6月に入りました。
例年、6月の半ば過ぎくらいからユウスゲに花茎が出始めて、早ければ7月上旬、通常7月半ばくらいから開花が始まっています。今年はおおむね平年並みに成長を続けていますが、今後の成長が楽しみです。
今回の観察で興味深いのは、5月24日に裁断したユウスゲがすごい勢いで葉を伸ばしてきたことです。復活してからの開花があるのか?と期待してしまいます。また、今年種まきしたユウスゲの発芽率が過去最高の成績です。
以下、プランター13年目、鉢植え13年目、プランター5年目、3年目、2年目、1年目、地植えの順に詳細です。
【プランター13年目のゆうすげ】
葉っぱが垂れ下がって、少し元気のないところが気がかりな苗です。
葉が黄色く変色するものもあり、見つけた時に、はさみでその部分だけ取り除いています。
今年で13年目をむかえ、老化があるのでしょうか?
それでも、草丈は60aになり、5/28に測定したときの55aより高くなっていました。
成長は続いています。
2021年6月3日 軽井沢草花館 ユウスゲ プランター 13年目(草丈60a)
【鉢植え13年目のゆうすげ】
5月24日、苗の状態が悪かったので、葉のつけ根から裁断したユウスゲですが、その後、すごいペースで葉が伸びてきて、以下の写真のような姿になっています。
裁断してから今日で10日目となりますが、一番成長したもので草丈21a。一日当たり2a以上伸びていることになります。
2021年6月3日 軽井沢草花館 ユウスゲ(鉢植え13年目)※5月24日に裁断
2021年6月3日 軽井沢草花館 ユウスゲ(鉢植え13年目)※5月24日に裁断
下の写真は5月24日に裁断した直後に撮影したものです。
2021年5月24日 軽井沢草花館 ユウスゲ(鉢植え13年目)※裁断直後
【プランター5年目のゆうすげ】
5年目の苗は草丈最大で50aになりました。5月14日に測定したときは30aだったので、20日間で20a伸びたことになります。
2021年6月3日 軽井沢草花館 ユウスゲの芽 プランター5年目(2017年5月4日種まき)
【プランター3年目のゆうすげ】
この苗は、この春、最初に芽の出たユウスゲです。
現在の草丈は最大で38a。5月24日の測定では35aだったので、10日間でわずか3a高くなっただけでした。
しかし、高さでは3aしか変わっていませんが、まだ3年目のか細い葉っぱなので、傾いてしまったり、折れ曲がったりしてしまったりで、高さとしては増えていないだけで、葉っぱ自体の長さは成長していると思います。
2021年6月3日 ユウスゲの芽 プランター3年目(2019年5月13日種まき)最大草丈38a
下の写真は前回5月24日に撮影したものです。
2021年5月24日 ユウスゲ プランター3年目(2019年5月13日種まき) 最大草丈35a
【プランター2年目のゆうすげ】
昨年(2020年)種まきして、今年2年目の苗です。
草丈の最大は33a。前回(5/24)の20aから13a高くなりました。順調に成長しています。
2021年6月3日 軽井沢草花館 ユウスゲの芽 プランター2年目(2020年4月22日種まき)
【ユウスゲ プランター1年目】
今年の4月4日にプランターに種まきしたユウスゲです。
5月17日に最初の発芽を確認し、その後とてもよく成長しています。
2021年6月3日 軽井沢草花館 ユウスゲ種まき(2021年4月4日に種まき、2020年採取の種)
2つのプランターには異なる種がまかれています。
1.草花館のユウスゲ苗をいったん軽井沢町大日向の知人宅で数年間育て、その種(2020年産)を再び草花館でまいたもの
2.草花館で昨年収穫した種をまいたもの
現時点(6/3)での発芽率は
1.大日向採取の種:73/74=99%(最大草丈12a)
2.草花館採取の種:52/66=79%(最大草丈9a)
と極めて良好です。特に大日向で育てた苗から採取した種の発芽率はほぼ100%となっていて、過去最高です。今後、草花館で採取した種からの発芽率がどこまで上がるのか楽しみです。
【地植えのゆうすげ】
地植えのゆうすげもまずまず順調に成長を続けています。
草丈最大で65aとなり、現在軽井沢草花館のユウスゲの中で最も大きな苗となっています。
2021年6月3日 軽井沢草花館 ユウスゲ 地植え(草丈65a)
つづく
posted by kusabanakan at 20:00|
ゆうすげ日記