2021年09月30日

「開館25周年記念 石川功一 軽井沢の草花展」【下発地の古民家】

小さな美術館軽井沢草花館 2021年度展示のご案内(9/30)
「開館25周年記念 石川功一 軽井沢の草花展」を開催中です。

今年度(2021)の企画展では、石川功一の描いた軽井沢の草花図(水彩・油彩)を中心にしながら、記念展示としてマンガ、イラスト、人物画、風景画の作品を数点ずつ公開しています。
展示作品は不定期に少しづつ入れ替えを行っていますが、今回紹介するのは、展示中の風景画です。

【下発地の古民家】

20210930軽井沢下発地古民家198703_4F.jpg
石川功一 下発地の古民家 1987年3月 油彩 4F(8/4~11/23展示予定)

軽井沢草花館で7点所蔵している軽井沢の古民家(廃屋含む)のうちの1点。1980年代にわずかに残っていた茅葺屋根の古民家も、今では取り壊されて見られなくなりました。石川功一50歳の時の作品です。

【軽井沢草花館の利用案内】

現在、コロナ感染予防対策として、入館に際して以下の4つの協力をお願いしています。

1.館内でのマスクの着用
2.受付での検温:37.5度以上の方は入館をお断りしています
3.チェックシートの記入:氏名、連絡先、健康状態、渡航歴
4.手指のアルコール消毒

但し、今後のコロナウィルスの感染状況によって、人数制限や日程、営業時間の変更をする可能性がございます。
最新情報はこのページにてお知らせしていきますので、来館予定の方は、事前に確認いただきますようお願いいたします。

軽井沢草花館チラシ2021_1000×708.jpg
チラシのダウンロードはこちらから → 軽井沢草花館チラシ(PDF 5.0MB)

画家・石川功一(1937-2007)の個人美術館として誕生した軽井沢草花館は今年で開館25周年(1997−)をむかえました。
本展では、軽井沢自生の草花図(水彩と油彩画)約40点の他、25年目の記念展示として石川功一のマンガ、イラスト、人物画、風景画等、画業の軌跡を辿る作品を数点ずつ公開します。
マンガ家として出発した20代、画家として本格的な活動を始めた30代、そして軽井沢で草花に出会い、草花図の制作に生涯を捧げた40代以降の作品を一堂に集めました。石川功一の画業変遷や人物像と照らし合わせながらお楽しみ下さい。

開催日 2021年4月24日(土)~2021年11月23日(火・祝)まで
場所:小さな美術館軽井沢草花館
開館時間 10:00から17:00
休館日 火曜日(但し、11/23は開館)
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料

・長野県民対象の県民応援前売り割/信州割Specialのクーポン利用できます。

・「信州の安心なお店」認証店に登録されました。お得なクーポン券も販売中です(100部限定、売り切れ次第終了)

ホームページ https://kusabana.net

以下、営業カレンダー(予定)

2021calender_10.jpg

2021calender_11.jpg


※11月24日以降、2022年4月下旬まで冬期休館となります。
posted by kusabanakan at 22:18| 展示紹介

矢ヶ崎公園オオヤマザクラ(2021.9.29)落葉 シダレとヤエはこれから紅葉

前回8月21日から、1か月以上たってしまいました。
昨日(9/29)撮影した写真ですが、現在の矢ヶ崎公園内のサクラの状況です。

矢ヶ崎公園の北側遊歩道沿いに植栽されているオオヤマザクラは、8月下旬から一部の紅葉が始まりましたが、9月のうちにほぼ落葉してしまいました。
しかし、矢ヶ崎公園内のシダレザクラやヤエザクラの紅葉はようやく色づき始めたところで、10月下旬に見ごろとなりそうです。

まずは、北側遊歩道沿いに植えられているオオヤマザクラです。ほぼ落葉していました(下写真)。

20210929yagasaki-sakura01.jpg
2021年9月29日 軽井沢 矢ヶ崎公園 北側遊歩道沿いのオオヤマザクラ

下の写真は前回8/21に撮影したものです。紅葉が始まって間もないころでした。

20210821yagasaki-sakura01.jpg
2021年8月21日 軽井沢 矢ヶ崎公園 北側遊歩道沿いのオオヤマザクラ

下写真(本日撮影):一部残っているオオヤマザクラの葉っぱで、赤く紅葉しています。

20210929yagasaki-sakura02.jpg
2021年9月29日 軽井沢 矢ヶ崎公園 北側遊歩道沿いのオオヤマザクラ

下写真:大賀ホールの西側、南側のシダレザクラはようやく紅葉を始めたところです。

20210929yagasaki-shidare-sakuraA01.jpg
2021年9月29日 軽井沢 矢ヶ崎公園 大賀ホール 西側のシダレザクラ

20210929yagasaki-shidare-sakuraB01.jpg
2021年9月29日 軽井沢 矢ヶ崎公園 大賀ホール 南側のシダレザクラ

下写真:ヤエザクラもようやく葉が色付き始めたところです。

20210603yagasaki-yaezakuraA01.jpg
2021年9月29日 軽井沢 矢ヶ崎公園 遊具広場近く ヤエザクラ

下写真:公園内の芝生広場です。右奥に見える山は離山(はなれやま)。左の並木はカツラの木。カツラは黄葉し、半分以上が落葉していました。

20210929yagasaki-hanareyama-asamayama.jpg
2021年9月29日 軽井沢 矢ヶ崎公園 芝生広場(左は大賀ホール、右はカツラ並木)
posted by kusabanakan at 20:45| オオヤマザクラ

2021年09月29日

マツブサ日記(31)房の実が緑色から紫色へ(2021.9.29)

3年前(2018)、絡みついていた木の倒木でダメージを受けたマツブサの観察日記です。
前回9月13日以来、16日ぶりの更新です。

この16日間で、実の色が薄緑色から紫色へと変化しました。これからさらに実が熟していき、現在の紫色よりも濃い紫に変わっていきます。

※マツブサは軽井沢に多く自生するチョウセンゴミシと同じマツブサ科の植物で、チョウセンゴミシの実とよく似ていますが、赤色のチョウセンゴミシに対して、マツブサは濃紫です。

20210929jisei-matsubusa02.jpg
2021年9月29日 軽井沢 自生地のマツブサ 実

下の写真は前回9月13日のときの状態です。色の変化がよく分かります。

20210913jisei-matsubusa02.jpg
2021年9月13日 軽井沢 自生地のマツブサ 実

下写真は、全体の様子で、マツブサの房は中央に見えます。今年も花がほとんど咲かなかったようで、観察している実以外は確認できていません。

20210929jisei-matsubusa01.jpg
2021年9月29日 軽井沢 自生地のマツブサ 実

下写真:葉っぱの状態です。夏の緑からすこし黄色みがかってきました。

20210929jisei-matsubusa03.jpg
2021年9月29日 軽井沢 自生地のマツブサ 葉
posted by kusabanakan at 11:43| マツブサ日記

2021年09月28日

ブナ日記(192)冬芽13.0_、枝が少し伸びる(9/27)

(2014年春に種から発芽し、今年で8年目をむかえたブナ(崇さん)の成長記録です)

※昨日(9/27)観察した日記となります。前回9月17日以来10日ぶりの更新です。

この10日間での変化として、枝先が2.5_伸びました。8月に入ってから芽吹いたところから伸びた枝で、8月21日から前回9月17日までの期間には変化がありませんでしたが、この10日間(9/17-9/27)での成長です。
見た目では葉っぱがわずかに黄色みを帯びてきました。
また、冬芽はしっかりと成長を続けています。

以下詳細です。

下写真:現在の全体の姿です。樹高は27aで、前回(9/17)から変化がありません。

20210927buna_su_8y_00.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高27a

20210917buna_su_8y_00.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高27a

20210908buna_su_8y_00.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高27a

20210830buna_su_8y_00.jpg
2021年8月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高27a

20210821buna_su_8y_00.jpg
2021年8月21日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高26a

下写真:8月11日撮影の一枚です。この時は8月の若葉(3枚)が成長過程で、色が赤茶色をしていました。

20210811buna_su_8y_00.jpg
2021年8月11日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高26a

下写真:8月1日に撮影の一枚です。8月の若葉が芽吹く直前です。

20210801buna_su_8y_00.jpg
2021年8月1日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目(樹高24.0cm)

次は8月に芽吹いた若葉(葉っぱ)についてです。

下写真:上から見た崇さんです。8月に芽吹き始めた頃、3枚の葉は赤茶色をしていましたが、徐々に赤味が消えていき、今日現在、春に芽吹いた葉っぱとほぼ同じになりました。但し、形や柄の長さが5月に芽吹き始めた葉っぱとは違っていて、違和感は残ります。

20210927buna_su_8y_01a.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210917buna_su_8y_01a.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210908buna_su_8y_01b.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210830buna_su_8y_01a.jpg
2021年8月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210821buna_su_8y_01a.jpg
2021年8月21日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

下写真:8月11日撮影の一枚です。3枚の葉っぱは赤茶色をしていました。

20210811buna_su_8y_01.jpg
2021年8月11日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

下写真:四角枠の部分を拡大したものです。

8月に入ってから芽吹いたところから伸びた枝は70_で、前回(9/17)の67.5_から2.5_伸びました。
8月21日から9月17日までの測定ではずうっと67.5_だったので、ここにきて2.5_伸びました。
この10日間、特に気温が高かったわけでもなく、日照時間が長かったわけでも、雨が多かったわけでもありません。
また、枝の先端の冬芽は9.5_となり、前回(9/17)の7.5_から2.0_伸びました。

20210927buna_su_8y_02.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210917buna_su_8y_02a.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210908buna_su_8y_02b.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210830buna_su_8y_02b.jpg
2021年8月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210821buna_su_8y_06.jpg
2021年8月21日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

次は、観察中の冬芽です。

下写真:白い四角で囲った部分のさらに丸で囲った冬芽を6月12日から定期的に観察して長さを測定しています。

20210927buna_su_8y_01b.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目(冬芽の測定部分)

下写真:冬芽の長さは前回(9/17)の11.5_から13.0_へと、この10日間で1.5_長くなりました。
6/12:1.0_ → 6/22:1.5_ → 7/2:2.0_→7/12:3.0_→7/22:4.0_→8/1:5.0_→8/11:7.0→8/21:8.0_→8/30:9.0_→9/8:10.0_→9/17:11.5_→9/27:13.0_と順調に成長が続いています。

20210927buna_su_8y_03.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 ブナの崇さんの冬芽(長さ13.0_)

最後は幹の直径です。

(下写真)幹の直径は前回のφ12.5_から変化がありませんでした。

20210927buna_su_8y_04.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 幹直径12.5_

【イヌブナとの比較】

下の写真には、実生から10年目、イヌブナの檀さんと一緒に撮影したものです。
(右上がブナの崇さんで左はイヌブナの檀さんです)
成長の違いはありますが、どちらも順調に成長を続けています。


20210927inubuna10y_dan_buna_su_8y.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目檀さん&ブナ実生8年目崇さん

【成長記録】以下のリンク先に移動しました。

ブナ日記【記録編】 2015年5月1日以降

posted by kusabanakan at 07:22| ブナ日記

2021年09月27日

イヌブナ日記(240)一部落葉、冬芽15_に(2021.9.27)

(2012年5月に種から発芽した実生から10年目のイヌブナ成長日記です)

9月17日以来、10日ぶりの更新です。

この10日間でイヌブナ安さんと檀さん共に、黄葉が進み、一部は茶色くなって葉を落としました。また、冬芽の成長が活発で安さんの冬芽はこの10日間で3_も長くなっていました。樹高と幹の直径に変化はありませんでした。

20210927inubuna10y_an_dan_buna8y_su01.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生10年目の安さん、ブナ実生8年目の崇さん、イヌブナ実生10年目の檀さん

20210917inubuna10y_an_dan_buna8y_su01re.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生10年目の安さん、ブナ実生8年目の崇さん、イヌブナ実生10年目の檀さん

以下、安さんと檀さんの詳細です。

【イヌブナ安さん 実生10年目】

樹高は96.5aで、前回(9/17)から変化がありませんでした。但し、葉っぱの一部は茶褐色化して、葉が落ちました。全体的な葉っぱのボリュームが減ってきた印象です。

20210927inubuna10y_an_00.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん(樹高96.5a、幅148a)

下の写真は前回(9/17)撮影です。

20210917inubuna10y_an_00re.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん(樹高96.5a、幅148a)

下写真:上から見た安さんです。前回よりもさらに黄葉が進みました。
また幹の下部の方の葉っぱは落葉してほとんどありません。

20210927inubuna10y_an_01.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん

下の写真は前回9月8日撮影です。上の本日撮影分と比べると差がよく分かります。

20210917inubuna10y_an_01.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん

下写真:冬芽の長さは前回(9/17)の12.0_から15.0_へと、この10日間で3.0_も長くなりました。
6/12:1.0_ → 6/22:1.5_ → 7/2:2.0_→7/12:3.0_→7/22:4.0_→8/1:5.0_→8/11:6.0_→8/21:8.0_→8/30:9.5_→9/8:10.5_→9/17:12.0_→9/27:15_と成長が続いています。

20210927inubuna10y_an_02.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん(冬芽の長さ15_)

20210917inubuna10y_an_02.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん(冬芽の長さ12_)

下写真:幹の直径は18.0_で、7月22日以降変化がありません。

20210927inubuna10y_an_03.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん 幹直径18.0_

下写真:雨が続くと生えてくるキノコです。この10日間で出てきましたが撮影後に取り除きました。

20210927inubuna10y_an_04.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん 鉢に生えたキノコ

【イヌブナ檀さん 実生10年目】

今回の測定でも樹高の変化はありませんでしたが、冬芽は順調に大きくなっていました。

20210927inubuna10y_dan_00.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん(樹高49a、幅74a)

下の写真は前回(9/17)撮影です。

20210917inubuna10y_dan_00re.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん(樹高49a、幅74a)

下写真:上から見た檀さんです。一部の葉っぱが落ちて、全体的なボリュームが小さくなりました。

20210927inubuna10y_dan_01.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん

20210917inubuna10y_dan_01.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん

下写真:冬芽の長さは前回(9/17)の11.0_から12.0_へと、この10日間で1.0_長くなっていました。
6/12:2.0_ → 6/22:2.0_ → 7/2:2.5_→7/12:3.0_→7/22:4.5_→8/1:5.0_、8/11:6.0_→8/21:7.0_→8/30:8.0_→9/8:10.0_→9/17:11.0_→9/27:12.0_となり、順調に成長を続けています。

20210927inubuna10y_dan_02.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さんの冬芽(12.0_)

20210917inubuna10y_dan_02.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さんの冬芽(11.0_)

下写真:イヌブナ檀さんとブナ崇さんのツーショットです。
左側の黄緑色の葉がイヌブナ檀さんで、右側の緑色の濃い方がブナの崇さんです。

20210927inubuna10y_dan_buna_su_8y.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目檀さん(左)&ブナ実生8年目崇さん(右上)

下写真:幹の直径は13.0ミリで、7月12日から変化がありません。

20210927inubuna10y_dan_03.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん 幹直径13.0_

下写真:雨が続くと生えてくるキノコです。この10日間で出てきましたが撮影後に取り除きました。

20210927inubuna10y_dan_04.jpg
2021年9月27日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん 鉢に生えたキノコ

【成長記録】以下のリンク先に移動しました。

イヌブナ日記【記録編】 2014年7月24日以降
 ↓↓↓

【姉妹ブログ:ブナ日記】

ブナの崇さんの成長記録を綴った姉妹ブログです

以上
posted by kusabanakan at 16:48| イヌブナ日記

2021年09月26日

カラスvsアスター(208)

カラスvsアスター(208)

カラス&アスター387ブログ済.jpg
第387(ショッパーでの連載番号)

第2、第4日曜日に再連載

※カラスvsアスターは、石川功一がペンネーム”石川エカ”として描いていた4コマ漫画で、1972年10月から1991年2月までの19年半にわたって、東京新聞の週刊地方版「ショッパー」で掲載されました。2013年4月4日より、小さな美術館軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」にて再連載。第2、第4日曜日に更新。
posted by kusabanakan at 00:00| カラスvsアスター

2021年09月25日

「開館25周年記念 石川功一 軽井沢の草花展」【オヤマボクチ】

小さな美術館軽井沢草花館 2021年度展示のご案内(9/25)
「開館25周年記念 石川功一 軽井沢の草花展」を開催中です。

今年度(2021)の企画展では、石川功一の描いた軽井沢の草花図(水彩・油彩)を中心にしながら、記念展示としてマンガ、イラスト、人物画、風景画の作品を数点ずつ公開しています。
展示作品は不定期に少しづつ入れ替えを行っていますが、今回紹介するのは、9月8日から展示を始めたオヤマボクチ(水彩スケッチ)です。

【オヤマボクチ(雄山火口)】
20210925oyamabokuchi19981005.jpg
石川功一 オヤマボクチ 1998年10月5日 水彩(9/8~11/23展示予定)

オヤマボクチはキク科の多年草で、アザミを大きくしたような花が首を垂れるように咲いて、とても個性的です。
長野県では、葉から得られる繊維をつなぎに利用した蕎麦があります。とても手間暇のかかる作業だそうですが、コシがあって、滑らかに仕上がった蕎麦になるそうです。
花期は9月から10月で、日当たりのよい林道端などで見かけます。

20210925oyamabokuchi20090925.jpg
2009年9月25日 軽井沢 オヤマボクチの花

【軽井沢草花館の利用案内】

現在、コロナ感染予防対策として、入館に際して以下の4つの協力をお願いしています。

1.館内でのマスクの着用
2.受付での検温:37.5度以上の方は入館をお断りしています
3.チェックシートの記入:氏名、連絡先、健康状態、渡航歴
4.手指のアルコール消毒

但し、今後のコロナウィルスの感染状況によって、人数制限や日程、営業時間の変更をする可能性がございます。
最新情報はこのページにてお知らせしていきますので、来館予定の方は、事前に確認いただきますようお願いいたします。
軽井沢草花館チラシ2021_1000×708.jpg
チラシのダウンロードはこちらから → 軽井沢草花館チラシ(PDF 5.0MB)

画家・石川功一(1937-2007)の個人美術館として誕生した軽井沢草花館は今年で開館25周年(1997−)をむかえました。
本展では、軽井沢自生の草花図(水彩と油彩画)約40点の他、25年目の記念展示として石川功一のマンガ、イラスト、人物画、風景画等、画業の軌跡を辿る作品を数点ずつ公開します。
マンガ家として出発した20代、画家として本格的な活動を始めた30代、そして軽井沢で草花に出会い、草花図の制作に生涯を捧げた40代以降の作品を一堂に集めました。石川功一の画業変遷や人物像と照らし合わせながらお楽しみ下さい。

開催日 2021年4月24日(土)~2021年11月23日(火・祝)まで
場所:小さな美術館軽井沢草花館
開館時間 10:00から17:00
休館日 火曜日(但し、11/23は開館)
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料

・長野県民対象の県民応援前売り割/信州割Specialのクーポン利用できます。

・「信州の安心なお店」認証店に登録されました。お得なクーポン券も販売中です(100部限定、売り切れ次第終了)

ホームページ https://kusabana.net

以下、営業カレンダー(予定)

2021calender_09.jpg

2021calender_10.jpg

2021calender_11.jpg
posted by kusabanakan at 21:48| 展示紹介

2021年09月23日

ナンバンハコベ日記(14)実が緑から黒へ(20210923)

9月7日以来16日ぶりの更新です。
ナンバンハコベの実が緑色から黒色に変わりました。

20210923nanbanhakobe02b.jpg
2021年9月23日 軽井沢草花館 プランター ナンバンハコベの実(黒)

実が黒くなっているのは上の写真の一つだけ。
その他の実はまだ緑色をしています。

20210923nanbanhakobe01.jpg
2021年9月23日 軽井沢草花館 プランター ナンバンハコベの実(左の緑、右の黒)

20210923nanbanhakobe_b.jpg
2021年9月23日 軽井沢草花館 プランター ナンバンハコベ(全体)

また、花は8月29日に咲きはじめてから、少しづつ咲き続けていますが、終盤になっているようです。
直近に咲きはじめそうなつぼみは見当たらず、気温も低くなってきているので、そろそろ見納めなのかもしれません。
下の写真は本日咲いている2輪のうちの一輪です。

20210923nanbanhakobe03.jpg
2021年9月23日 軽井沢草花館 プランター ナンバンハコベの花

尚、鉢植え(×2つ)で育てているナンバンハコベですが、こちらの方は未だにつぼみが付く気配がなく、今シーズン花を咲かすことなく終わりそうな感じです(下写真)。

20210923nanbanhakobe04.jpg
2021年9月23日 軽井沢草花館 鉢植え(×2) ナンバンハコベ
posted by kusabanakan at 16:00| ナンバンハコベ日記

2021年09月22日

キイジョウロウホトトギス咲く(2021.9.22)

今年もプランターで育てているキイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑)が咲きはじめました。

20210922kiijyourouhototogisu01.jpg
2021年9月22日 軽井沢草花館 キイジョウロウホトトギス

今朝、茎の先端についたつぼみの先端が割れ始めました。
まだ、つぼみの状態のものがほとんどですが、明日以降、開花してきそうです。
9月の終わりから、10月上旬まで咲いてくれそうです。

20210922kiijyourouhototogisu02.jpg
2021年9月22日 軽井沢草花館 キイジョウロウホトトギス

この花は軽井沢には自生しておらず、今から12年くらい前だったと記憶していますが、和歌山県のお客様から頂いたもの。
今まで大切にプランターで育て、毎年花を咲かせています。
※軽井沢ではタマガワホトトギスという黄色いホトトギスが自生しています。
posted by kusabanakan at 16:07| 草花館日記

2021年09月20日

アキノキリンソウ&ノコンギク咲く(2021.9.20)

1週間くらい前から、アキノキリンソウ(秋の麒麟草)とノコンギク(野紺菊)が咲き始めています。
これらのキクが咲きはじめると、「もう秋かぁ」と季節の移り変わりを改めて感じます。

20210920museum-akinokirinso.jpg
2021年9月20日 軽井沢草花館 アキノキリンソウ

20210920museum-nokongiku.jpg
2021年9月20日 軽井沢草花館 ノコンギク

現在、草花館では他に、ワレモコウ、リンドウ、ホトトギス(白と紫)、ヤマハギ、ゲンノショウコ、ミズヒキ(赤と白)、タニソバ、ナンバンハコベなどが咲いています。
これから咲く花としては、リュウノウギクやキイジョウロウホトトギスがありますが、軽井沢で咲く花の種類も秋の深まりとともに減っていき、木の実、草の木が目立つようになります。
posted by kusabanakan at 15:22| 草花館日記

2021年09月18日

ブナ日記(191)冬芽11.5_に、幹回りは0.5_増(9/17)

(2014年春に種から発芽し、今年で8年目をむかえたブナ(崇さん)の成長記録です)

※昨日(9/17)観察した日記となります。前回9月8日以来9日ぶりの更新です。

今年は春の芽吹きから順調に成長を続けていたブナの崇さんですが、8月に入ってから枝の先端から芽吹きが始まり、3枚の若葉が広がりました。現在、若葉の成長も落ち着いています。

以下詳細です。

下写真:現在の全体の姿です。天辺についた3枚の葉っぱが8月に芽吹いた若葉ですが、色が他の葉っぱとほぼ同じになって落ち着きました。樹高は27aで、前回(9/8)から変化がありません。

20210917buna_su_8y_00.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高27a

20210908buna_su_8y_00.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高27a

20210830buna_su_8y_00.jpg
2021年8月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高27a

20210821buna_su_8y_00.jpg
2021年8月21日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高26a

下写真:8月11日撮影の一枚です。この時は8月の若葉(3枚)が成長過程で、色が赤茶色をしていました。

20210811buna_su_8y_00.jpg
2021年8月11日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 樹高26a

下写真:8月1日に撮影の一枚です。8月の若葉が芽吹く直前です。

20210801buna_su_8y_00.jpg
2021年8月1日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目(樹高24.0cm)

次は若葉(葉っぱ)についてです。

下写真:上から見た崇さんです。8月に芽吹き始めた頃、3枚の葉は赤茶色をしていましたが、徐々に赤味が消えていき、今日現在、春に芽吹いた葉っぱとほぼ同じになりました。但し、形や柄の長さが5月に芽吹き始めた葉っぱとは違っていて、違和感は残ります。

20210917buna_su_8y_01a.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210908buna_su_8y_01b.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210830buna_su_8y_01a.jpg
2021年8月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210821buna_su_8y_01a.jpg
2021年8月21日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

下写真:8月11日撮影の一枚です。3枚の葉っぱは赤茶色をしていました。

20210811buna_su_8y_01.jpg
2021年8月11日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

下写真:四角枠の部分を拡大したものです。

8月に入ってから芽吹いたところから伸びた枝は67.5_で8月21日以降変化はありません。但し、枝の先端についた冬芽は成長を続けていて前回9月8日の6.0_から今回7.5_へと、この9日間で1.5_伸びていました。

20210917buna_su_8y_02a.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210908buna_su_8y_02b.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210830buna_su_8y_02b.jpg
2021年8月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

20210821buna_su_8y_06.jpg
2021年8月21日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目

次は、観察中の冬芽です。

下写真:白い四角で囲った部分のさらに丸で囲った冬芽を6月12日から定期的に観察して長さを測定しています。

20210917buna_su_8y_01b.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目(冬芽の測定部分)

下写真:冬芽の長さは前回(9/8)の10.0_から11.5_へと9日間で1.5_長くなりました。
6/12:1.0_ → 6/22:1.5_ → 7/2:2.0_→7/12:3.0_→7/22:4.0_→8/1:5.0_→8/11:7.0→8/21:8.0_→8/30:9.0_→9/8:10.0_→9/17:11.5_へと順調に成長が続いています。

20210917buna_su_8y_03.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 ブナの崇さんの冬芽(長さ11.5_)

最後は幹の直径です。

(下写真)幹の直径は8月11日から9月8日までφ12.0_で変化がありませんでしたが、今回の測定ではφ12.5_あり、前回(9/8)から0.5_太くなっていました。

20210917buna_su_8y_04.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 幹直径12.5_

下の写真は前回(9/8)の撮影で、幹の直径は12.0_でした。

20210908buna_su_8y_04.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生8年目 幹直径12.0_

【イヌブナとの比較】

下の写真には、実生から10年目、イヌブナの檀さんと一緒に撮影したものです。
(右上がブナの崇さんで左はイヌブナの檀さんです)
成長の違いはありますが、どちらも順調に成長を続けています。


20210917inubuna10y_dan_buna_su_8y.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目檀さん&ブナ実生8年目崇さん
【成長記録】以下のリンク先に移動しました。

ブナ日記【記録編】 2015年5月1日以降

posted by kusabanakan at 11:42| ブナ日記

2021年09月17日

長野県花、リンドウ咲く(2021.9.17)

本日、秋口の花、リンドウが咲きました。
リンドウは長野県の県花にもなっていて、親しみのある花(軽井沢町は長野県にあります)。
自生地で咲くものは徐々に減りつつあるので、毎年開花を楽しみにしている花の一つです。

20210916museum-rindo01.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 リンドウ

20210916museum-rindo02.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 リンドウ

下写真:開いた花の中を覗いてみるとアリが5匹ほどいました。蜜をなめているのでしょうか?

20210916museum-rindo03-ant.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 リンドウの花の中にいた蟻(アリ)
posted by kusabanakan at 16:19| 草花館日記

イヌブナ日記(239)ほのかに黄葉、冬芽12_に(2021.9.17)

(2012年5月に種から発芽した実生から10年目のイヌブナ成長日記です)

9月8日以来、9日ぶりの更新です。

前回をふり返ると、9月1日から8日まで低温&雨(日照不足)が続きました。9月上旬の平均気温は15.4度で(平年値18.9度)、軽井沢の気象観測史上2番目の寒さとなりましたが、イヌブナの成長が鈍化することはありませんでした。
今回9/8~9/17の期間においても気温はやや低め、そして日照時間の短い傾向が続きましたが、イヌブナ安さんと檀さんの冬芽はしっかりと成長していました。また、黄葉が少しづつ進んでいて、一部の葉は茶色になって落葉し始めました。

20210917inubuna10y_an_dan_buna8y_su01re.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生10年目の安さん、ブナ実生8年目の崇さん、イヌブナ実生10年目の檀さん

20210908inubuna10y_an_dan_buna8y_su01b.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生10年目の安さん、ブナ実生8年目の崇さん、イヌブナ実生10年目の檀さん

以下、安さんと檀さんの詳細です。

【イヌブナ安さん 実生10年目】

樹高は96.5aで前回(9/8)よりも0.5a高くなっていました。
8月11日の樹高99aをピークに8/21:98a→9/30:97a→9/8:96aと樹高が低くなってきましたが、今回は久しぶりに高くなりました。8月11日以降、冬芽の成長と共に重みが増して枝がたわんだのではないかと思われますが、今回はそうなりませんでした。一部の葉っぱが落葉して軽くなったことが枝を上向きに立ち上げさせた要因かも知れませんし、黄葉が少しづつ進んで、乾燥して軽くなることもあるかもしれません。

20210917inubuna10y_an_00re.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん(樹高96.5a、幅148a)

下の写真は前回(9/8)撮影です。

20210908inubuna10y_an_00.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん(樹高96a、幅148a)

下写真:上から見た安さんです。前回よりもすこし黄葉が進みました。
また幹の下部の方の葉っぱが茶褐色化してきました(一部は落葉)。

20210917inubuna10y_an_01.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん

下の写真は前回9月8日撮影です。

20210908inubuna10y_an_01.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん

下写真:冬芽の長さは前回(9/8)の10.5_から12.0_へと、この9日間で1.5_長くなりました。
6/12:1.0_ → 6/22:1.5_ → 7/2:2.0_→7/12:3.0_→7/22:4.0_→8/1:5.0_→8/11:6.0_→8/21:8.0_→8/30:9.5_→9/8:10.5_→9/17:12.0_と着実に成長が続いています。

20210917inubuna10y_an_02.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん(冬芽の長さ12_)

20210908inubuna10y_an_02.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん(冬芽の長さ10.5_)

下写真:幹の直径は18.0_で、7月22日以降変化がありません。

20210917inubuna10y_an_03.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 安さん 幹直径18.0_

【イヌブナ檀さん 実生10年目】

今回の測定でも樹高の変化はありませんでしたが、冬芽は順調に大きくなっていました。

20210917inubuna10y_dan_00re.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん(樹高49a、幅74a)

下の写真は前回(9/8)撮影です。

20210908inubuna10y_dan_00.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん(樹高49a、幅74a)

下写真:上から見た檀さんです。黄葉が少し進みました。

20210917inubuna10y_dan_01.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん

20210908inubuna10y_dan_01.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん

下写真:冬芽の長さは前回(9/8)の10.0_から11.0_へと、この9日間で1.0_長くなっていました。
6/12:2.0_ → 6/22:2.0_ → 7/2:2.5_→7/12:3.0_→7/22:4.5_→8/1:5.0_、8/11:6.0_→8/21:7.0_→8/30:8.0_→9/8:10.0_→9/17:11.0_となり、順調に成長を続けています。

20210917inubuna10y_dan_02.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さんの冬芽(11.0_)

20210908inubuna10y_dan_02.jpg
2021年9月8日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さんの冬芽(10.0_)

下写真:イヌブナ檀さんとブナ崇さんのツーショットです。
左側の黄緑色の葉がイヌブナ檀さんで、右側の緑色の濃い方がブナの崇さんです。

20210917inubuna10y_dan_buna_su_8y.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目檀さん(左)&ブナ実生8年目崇さん(右上)

下写真:幹の直径は13.0ミリで、7月12日から変化がありません。

20210917inubuna10y_dan_03.jpg
2021年9月17日 軽井沢草花館 イヌブナ実生10年目 檀さん 幹直径13.0_

【成長記録】以下のリンク先に移動しました。

イヌブナ日記【記録編】 2014年7月24日以降
 ↓↓↓

【姉妹ブログ:ブナ日記】

ブナの崇さんの成長記録を綴った姉妹ブログです

以上
posted by kusabanakan at 16:02| イヌブナ日記

2021年09月16日

「開館25周年記念 石川功一 軽井沢の草花展」【ヤマボウシの実】

小さな美術館軽井沢草花館 2021年度展示のご案内(9/16)
「開館25周年記念 石川功一 軽井沢の草花展」を開催中です。

今年度(2021)の企画展では、石川功一の描いた軽井沢の草花図(水彩・油彩)を中心にしながら、記念展示としてマンガ、イラスト、人物画、風景画の作品を数点ずつ公開しています。
展示作品は不定期に少しづつ入れ替えを行っていますが、今回紹介するのは、9月8日から展示を始めたヤマボウシの実(水彩スケッチ)です。

【ヤマボウシ(山法師)】
20210916yamaboushi19870920.jpg
石川功一 ヤマボウシの実 1987年9月20日 水彩(9/8~11/23展示予定)

ヤマボウシと言えば白い花のイメージが強いのではないでしょうか。
軽井沢では山にもよく自生していて、5月下旬から6月上旬ころに白い花を咲かせ、遠くからでもよく目立ちます。
また、街路樹や公園内の植栽としても植えられ、例えば、軽井沢駅南口の駅前通り沿いであったり、北口側の矢ヶ崎公園内でも植えられていて、身近な花となっています。

秋になると上の水彩スケッチや下の写真のような赤い実が生ります。この時期になると、お客様からよく「駅前の木になっている赤い実は何ですか?」とよく聞かれます。食用にもなりますが、味が薄く、それほど美味しいものではないようです。

20210916yamaboushi20160911.jpg
2016年9月11日 軽井沢 ヤマボウシの実

20210916yamaboushi20150530.jpg
2015年5月30日 軽井沢 ヤマボウシの花

【軽井沢草花館の利用案内】

現在、コロナ感染予防対策として、入館に際して以下の4つの協力をお願いしています。

1.館内でのマスクの着用
2.受付での検温:37.5度以上の方は入館をお断りしています
3.チェックシートの記入:氏名、連絡先、健康状態、渡航歴
4.手指のアルコール消毒

但し、今後のコロナウィルスの感染状況によって、人数制限や日程、営業時間の変更をする可能性がございます。
最新情報はこのページにてお知らせしていきますので、来館予定の方は、事前に確認いただきますようお願いいたします。

軽井沢草花館チラシ2021_1000×708.jpg
チラシのダウンロードはこちらから → 軽井沢草花館チラシ(PDF 5.0MB)

画家・石川功一(1937-2007)の個人美術館として誕生した軽井沢草花館は今年で開館25周年(1997−)をむかえました。
本展では、軽井沢自生の草花図(水彩と油彩画)約40点の他、25年目の記念展示として石川功一のマンガ、イラスト、人物画、風景画等、画業の軌跡を辿る作品を数点ずつ公開します。
マンガ家として出発した20代、画家として本格的な活動を始めた30代、そして軽井沢で草花に出会い、草花図の制作に生涯を捧げた40代以降の作品を一堂に集めました。石川功一の画業変遷や人物像と照らし合わせながらお楽しみ下さい。

開催日 2021年4月24日(土)~2021年11月23日(火・祝)まで
場所:小さな美術館軽井沢草花館
開館時間 10:00から17:00
休館日 火曜日(但し、11/23は開館)
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料

・長野県民対象の県民応援前売り割/信州割Specialのクーポン利用できます。

・「信州の安心なお店」認証店に登録されました。お得なクーポン券も販売中です(100部限定、売り切れ次第終了)

ホームページ https://kusabana.net

以下、営業カレンダー(予定)

2021calender_09.jpg

2021calender_10.jpg

2021calender_11.jpg
posted by kusabanakan at 16:41| 展示紹介

2021年09月15日

緑のカーテン2021(13)イケマ黄葉&落葉(9/15)

軽井沢草花館の緑のカーテンは2011年から始めて、この春で11年目のシーズン。
テラスの軒にネットを這わせ、軽井沢に自生するつる性植物(ノブドウ、ウチワドコロ、ヤマノイモ、ツルガシワ、チョウセンゴミシ、イケマ)を緑のカーテンとして利用して、楽しんでいます。

前回8月29日以来、17日ぶりの更新です。

ここ数日でイケマの黄葉が進み、一部の葉が落葉を始めました。
今後冷え込みが厳しくなっていくと落葉が進み、今年の役割は終わりそうです。

20210915midori03_ikema.jpg
2021年9月15日 軽井沢草花館 緑のカーテン 黄葉したイケマの葉

以下、緑のカーテンの全体の様子です。

20210915midori01.jpg
2021年9月15日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下の写真は前回(8/29)の時の状態です。

20210829midori01.jpg
2021年8月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン

(下写真)別角度からの一枚です。

20210915midori02.jpg
2021年9月15日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下の写真は前回(8/29)の時の状態です。

20210829midori02.jpg
2021年8月29日 軽井沢草花館 緑のカーテン

つづく
posted by kusabanakan at 21:37| 緑のカーテン

2021年09月14日

紅白ミズヒキ咲く(2021.9.14)

すでに8月から咲きはじめていますが、9月を過ぎて本格的な見ごろとなり、現在も尚きれいな姿です。
軽井沢草花館の庭では赤と白のミズヒキが両方咲いています。
一般的にミズヒキといえば赤いミズヒキを指して言いますが、白いミズヒキはギンミズヒキ(銀水引)というそうです。
ギンミズヒキは軽井沢草花館の庭で元々生えていたものですが、自生のものかどうかは不明です。

ミズヒキは数が増えすぎるので、7月までに出てきた葉は適当に間引きして抜いていますが、花が咲く前なので、その時は赤なのか白なのか分かっていません。
今年はギンミズヒキ(白)の方が多く咲いています。

20210914museum-mizuhiki_red_white.jpg
2021年9月14日 軽井沢草花館 ミズヒキ(赤)とギンミズヒキ(白)

20210914museum-mizuhiki_white.jpg
2021年9月14日 軽井沢草花館 ギンミズヒキ(白)

20210914museum-mizuhiki_red.jpg
2021年9月14日 軽井沢草花館 ミズヒキ(赤)
posted by kusabanakan at 19:53| 草花館日記

2021年09月13日

マツブサ日記(30)房に付いた実は現在緑色(2021.9.13)

3年前(2018)、絡みついていた木の倒木でダメージを受けたマツブサの観察日記です。
前回8月29日以来、半月(15日)ぶりの更新です。

この半月で、実の色が多少変化しているのではないかと期待して自生地に出向きましたが、大きな変化はなく、緑色のままでした。
軽井沢に多く自生するチョウセンゴミシと同じマツブサ科の植物で、チョウセンゴミシの実とよく似ていますが、赤色のチョウセンゴミシに対して、マツブサは濃紫です。

現在、実の色はブドウでいうならばシャインマスカットのような薄い緑色をしていますが、これが熟してくると巨峰のような濃い紫色に変化します。

20210913jisei-matsubusa02.jpg
2021年9月13日 軽井沢 自生地のマツブサ 実

下の写真は前回8月29日のときの状態です。色の変化はほとんど感じられません。

20210829jisei-matsubusa02.jpg
2021年8月29日 軽井沢 自生地のマツブサ 実

下写真は、全体の様子で、マツブサの房は中央に見えます。今年も花がほとんど咲かなかったようで、観察している実以外は確認できていません。

20210913jisei-matsubusa01.jpg
2021年9月13日 軽井沢 自生地のマツブサ 実
posted by kusabanakan at 16:50| マツブサ日記

2021年09月12日

2021(95)今年最後の一輪が開花!(9/12)

軽井沢草花館の庭のユウスゲは本日、今年最後の一輪が咲きました!

20210912ユウスゲ_地植04-1918.jpg
2021年9月12日 19:20 軽井沢草花館 ユウスゲ(2021年最後の一輪)

今年は咲きはじめの7月10日から咲き終わりの9月12日まで、花期が2か月以上ありました。
開花総数は587輪で、過去最少だった昨年の288輪の約2倍。過去最多は2008年の2,939輪なので、それに比べると数は減っていますが、日々、少しづつでも咲いてくれていたので、とても楽しめました。
尚、今年開花数の一番多かったのは8月7日の30輪でした(下グラフ)。



2021ユウスゲ開花数グラフ02.jpg
上:2021年のユウスゲ開花を一日ごとに表したグラフ

軽井沢草花館では種から育てたユウスゲが2006年から咲いていて、開花数は2006-2021までの16年間で総数18,444輪となりました。
下のグラフは、16年間の合計数を一日ごとの変化としてあらわしたものです。
きれいな放物線のグラフになっていて、ビックリします。
一番たくさん咲くのは8月5日から8月7日となっていて、軽井沢では最も気温の高い頃と重なります。

2006-2021ユウスゲ開花数グラフ01.jpg
上:2006年から2021年までのユウスゲ開花数の合計を一日ごとに表したグラフ

以下は、本日最後の一輪が開花するまでの過程を撮影した写真です。

下写真:17時半を過ぎてようやく花びらが半分開きました。

20210912ユウスゲ_地植03-1734.jpg
2021年9月12日 17:35 軽井沢草花館 ユウスゲ

下写真:16時になって、つぼみが開き始めました!

20210912ユウスゲ_地植02-1600つぼみ.jpg
2021年9月12日 16:00 軽井沢草花館 ユウスゲ

下写真:15時20分につぼみの先端が割れ始めました!
この時点でつぼみの長さが67_になっていて、昨日の44_から23_も伸びていました。
一日でこれほど大きくなるとは予想外で、正直、今日は咲かないと思っていたので、驚きました。

20210912ユウスゲ_地植01-1521つぼみ.jpg
2021年9月12日 15:20 軽井沢草花館 ユウスゲ

下写真:昨日(9/11)の状態です。

20210911ユウスゲ_地植01-1556つぼみ.jpg
2021年9月11日 15:55 軽井沢草花館 ユウスゲ(今年最後のつぼみ)

以下、9月3日までさかのぼったつぼみの成長記録です。

20210910ユウスゲ_地植01-1610つぼみ.jpg
2021年9月10日 16:10 軽井沢草花館 ユウスゲ(今年最後のつぼみ)

20210909ユウスゲ_地植01-1511つぼみ.jpg
2021年9月9日 15:10 軽井沢草花館 ユウスゲ(今年最後のつぼみ)

20210908ユウスゲ_地植01-1604つぼみ.jpg
2021年9月8日 16:05 軽井沢草花館 ユウスゲ(今年最後のつぼみ)

20210907ユウスゲ_地植01-1550つぼみ.jpg
2021年9月7日 15:50 軽井沢草花館 ユウスゲ(今年最後のつぼみ)

20210906ユウスゲ_地植01-1518つぼみ.jpg
2021年9月6日 15:20 軽井沢草花館 ユウスゲ(今年最後のつぼみ)

20210905ユウスゲ_地植04-1341つぼみ.jpg
2021年9月5日 13:40 軽井沢草花館 ユウスゲ(今年最後のつぼみ)

20210904ユウスゲ_地植01-1612つぼみ.jpg
2021年9月4日 16:10 軽井沢草花館 ユウスゲ(今年最後のつぼみ)

20210903ユウスゲ_地植01-1515つぼみ.jpg
2021年9月3日 15:15 軽井沢草花館 ユウスゲ(今年最後のつぼみ)
続きを読む
posted by kusabanakan at 20:43| ゆうすげ日記

駐車場、イロハモミジ秋めく&ススキ、ワレモコウ、ヤマハギ、オミナエシ等美しく(2021.9.12)

軽井沢草花館の駐車場にあるイロハモミジ。
9月に入って夏の緑から、ほんのりと赤みを帯びた緑へと変わってきました。
紅葉シーズンにはまだ1か月以上早いものの、しっかりと秋の気配を感じる季節になりました。

20210912museum-irohamomiji01.jpg
2021年9月12日 軽井沢草花館 イロハモミジ

また、軽井沢草花館の庭ではワレモコウが見ごろの状態となり、その他、ススキ、オミナエシ、キキョウといった秋の七草もきれいな状態です。

20210912museum-waremokou.jpg
2021年9月12日 軽井沢草花館 ワレモコウ

20210912museum-susuki01.jpg
2021年9月12日 軽井沢草花館 ススキの穂

20210912museum-susuki02.jpg
2021年9月12日 軽井沢草花館 ススキの穂の拡大

下写真:オミナエシも長い期間咲いてくれています。現在、花びらの8割くらい散ってしまっていますが、種になる部分は鮮明な黄色が残り、咲いているように見えます。

20210912museum-ominaeshi_yamahagi.jpg
2021年9月12日 軽井沢草花館 オミナエシ(背景のピンクはヤマハギ)

20210912museum-hiyodoribana.jpg
2021年9月12日 軽井沢草花館 ヒヨドリバナ

下写真:今年もたくさんのキキョウが咲きましたが、ほぼ咲き終わりとなりました。

20210912museum-kikyou.jpg
2021年9月12日 軽井沢草花館 キキョウ
posted by kusabanakan at 16:21| 草花館日記

カラスvsアスター(207)

カラスvsアスター(207)

カラス&アスター386ブログ済.jpg
第386(ショッパーでの連載番号)

第2、第4日曜日に再連載

※カラスvsアスターは、石川功一がペンネーム”石川エカ”として描いていた4コマ漫画で、1972年10月から1991年2月までの19年半にわたって、東京新聞の週刊地方版「ショッパー」で掲載されました。2013年4月4日より、小さな美術館軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」にて再連載。第2、第4日曜日に更新。
posted by kusabanakan at 00:00| カラスvsアスター