2013年05月11日

アシナガバチの巣を発見!

昨日の朝、草花館の外壁の窓枠の下に蜂が一匹

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2013年5月10日 朝 軽井沢草花館 蜂?

はじめは、蜂がクモの巣に引っかかって、身動きが取れなくなっている状態だと思ったのですが、よく見てみると(下写真)

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アシナガバチが巣をつくっているではありませんか!(2年前にアシナガバチを飼育した経験からすぐに分かりました)

でも、カメラを近づけてみても蜂はピクリとも動かず、じ~っとしています。死んでいるのか? そう思ったほど、微動だにせず、作り始めた巣にしがみついています。

そして、蜂をおなかの方から見てみたところ

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驚いたことに、巣の中に卵が入っているのを確認。
アシナガバチは、完全に巣をつくり上げてから卵を産むのではなく、作っている最中から卵を産み付けるのだということが分かりました。

※安全のため、巣は写真撮影後に処分しました。蜂君ごめんなさい!
posted by kusabanakan at 06:00| アシナガバチ

2011年08月26日

珈琲ポットのアシナガバチ(16)旅立ち

 蜂の子もいなくなってしまい、働きバチとして世話をする必要のなくなってしまった2匹のアシナガバチ。 最近巣から離れ、ポットの蓋の裏側で、注ぎ口の部分のわずかな隙間に顔を付けてじっとしていることが増えていました。
 このまま、毎朝蜂蜜を与えながら飼育し続けることも一つの選択ですが、まだ2匹が元気なうちに自然に返すことも一つの選択であると、ここ数日考えました。
 いずれにしろ、アシナガバチの寿命は数か月しかないらしく、女王蜂にならない限り、このまま越冬することはないようです。
 最終的な自己判断で、2匹のアシナガバチを軽井沢の山に戻すことに決め、今朝お別れをしてきました。飼育を始めて32日目の旅立ちをレポートします。

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 その前の補足となりますが、もともとこのアシナガバチは軽井沢の自然の環境で生まれたもので、自然にかえすことで、人に危害が加わるようなことが通常ないことを十分検討したうえでの判断となります。
 近年イヌやネコのようなペットだけでなく、日本の野生に放してはいけない動植物(特定外来生物)までもが野生に捨てられるケースが大きな社会問題になっています。
 アシナガバチは、これら特定外来生物ではなく、また野生化することで問題になる昆虫ではないと判断しました。
 特定外来生物のことについては、環境省のホームページに詳しい解説が載っています。大切なことだと思いましたので、以下にホームページのリンク先を記載しました。正しい知識を得るためにも、是非一度、ご覧いただきたいと思います。

環境省ホームページ 外来生物法
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さて、ここからがレポートです。

8月26日、朝8時半頃、住宅地域を離れた山間まで車で移動。
駐車後、間伐されたばかりの見通しの良い草地まで少し歩きました。

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まずは、草の生い茂る場所にポットを置いてみました。
アシナガバチの車酔いも心配しましたが、
2匹の蜂に変わった様子はなく、ポットの中でおとなしくしていました。

いよいよ、お別れの時がやってきました。
念のため上着と手袋を着用してポットの蓋を空けました!

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が…、蜂はポットの中にいたまま出てきません…
急に天井が明るくなってビックリしたのかもしれません。
10秒くらい様子を見てみるものの外に出てこないので、
枯れ枝をポットの中に入れて蜂に掴まらせ、
枝ごと外に出すことを考えました。

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うまくいきました!
しかし、2匹同時とはいかず、まずは一匹目。

数秒のあいだ、上の写真の状態で固まっていましたが、
枝をチョコンと動かした瞬間に、勢いよく羽ばたきました!
アシナガバチにとって生まれて初めての飛び立ちです!

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近くの草むらの中に留まりました。
初めて自然の草に掴まった瞬間。

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そして、次の瞬間。勢いよく西の方面に旅立っていきました!
2匹目も同様、枝に掴まらせて外に出したところ、すぐに飛び立っていきました。

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蜂の子の居なくなってしまった蜂の巣はそのまま、草むらに置いてきました。
土にかえるか、他の昆虫やけものの食糧になるかもしれません。

これで32日間にわたる、アシナガバチの観察が終わりました。
もともと、蜂を飼う考えなどみじんもなく、
駆除したハチの巣をどう処分したらよいか迷い、
タッパーに入れておいた巣から蜂が羽化してきたことがきっかけです。

何の知識もなかったため、
決して良い飼育方法ではなかったと思いますが、
じっくりと観察でき、とても勉強になりました。

でも、来年は壁に巣をつくらないでね…
とお願いしたいです。

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アシナガバチの居なくなったガラス製の珈琲ポット
2011年8月26日

−終−

posted by kusabanakan at 11:43| アシナガバチ

2011年08月25日

珈琲ポットのアシナガバチ(16)一か月経過

軽井沢草花館の外壁に付いていたアシナガバチの巣を駆除したのが、先月の25日

今日でちょうど一か月が経ちました。

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2011年8月25日 軽井沢草花館 珈琲ポットのアシナガバチ(誕生から1ヶ月)
(ハチミツのついた綿棒をなめているところ)

 始めは蜂になるとは思いもせず、興味本位で巣をプラスチックのタッパーに入れておいたところ、その日のうちに巣から1匹のアシナガバチが誕生しました。
 その後、タッパーではあまりに狭すぎるので、ガラス製の珈琲ポットに入替え、飼育を始めたところ、29日夜半に2匹目が誕生。
 その後も、3匹目、4匹目が幼虫から羽化しかけましたが、成虫になりきれず、命を落としてしまいました。
 現在は、成虫となった2匹のアシナガバチが珈琲ポットの中で元気にしています。
 毎朝、餌として与える蜂蜜はお気に入りで、よく食べてくれます(たまに食べない日もあるようですが)。

 最近の変化としては、巣の中の幼虫がほとんどいなくなってしまったこと。飼育の仕方に一番の問題があると思いますが、アシナガバチが少しずつ幼虫を食べてしまっていたのです。
 幼虫に口移しで、何か与えているような行動を頻繁に見せていて、それは幼虫を羽化させるための”世話”だったのだろうと思っていましたが、やはり自然とは異なる環境下では世話にも限界があったのでしょう。当初10匹以上の幼虫が巣穴にいましたが、現在はいなくなってしまいました。
 
 今までは巣に張り付いていた時間が圧倒的に多かったのですが、最近は世話をする必要がなくなってしまったからなのか、ポットの上部にある蓋の裏に張り付いている時間が増えました。
 巣も捕獲時と比べ、ぼろぼろになってきました。
 このまま、飼い続けるか、あるいは2匹が元気なうちに、人里離れた山に戻してあげた方が良いか、現在考えているところです。
posted by kusabanakan at 09:45| アシナガバチ

2011年08月22日

珈琲ポットのアシナガバチ(15)

 あまり元気が良くなかったアシナガバチ。 3度目のポット掃除を行ってハチミツを与えたところ、2匹共、元気に食べてくれました。

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2011年8月22日 軽井沢草花館 綿棒に付いた蜂蜜を食べる珈琲ポットのアシナガバチ

 ポットの中は雨続きの影響かカビが生え始め、掃除が不可欠でした。
 いつものようにビニール袋にハチを一時避難させておいて、ポット洗浄後、また蜂をもとに戻す方法で作業を行いました。
 珈琲ポットの場合、注ぎ口の所にしか通気口がなく風が抜けません。湿気がたまるとカビが生えやすくなる等、飼育には十分注意を払わなければなりません。

 ここ2日ほど与えたはちみつにほとんど口を付けずにいたアシナガバチですが、掃除が終わって、再度蜂蜜を与えると、すぐに飛びついて食べ始めました。
 それまで部屋が不衛生で食が進まなかったのでしょうか?

観察を続けます。





posted by kusabanakan at 15:23| アシナガバチ

2011年08月21日

珈琲ポットのアシナガバチ(14)

 18日から19日にかけて何かのスイッチが切り替わってしまったかのように、気温が急激に下がりました。
 18日は軽井沢でもエアコンを必要とするような暑さでしたが、19日からは暖房が必要なくらい気温が下がり、 本日21日も最高気温が18度程度の寒い一日となりそうです。

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2011年8月21日 軽井沢草花館 珈琲ポットのアシナガバチ

 珈琲ポットのアシナガバチを室内で世話しているとはいえ、気温の変化は感じているはず。
 今まで、ポットの中で大暴れしていた2匹も、気温が低いためなのか気持ちおとなしく感じます。
 元気がなくなっていなければ良いのですが…
 今朝も天然蜂蜜を綿棒に付けて与えました。

posted by kusabanakan at 13:00| アシナガバチ

2011年08月18日

珈琲ポットのアシナガバチ(13)

 蜂の巣を捕獲してから24日目の朝を迎えました。 羽化した2匹のアシナガバチは、珈琲ポットの中で活発に動き回っています。
 毎朝与えている天然蜂蜜が良いのでしょうか?

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2011年8月18日 軽井沢草花館 珈琲ポットのアシナガバチ

 そもそも、捕獲したハチの巣から蜂の子が羽化して出てくるとは想定外のことでした。
 しかし、巣を駆除して、そのままゴミ箱に捨ててしまっていたら、これがアシナガバチであることや、巣の構造など、知る機会がなかったかも知れません。
 想定外の出来事から想定外の知見を得て、少し賢くなったような気がします。
 昆虫素人の観察日記ではありますが、もう少し続けますのでお付き合いください。よろしくお願いします。
 
posted by kusabanakan at 12:29| アシナガバチ

2011年08月16日

珈琲ポットのアシナガバチ(12)

 昨日、2度目の掃除を行い、珈琲ポットの中が清潔になりました。 3匹目、4匹目の蜂の子は蜂になりきれず、命を落としてしまいましたが、1匹目、2匹目は変わらず活発に動いています。

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8月16日 朝 ゲンノショウコの葉の前のアシナガバチ。葉の先端をかじった後なのか?

 また、昨日与えたゲンノショウコを食べている形跡がありました。
 今朝、ポットを確認すると、ゲンノショウコの葉がちぎれて、葉の先の部分が欠けていました。アシナガバチがかじっかたらではないかと思います。
 もう少し様子を見て、好んで食べているようなら、定期的に与えようと思います。

 巣の中にはまだ羽化していない蜂の子が数匹残っています。この蜂の子たちの様子を最後まで観察しようと思います。


ユウスゲ情報:昨日は最終的に60輪の花が咲きました。
ユウスゲの花期は後半に入り、徐々に開花数は少なくなっていきそうですが、
20日頃まではなんとか花が咲きそうです。

軽井沢草花館ホームページ http://www.kusabana.net



posted by kusabanakan at 09:07| アシナガバチ

2011年08月15日

珈琲ポットのアシナガバチ(11)2度目の大掃除

 飼育を始めてからちょうど3週間が経過しました。

 昨日は、羽化したものの巣から出れないまま命を落としてしまったアシバガバチについて観察レポートしました。

 今朝は、2度目の大掃除。

 涼しい場所にポットを置いているとはいえ、この暑さの影響もあり、はちみつを付けた綿棒が黒くカビてしまうなど、衛生面に不安が出てきたためです。

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大掃除してきれいになった珈琲ポット

 掃除は一度目の時と同じ方法で、蜂をビニール袋へ一時的に移し、その間行いました。
 2匹のアシナガバチは相変わらず元気です。

【参考】8/4 珈琲ポットのアシナガバチ(4)大掃除編


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大掃除終了後、ゲンノショウコの花と蜂蜜の付いた綿棒を与えました。

 移し終わったポットの中に、いつものように綿棒に付けたはちみつ。
 そして、これは食べるかどうか不明ですが、ゲンノショウコの花を入れました。
 ※ゲンノショウコは人には薬草として利用されるので、害はなさそうです。彩りもきれいです。

観察を続けます


posted by kusabanakan at 09:04| アシナガバチ

2011年08月14日

珈琲ポットのアシナガバチ(10)3,4匹目羽化できず

 残念なお知らせをしなければなりません。 巣穴から羽化しようとして白い膜を破り、なんとか頭を出したアシナガバチ。
 ところが、完全に外の世界に出るところまでには至らず、そのまま命を落としてしまいました。
 3日前にも同じような状況で、蜂の子が羽化できずに命を落としています。

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8月14日 コーヒーポットのアシナガバチ 巣穴の2匹は羽化出来ずに命を落としてしまいました。

 今日で飼育環境20日目となります。最初に誕生した2匹の蜂はたくましく生き抜いております。このような過酷(人工的)な環境で生き延びる強い生命力に感服します。

 さらに観察を続けます。



【珈琲ポットのアシナガバチの軌跡】

 ・7月25日、軽井沢草花館の外壁で発見
 ・7月25日、捕獲してタッパーに入れておいたところ、その日に1匹目が誕生
 ・5日目(7月30日)2匹目誕生
 ・6日目(7月31日)飼育環境改善のため珈琲ポットに引っ越し
 ・毎日、綿棒に付けた蜂蜜を与えながらの飼育。
 ・17
日目(8月11日)3匹目が巣穴から頭を出す。
 ・18日目(8月12日)3匹目巣から完全に出れないまま命を落とす
 ・19日目(8月13日)4匹目が巣穴から頭を出す。
 ・20日目(8月14日)4匹目巣から完全に出れないまま命を落とす



posted by kusabanakan at 08:42| アシナガバチ

2011年08月13日

珈琲ポットのアシナガバチ(9)4匹目?

ハチの巣捕獲から19日目。 
 8月11日に3匹目の蜂の子が羽化して巣から出ようと頑張っていましたが、昨日の夕方、動かなくなって死んでいるのを確認しました。
 特異な環境に閉じ込めて飼っているため、成長しきれなかったのかもしれません。残念でした…

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2011年8月12日 軽井沢草花館 珈琲ポットのアシナガバチ
中央の巣穴の蜂は巣から出れずに死んでしまいましたが、その左に他の蜂が巣穴の膜を破って出てきました。


 それと同時に、他の巣穴から4匹目となる蜂の子が羽化を始め、巣穴にかぶっている白い膜を破って、頭を出し始めました。こちらはうまく巣から出られますよう。観察を続けます。




posted by kusabanakan at 09:25| アシナガバチ

2011年08月12日

珈琲ポットのアシバガバチ(9)

 巣から羽化しようと頑張るアシナガバチ。
 巣から頭を出し始めたから一日以上経過しましたが、変化はありません。
 どうすることも出来ないので、風通しの良い涼しい場所にポットを置いて様子を見ています。
 何とか無事に羽化してほしいものです。

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8月12日朝 3匹目のアシナガバチは巣から出られるか?

 他のアシナガバチ2匹は元気でよく動きます。
 昨日の夕方に入れておいたゲンノショウコ(草花)には興味がないようですが、見た目が涼しげなので、時々入れ替えしていきたいと思います。

posted by kusabanakan at 10:23| アシナガバチ

2011年08月11日

珈琲ポットのアシナガバチ(8)

 珈琲ポットに入れられたスズメバチの巣
 17日目をむかえた今朝、蜂の子が羽化して巣から出ようとしているのに気づきました。

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8月11日 17:30 アシナガバチにゲンノショウコを与えてみたところ

 3匹目のアシナガバチ誕生か! と楽しみにしていましたが、夕方になってもまだ巣の中から出れずに、巣の中から顔の部分だけ出して、もごもご動いています。
 体力不足なのでしょうか? 心配です。

 蜂2匹はいつにもなく元気で、活発にポットの中で動き回っていました。

 試しに、咲き始めたばかりのゲンノショウコを茎ごと入れてみました。何か変化があるでしょうか?




posted by kusabanakan at 19:18| アシナガバチ

珈琲ポットのアシバガバチ(7)3匹目が生まれそう!!

3匹目の誕生か!!


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2011年8月11日 成虫して巣から出ようと頑張るアシナガバチ


 軽井沢草花館の外壁で発見されたのが7月25日。
 捕獲してタッパーに入れておいたところ、その日に1匹目が誕生
 5日後の7月30日に2匹目誕生
 6日後の7月31日に飼育環境改善のため珈琲ポットに引っ越し
 毎日、綿棒に付けた蜂蜜を与えながらの飼育。
 そして、捕獲から17日目となった本日、3匹目が誕生しそうです。

 ※3匹目が出てきそうで、なかなか出てきません。しばらく静かにして観察を続けます。

昨日、軽井沢草花館のユウスゲ開花数は(最終的に)57輪でした。今日も見事に咲きそうです。

posted by kusabanakan at 08:41| アシナガバチ

2011年08月10日

珈琲ポットのアシナガバチ(6)16日目の様子

 今日の軽井沢は30度前後にまで気温が上がる見通し。

 珈琲ポットの中で飼っているアシナガバチが暑さで弱ってしまわないか心配です。
 いつも、直接日差しの届かない涼しい所にポットを置いてはいるものの、風通しの悪いポットの中は良い環境とは言えません。

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2011年8月10日 軽井沢草花館 珈琲ポットのアシナガバチ

 今朝、いつものように綿棒に付けた蜂蜜を与え、様子を観察してみましたが、今のところ弱ったようなところも見せず、元気にしています。
 但し、蜂蜜だけではダメなようで、巣の中で成長中の「蜂の子」がいつの間にか少しずつ減っていっています。

ポットで飼い始めて16日目。

3匹目の蜂誕生となる日が訪れるのでしょうか?

 更に観察を続けます。

※昨日60輪咲いた軽井沢草花館のユウスゲ、今日も夕方からたくさんの花を咲かせそうです。




posted by kusabanakan at 11:55| アシナガバチ

2011年08月07日

珈琲ポットのアシナガバチ(5)芋虫編

 昨日、掃除をしてきれいになった珈琲ポット。今朝もはちみつを付けた綿棒を入れておいたのですが、食べません。 お腹がいっぱいなのか?
 弱っている感じはありません。

 先日、知り合いの方に「虫を食べるから…」とアドバイスいただいたのを思い出して、庭で昆虫探し。
いました、いました! ワレモコウの葉を食べていた芋虫発見。

 これをアシナガバチに与えてみることにしました。
 葉っぱに付いたままの状態で

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軽井沢草花館 8月7日朝 コーヒーポットの中に芋虫を入れたところ

ポットの中に入れました(上写真)

ところが6時間後

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軽井沢草花館 8月7日午後 コーヒーポットの中に芋虫は朝の状態と変わらず

何も変わっていません。

  芋虫の体が大きすぎるのでしょうか?
  それとも、根本的にとんでもなく勘違いしたものを蜂に与えてしまっているのか…

 このままでは芋虫が死んでしまうだけだと判断して、芋虫をもとのワレモコウのある場所に戻しました。
 
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軽井沢草花館 8月7日午後 コーヒーポットから解放された芋虫

  もう少し小さい虫が良いのか? 明日も虫探ししてみようと思います。


posted by kusabanakan at 15:47| アシナガバチ

2011年08月06日

珈琲ポットのアシナガバチ(4)大掃除編

蜂たちからみれば、珈琲ポットに入れられてから12日目
アシナガバチを飼うために利用している珈琲ポットの大掃除編です。

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ハチの巣を入れ始めて12日後の珈琲ポット

 12日間もの間に、はちみつを付けた綿棒やアブラムシといった餌として与えたものの残がいがたまってきたり、また夏の暑さと湿気でカビが生えてきそうだったので、部屋の掃除を決めました。

 思ったよりも簡単にできましたのでレポートします。

1.ビニール袋で珈琲ポットの蓋の部分を覆い、輪ゴムで固定。

2.ビニールの上から蓋を外して、蜂をビニールの中に誘導。

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蜂をポットからビニール袋に誘導したところ

3.蜂の入ったビニールを閉じておいて、その間にポットの掃除を行う。

4.きれいになったポットに、巣を戻してから、最後、蜂を最初の手順と逆のやり方で戻す。

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きれいになった珈琲ポット

 今朝、起きて様子を見たところ、一匹の蜂の子が死骸となっていました。スズメバチが(おそらくやむを得ず)食べたか、他の蜂の子の餌になったのかもしれません。
 かわいそうではありますが、ここまで飼いならしてしまった以上、最後まで世話しようと思います。
 他の蜂の子はいつも通り、時々モゾモゾ動いていてます。
 また、白い膜の張った巣の中の蜂の子も動き始めました!

※昨夕、軽井沢草花館のユウスゲは35輪開花でした。今日も同じくらい咲くのではないかと予想します。



posted by kusabanakan at 09:49| アシナガバチ

2011年08月04日

珈琲ポットのアシナガバチ(3)

蜂の巣を駆除したのが先月25日
今日で10日目をむえました。

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2011年8月4日 軽井沢草花館 珈琲ポットのアシナガバチ

 捕獲したハチの巣から2匹が成虫となり、現在、珈琲ポットの中にはハチの巣と蜂2匹がいます。
8月に入ってから与え始めたはちみつもよく食べてくれているようなので、毎朝綿棒の先に付けたはちみつをポットの中に入れています。
そのせいか、以前よりも動きが活発になり、ポットを移動する時に揺らしてしまったりすると、ブンブン暴れて怒ります。

 巣の中の蜂の子も健在で、時々もぞもぞ動いてみたりしています。少し大きくなったような気もしますが、大きな変化は見られません。

つづく


posted by kusabanakan at 09:00| アシナガバチ

2011年08月02日

珈琲ポットのアシナガバチ(2)

 昨夜は軽井沢草花館のユウスゲが予想を上回って50輪も咲きました。
開花の最盛期をむかえています。石川功一の描いた作品のユウスゲ(水彩スケッチと油彩画)と共にご覧いただきたいです。
 http://www.kusabana.net

 さて、アシナガバチの続報
 昨日夕方に与えたユウスゲに付いていたアブラムシは、お気に召さなかったのか、放ったらかし状態でそのまま残っていました(もちろん死んでしまっています)。
 アブラムシは食べていないものの、昨日から蜂蜜を食べているためなのか、元気そうに蜂の子の世話らしき動作に精をだしていました。「世話らしき」というのは、蜂の子に口をつけて何かしているのです。何か与えているのか? 普段はじいっとしてほとんど動かない蜂の子も成虫の蜂が口を付けたときには少し動いて、口のところがモグモグ動かしています。

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2011年8月2日 軽井沢草花館 アシナガバチ
(左棒:蜂蜜が付いている綿棒 右下:アブラムシの死骸)

 今朝も、好物の蜂蜜を綿棒の先に付けてポットの中に入れ与えましたが、お腹がいっぱいなのか食べようとしません。知らぬ間に食べているかもしれません。
 しばらく、様子を見ることにしました。


posted by kusabanakan at 09:18| アシナガバチ

2011年08月01日

アシナガバチ(足長蜂)でした

大変失礼しました。7月25日以降、スズメバチ(雀蜂)だとばかり思っていた蜂が、アシナガバチ(足長蜂)であることが分かりました。
まずはお詫びと訂正をさせていただきます

 間違いに気づいたのは、夕方来られたお客様にご指摘いただいたからです。そう言われれば、何度も見たことのある巨大な球型をしたスズメバチの巣とは形状が違うし、図鑑で調べてみてもスズメバチではないことが分かりました。※アシナガバチにもいろいろ種類があるようですが、ここでは細かい分類はせずに単に「アシナガバチ」とさせていただきます。
 たかが蜂の名前とはいえ、知っている人から見ればお叱りを受けそうな間違い。今後は気をつけたいと思います。
過去の記事も訂正を入れる予定です。

さて、間違いの訂正してすぐではありますが、続報です

 今朝初めて与えた蜂蜜。綿棒の先に付けたものが夕方になってみるときれいになくなっていました。

 与えてすぐの時には、警戒してなのか食べてくれませんでしたが、空腹だったからなのか、おいしいからなのか、いつの間にか蜂蜜はすっかりなくなって、綿棒は新品のときのようにきれいになっていました。

 蜂蜜を食べることが分かったので、夕方になってからも与えてみたところ、今度はすぐに食べ始めました。
2匹は「むしゃぶるようにガツガツ」という感じで、一心不乱に食べ続け、あっという間に食べつくしてしまいました。すごい食欲です。

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2011年8月1日 軽井沢草花館 綿棒に付いた蜂蜜をすごい勢いで食べるアシナガバチ


 また、アシナガバチだと間違いを指摘してくれた昆虫好きのお客様が、「蜂蜜もいいけど、虫も食べますよ」とアドバイス下さったので、ユウスゲに付く白いアブラムシを6匹ほど捕獲して、コーヒーポットの中に。

食べるかどうか?

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2011年8月1日 軽井沢草花館 アブラムシを放り投げる直前のアシナガバチ

 アブラムシを中に入れて5分くらいはアシナガバチは興味を示しませんでしたが、急にアブラムシに接近し始め、「食べてしまうのか?」と思った瞬間、アブラムシを口に加えて、空中に放り投げてしまいました。それも3匹のアブラムシに対して立て続けに放り投げる行為を連発。

 蜂蜜でお腹いっぱいなのでしょうか? さらに観察を続けます。

posted by kusabanakan at 20:01| アシナガバチ

珈琲ポットのアシナガバチ(1)

 昨日、タッパーに入れておいたハチの巣とそこから成虫になったアシナガバチ2匹をガラス製のコーヒーポットに引っ越しさせました。そして今朝、蜂蜜を与えてみたのでレポートします。

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2011年8月1日 ガラスコーヒーポットに引っ越ししたアシナガバチ

 今朝になってみてみると、とくに弱っている様子もなく2匹とも生きていました。
 タッパーの時よりも広く、また、ポットの注ぎ口の所に程よい隙間があるので換気性にも優れ、居心地が少し改善されたかもしれません。(タッパーの時は、蓋の代わりにサランラップをかぶせ、空気が入るようにほんの少しだけ隙間を開けていました。蜂が暴れたら、逃げられていたかもしれません)

 2匹の内1匹は、引っ越し直後から巣の上でじいっとしていましたが、もう1匹はポットの蓋の裏側にへばりついて姿を見せなくなっていました。

そこで、餌を与えてみました。
まずは、蜂蜜です。

 蜂に蜂蜜を与えるのが適当なことなのかよく分かりませんが、1週間何も与えずにいるので、何か与えなければいけないという気持ちがあります。綿棒に天然「野イチゴ蜂蜜」をつけて、ポットの中に入れてみました。(いままでは、おそらく自分たちの巣を食べていたのだろうと思います。巣が少しずつ小さくなっています)

 10分程観察しましたが、蜂が蜂蜜に興味を示すことはなく、まったく無視されてしまいました。やはり蜂に他の蜂が作った蜂蜜は彼らのプライドが許さないのか… それとも見当違いのものだったのか?

 ところが蓋の裏にへばりついていた方の蜂が、綿棒を入れたときに蓋の側面にちょこっと付いたかもしれない蜂蜜を舐めているような様子を見せ始めました。(蜂蜜をなめているのか、ただガラスをなめているのかは確認できませんでした)
 引っ越し以来初めて姿を現しました。

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ポットの底に蜂蜜をつけた綿棒

今のところ、底に落ちた蜂蜜のついた綿棒には2匹の蜂とも興味がないようです。

 最後に、観察して気づいたことの一つ。アシナガバチが、蜂の子に口移しで何か与えているのかのような行動をします。これはいったいどういうことでしょう? 

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生後1週間程度のアシナガバチが蜂の子の世話を?

観察を続けます。

8/1 スズメバチ  アシナガバチ 訂正
posted by kusabanakan at 11:12| アシナガバチ

2011年07月31日

アシナガバチの引っ越し

タッパーにサランラップでふさいで観察中のアシナガバチ。

蜂の観察場所を、ガラス製のコーヒーポットに引っ越しさせました。

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7月31日朝 タッパーに入れられたアシナガバチ2匹とハチの巣

 引っ越しの理由は、今まではタッパーに小さなハチの巣とアシナガバチ2匹を入れていましたが、タッパーの蓋代わりにしていたサランラップが雲って中が見えにくくなってしまったためです。


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ガラスのコーヒーポットに引っ越ししたアシナガバチ。

 
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1匹しか見られませんが、もう一匹は、下の写真のように注ぎ口のところでじいっとこちらをみています。

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 ガラスのコーヒーポットの蓋にへばりつき、注ぎ口から外の様子をうかがうアシナガバチ



8/1 スズメバチ  アシナガバチ 訂正
posted by kusabanakan at 16:27| アシナガバチ

2011年07月30日

アシナガバチ2匹目誕生!

 今朝、タッパーの中を見てみると、満月2匹目が誕生していました満月

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2011年7月30日 朝 軽井沢草花館 2匹目のアシナガバチ誕生

 経緯を簡単に説明すると、25日に軽井沢草花館の外壁にへばりついていた小さなアシナガバチの巣。
  (参照記事) http://kusabanakan.sblo.jp/article/46946137.html
 駆除をして、タッパーに入れておいたところ同日夜に蜂の子が孵化してアシナガバチに!
  (参照記事) http://kusabanakan.sblo.jp/article/46960564.html

 さらに、タッパーに入れたまま、(餌もやらずに)観察を続けているところですが、30日朝に2匹目が誕生していたということです。

 5日間も餌をやっていないので、何を食べているのか? 若干、ハチの巣が小さくなっているような気もするので、巣を食べて生きているのかもしれません。あるいは、栄養満点の蜂の子を食べているのでしょうか? 私が観察しているときは何も食べないので定かではありません。※蜂の子が10匹くらい巣の中にいて時々動いています。

 2匹目が誕生して、共食い… などということはやめてほしいのですが、こんなに狭いタッパーの中に閉じ込めて飼っているのだから何も言う資格がありません。

 さらに観察を続けます。

8/1 スズメバチ  アシナガバチ 訂正
posted by kusabanakan at 09:14| アシナガバチ

2011年07月28日

蜂の子成長記録 2匹目誕生か!?

先日(7/25)、小さなスズメバチの巣を駆除し、巣ごとタッパーに入れておいたところ、

なんと! 蜂の子が孵化してスズメバチ誕生!

まで前回のブログ http://kusabanakan.sblo.jp/article/46960564.html で紹介しましたが、

続報です。

25日に孵化したスズメバチは、タッパーの中で生きています。何か餌を与えた方が良いのかも知れませんが、小さなタッパーの上にラップをかけているだけなので、ラップを開けた瞬間に逃げ出して攻撃されそうなので与えていません。

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2011年7月28日 軽井沢草花館 スズメバチの巣から幼虫が蜂に変わろうとしているところ

 タッパーに入れてから3日間。孵化した蜂はどのようにして生き延びているのでしょうか? 意外と元気です。もしかすると蜂の子を食べているのではないか? とか巣を食べているのではないだろうか? など想像するものの、現場を見ることができず今のところ不明です。

巣の中から、もう一匹孵化してきそうな蜂の子がいました。

上の写真からは分かりづらいですが、、巣の中から孵化して黄色くなった蜂が膜の一部を破って今にも出てきそうです。

 2匹目誕生となるでしょうか?これから次々に孵化していくのでしょうか?
  
もう少し観察を続けてみます。












posted by kusabanakan at 16:39| アシナガバチ

2011年07月26日

蜂の子がアシナガバチに!!!

ビックリです!

 駆除した蜂の巣を台所にあったタッパーに入れ、蜂の子が出てこないようにサランラップを上からかけて放置しておいたところ、

いつの間にか…

になっていました。


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駆除したハチの巣の中から成虫したアシナガバチ

 昨日、アシナガバチの巣を駆除した記事を書いたあと、まだ生きている蜂の子をどうするか迷い、カマキリに与えるのにもどうしたらよいか、考えが定まらず、とりあえずタッパーに入れて、ラップをかけておいたのです。

 夜、10時過ぎにタッパーを見て目が点。たかだか半日の間に芋虫のような蜂の子が大きなアシナガバチになっていることが、想像すらしていなかったことで驚きました。

恐る恐る、タッパーを手に取ってみると、

静かに動きます。

 これは、蝶やカブトムシを捕まえて虫かごで育てているのと同じと考えれば良いのでしょうか。そのまま屋外に返してやるのも嫌なので、しばらく観察してみることにします。他の幼虫も動いているので、蜂になる可能性がありそうです。

軽井沢草花館は本日定休日となります。

8/1 スズメバチ  アシナガバチ 訂正
posted by kusabanakan at 08:03| アシナガバチ

2011年07月25日

ハチの巣駆除 ユウスゲは20輪ほど咲そうです

 軽井沢草花館の小さな庭に咲く今日のユウスゲは20輪ほどになりそうです。15時過ぎにはすでにつぼみが開き始めました。

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2011年7月25日 軽井沢草花館 15:00 ユウスゲ

 ユウスゲの開花時間も天候によってまちまち。
 今日のように15時過ぎから開き始める時もあれば、最高気温が17.8℃にしか上がらなかった21日の時のように日が暮れてしばらくしてから開き始める時もあるようです。

 昨日の話になりますが、テラスの外壁にアシナガバチの巣発見!
無事に駆除しました。

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駆除したハチの巣 中に大小の幼虫がたくさんいました。

 テラスで実験中の緑のカーテンをまじまじと観察していて、ふと壁の上に目をやると高さ3m近いところに直径8センチほどの小さな巣が付いており、アシナガバチが4〜5匹巣を出入りしていました。

 良かったのか悪かったのか分かりませんが、その時の判断で、すぐに駆除の準備をしました。

 肌が露出しないように上着を着て、ぼうし、手袋も着用して、背の高い脚立と洗濯干しのパイプを用意。
 蜂がこちらに攻撃するような気配もなかったので、脚立にのぼり、洗濯干しの棒を使って巣を一撃。

あっけなくポトンッ! と落ちました。

 蜂もビックリしたかのように巣の付いていた壁の周りをぐるぐる回っていましたが、幸い攻撃されることはありませんでした。最後に、蜂に殺虫剤をかけて終了。可愛そうではありましたが、早い時期に発見できてよかったです。

 落ちた巣は、厚手の紙袋に入れて保管。今日になって恐る恐る開けてみたところ、上の写真にある巣が出てきました。
幼虫はまだ生きていて、揺すると動きます。
はちみつでも入っているのかと思いましたが、そんな様子もありません。
さて、どうする。

カマキリが食べるか…

8/1 スズメバチ  アシナガバチ 訂正
posted by kusabanakan at 15:37| アシナガバチ