今年で9年目となる軽井沢草花館の緑のカーテン。
テラスにネットを張り、ウチワドコロ、ノブドウ、イケマ、ヤマノイモ、チョウセンゴミシ、ツルガシワといった蔓性の野草をネットに絡ませて観察しています。軽井沢の野に生える蔓性植物を使っているところが特徴です。
前回6月21日以来、8日ぶりの更新です。
「各種の蔓が順調に伸びている」、と言いたいところですが、前回(6/21)の後から、一部ウチワドコロの葉っぱに粉が吹いたような病気?の症状が出て、日々剪定を続けています。
全体的には、ウチワドコロも含めて、ノブドウ、イケマ、チョウセンゴミシ、そしてイケマが活発に蔓を伸ばしています。
比率でいうとウチワドコロ70%、ノブドウ20%、ヤマノイモ7%、イケマ2%、チョウセンゴミシ1%といったところです。
※ツルガシワは蔓が伸びることなく成長が止まっています。
以下、詳細です。
2019年6月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン
下の写真は前回(6/21)に撮影したものです。緑のカーテンの面積は確実に広くなっていますが、この時期としては少しのんびりとした広がり方です。
2019年6月21日 軽井沢草花館 緑のカーテン
緑のカーテンの面積がのんびりとした広がり方をしている理由は、ウチワドコロの葉っぱが病気にかかってしまったようで、毎日、傷んだ葉っぱを剪定して取り除いているからです。
ここ毎年、同じ症状が見られていますが、今年は特に症状がひどいように思います。
本当に病気なのか、まだわからないのですが、下の写真がその症状です。
2019年6月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロの病気にかかったいるらしい葉(表)
右の葉っぱと左の葉っぱでは、病気のタイプが違うのか?タイプが違うように思います。
右の葉っぱは葉の裏表に粉が吹いて、色も黄色くなります。
一方左の葉っぱは黄色い斑紋がでます。
また、写真には載せませんでしたが、虫に喰われてしまう葉も少なくありません。

2019年6月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロの病気にかかったいるらしい葉(裏)
これらの葉っぱを剪定すると、以下のような量になります(本日剪定分)。
2019年6月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン 剪定した病気の?ウチワドコロの葉っぱ
こうして選定作業を日々行っているので、緑のカーテン全体としては、まだ隙間も多く、完成形にはまだ時間がかかりそうです。
その他の蔓植物ですが、チョウセンゴミシが緩やかに蔓を伸ばし続けています。全体の中では1%にも満たないような地味な存在ですが、今年初めてネットに絡み、緑のカーテンの一部として活躍してくれそうです。
2019年6月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン チョウセンゴミシ
2019年6月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン チョウセンゴミシ
ウチワドコロ、ノブドウ、イケマは以下の写真のような感じでネットに混生して緑のカーテンを形成しています。
特にイケマの蔓が枝分かれしながら、勢いよく伸びていているのが目立っていて、現在地上から115aの高さまで来ています。
※写真は割愛しますが、ヤマノイモも勢いよく蔓を伸ばしています。
2019年6月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン チョウセンゴミシ
つづく
posted by kusabanakan at 17:01|
緑のカーテン