1週間ぶりの更新です。
春に4年目をむかえたイヌブナの孫さん。
この苗は、今年、成長のタイミングがおかしくなっていて、本来であれば4月終わりから5月初めころに芽吹くはずなのに、1ヵ月以上遅れて芽吹きを始め、今もなお冬芽を残し、芽吹きを続けています。
2017年6月10日 軽井沢草花館 イヌブナ実生4年目 孫さん
下は、1週間前のイヌブナ孫さん。
今日の状態と比べると、この1週間で幹中段の芽吹きが進んだことが分かります。
本来一斉に芽吹くべきところ、1か月以上かけて、段階的に芽吹きが進んでいるのは特異に思えます。
芽吹き時期の違いで葉っぱの色に違いが見られます(上写真)
2017年6月3日 軽井沢草花館 イヌブナ実生4年目 孫さん
さらに、枝先の冬芽が膨らんで、芽吹きが始まったようです(下写真)。
もう6月10日なのに…
2017年6月10日 軽井沢草花館 イヌブナ実生4年目 孫さん
先端だけでなく、幹の上段に残っている冬芽が一斉に芽吹いてきそうな感じです。
注意深く観察を続けます。
【ゾウムシ現る】
まだ芽吹いたばかりでふわふわの葉っぱを観察していたら、葉っぱに虫らしいものがいるのに気づきました。
2017年6月10日 軽井沢草花館 イヌブナ実生4年目 孫さん
よく見ると、やはり虫でした(下写真)。
2017年6月10日 軽井沢草花館 イヌブナ実生4年目 孫さん
葉っぱについた虫(ゾウムシの一種)
しらべてみると、どうもゾウムシの仲間のようです。
ゾウムシの仲間は種類がたくさんあって、どのゾウムシなのかは分かりませんでしたが、口の部分が細長くて、鼻の長い象に似ているからゾウムシという名がついているようです(下写真)。
2017年6月10日 軽井沢草花館 イヌブナ実生4年目 孫さんの葉っぱに潜んでいたゾウムシの一種
体調は長さ4_程度の小さな虫。触ってみたところ、体は堅い甲羅で覆われていました。
調べてみたところ、ブナにつくゾウムシは、幹に穴を空けたり、悪さをするそうです。
たまたまですが、早くに発見できてよかったです。かわいそうですが、駆除しました。
【イヌブナ集合写真】
2017年6月10日 軽井沢草花館 イヌブナ実生
安さん(アンさん)=6年目、檀さん(ダンさん)=6年目、孫さん(ソンさん)=4年目
イヌブナ3兄弟の集合写真です。上から
・大きくて、成長の活発なイヌブナ安さん(実生6年目)・樹高は低いものの順調に成長しているイヌブナ壇さん(実生6年目)
・未だに芽吹きの途中で、ゾウムシに狙われたイヌブナ孫さん(実生4年目)
つづく