本日、軽井沢草花館の庭でヤマハギが咲き始めました。毎年お盆のころに咲いて、晩夏の印象が強い花ですが、万葉集の中では秋の七草のひとつです。
秋の七草は、万葉集で山上憶良が読んだ歌2首
「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数(かぞ)ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花(おばな)葛花(くずばな) なでしこの花 女郎花(おみなえし)また藤袴 朝貌(あさがお)の花」
がもとになっていて
1.ハギ(萩)、2.尾花→ススキ(薄)、3.クズ(葛)、4.ナデシコ(撫子)、5.オミナエシ(女郎花)、6.フジバカマ(藤袴)、7.朝顔→キキョウ(桔梗)の7種の花とされています。
7種の花のうち、軽井沢草花館の庭で5プラス1種がみられます。プラス1はヒヨドリバナで、軽井沢では自生しないフジバカマの代用とします。残りはクズの花ですが、軽井沢草花館の庭では自生がなく、代用できる草花も思いつかないので省略します。
1.ハギ→ヤマハギ 2022年8月13日 軽井沢草花館 咲き始め
2.オバナ→ススキ 2022年8月13日 軽井沢草花館 咲く前(まだ穂が出てきていません)
3.クズ:軽井沢草花館では生息しておらず省略。
4.ナデシコ→エゾカワラナデシコ 2022年8月13日 軽井沢草花館 花期終盤
5.オミナエシ 2022年8月13日 軽井沢草花館 見頃
6.フジバカマ→代用でヒヨドリバナ 2022年8月13日 軽井沢草花館 見頃
7.アサガオ→キキョウ 2022年8月13日 軽井沢草花館 見頃も散り始め