今年で10年目となる軽井沢草花館の緑のカーテン。
テラスにネットを張り、ウチワドコロ、ノブドウ、イケマ、ヤマノイモ、チョウセンゴミシ、ツルガシワといった蔓性の野草をネットに絡ませて観察しています。軽井沢の野に生える蔓性植物を使っているところが特徴です。
前回、6月6日以来、2週間ぶりの更新で、通算200回目の観察日記です。
この2週間、各つる植物の成長は著しく、あっという間に緑のカーテンらしくなりました。
ウチワドコロ、ノブドウ、イケマに続いて、ヤマノイモ(じねんじょ)のツルもネットに絡み始め、この4種のツルがお互い競うように成長しています。ここ10日ほどは毎日手入れしており、放っておくと、あっという間に天井に達してしまうような状況です。あと1か月くらいは緑のカーテンの世話が欠かせません。
チョウセンゴミシは成長を続けているものの、こうした様々な植物が混生している環境になじめないのか、思ったほどツルが伸びず、ネットから1bくらい絡みついて、成長が鈍化しています。
また、プランターから発芽したツルガシワの苗も、ツルが伸びず、今年も葉っぱだけで終わりそうです。
2020年6月20日 軽井沢草花館 緑のカーテン
下の写真は前回(6/6)2週間前に撮影したものです。
2020年6月6日 軽井沢草花館 緑のカーテン
(下写真)本日(6/20)違う角度からの一枚
2020年6月20日 軽井沢草花館 緑のカーテン
以下詳細です。
【ウチワドコロ&イケマ&ノブドウ】
(下写真)一番成長の早いのがウチワドコロです。現在、全体の4分の3くらいの面積を占めています。ノブドウの成長も活発で、ツルの各節から芽を出し、ツルを伸ばし、勢力を拡大中。全体の1割くらいを占めています。また、イケマのツルもここにきて急成長していて、葉っぱも大きなものになっています。ノブドウの同じくらいの成長ぶりで全体の1割くらいを占めています。
2020年6月20日 軽井沢草花館 緑のカーテン ウチワドコロ、ノブドウ、イケマ
【ヤマノイモ】
全体の5%くらいの占有です。ウチワドコロ、イケマ、ノブドウに遅れて芽を出しますが、成長がとくに早く、今後イケマやノブドウを脅かすほどの勢いで面積を増やしていきます。秋には黄葉し、ツルに”むかご”をつけます。
2020年6月20日 軽井沢草花館 緑のカーテン ヤマノイモ
つづく