小さな美術館軽井沢草花館 2020年度展示のご案内
【8月以降の営業日程について】
現在、新型コロナウィルス「感染拡大予防ガイドライン」に沿った対策をとりながら「石川功一の水彩・油彩展 和歌に詠まれた草花たち」開催中です。8月は「火曜日のみ休館」、9月以降は「火、水曜日休館」で営業を続けてまいります。但し、今後のコロナ感染状況によって休館日や営業時間を変更する可能性がありますので、来館予定の方におかれましては、事前にホームページ(kusabana.net)で開館日を確認していただきますようお願いします。
また、引き続き、来館の皆さまには1.マスクの着用、2.チェックシートの記入(名前、連絡先、健康状態の確認)、3.手指消毒をお願いするとともに、入館者の人数制限(同時に6名まで)を実施いたします。 ご理解・ご協力をお願いいたします。
営業カレンダー(8月〜11月)※今後の状況によって変更になることがあります。
■は休館日
【石川功一の水彩・油彩展 「和歌に詠まれた草花たち」】
今年の企画テーマは「和歌」。日本の和歌と、石川功一の作品で歌の中で詠まれた草花図を並べて展示し、合わせて鑑賞していただこうとするものです。
和歌は、日本最古の歌集である「万葉集」を中心に、勅撰集「古今和歌集」、「拾遺和歌集」、「後拾遺和歌集」など、5世紀から11世紀までに詠まれたものより選出。そして、石川功一の描いた草花図の中からは、和歌の中で詠まれた草花を厳選し、水彩画と油彩画を合わせて40数種を紹介しています。
展示予定の作品(一部)
エゾカワラナデシコ、ウメ、サクラ、ヤマブキ、ハギ、フジ、スミレ、ヤブカンゾウ、カタクリ、ニワトコ、ヌルデの紅葉、ダンコウバイの黄葉、等。
【ヒオウギ(檜扇)】
展示作品より石川功一の描いた水彩画と万葉集の歌をご紹介します。
石川功一 水彩スケッチ ヒオウギの花(檜扇) 1986.8.15
石川功一 水彩スケッチ ヒオウギの実(檜扇) 1987.10.5
2020年8月3日 軽井沢町植物園 ヒオウギの花
「ぬばたま」は黒、夜などの枕詞として使われ、アヤメ科ヒオウギの黒い種のことです。秋に実が割れると、中から光沢のある種子が現れ、その濃黒色をもって黒や夜と比喩されます。
ぬばたまは万葉集に数首詠まれていますが、本展では磐姫皇后(いわのひめこうごう)の詠んだ下の歌と共に、石川功一の描いた水彩スケッチ2点(花と実)を紹介しています。実の時のスケッチには、割れた実から現れた黒い実「ぬばたま」が描かれています。
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居明かして 君をば待たむ ぬばたまの 我が黒髪に 霜は降るとも
万葉集 巻第2・89 磐姫皇后(いわのひめこうごう)
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※館内では、現代訳も併記して紹介しています。
開催日:2020年6月13日(土)~2020年11月23日(月)まで
場所:小さな美術館軽井沢草花館
開館時間 10:00から17:00
休館日 8月:火曜日、9月以降:火、水曜日(但し、祝日は開館)
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料
駐車場 専用の無料駐車場あり(最大5台)
チラシのダウンロードはこちらから → 軽井沢草花館チラシ(PDF 5.0MB)
小さな美術館軽井沢草花館 公式ホームページ https://kusabana.net