2024年09月30日

ブナ日記(260)冬芽成長続く(9/30)

(2014年春に種から発芽し、この春11年目をむかえたブナ(崇さん)の成長記録です)

9月16日以来、2週間ぶりの更新です。

2年ぶりに春につづく夏の成長が続いています。
この2週間で樹高の変化はわずか0.5a高くなっただけ。冬芽の成長は前回(9月前半)と同じで、緩やかに進みました。

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2024年9月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目 樹高79.5a

下写真:前回(9/16)の崇さんです。

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2024年9月16日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目 樹高79a

下写真:上から見た崇さんです。下部の濃い緑の葉っぱは春(4〜5月)に出たもので、上部の黄緑色の葉っぱは6月27日以降に伸びた枝から出た葉っぱです。9月末になっても、その違いははっきり分かります。

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2024年9月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目

下写真:前回(9/16)の状態です。

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2024年9月16日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目

下写真:この2週間で、わずかではありますが、冬芽が成長していました。
春(4〜5月)に出た枝についた冬芽は前回(9/16)の10_から今回(9/30)の11_へと1_増。
6月27日以降に出た枝に付いた冬芽は前回(9/16)の4_から今回(9/30)の5_へと1_増となりました。
9月前半とほぼ同じように成長が続いています。

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2024年9月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目
 左:夏成長の冬芽=5.0_、右:春成長の冬芽=11.0_

下写真:前回(9/16)撮影

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2024年9月16日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目
 左:夏成長の冬芽=4.0_、右:春成長の冬芽=10.0_

下写真:幹の直径はφ19.0_で、6月27日以降、0.5_単位での変化はありません。

 5/27:φ17.5_→6/9:18.0_→6/27:19.0_→7/5:19.0_→7/10:19.0_→7/21:19.0_→8/8:19.0_→9/1:19.0_→9/16:19.0_→9/30:19.0_

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2024年9月30日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目 幹の直径φ19.0_

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【ブナの崇さん、成長メモ】
2018年 記録的に暖かな4月でしたが、芽吹き時期が遅く、下方の枝から芽吹きが始まる。
2019年 幹の上部を剪定
2020〜2022年 芽吹きのタイミングが2度あって、成長が不安定
2023年 順調に成長
2024年 過去最速の芽吹き
2024年 7月より今年2度目の芽吹き
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【ブナ日記 記録編のご案内】

過去の樹高、冬芽、幹の太さを見ることができます。
軽井沢草花館 ゆうすげ日記>ブナ日記 記録編

【姉妹ブログ イヌブナ日記のご案内】

軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」の中において、この「ブナ日記」と並行して「イヌブナ日記」も配信しています。ブナ日記よりも2年早くから成長を観察していて、今年(2024)で13年目のシーズンとなります。以下のリンク先からご覧ください。

軽井沢草花館 ゆうすげ日記>イヌブナ日記

【小さな美術館軽井沢草花館 展示のご案内】

「石川功一の水彩・油彩展 和歌に詠まれた草花たち」2024年11月10日まで開催中です
火曜日休館
下の画像をクリックすると詳細ページにリンクします。

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小さな美術館軽井沢草花館HP https://kusabana.net
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イヌブナ日記(295)勢い衰えるも、冬芽の成長続く(9/30)

(2012年5月に種から発芽した実生から13年目のイヌブナ成長日記です)

9月16日以来、2週間ぶりの更新です。
9月前半と同様に、冬芽の成長が見られました。
昨年に続いて、厳しい残暑が続きましたが、10月を手前に、全体の葉の色がうっすらと黄色味を帯びてきました。

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2024年9月30日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生13年目の安さん、ブナ実生11年目の崇さん、イヌブナ実生13年目の檀さん

下の写真は前回(9月16日)撮影。

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2024年9月16日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生13年目の安さん、ブナ実生11年目の崇さん、イヌブナ実生13年目の檀さん

【イヌブナ安さん 実生13年目】

安さんの樹高は前回(9/16)から変化なく112aでした。
尚、葉っぱが全体的に黄色味を帯び、部分的には茶褐色化してきました。
樹高:4/26=105a→4/29=104.5a→5/3=103a→5/12=100a→5/27=100a→6/9=98a→6/27=100a→7/10=103a→8/7=108a→9/1=112a→9/16=112a→9/30=112a

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2024年9月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 樹高112a

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2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 樹高112a

下写真:上から見た安さんです。葉っぱの状態は良好ですが、多少色がくすんできました。

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2024年9月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん

下写真:冬芽の長さが前回(9/16)の15.0_から今回(9/30)18.0_へと、3.0_長くなっていました。
9月前半の成長(4_)よりも成長スピードが落ちましたが、活発な成長でした。

 8月7日:7.0_→9月1日:11.0_→9月16日:15.0_→9月30日:18.0_

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2024年9月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 冬芽18.0_

下写真:幹の直径はφ21.0_で前回(9/16)と同じでした。

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2024年9月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 幹の太さ21.0_

【イヌブナ檀さん 実生13年目】

樹高は55aで前回(9/16)よりも3.0a低くなりました。冬芽の成長で枝にかかる重さが増し、さらに昨夜の雨で葉っぱが濡れたことなどが原因かもしれません。
尚、全体的に葉っぱが黄色味を帯びてきました。
樹高:4/26=63.5a→4/29=62a→5/3=63.5a→5/12=58a→5/27=58a→6/9=60a→6/27=59a→7/10=55a→8/7=57a→9/1=57a→9/16=58a→9/30=55a

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2024年9月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 樹高55a

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2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 樹高58a

下写真:上から見た壇さんです。安さん同様、全体が黄色味を帯びてきました。

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2024年9月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん

下写真:冬芽の長さが前回(9/16)の13.0_から15.0_へと2.0_長くなりました。
安さん同様、9月前半ほどではありませんが、成長が続きました。

 8月7日:6.5_→9月1日:10.0_→9月16日:13.0_→9月30日:15.0_

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2024年9月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 冬芽15.0_

下写真:幹の直径はφ15_で前回(9/16)と同じでした。

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2024年9月30日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 幹直径φ15_

【イヌブナ日記 記録編のご案内】

過去の成長過程は以下のリンク先「イヌブナ日記【記録編】」で見ることができます。


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2024年09月26日

ヒオウギ日記(56)鉢植えの実が割れて、黒い種子が現れる(2024.9.26)

2021年に種から育てて4年目のヒオウギ観察日記です。

8月18日以来の更新です。

花期が終わり、1か月以上がたちました。
花が咲き終わってからたくさんの実が付いていますが、今朝、鉢植えの一株に付いた実が割れて、中から黒い種子が現れました。
この黒い実は、古来から「ぬばたま」と呼ばれ、和歌で「黒」や「夜」などの枕詞として使われています。

【鉢植えのヒオウギ】

下写真:実が割れて、中から黒い実が現れました。

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2024年9月26日 軽井沢草花館 ヒオウギ(鉢植え)
 ※2021年3月28日 13粒種まき

下写真:実の大きさはそれぞれ長さ4〜5aといったところ。
中の黒い種子は直径5_くらいです。

20240926hiougi03.jpg
2024年9月26日 軽井沢草花館 ヒオウギ(鉢植え)
 ※2021年3月28日 13粒種まき

下写真:全体はこんな感じです。たくさん実が付いていますが、割れて種子が現れたのは今日現在一つだけ。これから他の実も割れて、中から「ぬばたま」が現れることでしょう。

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2024年9月26日 軽井沢草花館 ヒオウギ(鉢植え) 割れた実
 ※2021年3月28日 13粒種まき

下写真:株の下の葉っぱが枯れてきました。

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2024年9月26日 軽井沢草花館 ヒオウギ(鉢植え)
 ※2021年3月28日 13粒種まき

【小さな美術館軽井沢草花館 展示のご案内】

「石川功一の水彩・油彩展 和歌に詠まれた草花たち」2024年11月10日まで開催中です
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posted by kusabanakan at 20:18| ヒオウギ日記

2024年09月24日

【2024】石川功一の水彩・油彩展「和歌に詠まれた草花たち」浅間山(9/24)

小さな美術館軽井沢草花館 2024年度展示のご案内
「石川功一の水彩油彩展 和歌に詠まれた草花たち」開催中です。

2024軽井沢草花館チラシB5表_1000.jpg
チラシのダウンロードはこちらから → 軽井沢草花館チラシ(PDF 3.7MB)

今年の企画テーマは「和歌」。日本の和歌と、画家・石川功一の描いた草花図(水彩・油彩)を並べて展示し、合わせて鑑賞していただこうとするものです。
紹介する和歌は、日本最古の歌集である「万葉集」を中心に、勅撰和歌集の「古今和歌集」、「拾遺和歌集」、「後拾遺和歌集」など、5〜11世紀に詠まれた歌とします。
和歌に詠まれた植物は、万葉集だけでも150種以上あるとされますが、本展では石川功一が描いた草花と合うものを76種厳選しました(内、万葉集52種)。展示している草花は常時約40種ですが、会期中に少しずつ、作品や歌の入れ替えを行います。

※この企画展は4年前(2020年)にも開催しましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で期間短縮や入館規制を余儀なくされ、皆さんに見ていただく機会が減ってしまいました。そこで、4年越しのリバイバル展となります。
開催日 2024年4月20日(土)~2024年11月10日(日)まで
場所:小さな美術館軽井沢草花館

開館時間 10:00から17:00
休館日 火曜日
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料

ホームページ https://kusabana.net

2024年の営業カレンダー
2024年9月
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891011121314
15161718192021
22232425262728
2930
が定休日です。

2024年10月
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2728293031
が定休日です。

2024年11月
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10111213141516
17181920212223
24252627282930
が定休日です。
※11月11日以降冬期休館

【展示作品より浅間山

以下、展示中の作品より浅間山の水彩スケッチと伊勢物語の和歌です。草花の作品ではありませんが、軽井沢町のシンボルといってもよい浅間山について詠まれている和歌として展示しています。

伊勢物語 8段 在原 業平

信濃なる 浅間の嶽に 立つ煙 をちこち人の 見やはとがめぬ

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2024年9月23日撮影 軽井沢草花館 展示の様子 浅間山(1990年9月10日スケッチ)
posted by kusabanakan at 13:00| 展示紹介

2024年09月23日

アキノキリンソウの季節に(2024.9.23)

軽井沢草花館の庭では、すでに9月上旬から咲き始めているアキノキリンソウですが、ここにきてようやく見頃となりました。
庭の所々にポツリポツリと、決して多くはないのですが、9月を過ぎると、開花する植物の種類がどんどん減っていくので、こうしてきれいに咲いていてくれるのはありがたいことです。
10月に入ってもしばらくは咲き続けてくれそうです。

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2024年9月23日 軽井沢草花館 アキノキリンソウ(秋麒麟草、キク科)

【お天気メモ】
今朝の最低気温は12.6度(平年+1.4度)、そして日中の最高気温は21.8度(平年+1.8度)。
共に、平年値よりも高い気温ですが、この秋一番低い気温となりました。
9月中旬までは夏の延長のような暑い日が続いていたので、今日の気温が平年よりも高いといっても、寒く感じてしまうほど気温の落差があり、体調を崩してしまいそうです。
今年の9月は22日までの時点の平均気温が21.5度もあります。今日のような日が続いたとしても、最終的な9月の平均気温は20度前後になる見通し。
昨年(2023)の9月は平均気温が初めて20度を超え(20.1度)、気象観測史上最も暑い9月となりましたが、今年もこれに近いか、上回る暑さとなりそうです。
また、7月から9月の3か月の平均気温においても、昨年(2023)記録した21.5度をさらに上回る可能性があります。
さらに言えば、年間の平均気温においても、昨年記録した10.0度と同様の暑さになるかもしれません。
昨年(2023)は異常気象で暑かったと思っていたかったのですが、2年続くと、この先も… と考えてしまいます。
草花の自生環境にも影響してきそうです。
posted by kusabanakan at 16:37| 草花館日記

2024年09月21日

緑のカーテン2024(10)ヤマノイモにむかご(9/21)

9月1日以来、20日ぶりの更新です。
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軽井沢草花館の緑のカーテンは2011年から始めて、この春で14年目のシーズンをむかえました。
テラスの軒にネットを這わせ、軽井沢に自生するつる性植物(ノブドウ、ウチワドコロ、ヤマノイモ、ツルガシワ=今年は芽が出ず、チョウセンゴミシ、イケマ)を緑のカーテンとして利用して、楽しんでいます。
草花館の場合、緑のカーテンとして熱や日射を遮る効果よりも、ガーデニングとしての楽しみや、視覚的な癒しの効果のほうが大きいです。
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9月も下旬ともなると、本来であれば朝晩の冷え込みが厳しくなっていて、そろそろ暖房を… と考える季節ですが、今年は昨年と同様、冷え込みがゆるく、今朝も最低気温が20度を超え、平年を約10度上回る朝の気温となりました。
それでも日中はほとんど気温が上がらず、今日は一日どんよりとした天気ながら、涼しくて過ごし易い一日となりました。

さて、緑のカーテンですが、ヤマノイモの蔓にムカゴがつくようになりました。収穫していないので、正確な数は分かりませんが、数十個〜100個くらいはあるのではないでしょうか? 毎年、20〜30個採れたらご飯と一緒に炊いて食べています。

葉っぱの状態については、前回(9/1)ほんのりと黄色味を帯びていましたが、この20日間で黄葉の進行はわずか。一部葉が枯れて落ちてしまったものもあり、全体の密度が低くなりましたが、大きな変化とまでは感じません。
2〜3日後からは気温が一気に下がってくる予報なので、緑のカーテンの黄葉が今まで以上に進むかも知れません。

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2024年9月21日 軽井沢草花館 緑のカーテン ヤマノイモの蔓についたムカゴ

下写真:比較的近くからの撮影です。夏の青々とした緑ではなくなり、色がくすみ、黄色味を帯びてきました。
主なツル植物はウチワドコロとヤマノイモで、以前はウチワドコロの蔓が大半を占めていましたが、ここ数年でヤマノイモの勢力が増してきて、今年はウチワドコロとヤマノイモの占有率がほぼ同じとなっています。
※その他、ノブドウ、チョウセンゴミシの2種が少ないながらも緑のカーテンとして加わっていますが、昨年まで生えていたイケマやツルガシワが今年は蔓を伸ばさず、自然消滅してしまいました。

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2024年9月21日 軽井沢草花館 緑のカーテン 

以下、緑のカーテン全体の様子です。

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2024年9月21日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下写真:前回(9/1)

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2024年9月1日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下写真:違う角度からみた緑のカーテン、葉っぱが若干黄色味を帯びてきました。

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2024年9月21日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下写真:前回(9/1)

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2024年9月1日 軽井沢草花館 緑のカーテン

【小さな美術館軽井沢草花館 展示のご案内】

「石川功一の水彩・油彩展 和歌に詠まれた草花たち」2024年11月10日まで開催中です
火曜日休館
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2024軽井沢草花館チラシB5表_630.jpg
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2024年09月18日

ノコンギク見ごろに(2024.9.18)

軽井沢草花館の庭のノコンギクがここにきて、見ごろとなりました。まだ、つぼみも多く、満開になるのは来週くらいからでしょうか。9月に入ってからも記録的な残暑が続き、今でも半袖で過ごす日々ですが、来週からは気温も低くなって、ようやく長袖に衣替えできそうです。

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2024年9月18日 軽井沢草花館 ノコンギク(野紺菊、キク科)
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2024年09月17日

【2024】石川功一の水彩・油彩展「和歌に詠まれた草花たち」カントウマユミ(9/17)

小さな美術館軽井沢草花館 2024年度展示のご案内
「石川功一の水彩油彩展 和歌に詠まれた草花たち」開催中です。

2024軽井沢草花館チラシB5表_1000.jpg
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今年の企画テーマは「和歌」。日本の和歌と、画家・石川功一の描いた草花図(水彩・油彩)を並べて展示し、合わせて鑑賞していただこうとするものです。
紹介する和歌は、日本最古の歌集である「万葉集」を中心に、勅撰和歌集の「古今和歌集」、「拾遺和歌集」、「後拾遺和歌集」など、5〜11世紀に詠まれた歌とします。
和歌に詠まれた植物は、万葉集だけでも150種以上あるとされますが、本展では石川功一が描いた草花と合うものを76種厳選しました(内、万葉集52種)。展示している草花は常時約40種ですが、会期中に少しずつ、作品や歌の入れ替えを行います。

※この企画展は4年前(2020年)にも開催しましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で期間短縮や入館規制を余儀なくされ、皆さんに見ていただく機会が減ってしまいました。そこで、4年越しのリバイバル展となります。

開催日 2024年4月20日(土)~2024年11月10日(日)まで
場所:小さな美術館軽井沢草花館
開館時間 10:00から17:00
休館日 火曜日
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料

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2024年の営業カレンダー
2024年9月
1234567
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が定休日です。

2024年10月
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が定休日です。

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が定休日です。
※11月11日以降冬期休館

【展示作品よりカントウマユミ(関東真弓)

以下、展示中の作品よりカントウマユミの水彩スケッチと万葉集の和歌です。

 万葉集 巻第7 1330番歌 作者未詳

南淵の 細川山に 立つ檀 弓束巻くまで 人に知らえじ

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2024年9月17日撮影 軽井沢草花館 展示の様子 カントウマユミ
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2024年09月16日

ブナ日記(259)緩やかに冬芽成長続く(9/16)

(2014年春に種から発芽し、この春11年目をむかえたブナ(崇さん)の成長記録です)

9月1日以来、15日ぶりの更新です。

2年ぶりに春につづく夏の成長が続いています。
この15日間では樹高の変化はなく、冬芽の成長は緩やかでした。
いずれにしろ、成長は続いています。

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2024年9月16日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目 樹高79a

下写真:前回(9/1)の崇さんです。

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2024年9月1日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目 樹高79a

下写真:上から見た崇さんです。下部の濃い緑の葉っぱは春(4〜5月)に出たもので、上部の黄緑色の葉っぱは6月27日以降に伸びた枝から出た葉っぱです。9月半ばになっても、その違いははっきり分かります。

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2024年9月16日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目

下写真:前回(9/1)の状態です。

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2024年9月1日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目

下写真:この15日間で、わずかではありますが、冬芽が成長していました。
春(4〜5月)に出た枝についた冬芽は前回(9/1)の9_から今回(9/16)の10_へと1_増。
6月27日以降に出た枝に付いた冬芽は前回(9/1)の3_から今回(9/16)の4_へと1_増となりました。
この時期としては緩やかですが、成長が続いています。

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2024年9月16日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目
 左:夏成長の冬芽=4.0_、右:春成長の冬芽=10.0_

下写真:前回(9/1)撮影

20240901buna11y_su_02re.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目
 左:夏成長の冬芽=3.0_、右:春成長の冬芽=9.0_

下写真:幹の直径はφ19.0_で、6月27日以降、0.5_単位での変化はありません。

 5/27:φ17.5_→6/9:18.0_→6/27:19.0_→7/5:19.0_→7/10:19.0_→7/21:19.0_→8/8:19.0_→9/1:19.0_→9/16:19.0_

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2024年9月16日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目 幹の直径φ19.0_

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【ブナの崇さん、成長メモ】
2018年 記録的に暖かな4月でしたが、芽吹き時期が遅く、下方の枝から芽吹きが始まる。
2019年 幹の上部を剪定
2020〜2022年 芽吹きのタイミングが2度あって、成長が不安定
2023年 順調に成長
2024年 過去最速の芽吹き
2024年 7月より今年2度目の芽吹き
===================

【ブナ日記 記録編のご案内】

過去の樹高、冬芽、幹の太さを見ることができます。
軽井沢草花館 ゆうすげ日記>ブナ日記 記録編

【姉妹ブログ イヌブナ日記のご案内】

軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」の中において、この「ブナ日記」と並行して「イヌブナ日記」も配信しています。ブナ日記よりも2年早くから成長を観察していて、今年(2024)で13年目のシーズンとなります。以下のリンク先からご覧ください。

軽井沢草花館 ゆうすげ日記>イヌブナ日記

【小さな美術館軽井沢草花館 展示のご案内】

「石川功一の水彩・油彩展 和歌に詠まれた草花たち」2024年11月10日まで開催中です
火曜日休館
下の画像をクリックすると詳細ページにリンクします。

2024軽井沢草花館チラシB5表_630.jpg

小さな美術館軽井沢草花館HP https://kusabana.net
posted by kusabanakan at 13:48| ブナ日記

イヌブナ日記(294)冬芽成長続く(9/16)

(2012年5月に種から発芽した実生から13年目のイヌブナ成長日記です)

9月1日以来、15日ぶりの更新です。
毎年この時期には、冬芽の成長が活発になりますが、今年も順調に冬芽が大きくなっていました。

20240916nubuna13y_an_dan_buna11y_su01.jpg
2024年9月16日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生13年目の安さん、ブナ実生11年目の崇さん、イヌブナ実生13年目の檀さん

下の写真は前回(9月1日)撮影。

20240901nubuna13y_an_dan_buna11y_su01re.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生13年目の安さん、ブナ実生11年目の崇さん、イヌブナ実生13年目の檀さん

【イヌブナ安さん 実生13年目】

安さんの樹高は前回(9/1)から変化なく112aでした。
4/26=105a→4/29=104.5a→5/3=103a→5/12=100a→5/27=100a→6/9=98a→6/27=100a→7/10=103a→8/7=108a→9/1=112a→9/16=112a

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2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 樹高112a

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2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 樹高112a

下写真:上から見た安さんです。葉っぱの状態は良好ですが、多少色がくすんできました。

20240916inubuna13y_an_01.jpg
2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん

下写真:冬芽の長さが前回(9/1)の11.0_から今回(9/16)15.0_へと、4.0_長くなっていました。成長のスピードが加速したようです。

 8月7日:7.0_→9月1日:11.0_→9月16日:15.0_

20240916inubuna13y_an_02.jpg
2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 冬芽15.0_

下写真:前回(9/1)は冬芽の長さ11.0_でした。

20240901inubuna13y_an_02.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 冬芽11.0_

下写真:幹の直径はφ21.0_で前回(8/7)と同じでした。

20240916inubuna13y_an_03.jpg
2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 幹の太さ21.0_

【イヌブナ檀さん 実生13年目】

樹高は58aで前回(9/1)よりも1.0a高くなりました。枝が上向きに立ち上がったようです。
4/26=63.5a→4/29=62a→5/3=63.5a→5/12=58a→5/27=58a→6/9=60a→6/27=59a→7/10=55a→8/7=57a→9/1=57a→9/16=58a

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2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 樹高58a

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2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 樹高57a

下写真:上から見た壇さんです。安さん同様、多少色がくすんできました。

20240916inubuna13y_dan_01.jpg
2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん

下写真:冬芽の長さが前回(9/1)の10.0_から13.0_へと3.0_長くなりました。
安さん同様、成長が加速して大きくなっていました。

 8月7日:6.5_→9月1日:10.0_→9月16日:13.0_

20240916inubuna13y_dan_02.jpg
2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 冬芽13.0_

20240901inubuna13y_dan_02.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 冬芽10.0_

下写真:幹の直径はφ15_で前回(9/1)と同じでした。

20240901inubuna13y_dan_03.jpg
2024年9月16日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 幹直径φ15_

【イヌブナ日記 記録編のご案内】

過去の成長過程は以下のリンク先「イヌブナ日記【記録編】」で見ることができます。


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軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」の中において、この「イヌブナ日記」と並行して「ブナ日記」も配信しています。イヌブナ日記よりも2年あとから成長を観察していて、今年(2024)で11年目のシーズンとなります。以下のリンク先からご覧ください。

軽井沢草花館 ゆうすげ日記>ブナ日記

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「石川功一の水彩・油彩展 和歌に詠まれた草花たち」2024年11月10日まで開催中です
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posted by kusabanakan at 12:51| イヌブナ日記

駐車場、イロハモミジ 部分的に赤味帯びる(2024.9.16)

暑かった夏がそのまま9月に入ってからも続いていて、なかなか残暑が終わりません。
それでも、不思議なことに、木々の葉はしっかりと季節を察知して変化しています。
軽井沢草花館のイロハモミジも大きな変化ではありませんが、日の良く当たる木の上部などの葉がうっすらと赤味を帯びて、秋を感じるようになりました。
本格的な紅葉は10月下旬から11月初旬頃。

【2024年9月16日】
20240916美術館外観.jpg

【2024年8月28日】
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【2024年7月28日】
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posted by kusabanakan at 12:47| 草花館日記

2024年09月15日

ヤマハギが満開に(2024.9.15)

軽井沢草花館の庭のヤマハギが見ごろをむかえました。昨年(2023)もたくさん花を咲かせてくれましたが、今年も密度高く咲いてくれました。現在、つぼみがほとんど咲ききった状態なので、これからピークを過ぎて散り始めます。

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2024年9月15日 軽井沢草花館 ヤマハギ(山萩、マメ科)

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2024年9月15日 軽井沢草花館 ヤマハギ(全体)

下写真:9月4日撮影時の花の状態です。実際の咲き始めは8月終わり頃だったので、咲き始めからおおむね半月くらいで満開になりました。

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2024年9月4日 軽井沢草花館 ヤマハギ(咲き始め)
posted by kusabanakan at 15:29| 草花館日記

2024年09月14日

ナツハゼ木の実&紅葉(2024.9.14)

本日、軽井沢草花館の庭のナツハゼ(夏櫨、ツツジ科)が紅葉を始め、実が赤から黒に熟してきていました。
昨年に続いて残暑厳しい9月となっていますが、季節はしっかりと秋に向かって進んでいます。

ナツハゼは夏に実が生って、紅葉もカエデよりも早くに色づき始めます。
黒く熟した実が甘みがあり美味。ブルーベリーに近い種だそうです。
草花館のナツハゼは、小さな株なので実を摘むことはなく、鳥のご飯としてそのままにしています。

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2024年9月14日 軽井沢草花館 ナツハゼ(夏櫨、ツツジ科)の木の実と紅葉
posted by kusabanakan at 21:00| 草花館日記

2024年09月13日

三浦由紀先生の草木染ストール 追加入荷しました

好評販売中の三浦由紀さんの草木染ストールを追加で入荷しました。

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2024年9月13日撮影 軽井沢草花館 三浦由紀さんの草木染ストール

追加したのは、日本茜、紫根、カラスノエンドウ、コブナグサ+藍の4点。

下は、追加入荷4点のうちの2点でカラスノエンドウ(左)とコブナグサ+藍(右)です。
写真だと、色の再現性が低くて、良さが伝わらないかと思いますが、カラスノエンドウはユウスゲの花の色を連想させるような淡く上品なイエロー、コブナグサ+藍は黄色のコブナグサと藍色の藍を2度染めしてとても鮮やかなグリーンに仕上がっています。

20240913三浦由紀_草木染ストール01.jpg
三浦由紀 草木染めストール カラスノエンドウ(左)とコブナグサ+藍(右) 各7,700円

他にも、桜、コブナグサ、コクサギ、五倍子、かしわ、ゆうすげ、赤しそのストールを販売中。
シルク生地で軽くて暖か、シンプルで使いやすい、そして色あせしにくい点がとても好評で、リピーターの方が多いです。
写真では色が単一に見えますが、実際には微妙な色のグラデーションがあり、味わい深いです。
また、ネックウォーマーも好評販売中です。シルク生地で軽く、それでいて暖かです。小さくなるのでバッグの中にしまってくこともできて重宝します。

20240418kusabanakan_miura_kusakisome02.jpg
2024年4月18日撮影 軽井沢草花館 三浦由紀さんの草木染のネックウォーマー

価格
ストール:税込み4,400円~11,000円(税込)。
ネックウォーマー:各3,300円(税込)
どれも一点ものですので、売り切れ次第終了となります(2024年は11月10日で販売終了です)。
在庫については軽井沢草花館までお問い合わせ下さい。→ https://kusabana.net

尚、通販は行っておりません。軽井沢草花館のみでの販売となりますので、あらかじめご了承ください。

三浦さんの詳しいプロフィールや作品については以下のサイトを参照ください。

ホームページ 草木染め 紬樹の雫(ゆきのしずく)

インスタグラム 紬樹の雫(ゆきのしずく)

posted by kusabanakan at 16:39| 草花館日記

2024年09月11日

アケボノソウ開花(2024.9.11)

本日、軽井沢草花館の庭の隅でアケボノソウ(曙草、リンドウ科)が咲き始めました。
湿った場所を好み、軽井沢町内の自生地では9月に入ったころから咲き始めます。

草花館では昨年(2023)9月10日に初開花だったので、ほぼ同日の開花となりました。
毎年、咲くのを楽しみにしている花ですが、株が増えそうで増えず、今年も花が咲くのはこの株だけになりそうです。
種が飛んだのか、プランターに2株出ていましたが、内一株は枯れてしまい、もう一株も大きくはなれず、花を咲かせることはなさそうです。

下写真:花びらがとても個性的。黄色の点々は蜜腺溝と呼ばれ、アリが蜜を吸いに来ているところをしばしば目にします。

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2024年9月11日 軽井沢草花館 アケボノソウ(曙草)

下写真:全体の姿です。すうっとまっすぐに茎を伸ばし、とても凛とした印象を受ける草花です。

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2024年9月11日 軽井沢草花館 アケボノソウ(曙草)
posted by kusabanakan at 16:25| 草花館日記

2024年09月10日

【2024】石川功一の水彩・油彩展「和歌に詠まれた草花たち」ノコンギク(9/10)

小さな美術館軽井沢草花館 2024年度展示のご案内
「石川功一の水彩油彩展 和歌に詠まれた草花たち」開催中です。

2024軽井沢草花館チラシB5表_1000.jpg
チラシのダウンロードはこちらから → 軽井沢草花館チラシ(PDF 3.7MB)

今年の企画テーマは「和歌」。日本の和歌と、画家・石川功一の描いた草花図(水彩・油彩)を並べて展示し、合わせて鑑賞していただこうとするものです。
紹介する和歌は、日本最古の歌集である「万葉集」を中心に、勅撰和歌集の「古今和歌集」、「拾遺和歌集」、「後拾遺和歌集」など、5〜11世紀に詠まれた歌とします。
和歌に詠まれた植物は、万葉集だけでも150種以上あるとされますが、本展では石川功一が描いた草花と合うものを76種厳選しました(内、万葉集52種)。展示している草花は常時約40種ですが、会期中に少しずつ、作品や歌の入れ替えを行います。

※この企画展は4年前(2020年)にも開催しましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で期間短縮や入館規制を余儀なくされ、皆さんに見ていただく機会が減ってしまいました。そこで、4年越しのリバイバル展となります。

開催日 2024年4月20日(土)~2024年11月10日(日)まで
場所:小さな美術館軽井沢草花館
開館時間 10:00から17:00
休館日 火曜日
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料

ホームページ https://kusabana.net

2024年の営業カレンダー
2024年9月
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15161718192021
22232425262728
2930     
が定休日です。

2024年10月
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13141516171819
20212223242526
2728293031  
が定休日です。

2024年11月
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
が定休日です。
※11月11日以降冬期休館

【展示作品よりノコンギク(野紺菊)

以下、展示中の作品よりノコンギク水彩スケッチと古今和歌集の和歌です。

 古今和歌集 巻第5 271番歌 大江千里(おおえのちさと)

植ゑし時 花待ちどほに ありし菊 うつろふ秋に あはむとや見し

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2024年9月10 日撮影 軽井沢草花館 展示の様子 ノコンギク
posted by kusabanakan at 13:00| 展示紹介

2024年09月09日

白いホトトギス開花(2024.9.9)

一昨日(9/7)咲いた紫色のホトトギスに続いて、白いホトトギスが咲き始めました。
昨年は白の方が早くに咲いていて、今年は逆になりました。
毎年、この時期になると紫と白のホトトギスが咲いてくれて、昨年までの例では紫色の個体の方が7:3くらいで多いようです。

【白と紫色のホトトギス(杜鵑、ユリ科)】

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2024年9月9日 軽井沢草花館 白いホトトギス(咲き始め)

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2024年9月9日 軽井沢草花館 紫(左)と白(右)のホトトギス

下写真:一昨日(9/7)咲き始めた紫色のホトトギス

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2024年9月7日 軽井沢草花館 紫色のホトトギス
posted by kusabanakan at 13:51| 草花館日記

2024年09月08日

【蝶】ミドリヒョウモン、ヒヨドリバナで吸蜜(2024.9.8)

昨日のツマグロヒョウモンに続いて、今日はミドリヒョウモンが軽井沢草花館に庭にやってきました。

今年、軽井沢草花館の庭ではかつてないほどヒヨドリバナがたくさん咲いて、いろんな蝶がやってくるようになりました。
他にもノハラアザミやマツムシソウ、オミナエシで吸蜜する蝶もいます。
とはいえ、蝶がたくさん乱舞するほどでもなくて、時々「なんだろう?」と飛んできた蝶を、タイミングが合えば写真を撮って楽しんでいます。

ちなみにツマグロもミドリも特に珍しい蝶という訳ではなく、むしろ、よく見られる蝶だそうです。

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2024年9月8日 軽井沢草花館 ミドリヒョウモン(ヒヨドリバナで吸蜜)

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2024年9月8日 軽井沢草花館 ミドリヒョウモン(ヒヨドリバナで吸蜜)
posted by kusabanakan at 19:34| 草花館日記

2024年09月07日

アサマフウロ&ホトトギス開花(2024.9.7)

軽井沢草花館の庭でアサマフウロとホトトギスが咲き始めました。
どちらも今日が初開花、毎年この花たちが咲き始めると、秋の始まりを感じます。

【アサマフウロ(浅間風露)】

フウロソウの仲間の中では花が大柄で、色は深い紅色です。
湿地を好む花で環境が合っていれば、繁殖して群生することもありますが、そういった自然環境の減少と共に、個体数が減り絶滅危惧種(準絶滅危惧種)にも指定されています。
草花館のアサマフウロは樹木の成長にともなって年々日当たりが悪くなってしまい、なんとか生き残っている程度ですが、今年もきれいな花を咲かせてくれました。

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2024年9月7日 軽井沢草花館 アサマフウロ

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2024年9月7日 軽井沢草花館 アサマフウロ

【ホトトギス(杜鵑)】

今年も、ホトトギスの季節がやってきました。
軽井沢草花館ではこのホトトギスがここ5年くらいで増えて、毎年たくさんの花を咲かせるようになっています。
赤と白の花があり、今年は赤が最初に咲きましたが、昨年(2023年)は9月4日に白は咲きはじめ、翌9月5日に赤が咲き始めています。
9月いっぱいくらいまで楽しめそうです。

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2024年9月7日 軽井沢草花館 ホトトギス(咲き始め)
posted by kusabanakan at 15:58| 草花館日記

【蝶】ツマグロヒョウモン、アザミやマツムシソウで吸蜜(2024.9.7)

本日、蝶のツマグロヒョウモン(雌)が草花館の庭にやってきました。
マツムシソウ、ノハラアザミ、そしてヒヨドリバナの花を次々にわたりながら、吸蜜していました。

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2024年9月7日 軽井沢草花館 ツマグロヒョウモン(ノハラアザミで吸蜜)

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2024年9月7日 軽井沢草花館 ツマグロヒョウモン(マツムシソウで吸蜜)

蝶にはあまり詳しくないのですが、昨年開催した「軽井沢の花と蝶展」のおかげで、最初見た時に「ヒョウモンチョウの仲間かな?」、と予想できました。
すぐにどこかへ行ってしまうだろう。と思っていたのですが、花から花へと一生懸命蜜を吸っていたので、カメラを取りに行って撮影しました。
撮影後に、栗岩竜雄さんの著書「軽井沢の蝶(ほおずき書籍)」で調べたところ、ツマグロヒョウモンだとわかりました。
著書によると、このツマグロヒョウモンは21世紀に入る前までは軽井沢ではかなりレアな存在だったそうですが、21世紀に入ってからは比較的よく見られるようになったそうです。
ツマグロ(褄黒)とは羽の端っこが黒いことに由来するそうですが、黒くなるのは雌だけだそうです。
posted by kusabanakan at 15:36| 草花館日記

2024年09月06日

ヒメクグ開花(2024.9.6)

軽井沢草花館の駐車スペースにはいろんな草花が生えています。
どれも、一般的には雑草と呼ばれ、名前で呼んでもらうことのほとんどない植物ばかり。

その中の一つがヒメクグです。
ヒメクグはカヤツリグサ科の多年草で、湿った日当たりの良い場所に自生します。
日本全国に分布していて、田んぼのあぜ道などに多いようです。
草花館では駐車スペースの砂利の上で、他の草に交じって生えていて、
よほど、気にかけていないと目に入りませんが、探すとたくさん見つけることができます。
人や車が出入りする環境で、10aにも満たない草丈にしかなっていませんが、踏まれても踏まれても負けない強さがあります。

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2024年9月6日 軽井沢草花館 ヒメクグ(駐車スペースにて)

下写真:少し採って、活けてみました。先端につく小穂がコンペイトウのような形で可愛いです。

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2024年9月6日 軽井沢草花館 ヒメクグ(活け花に)※花入れの一辺が8a
posted by kusabanakan at 15:30| 草花館日記

2024年09月05日

トネアザミ開花(2024.9.5)

軽井沢草花館駐車スペース脇でトネアザミ(利根薊、キク科)が咲き始めました。
軽井沢ではごく普通に見られるアザミですが、草花館では今まで見なかったような気がします。
それが、二株が立ち上がって、内一株が咲き始めたのです。
トネアザミにしては高さ70〜80a程度しかなくて、もしかしたら他の種類かもしれませんが、つぼみをたくさん付けて、これから次々開花してきそうです。

草花館で毎年咲いているノハラアザミもすでに咲いていますが、
ノハラアザミが通常上向きで咲くのに対して、トネアザミは横向き、あるいは下向きに咲くのが特徴です。

自生地で咲いているトネアザミの印象は背丈が高く、株立ちしたようにたくさんの株が集まって生えていることです。
来年以降増えると大変か… と、今後の対応に悩みます。

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2024年9月5日 軽井沢草花館 トネアザミ(横、あるいは下向きに開花)

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2024年9月5日 軽井沢草花館 ノハラアザミ(上向きに開花)
posted by kusabanakan at 20:14| 草花館日記

2024年09月04日

【2024】石川功一の水彩・油彩展「和歌に詠まれた草花たち」エゾリンドウ(9/4)

小さな美術館軽井沢草花館 2024年度展示のご案内
「石川功一の水彩油彩展 和歌に詠まれた草花たち」開催中です。

2024軽井沢草花館チラシB5表_1000.jpg
チラシのダウンロードはこちらから → 軽井沢草花館チラシ(PDF 3.7MB)

今年の企画テーマは「和歌」。日本の和歌と、画家・石川功一の描いた草花図(水彩・油彩)を並べて展示し、合わせて鑑賞していただこうとするものです。
紹介する和歌は、日本最古の歌集である「万葉集」を中心に、勅撰和歌集の「古今和歌集」、「拾遺和歌集」、「後拾遺和歌集」など、5〜11世紀に詠まれた歌とします。
和歌に詠まれた植物は、万葉集だけでも150種以上あるとされますが、本展では石川功一が描いた草花と合うものを76種厳選しました(内、万葉集52種)。展示している草花は常時約40種ですが、会期中に少しずつ、作品や歌の入れ替えを行います。

※この企画展は4年前(2020年)にも開催しましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で期間短縮や入館規制を余儀なくされ、皆さんに見ていただく機会が減ってしまいました。そこで、4年越しのリバイバル展となります。
開催日 2024年4月20日(土)~2024年11月10日(日)まで
場所:小さな美術館軽井沢草花館
開館時間 10:00から17:00
休館日 火曜日
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料

ホームページ https://kusabana.net

2024年の営業カレンダー
2024年9月
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が定休日です。

2024年10月
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が定休日です。

2024年11月
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が定休日です。
※11月11日以降冬期休館

【展示作品よりエゾリンドウ(蝦夷竜胆)

以下、展示中の作品よりエゾリンドウの水彩スケッチと古今和歌集の和歌です。

 古今和歌集  巻第10  物名 442  紀 友則

我が宿の 花踏みしだく 鳥打たむ 野はなければや こゝにしも来る

この歌の題は「竜胆(りうたむ)の花」でリンドウのこと。三・四句にまたがって「鳥(とり)打(う)たむ 野(の)はなければや」の中に「りうたむのはな」を隠し入れている。

20240904エゾリンドウ19980825.jpg
2024年9月4 日撮影 軽井沢草花館 展示の様子 エゾリンドウ
posted by kusabanakan at 12:42| 展示紹介

ヤマハギ開花(2024.9.4)

軽井沢草花館の庭でヤマハギ(山萩。マメ科)の花が咲き始めています。
実際には8月終わり頃から咲き始めましたが、ほとんどがつぼみの状態で、開花しているものはまだ限定的です。
今後の天気によっても変わってきそうですが、9月半ばを過ぎれば、開花状況が本格的になってくると思います。

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2024年9月4日 軽井沢草花館 ヤマハギ(咲き始め)
posted by kusabanakan at 11:27| 草花館日記

2024年09月03日

2024(81)ユウスゲの黄葉(9/3)

ユウスゲの葉がきれいに黄葉する季節になりました。

20240903ユウスゲ黄葉01.jpg
2024年9月3日 軽井沢草花館 ユウスゲの黄葉(黄葉が特に進んだ株)

黄葉が始まったのは、8月半ば過ぎ位からですが、ここ1週間くらいで緑色から黄色への変化が急ピッチで進みました。
一部の株では、ほとんどの葉が黄色くなり、秋らしい姿です。

20240903ユウスゲ黄葉02.jpg
2024年9月3日 軽井沢草花館 ユウスゲの黄葉

また、8月24日を皮切りに始めているユウスゲの実の収穫についてですが、順調に進んでいます。
実の先端が割れたものから、採るようにしていて、今日は43個採りました。
合計では、まだ100に満たない数ですが、5倍くらいの数にはなりそうです。

20240903美術館ユウスゲ実43.jpg
2024年9月3日 軽井沢草花館 収穫したユウスゲの実(43個)
posted by kusabanakan at 20:55| ゆうすげ日記

2024年09月02日

2024(80)ユウスゲの実に赤とんぼ(9/2)

9月に入りました。
台風10号は各地で大きな災害をもたらせましたが、
幸いにも軽井沢では、大きな被害はなかったようです。
今日は朝から晴れたり曇ったりの繰り返し。
気温は28.9度(平年差+4.5度)まで上がり、9月になっても厳しい残暑が続きます。

そんな中、ユウスゲの実に赤とんぼ(アキアカネ)が止まっていました。
昨日今日と、複数匹の赤とんぼがユウスゲの実の上に止まって、長い時間過ごしていました。
ユウスゲの花茎が1.5m前後に成長していて、先端の実に止まると見渡しは良さそうです。

夏のような気温ですが、トンボの訪問で秋の訪れを感じました。

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2024年9月2日 軽井沢草花館 ユウスゲの実に止まった赤とんぼ(アキアカネ)
posted by kusabanakan at 16:09| ゆうすげ日記

2024年09月01日

ブナ日記(258)勢い落ちるも樹高のびる(9/1)

(2014年春に種から発芽し、この春11年目をむかえたブナ(崇さん)の成長記録です)

8月8日以来、24日ぶりの更新です。

2年ぶりに春につづく夏の成長が続いています。
前々回(7/21)から前回(8/8)までの18日間で8a樹高が高くなりましたが、前回(8/8)から今回(9/1)までの
24日間でも3a樹高が高くなりました。
勢いがおさまってきたとはいえ、成長は続いています。

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2024年9月1日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目 樹高79a

下写真:前回(8/8)の崇さんです。

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2024年8月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目 樹高76a

下写真:上から見た崇さんです。下部の濃い緑の葉っぱは春(4〜5月)に出たもので、上部の黄緑色の葉っぱは6月27日以降に伸びた枝から出た葉っぱです。9月に入っても、その違いははっきり分かります。

20240901buna11y_su_01.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目

下写真:前回(8/8)の状態です。

20240808buna11y_su_01.jpg
2024年8月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目

下写真:この24日間でしっかりと冬芽が成長していました。
春(4〜5月)に出た枝についた冬芽は前回(8/8)の7_から今回(9/1)の9_へと2_増。
6月27日以降に出た枝に付いた冬芽は前回(8/8)の2_から今回(9/1)の3_へと1_増となりました。

20240901buna11y_su_02re.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目
 左:夏成長の冬芽=3.0_、右:春成長の冬芽=9.0_

下写真:前回(8/8)撮影

20240808buna11y_su_02re.jpg
2024年8月8日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目
 左:夏成長の冬芽=2.0_、右:春成長の冬芽=7.0_

下写真:幹の直径はφ19.0_で、6月27日以降、0.5_単位での変化はありません。

 5/27:φ17.5_→6/9:18.0_→6/27:19.0_→7/5:19.0_→7/10:19.0_→7/21:19.0_→8/8:19.0_→9/1:19.0_

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2024年9月1日 軽井沢草花館 ブナの崇さん 実生11年目 幹の直径φ19.0_

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【ブナの崇さん、成長メモ】
2018年 記録的に暖かな4月でしたが、芽吹き時期が遅く、下方の枝から芽吹きが始まる。
2019年 幹の上部を剪定
2020〜2022年 芽吹きのタイミングが2度あって、成長が不安定
2023年 順調に成長
2024年 過去最速の芽吹き
2024年 7月より今年2度目の芽吹き
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【ブナ日記 記録編のご案内】

過去の樹高、冬芽、幹の太さを見ることができます。
軽井沢草花館 ゆうすげ日記>ブナ日記 記録編

【姉妹ブログ イヌブナ日記のご案内】

軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」の中において、この「ブナ日記」と並行して「イヌブナ日記」も配信しています。ブナ日記よりも2年早くから成長を観察していて、今年(2024)で13年目のシーズンとなります。以下のリンク先からご覧ください。

軽井沢草花館 ゆうすげ日記>イヌブナ日記

【小さな美術館軽井沢草花館 展示のご案内】

「石川功一の水彩・油彩展 和歌に詠まれた草花たち」2024年11月10日まで開催中です
火曜日休館
下の画像をクリックすると詳細ページにリンクします。

2024軽井沢草花館チラシB5表_630.jpg

小さな美術館軽井沢草花館HP https://kusabana.net
posted by kusabanakan at 19:58| ブナ日記

イヌブナ日記(293)夏季、順調に成長(9/1)

(2012年5月に種から発芽した実生から13年目のイヌブナ成長日記です)

8月7日以来、25日ぶりの更新です。
前回7月10日から8月7日までの約1か月で、冬芽の長さが3_伸びるなど、順調な成長ぶりでしたが、今回の観察でも、引き続き順調に成長が進んでいました。

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2024年9月1日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生13年目の安さん、ブナ実生11年目の崇さん、イヌブナ実生13年目の檀さん

下の写真は前回(8月7日)撮影。

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2024年8月7日 軽井沢草花館
左から イヌブナ実生13年目の安さん、ブナ実生11年目の崇さん、イヌブナ実生13年目の檀さん

【イヌブナ安さん 実生13年目】

安さんの樹高は前回(8/7)から4a高くなって、112aでした。
4/26=105a→4/29=104.5a→5/3=103a→5/12=100a→5/27=100a→6/9=98a→6/27=100a→7/10=103a→8/7=108a→9/1=112a

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2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 樹高112a

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2024年8月7日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 樹高108a

下写真:上から見た安さんです。葉っぱの状態は良好です。

20240901inubuna13y_an_01.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん

下写真:冬芽の長さが前回(8/7)の7.0_から今回(9/1)11.0_へと、4.0_長くなっていました。

20240901inubuna13y_an_02.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 冬芽11.0_

下写真:前回(8/7)は冬芽の長さ7.0_でした。

20240807inubuna13y_an_02.jpg
2024年8月7日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 冬芽7.0_

下写真:幹の直径はφ21.0_で前回(8/7)と同じでした。

20240901inubuna13y_an_03.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 安さん 幹の太さ21.0_

【イヌブナ檀さん 実生13年目】

樹高は57aで前回(8/7)から変化がありませんでした。
4/26=63.5a→4/29=62a→5/3=63.5a→5/12=58a→5/27=58a→6/9=60a→6/27=59a→7/10=55a→8/7=57a→9/1=57a

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2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 樹高57a

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2024年8月7日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 樹高57a

下写真:上から見た壇さんです。安さん同様葉っぱの状態はとても良好です。

20240901inubuna13y_dan_01.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん

下写真:冬芽の長さが前回(8/7)の6.5_から10.0_へと3.5_長くなりました。

20240901inubuna13y_dan_02.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 冬芽10.0_

20240807inubuna13y_dan_02.jpg
2024年8月7日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 冬芽6.5_

下写真:幹の直径はφ15_で前回(8/7)と同じでした。

20240901inubuna13y_dan_03.jpg
2024年9月1日 軽井沢草花館 イヌブナ実生13年目 壇さん 幹直径φ15_

【イヌブナ日記 記録編のご案内】

過去の成長過程は以下のリンク先「イヌブナ日記【記録編】」で見ることができます。


【姉妹ブログ ブナ日記のご案内】

軽井沢草花館のブログ「ゆうすげ日記」の中において、この「イヌブナ日記」と並行して「ブナ日記」も配信しています。イヌブナ日記よりも2年あとから成長を観察していて、今年(2024)で11年目のシーズンとなります。以下のリンク先からご覧ください。

軽井沢草花館 ゆうすげ日記>ブナ日記

【小さな美術館軽井沢草花館 展示のご案内】

「石川功一の水彩・油彩展 和歌に詠まれた草花たち」2024年11月10日まで開催中です
火曜日休館
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2024軽井沢草花館チラシB5表_630.jpg

小さな美術館軽井沢草花館HP https://kusabana.net
posted by kusabanakan at 15:58| イヌブナ日記

緑のカーテン2024(9)ほんのりと黄葉(9/1)

8月17日以来、半月ぶりの更新です。
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軽井沢草花館の緑のカーテンは2011年から始めて、この春で14年目のシーズンをむかえました。
テラスの軒にネットを這わせ、軽井沢に自生するつる性植物(ノブドウ、ウチワドコロ、ヤマノイモ、ツルガシワ=今年は芽が出ず、チョウセンゴミシ、イケマ)を緑のカーテンとして利用して、楽しんでいます。
草花館の場合、緑のカーテンとして熱や日射を遮る効果よりも、ガーデニングとしての楽しみや、視覚的な癒しの効果のほうが大きいです。
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ツル植物の成長が止まり、葉っぱが徐々に黄色味を帯びてきました。
9月に入り、これから一日一日、朝晩の気温が低くなっていく時期です。
黄葉が進むと、落葉が始まり、10月終わり頃にはほとんどの葉っぱが落ちて、緑のカーテンの役割も終了となります。

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2024年9月1日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下写真:前回(8/17)

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2024年8月17日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下写真:違う角度からみた緑のカーテン、葉っぱが若干黄色味を帯びてきました。

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2024年9月1日 軽井沢草花館 緑のカーテン

下写真:前回(8/17)

20240817midori02.jpg
2024年8月17日 軽井沢草花館 緑のカーテン

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