今年度(2015)の企画展示「軽井沢の草と花展」の期間も3週間を切り、残り少なくなってきました(11月23日まで)。
現在展示中の作品「カヤツリグサ」を紹介します。
2015年「軽井沢の草と花展」は、イネ科、カヤツリグサ科など、一般的には雑草として扱われがちな「草」の作品にもスポットを当てた企画展で、石川功一の描いた水彩スケッチで、様々な植物を紹介しています。
5期目の展示では、キンエノコロや(草)やリンドウ(花)、イヌタデ(草)、センブリ(花)など、秋に見られる「草」と「花」が中心となりますが、それ以外にも、これまで1~4期目で展示した春からの夏にかけての「草」と「花」の作品も一部ご紹介します。
例:(草)ハルガヤ、クサイ、カルイザワツリスゲ、カゼクサ、クサイ、カヤツリグサ、ヒメマツカサススキなど、(花)ルリソウ、カタクリ、タチツボスミレなど。
開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、11月24日以降は2016年4月下旬(予定)まで冬期休館です。
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。
【カヤツリグサ(蚊帳吊草)】 2015年10月14日から11月23日 展示中
カヤツリグサ科のカヤツリグサで、畑、道端、荒地などで見られる一年生草本。
雑草という言葉はあまり好きではありませんが、思わず「雑草」と言ってしまいそうになるくらい、普通に見られる「草」です。
語源は、「蚊帳吊(かやつり)」から来ています。 昔、この草の茎を使って、蚊帳を吊るためのフレームに似た形を作って遊んだことに由来するそうです。
石川功一 軽井沢の草花スケッチ カヤツリグサ 1987年8月15日
2015年8月18日撮影 軽井沢 カヤツリグサ
下の図は、カヤツリグサを使った遊びの一例です。
茎の部分を使って四角い枠を作りますが、地域によって遊び方がいろいろあるかも知れません。
やってみるとなかなか難しですが、茎の部分がスーっと綺麗に裂けると気持ちが良いものです。