。

【10年目】

10年目をむかえたプランタ−Aのユウスゲが草丈91aに達しました。
花茎はまだ出ていませんが、暖かくなってくれば、ニュキっと出てきそうです。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター(A)10年目

同じく10年目をむかえたプランター(B)のユウスゲです(下写真)。こちらは草丈が94aでプランター(A)のユウスゲよりも高くなっています。地植え以外の苗では現在、最も草丈の高いユウスゲです。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター(B)10年目

次は同じく10年をむかえたユウスゲですが、プランターではなく鉢植えです(下写真)。
草丈は71a。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 ユウスゲ 鉢植え10年目

下は9日前に撮影した写真。9日間で1センチ草丈が伸びています(変化少)。

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2018年6月9日 軽井沢草花館 ユウスゲ 鉢植え10年目

【軽井沢草花館の草花開花状況】

シモツケ、アカバナシモツケソウ、オカトラノオ、ヤマホタルブクロにはつぼみがついていて、中には咲き始めたものもあります。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 シモツケ つぼみが開き始めました

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2018年6月18日 軽井沢草花館 アカバナシモツケソウ 花芽が付き始めました

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2018年6月18日 軽井沢草花館 オカトラノオ 白いつぼみが出てきました。

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2018年6月18日 軽井沢草花館 ヤマホタルブクロ つぼみが多数ついています

以上
観察を続けます。
posted by kusabanakan at 20:34| ゆうすげ日記

2018年06月16日

緑のカーテン2018(8)過去最も早い成長ぶり(6/16)

軽井沢草花館の緑のカーテンは2011年から始めて、この春で8年目のシーズン。
テラスにネットを張り、ウチワドコロ、ノブドウ、イケマ、ヤマノイモ、チョウセンゴミシ、ツルガシワといった蔓性の野草をネットに絡ませて緑のカーテンを作り、それらを観察しています。

6月6日、8日と更新してきて、その後の様子です。
この1週間は比較的気温が低く、特に昨日と今日は日中の最高気温が12度台までしか上がらず寒いです。
それでも緑のカーテンは順調に成長を続け、緑の壁が出来つつあります(下写真)。
ウチワドコロに続いて、ノブドウ、ヤマノイモ、イケマがネットに絡みつき、緑のカーテンの厚みを増してくれています。

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2018年6月16日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下の写真は昨年の同時期(6月15日)に撮影したもので、この時も立派な状態になっていましたが、今年はそれを上回る成長ぶりなのが分かります。
春先から気温が高いのも要因でしょうし、また植物の株数が増えたことも理由だと思いますが、いずれにしろ(2011年に)緑のカーテンを始めてから最も成長が早いです。

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(昨年)2017年6月15日 軽井沢草花館 緑のカーテン

再び、本日の写真です(下写真)
尚、この緑のカーテンは、毎日手入れをしています。
手入れといいますのは、ツルの成長が早いので、毎日ツルを下の方に戻したやる作業です。
うっかりそのまま放置してしまうと、ツルが瞬く間に天井に達してしまい、肝心の部分(下方)がスカスカになってしまうのです。
これから1か月くらいツルが成長し続けるので、まだまだ緑の厚みが増していきますが、毎日の手入れが欠かせません。

20180616midori_02.jpg
2018年6月16日 軽井沢草花館 緑のカーテン

以下は各ツル植物の様子です。

現在、緑の主役はウチワドコロで、全体の緑の95%以上を占めています。
軽井沢草花館の緑のカーテンにおける絶対的な主役として毎年活躍してくれています。
下の写真には、ウチワドコロに混じって、ノブドウの葉も見られます。

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2018年6月16日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロとノブドウ

ヤマノイモのツルも次々に地面から出て、ネットに絡み始めました(下写真)。
これから葉っぱがさらに大きくなっていきます。

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2018年6月16日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロとヤマノイモ

イケマのツルも勢いが出てきました。ネットにしっかりと絡んでいて、現在地面から1bくらいツルを伸ばしています(下写真)。

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2018年6月16日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロとイケマ

以上、観察を続けます。
posted by kusabanakan at 16:28| 緑のカーテン

2018年06月14日

ブナ日記(97)芽吹きひと段落&自生地の虫食い(6/14)

(2014年春に種から発芽したブナの生長記録です)

5月26日以来、19日ぶりの更新です。
5月10日に枝の最下部から芽吹きを始めたブナの崇さん。
本来の時期からすると、とても遅い芽吹きとなりました。
その後、ゆるやかに芽吹きが進んだものの、全部の冬芽から若葉が開くことはなく、およそ半分の芽から葉が開くにとどまりました(下写真)。

以下、ブナ崇さんの様子と、最後に自生地で虫食いにあったブナの葉っぱをご紹介します。

【ブナ 崇さん 実生5年目】

20180614bunaA_5y_01.jpg
2018年6月14日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

下は前回(5/26)19日前の写真です。
写真では、比較してもほとんど変わらないようにも見えますが、実際には葉っぱが増えて、また大きくなっているようです。

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2018年5月26日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

上方から見るとこんな感じです(下写真)。

20180614bunaA_5y_02.jpg
2018年6月14日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

下は、前回(5/26)撮影した写真です。
本日分と比べると、19日間で芽吹きが進み、葉自体も大きくなっているのが分かります。

20180526bunaA_5y_02.jpg
2018年5月26日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

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2018年6月14日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

枝の上方部分で芽吹きが進みましたが、枝によって全く芽吹かなかったところもあります。
下の写真は前回(5/26)の時の状態です。

20180526bunaA_5y_03.jpg
2018年5月26日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

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2018年6月14日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目

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2018年6月14日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目 一番大きな葉で長さ8a

幹の太さ(直径)は前回の時と変わらず、8.5_となりました(下写真)。

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2018年6月14日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生5年目 幹直径8.5_

【自生地のブナ 虫食い】

下は、6月5日に群馬県吾妻郡中之条町にあるチャツボミゴケ公園にいった際に見かけたブナの葉の虫食いです。
チャツボミゴケが自生する穴地獄から水池間に向かう登山道の途中にブナの若い木があって、そのブナの葉っぱがほぼすべて虫に食われていました。葉っぱの葉脈だけが、魚の骨みたいに残っています(下写真)。

このブナの木は樹高1mほどの若い木ですが、ほとんどの葉が何らかの虫の幼虫に食べつくされていたので、ダメになってしまうのではないかと思います。それにしてもこのような無残な姿のブナにビックリしました。

20180605chatsubomigoke-mizuike_buna01.jpg
2018年6月5日 中之条町 チャツボミゴケ公園 穴地獄−水池間 虫食いにあったブナの葉

【成長記録】

【樹高】2018年5月26日から6月14日までの19日間でブナ(崇さん)の樹高に変化は見られませんでした。

ブナ(崇さん) 2015.5/1:122_、5/9:125_、5/28:130_、6/12:130_、6/28:132_、7/12:132_、7/22:137_、8/10:137_、9/5:140_、9/18:140_、10/5:140_、10/24:140_、11/12:140_、11/29:140_、12/30:140_、2016.4/1:140_、4/23:140_、5/1:140_、5/8:180_、5/20:180_、5/29:190_、6/5:190_、6/22:190_、7/4:190_、7/17:200_、8/5:200_、8/25:210_、9/7:210_、9/24:210_、10/13:210_、10/27:210_、11/15:210_、11/28:210_、12/25:210_、2017.4/26:220_、5/31:280_、6/28:250_(※6/13鉢に植え替えした)、7/7:260_、7/30:290_、8/11:300_、8/22:300_、9/8:300_、9/23:300_、10/26:300_、11/15:300_、11/26:300_、2018.1/8:300_、4/1:320_(測定誤差か?)、4/23:320_、5/10:320_、5/16:320_、5/20:320_、5/26:320_、6/14:320_

【冬芽】

ブナ(崇さん) 2015.9/5:11_、9/18:13_、10/5:14_、10/24:14_、11/12:14_、11/29:14_、12/30:14_、2016.4/1:14_、4/23:25_、4/29芽吹きはじめ、8/5:5.0_、8/25:8.0_、9/7:11_、9/24:14_、10/13:15_、10/27:15_、11/15:15_、11/28:15_、12/25:15_、2017.4/26:22_、8/11:5_、8/22:6_、9/8:8_、9/23:10_、10/26:11_、11/15:11ミ_、11/26:11_、2018.1/8:11_、4/1:11_、4/23:12_、5/10芽吹き始め

【幹直径】2018年5月26日から6月14日までの19日間でブナ(崇さん)の幹直径に変化は見られませんでした。

ブナ(崇さん) 2016.5/1:φ4.5_、6/5:φ5.0_、7/4:φ5.0_、7/17:φ5.0_、8/5:φ5.0_、8/25:φ5.0_、9/7:φ5.5_、9/24:φ6.0_、10/13:φ6.0_、10/27:Φ6.0_、11/15:Φ6.0_、11/28:Φ6.0_、12/25:Φ6.0_、2017.4/26:Φ6.0_、5/31:Φ6.0_、6/28:Φ7.0_、7/7:Φ7.0_、8/11:Φ8.0_、8/22:Φ8.5_、9/8:Φ8.5_、9/23:Φ8.5_、10/26:Φ8.5_、11/15:Φ8.5_、11/26:Φ8.5_、2018.1/8:Φ8.5_、4/1:Φ8.5_、4/23:Φ8.5_、5/16:8.5Φ、5/20:Φ8.5_、5/26:Φ8.5_、6/14:Φ8.5_

以上、観察を続けます
posted by kusabanakan at 22:34| ブナ日記

イヌブナ日記(154)幹の直径増&自生地は実豊作(6/14)

(2012年5月に種から発芽したイヌブナ実生の生長日記です)

5月30日以来、約半月ぶりの更新です。
前回までは3株のイヌブナについて成長を記録してきましたが、実生から5年目をむかえたイヌブナ孫さんが芽を出さず、枯死してしまいました。今回からは残った2株(いずれも実生から7年目)の安さんと檀さんについて、引き続き、観察日記を続けます。


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2018年6月14日 軽井沢草花館 イヌブナ×2株

この半月で、樹高の変化は見られなかったものの、幹の太さ(直径)が微増しました。
以下、安さん(実生7年目)、檀さん(実生7年目)の詳細を記録して、最後に本日、軽井沢の自生地で観察したイヌブナの実を紹介します。

【イヌブナ安さん(実生7年目)】

安さんの樹高は54a、横幅は枝から枝迄約120a。
5月30日に測定した時と同じでした。

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2018年6月14日 軽井沢草花館 イヌブナ実生7年目 安さん 樹高54a

下は前回(5/30)の時の写真です。比べてみても大きな変化は感じられません。

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2018年5月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生7年目 安さん 樹高54a

20180614inubuna_7y_an_01.jpg
2018年6月14日 軽井沢草花館 イヌブナ実生7年目 安さん

下の写真は前回分(5/30)

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2018年5月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生7年目 安さん

幹の太さに変化が見られました。
直径は12.0_から12.5_へと0.5_太くなりました。

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2018年6月14日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 安さん  幹直径12.5_

下は前回(5/30)の写真ですが、比べると太くなっています。
特に、根元の部分ががっちりと太くなって、安定感が出てきたように感じます!

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2018年5月30日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 安さん  幹直径12_

【イヌブナ壇さん(実生7年目)】

壇さんの樹高は24.5aで、巾は約45aありました。
前回(5/30)の時から変化がありません。

20180614inubuna_7y_dan_00.jpg
2018年6月14日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 壇さん 樹高:24.5a 巾:約45a

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2018年5月30日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 壇さん 樹高:24.5a 巾:約45a

20180614inubuna_7y_dan_01.jpg
2018年6月14日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 壇さん 巾:約45a

下の写真は前回(5/30)撮影したものですが、見た目の変化はほとんどありません。
※葉っぱの虫食いも広がっていません。

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2018年5月30日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 壇さん 巾:約45a

イヌブナ安さんと同様、幹の太さに変化が見られました。
直径は9.5_から10.0_へと0.5_太くなりました。

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2018年6月14日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 壇さん  幹直径10.0_

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2018年5月30日 軽井沢草花館 イヌブナ 実生7年目 壇さん  幹直径9.5_

【自生地のイヌブナ 実】

本日、自生地のイヌブナを見てきました。まだ熟成していませんが、実が豊富になっていました。
草花館の安さん、檀さんもいずれ花が咲いて実がなるでしょうか?

20180614inubuna_jiseiA01.jpg
2018年6月14日 軽井沢 自生地のイヌブナ

実がたくさんついていたので、来春は実生が出てくるかもしれません。

20180614inubuna_jiseiA02.jpg
2018年6月14日 軽井沢 自生地のイヌブナ

【成長記録】

樹高:2018年5月30日から2018年6月14日の間、安さん、檀さん共に樹高に変化はありませんでした。

 A:安さん 2015.6/24:24a、7/17:25a、8/10:34a、9/3:37.5a、9/16:38.0a、10/3:38.0a、10/28:40.0a、11/8:40.0a、11/29:40.0a、12/30:40.0a、2016.4/1:47a、4/29:49a、5/7:47a、5/20:47a、6/8:41a、6/20:41a、7/3:41a、8/2:41a、8/25:42.5a、9/5:43a、9/24:40.5a、10/8:42a、10/24:42a、11/13:42a、11/30:42a、12/30:42a、2017年4/16:44a、5/28:38.5a、6/16:42.5a、7/3:46a、7/13:45a、7/24:45a、8/2:48.5a、8/14:52a、8/26:52a、9/11:52a、10/2:54a、11/8:56a、11/25:56a、2018年1/8:59a(土が盛り上がったため、実際には56a)、4/1:60a、4/15:60a、4/22:60a、4/23:60a、4/26:60a、4/28:60a、4/30:55a(枝が葉も重さでたわむ)、5/11:54a(枝が葉の重さでたわむ)、5/30:54a、6/14:54a

 B:壇さん 2015.6/24:12a、7/17:12a、8/10:15a、9/3:16.5_、9/16:16.5a、10/3:16.5a、10/28:16.5a、11/8:16.5a、11/29:16.5a、12/30:16.5a、2016.4/1:17a、5/7:17a、5/20:17a、6/8:16.5a、6/20:20a、7/3:23.5a、8/2:27a、8/25:31a、9/5:29a、9/24:29a、10/8:31.5a、10/24:31.0a、11/13:31.0_、11/30:31a、12/25:31a、2017年4/16:20a(枝が折れたため)、5/28:20a、6/16:20a、7/3:21a、7/13:23a、7/24:23.5a、8/2:24.0a、8/14:24a、8/26:24a、9/11:27a(対象となる枝を変えたことで3a高くなるも、実質変化なし)、10/2:24a(8/26と同じに戻る)、11/8:24a、11/25:24a、2018年1/8:24a、4/1:24a、4/15:24a、4/22:24a、4/26:24a、4/28:24a、4/30:24a、5/11:24.5a、5/30:24.5a、6/14:24.5_

冬芽:冬芽はまだ出ていません。

 A:安さん 2015.8/10:10_、9/3:16_、9/16:18_、10/3:20_、10/28:20_、11/8:20_、11/29:20_、12/30:20_、2016年4/29:芽吹き始まる、8/2:7.5_、8/25:11_、9/5:14_、9/24:18_、10/8:20_、10/24:20_、11/13:20_、11/30:20_、12/25:20_、2017年4/16:20_、8/14:10.5_、8/26:13_、9/11:18_、10/2:21_、11/8:23_、11/25:23_、2018年1/8:23_、4/1:23a、4/15:30_、4/22:52_、4/23:52_、4/26:芽吹き始まる

 B:壇さん 2015.8/10:10_、9/3:17_、9/16:20_、10/3:23_、10/28:25_、11/8:25_、11/29:25_、12/30:25_、2016.4/1:25_、2016年4/29:芽吹き始まる、8/2:10.0_、8/25:16_、9/5:19_、9/24:23_、10/8:25_、10/24:25_、11/13:25_、11/30:25_、12/25:25_、2017年4/16:17_、8/14:10.5_、8/26:13_、9/11:18_、10/2:21_、11/8:21_、11/25:21_、2018年1/8:21_、4/1:21_、4/15:23_、4/22:32_、4/26:46_、4/28:芽吹き始まる

幹サイズ(直径):2018年5月30日から6月14日の間、幹サイズ(直径)が微増しました。

 A:安さん 7.5_(2014.7/24)→8.0_(2015.6/5)→8.5_(6/24)→9.0_(9/3)→9.0_(9/16)→9.0_(10/3)→9.0_(10/28)→9.0_(11/8)→9.0_(11/29)→9.0_(12/30)→9.5_(2016.4/1)→10.0_(5/7)→10.0_(5/20)→10.0_(6/8)→10.0_(6/20)→10.5_(7/3)→10.5a(8/2)→11.0_(8/25)→11.0_(9/5)→11.0_(9/24)→11.0_(10/8)→11.0_(10/24)→11.0_(11/13)→11.0_(11/30)→11.0_(12/25)→11.0_(2017年4/16)→11.0_(5/28)→11.5_(6/16)→12.0_(7/3)→12.0_(7/13)→12.0_(7/24)→12.0_(8/2)→12.0_(8/14)→12.0_(8/26)、12.0_(9/11)、12.0_(10/2)、12.0_(11/8)、12.0_(11/25)、12.0_(2018年1/8)、12.0_(4/1)、12.0_(4/15)、12.0_(4/23)、12.0_(4/30)、12.0_(5/30)、12.5_(6/14)

 B:壇さん 3.0_(2014.7/24)→4.2_(2015.6/5)→4.5_(6/24)→5.5_(9/3)→6.0_(9/16)→6.0_(10/3)→6.0_(10/28)→6.0_(11/8)→6.0_(11/29)→6.0_(12/30)→6.0_(2016.4/1)→6.0_(5/7)→6.0_(5/20)→7.0_(6/8)→7.0_(6/20)→7.0_(7/3)→7.0_(8/2)→8.0_(8/25)→8.0_(9/5)→8.0_(9/24)→8.0_(10/8)→8.0_(10/24)→8.0_(11/13)→8.0_(11/30)→8.0_(12/25)→8.0_(2017年4/16)→8.0_(5/28)→9.0_(6/16)→9.0_(7/3)→9.0_(7/13)→9.5_(7/24)→9.5_(8/2)→9.5_(8/14)→9.5_(8/26)、9.5_(9/11)、9.5_(10/2)、9.5_(11/8)、9.5_(11/25)、9.5_(2018年1/8)、9.5_(4/1)、9.5_(4/15)、9.5_(4/30)、9.5_(5/30)、10.0_(6/14)
posted by kusabanakan at 21:11| イヌブナ日記

2018年06月13日

2018(12)今年初、ユウスゲの花茎確認(6/13)

昨日の午後、軽井沢では大気の状態が不安定となり場所によってヒョウが降りました。草木の葉に穴が開いたり、傷んで散ったり。さらには農業被害も出たようです。軽井沢草花館では一時的に強い雨が降りましたが、ヒョウは降らず、ユウスゲを含む草花たちに被害はありませんでした。

ではさて、本日、ユウスゲの花茎2本を確認しました。
今年最初に見た花茎で、昨年(2017)よりも8日早い確認です。

【地植え 昨年最初に咲いた株から1本】

2本のうち1本は地植えのユウスゲ。
ギボウシとアザミに囲まれて、窮屈な感じで生えていますが、
昨年はこの株のユウスゲが最も早くに開花しています。
日当たりがよく環境が良いのでしょう。

20180613yusuge_jiue_kakei01.jpg
2018年6月13日 軽井沢草花館 ユウスゲ(地植え)

葉っぱをかき分けて根元の方を見ると、花茎が出ていました!(下写真)
花茎の高さは25aありました。
今後の気候にも大きく左右されますが、順調に成長が進めば、花が咲くのは7月上旬ころになりそうです。

20180613yusuge_jiue_kakei02.jpg
2018年6月13日 軽井沢草花館 ユウスゲ(地植え) 花茎25a

下の写真は昨年咲いた時の写真です(同じ株)。

20170708yusuge_jiueA01-1549.jpg
2017年7月8日 15:50 軽井沢草花館 ユウスゲ(アサマキスゲ)

以下は、軽井沢草花館で育てているユウスゲの開花日を2012年から記録しているものです。

*******************
軽井沢草花館のユウスゲ 各年の花茎&開花 開始日
(※花茎の確認と最初の開花は必ずしも同じ株ではありません)
【2018年】
花茎の確認:6月13日 確認時の高さ25.0a
最初の開花:?
【2017年】
花茎の確認:6月21日 確認時の高さ50.0a
最初の開花:7月8日
【2016年】
花茎の確認:6月11日 確認時の高さ31.0a
最初の開花:7月3日
【2015年】
花茎の確認:6月17日 確認時の高さ22.5a
最初の開花:7月15日
【2014年】
花茎の確認:6月27日 確認時の高さ65a
最初の開花:7月14日
【2013年】
花茎の確認:6月24日 確認時の高さ45a
最初の開花:7月14日
【2012年】
花茎の確認:7月2日 確認時の高さ20a
最初の開花:7月25日
※この2012年は5/28にひょう被害、6/19に台風被害があり、ユウスゲたちにとって過酷な年でした。
【2011年】
花茎の確認:?
最初の開花:7月10日

過去のブログ「ユウスゲ日記」より
*******************

【鉢植え9年目Bの株から1本】

もう一本の花茎は鉢植え(9年目)のユウスゲから出たものでした。
ユウスゲとは言え、葉っぱの生え方や巾などに特徴的なことろが見られ、普通のユウスゲとは分けて育てている株です。

20180613yusuge_pot_9y_B-yasuge01.jpg
2018年6月13日 軽井沢草花館 ユウスゲ 鉢植えB(ヤスゲ) 9年目

花茎の高さは9cm。これからグングンと伸びていきそうです。

20180613yusuge_pot_9y_B-yasuge02.jpg
2018年6月13日 軽井沢草花館 ユウスゲ 鉢植えB(ヤスゲ)
9年目 花茎9cm

観察を続けます。
posted by kusabanakan at 22:00| ゆうすげ日記

2018年06月10日

マツブサ日記(5)自生地ではつぼみ、種は未だ発芽せず おまけでアサギマダラ(6/10)

マツブサ日記の5回目。
前回5/22から19日ぶりの更新です。

相変わらず、4月3日に種まきしたマツブサの芽は出てきていません(下写真)。
多分、今回の、この条件では発芽しないのでしょう。完全に失敗です…

20180609matsubusa_1y_20180403.jpg
2018年6月10日 軽井沢草花館 2018年4月3日にマツブサの種まき(2017年11月8日収穫分の種)

これではマツブサ日記が成り立たなくなってしまうので、自生地のマツブサを観察してみます。
今後も、できる範囲で自生地のマツブサを紹介していこうと思っていますが、自生地を訪ねるのは正直大変なので、長期間更新できない場合もあります。あらかじめご了承ください。

それで、昨日(6/9)自生地を訪ねました(下写真)。
つぼみが付き始めていました。

20180609matsubusa_jisei01.jpg
2018年6月9日 軽井沢 マツブサ(つぼみ)

つぼみは丸くて直径6_くらい。柄の先端に一つだけついています。

20180609matsubusa_jisei02.jpg
2018年6月9日 軽井沢 マツブサ(つぼみ) 拡大

ゆるやかに観察を続けます。

【おまけ アサギマダラ】

自生地を訪れた際にアサギマダラ(蝶)数匹に出会いました。
グライダーのように風に乗ってふわふわと宙をまっているような姿でした。

たまたま木の枝にとまったところで写真を撮ることができました(ちょっとピンボケ)

20180609asagimadara.jpg
2018年6月9日 軽井沢 アサギマダラ
posted by kusabanakan at 15:38| マツブサ日記

2018(11)地植えのユウスゲ草丈90a、5年前の種は発芽せず(6/9)

5月27日以来、約2週間ぶりの更新です。
※内容は昨日(6/9)のユウスゲの様子を記します。

地植えのユウスゲは草丈が最大で90aに達っしていました。
前回(5/27)の時、草丈最大だったのはプランター10年目の苗で68a、地植えでは60aでした。
わずか2週間ですが、早い成長ぶりです。
このまま、大きな天候の崩れがなければ、7月上旬には開花を始めそうです。

また、今年の4月15日に種まきしたユウスゲについて、昨年収穫した種は発芽していますが、5年前(2013年の秋)に収穫した種からは一本も発芽がありません…

以下、地植え、1年目(4/15種まき分)、9年目、10年目(プランター×1、鉢植え×1)の苗についての詳細です。

【地植え】

20180609yusuge_jiue01.jpg
2018年6月10日 軽井沢草花館 ユウスゲ(地植え)

地植えのユウスゲは前回から順調に成長を続けて、草丈最大で(高さ)90aになりました(すべての苗で最大です)。
まだ、花茎は確認できていませんが、今年は春から気温の高い傾向が続いているので、そろそろ出てきてもよさそうです。

【プランター 1年目(4/15種まき分)】

今年の4月15日に2017年と2013年秋に収穫したユウスゲの種をそれぞれ別のプランターに分けて種まきし、発芽を観察していました。
昨年(2017)の秋に収穫した種は5/12に発芽を始めましたが、2013年の秋に収穫した種については昨日(6/9)まで一本の発芽も確認できず、時期も時期なので、これ以上観察しても発芽しないだろうという判断で実験自体を中止にしました。
古い種でも発芽するかどうか確かめてみたくて今年、このような実験を試みてみたのですが、5年前の古い種からは発芽しませんでした。単に古いから芽がでなかったのかどうか、来年以降も気が向いたら同様の実験をしてみようと思います。

20180609yusuge_planter_1y_2017&2013seed01.jpg
上段:2018年6月9日 軽井沢草花館 ユウスゲ 2013年収穫の種(60粒)を2018年4月15日に種まき
下段:2018年6月9日 軽井沢草花館 ユウスゲ 2017年収穫の種(60粒)を2018年4月15日に種まき

昨年収穫した種は発芽しましたが、4/15に60粒撒いて、6/9現在芽が出ているのはわずかに10本(草丈最大10a)。
例年に比べて、今年の発芽率は低いです。土が悪かったのか?、気候なのか?、種自体に問題があったのか?
例年通りの条件で世話してきたので、思いあたる節はありませんが、結果として今年の発芽率は悪いです。

20180609yusuge_planter_1y_2017seed01.jpg
2018年6月9日 軽井沢草花館 ユウスゲ 2017年収穫の種(60粒)を2018年4月15日に種まき

【鉢植え 9年目A&B】

20180609yusuge_pot_9y_A&B-yasuge.jpg
2018年6月9日 軽井沢草花館 ユウスゲ 鉢植え9年目 AとB(ヤスゲ)

こちらは5/18以来の測定です。
草丈はAの方が85a、Bは42aありました。
Aの草丈は、前回(5/18)に測定したとき50aだったので、約3週間で35aも伸びました。
一方Bの方は葉っぱが横に広がったせいか、Aと同じように成長していても、草丈(高さ)は42a。前回(5/18)から4a伸びただけです。

※Bは本来ユウスゲのつもりで育てていましたが、葉っぱの太さが他と違っていたり、花の咲く時間帯が夕方からではなく、完全に日が暮れてから咲きだすなど、通常のユウスゲとは異なる点が多数あり、本当のユウスゲではないのか?と思いながらも育てています。夜に咲きだすので勝手にヤスゲ(夜菅)と名付けています。

【プランター 10年目】

20180609yusuge_planter_10y_A01.jpg
2018年6月9日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター10年目(A)

草丈は75a。前回(5/27)は68aだったので、約2種間で7aの伸び。
少ないようにも思えますが、この時期にもなると長く伸びた葉っぱが重みでたわんで横に傾く傾向にあります。
全体のボリュームは確実に大きくなっており、順調に成長しています。
ちなみに下の写真は前回(5/27)の様子。見比べると一目瞭然です。

20180527yusuge_planter_10y_A01.jpg
2018年5月27日 軽井沢草花館 プランター10年目のユウスゲ 草丈68a

【プランター 10年目】

同じく種から10年目をむかえたプランターのユウスゲです(下写真)。
こちらも順調に成長して、草丈は78aありました。

20180609yusuge_planter_10y_B01.jpg
2018年6月9日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター10年目(B)

【鉢植え 10年目】

こちらは鉢植えで10年目をむかえたユウスゲの苗です。
草丈は70aで、問題なく育ってくれています。
毎年花を咲かせてくれているので、今年も開花が楽しみです。

20180609yusuge_pot_10y_01.jpg
2018年6月9日 軽井沢草花館 ユウスゲ 鉢植え10年目

以上、観察を続けます。
posted by kusabanakan at 13:10| ゆうすげ日記

カラスvsアスター(126)

カラスvsアスター(126)

カラス&アスター164ブログ用.jpg
第164(ショッパーでの連載番号)

第2、第4日曜日に再連載

※カラスvsアスターは、石川功一がペンネーム”石川エカ”として描いていた4コマ漫画で、1972年10月から1991年2月までの19年半にわたって、東京新聞の週刊地方版「ショッパー」で掲載されました。2013年4月4日より、小さな美術館軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」にて再連載。第2、第4日曜日に更新
posted by kusabanakan at 00:00| カラスvsアスター

2018年06月08日

緑のカーテン2018(7)イケマとヤマノイモも蔓伸びる(6/8)

軽井沢草花館の緑のカーテンは2011年から始めて、この春で8年目のシーズン。
テラスにネットを張り、ウチワドコロ、ノブドウ、イケマ、ヤマノイモ、チョウセンゴミシ、ツルガシワといった蔓性の野草をネットに絡ませて緑のカーテンを作り、それらを観察しています。

一昨日(6/6)からわずか2日しか経っていませんが、更新します。
というのも、イケマとヤマノイモ(じねんじょ)が蔓を伸ばしてきたからです。
気候もよく、植物がグングン成長している季節です。

【イケマ】

軒下からあっという間に蔓が伸びてきました(下写真)。

20180608midori_ikema01.jpg
2018年6月8日 軽井沢草花館 緑のカーテン イケマ

根の部分が地面から少し見えています(下写真)。
イケマの根には毒がありますが、乾燥させたものは生薬として薬用に使われるそうです。

20180608midori_ikema02.jpg
2018年6月8日 軽井沢草花館 緑のカーテン 軒下イケマの根

下は蔓の先端。

20180608midori_ikema03.jpg
2018年6月8日 軽井沢草花館 緑のカーテン イケマ 蔓の先端

一番下についた葉っぱで長さ3aくらい(下写真)と小さなものですが、これから出てくる葉っぱはもっと大きくなりそうです。

20180608midori_ikema04.jpg
2018年6月8日 軽井沢草花館 緑のカーテン イケマ 一番下の葉っぱ

既に緑のカーテンのネットにはウチワドコロが高密度で絡みついているので、イケマにとっては、そこに入り込んで勢力拡大するのは一苦労するかもしれません。昨年は花が咲かなかったので、今年は花を咲かせてほしいと願っています。

【ヤマノイモ(じねんじょ)】

こちらもあっという間に蔓を伸ばして、ネットに絡み始めました(下写真)。

20180608midori_yamanoimo01.jpg
2018年6月8日 軽井沢草花館 緑のカーテン ヤマノイモ

か細い蔓ですが、凄い勢いでネットに到達してきました。
毎年、ネットの隙間を埋めるかのように、この時期から蔓を伸ばし始めます。
葉っぱはまだ小さいですが、すぐに大きく成長するでしょう。

20180608midori_yamanoimo02.jpg
2018年6月8日 軽井沢草花館 緑のカーテン ヤマノイモの葉

秋になるとムカゴがついたり、黄葉してきれいになったりと楽しませてくれる植物でもあります

以上
posted by kusabanakan at 21:12| 緑のカーテン

2018年06月06日

緑のカーテン2018(6)98%ウチワドコロ、本日梅雨入り(6/6)

軽井沢草花館の緑のカーテンは2011年から始めて、この春で8年目のシーズン。
テラスにネットを張り、ウチワドコロ、ノブドウ、イケマ、ヤマノイモ、チョウセンゴミシ、ツルガシワといった蔓性の野草をネットに絡ませて緑のカーテンを作り、それらを観察しています。

本日(6月6日)、長野県のある関東・甲信地域で梅雨入りしたらしいとの発表がありました。
平年よりも2日、昨年よりも1日早い梅雨入りだそうで、これからしばらくぐずついた天気が続きそうです。

さて、今回は5月27日以来、10日ぶりの更新です。
順調に蔓を伸ばし続けています。

20180606midori_01.jpg
2018年6月6日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下の写真は10日前の状態です。わずか10日間ですが、緑の密度が濃くなってきて、緑のカーテンらしくなってきました。
また、手前の見える地植えの植物(主にユウスゲ)も元気に成長しています。

20180527midori_01.jpg
2018年5月27日 軽井沢草花館 緑のカーテン

現在、緑のカーテンはウチワドコロの葉が98%くらいを占有し、残りの2%がノブドウです。
下の写真は本日撮影したもので、ノブドウを植えてるプランターです。
ウチワドコロは軒下の地面から直接蔓を伸ばしていて、繁殖力が旺盛。
地下茎が横に伸びて株数を増やしていくようで、年々蔓の本数が増えてきています。
ウチワドコロの蔓が最初に出てネットに絡みついていくので、その後から蔓を伸ばそうとしているノブドウはどこか居心地が悪いのか、勢いがありません。

20180606midori_02.jpg
2018年6月6日 軽井沢草花館 緑のカーテン

例年通りですと、この後イケマ、ヤマノイモ(ジネンジョ)の蔓が伸びてきます。
特にヤマノイモはネットの隙間を埋めるように覆いかぶさり、緑のカーテンに厚みを増してくれるので、今後楽しみです。
ツルガシワ、チョウセンゴミシは今のところ、ツルがネットにまで届いておらず、このままの状態で今年終わるのか、あるいはこれから巻き返してくるのか観察していこうと思います。

観察をつづけます。
posted by kusabanakan at 15:12| 緑のカーテン

2018年06月03日

アヤメが開花、レンゲショウマには花茎&つぼみ

軽井沢草花館の庭のアヤメとレンゲショウマの様子です。

【アヤメ】

本日、軽井沢草花館の庭でアヤメが咲きました。今年最初の一輪です。
昨年は同じ場所のアヤメが6月7日に咲いていますので、昨年比で4日早い開花となりました。

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2018年6月3日 軽井沢草花館 アヤメ

今年は春先から気温が高い傾向で、多くの花の開花が早くに訪れています。
このアヤメも5月20日ころにはつぼみが膨らみ始め、5月中に咲くのではないかと思っていたほどですが、5月下旬はそれほど気温が上がらず、開花は6月に入ってからになりました。

表 軽井沢の3月から5月までの旬ごとの平均気温(2013から2018年)
2018_3-5月下の旬ごと平均気温.png

【レンゲショウマ】

既に花茎が出ていて、本日、花茎の先端につぼみが付いているのを確認しました。

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2018年6月3日 軽井沢草花館 レンゲショウマ 花茎が数本出ています

花茎の先端につぼみがつき始めましたが、直径3ミリくらいの小さなもの(下写真)。
開花するのは例年8月過ぎからなので、まだまだ先となります。

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2018年6月3日 軽井沢草花館 レンゲショウマ つぼみ(直径3ミリほど)

以上
posted by kusabanakan at 11:45| 草花館日記