2013年09月11日

【展示紹介】散策手記をたどる(4)オヤマボクチ

10月14日まで展示中の作品より、オヤマボクチの水彩スケッチと散策メモをご紹介します。
石川功一が1998年10月5日に離山(はなれやま)で散策し、そこで描いた作品です。

【オヤマボクチ】
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石川功一 水彩スケッチ 1998年10月5日 離山にてオヤマボクチ
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石川功一 1998年手帳 離山散策メモ

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軽井沢の草花展
石川功一の散策手記をたどる(4)

2013年9月11日(水)−10月14日(月)
10:00~17:00

火曜日休館

軽井沢草花館HP http://www.kusabana.net 
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posted by kusabanakan at 18:03| 展示紹介

2013年09月09日

【展示紹介】散策手記をたどる(4)ミヤマガマズミ

小さな美術館軽井沢草花館では、本日9月9日(月)をもって企画展「石川功一の散策手記をたどる(3)」を終了。11日(水)より次回の企画展「…散策手記をたどる(4)」を開催いたします。
【9月11日からの展示概要】
企画展第4期では秋の七草をはじめ、夏から秋にかけて咲く草花や木の実を中心とした作品約50点が石川功一の草花散策手記と共に展示されます。
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軽井沢の草花展
石川功一の散策手記をたどる(4)

2013年9月11日(水)−10月14日(月)
10:00~17:00
火曜日休館

軽井沢草花館HP http://www.kusabana.net 
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【展示作品よりミヤマガマズミ】

9月中旬、季節は秋にさしかかり、軽井沢の山野にも木の実が目立つようになります。
下の展示作品は赤い実の付いた「ミヤマガマズミ」。浅間山麓の国有林内、追分林道と御代田三石林道が合流地周辺で描かれたことが、手帳のメモから分かります。
まだ青々とした葉が、紅葉シーズン前の軽井沢を感じさせてくれます。
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上:ミヤマガマズミスケッチ、下段:石川功一1998年手帳
追分林道周辺の散策地図とメモ

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2010年9月14日 軽井沢 追分林道
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2013年08月02日

【展示紹介】散策手記(3) ネジバナ

現在開催中の企画展、「石川功一 軽井沢の草花展 散策手記をたどる(3)」の一部をご紹介します。

日当たりのよい芝地などに生えるラン科の植物のネジバナ。
名前の通り、ねじれた茎が特徴で、その周りに小さな花がらせん状についています。

その花の形状が面白いのと、公園の芝地などにも生え、比較的身近にみられる花ということもあってか、人気の花です。
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石川功一 《ネジバナ》 1990年代前半 カンバス油彩 4号

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2013年8月2日 軽井沢小瀬 ネジバナ

9月9日(月)まで展示公開中です。詳しくは軽井沢草花館HPを御覧ください。
posted by kusabanakan at 20:23| 展示紹介

2013年08月01日

【展示紹介】散策手記3 離山(はなれやま)

現在開催中の企画展、「石川功一 軽井沢の草花展 散策手記をたどる(3)」の一部をご紹介します。

多くの草花が咲く離山(はなれやま)は石川にとって、お気に入りの場所の一つで、よくスケッチにも出かけていたようです。
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石川功一 1995年手帳より 離山(はなれやま)散策手記の一部

展示公開中の1995年の散策手記には、役場裏から入山し、木道から周回路を経て山頂、そして東展望台へと進み、その間に40種近い植物を見たことがメモされています。途中で4点のスケッチをしており、その中のアサマキスゲ(ユウスゲ)は花や実の部分スケッチで、油彩画の参考図として描かれたものです。

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石川功一 水彩スケッチ アサマキスゲ(ユウスゲ)

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石川功一 水彩スケッチ キクアザミ

当時から18年が過ぎ、離山の環境もずいぶん変わっています。
様々な要因があるかと思いますが、現在同じ時期に離山に行ったとしても、メモにあるような多くの草花に出会える機会は少ないでしょう。
当時のように多種の花に出会える日が来ることを願わずにはいられません。
posted by kusabanakan at 16:32| 展示紹介

2013年07月03日

【展示紹介】石川功一の散策手記をたどるより イケマ

7月15日まで開催中の展示作品をご紹介します。

現在、小さな美術館軽井沢草花館では
軽井沢の草花展―石川功一の散策手記をたどる2―開催中、
初夏の草花を中心に水彩スケッチと油彩画合わせて50作品を公開しています。
下はイケマの花のスケッチ

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1998年7月16日 イケマ(降雨のため彩色できず) 石川功一

現在、軽井沢草花館のテラスに設けた緑のカーテンにもなっている蔓性の植物。
アイヌ語で「巨大な根」という意味があるそうです。

石川功一が1998年の手帳に記した散策手記によると、7月16日、浅間山麓・追分1300m林道の周辺で描かれたということが分かります。(下の散策地図参照)
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1998年7月16日 石川功一手帳より 軽井沢の散策手記

この日は朝(8:30)から周辺を散策しながらホソバノキリンソウ、ケブカツルカコソウ、ジンヨウイチヤクソウ、ヤナギランのスケッチを完成させ、このイケマが最後(5枚目)に描いた作品だったようです(5作品とも7/15まで展示しています)。
作品の左下には「降雨のため彩色できず」とメモが残されていますが、デッサンは完成されていたため、サインを入れています。
このように、屋外でのスケッチでは、突然の降雨で彩色できないことも時々あって、彩色のないスケッチが何枚か残されています。

展示に関しては、小さな美術館軽井沢草花館のホームページをご覧ください http://www.kusabana.net
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2013年06月12日

【展示紹介】石川功一の散策手記をたどるより ホソバノキリンソウ

6月5日より始まっている軽井沢草花館の展示作品をご紹介します。

今年の展示企画は「石川功一の散策手記をたどるT~X」
石川功一が残した手帳のメモ(散策場所や花名など)から、軽井沢の山野で描いていた当時の記憶をたどってみようとするもので、草花スケッチと手帳の内容が並べて展示されています。
現在、第U期目が開催中。初夏の草花スケッチと油彩画を中心に48点の作品を公開中。下は展示中の作品よりホソバノキリンソウの散策手記とスケッチです。
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石川功一手帳 1998年7月16日
軽井沢の林道のスケッチメモ一部抜粋

※ホソバノベンケイソウと記されたメモは書き間違いで、実際には下のスケッチにあるようにホソバノキリンソウです。

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石川功一 ホソバノキリンソウの水彩スケッチ 7月16日

散策手記の公開はことし初めての試みです。石川功一と軽井沢の草花とのかかわりを少しでも垣間見ていただければ幸いです。
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小さな美術館軽井沢草花館
軽井沢の草花展 石川功一の散策手記をたどるU 7月15日まで

詳細はHPを御覧ください http://www.kusabana.net
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posted by kusabanakan at 20:57| 展示紹介

2012年11月22日

【展示紹介】ナンバンハコベ

軽井沢草花館の今年度の展示期間も残りわずかとなりました。

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石川功一 軽井沢の草花展 10月22日(水)〜11月25日(日)
11月26日(日)より冬期休館となります。
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現在展示中の作品より、ナンバンハコベ(南蛮繫縷)についてご紹介します。
ナデシコ科の多年草で、蔓状の茎を持っています。
蔓といっても、枝などに巻き付くのではなく、周辺の草にもたれかかったり、他の草の間をすり抜けるように茎を横に伸ばしていくようなイメージでしょうか。
この草が単体で地面から生えているようなことはなく、他の草と一緒に生えるので、あまり目立つ植物ではなさそうです。

しかし、目立たないとはいえ、花の時も、実の時も非常にユニークは姿をしています。
一度でも目にすれば、すぐに覚えてしまうでしょう。

まず、花の時
下の写真にあるような、白くて、5弁の花を夏に咲かせます。
花びらが反るように折れ曲がっているのが特徴で、「なぜ?」と問いかけてみたくなります。

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2010年8月19日 軽井沢 ナンバンハコベの花

花が終わると実が生ります(下写真)

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2002年9月22日 軽井沢 ナンバンハコベの実

7〜8_で黒くなり、その下にガクの部分が残っています。
このガクの部分が、かわいらしく感じますね。

そして、秋が深まっていくと

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2012年11月22日 軽井沢 ナンバンハコベの実

実は熟し、茎や葉、そしてガクの部分が枯れてきます。
全体的に見てみると下の写真のような感じです。

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2012年11月22日 軽井沢 ナンバンハコベ 自生の状態

夏期は周辺の草が青々と茂っているので目立ち難いかもしれませんが、この時期(晩秋)になると、「こんなところに!」という感じで、目に入ることがあります。

展示中の作品は、そんな秋のナンバンハコベをスケッチしたもので、葉は枯れて、実だけがまだ茎に残っている状態です。

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1987年10月12日 石川功一 軽井沢の草花スケッチ ナンバンハコベ

絵としての華やかさはありませんが、茎を横に伸ばしている様子や、熟した実が枯れた茎に残っている様子が、自生地で咲くナンバンハコベ本来の姿をとらえています。 2012年11月25日まで展示中
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2012年10月26日

【展示紹介】軽井沢廃屋

軽井沢では10月の下旬より本格的な紅葉シーズンをむかえています。
今年の紅葉は残暑が長く続いた影響なのか、平年に比べて進行が緩やかです。
現在は、緑、黄、赤の葉が混在し、色彩のにぎやかな紅葉初期といったところですが、色味(彩度)が非常によく、これから11月初旬にかけてさらに彩りを増していきそうです。

さて、草花館では10月24日から水彩スケッチの展示作品が替わりました。ナナカマド、コブシなど木の実の作品が26点が並んでいます。

また、油彩画「画風にあゆみ」展でも、一部の展示作品が替わっています。
当初は草花油彩画16点に加え、人物画11点と風景画1点を展示するつもりでしたが、予定を変更して油彩画14点、人物11点、風景画5点を展示しています。

中でも風景画を5点も展示したのは、草花館としては初めてのこと。1979年の風景画《裏磐梯》6号から1992年《浅間山》6号までが年代順に展示されています。

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石川功一《軽井沢廃屋》 1980あるいは81年 カンバス油彩 8号

上の作品は、石川功一が初めて軽井沢に来た当時に描いたもので、まだ草花画を本格的に描き始める前のものと思われます。
茅葺屋根が朽ち、ひと気のなくなった廃屋。カンバスから伝わる、ものさみしい空気は石川功一の描いてきた風景画の多くに共通します。

11月25日(日)まで軽井沢草花館で展示公開中です。
火曜日休館

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雲場池の紅葉の様子をHPで紹介しています。
軽井沢で紅葉狩りを予定されている方は参考にご覧ください。
http://kusabana.net/kumoba/main.htm
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タグ:展示紹介
posted by kusabanakan at 15:32| 展示紹介

2012年09月22日

【展示紹介】猫じゃらし三点

9月12日より、今年度4期目の展示になりました。一部の展示作品をご紹介します。

石川功一 軽井沢の草花展
水彩スケッチW、油彩:画風のあゆみ
9月12日(水)〜10月22日(月)
火曜休館

それまで夏の草花作品が中心だった水彩スケッチが秋の草花に。
秋の七草、エゾリンドウ、ワレモコウ、アケボノソウ、ヤマトリカブト等、24点の水彩スケッチが並んでいます。
その中から今回紹介するのは、「猫じゃらし」3点です。

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軽井沢草花館 石川功一スケッチ 猫じゃらし(エノコログサ3種と写真)

全国の道端など、どこにでも生えているこの草は、誰もが知っているなじみの深い草ではないでしょうか。
一般的には「猫じゃらし」として知られていますが、「エノコログサ」(イネ科)というきちんとした植物名がけられています。
漢字(漢名)では「狗尾草」と表記され、狗(=犬)の尾っぽのような草という意味のようですが、猫の目先で穂を振ると、猫が喜んでじゃれることから猫じゃらしとも言われ、むしろこちらの呼び名の方が一般名詞として使われているような気がします。

但し、エノコログサにもいろいろ種類があるようで、調べてみたところ”エノコロ”が付く植物がたくさんあることが分かりました。

・ツリエノコロ(吊狗尾草)
・エノコログサ(狗尾草)
・ムラサキエノコロ(紫狗尾草)
・ハマエノコロ(浜狗尾草)
・オオエノコロ(大狗尾草)
・アキノエノコログサ(秋狗尾草)
・キンエノコロ(金狗尾草)
・ザラツキエノコログサ(倒刺狗尾草)
 参考資料:改訂増補牧野新日本植物圖鑑より

ざっと8種類ものエノコログサが見つかりました!
どれも茎の先に独特の穂が付いているのが特徴ですが、大きさ、色、自生場所、穂の垂れ方など、ちょっとした違いがあるようで、これらが分かると植物観察も相当楽しくなることでしょう。

展示作品は、石川功一が軽井沢で描いたムラサキエノコロ、アキノエノコログサ、キンエノコロの3種で、10月22日(月)まで展示しています。
並べて展示してみると、それぞれの特徴がよく分かります。

詳しくは軽井沢草花館のHPを御覧ください。
ホームページにリンク
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2012年08月04日

【展示紹介】エゾカワラナデシコ&エンビセンノウ

公開中の作品をご紹介します。

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石川功一 草花水彩スケッチ エゾカワラナデシコ(右)とエンビセンノウ(左)

開催中のロンドン・オリンピックにおいて、日本の女子サッカー・なでしこジャパンがすばらしい試合を続けています。昨夜は順々決勝でブラジルを破り、準決勝進出です。

軽井沢ではちょうどナデシコの花が花期をむかえています。茎はか細いものの、ピンク色の花は周囲の緑の中で存在感があって力強いものです。

展示中のスケッチにはもう1種の花、エンビセンノウが描かれています。
環境の変化などで、現在、自生の状態でほとんど見られなくなっているようですが、エゾカワラナデシコとスケッチの中で共演です。

9月10日まで軽井沢草花館で展示しています。
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2012年07月29日

【展示紹介】ツユクサ

現在展示中の作品をご紹介します。

暑い日が続いています。
この暑さに、夏の草花が次々と花を咲かせ始めていますが、その中の一つ、ツユクサです。

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石川功一 水彩スケッチ ツユクサ(露草)

草むら、空き地、道端など、町中でも身近に見られる草花です。
夏の青空のような鮮やかな花色は清涼感たっぷりです。
9月10日(月)まで軽井沢草花館で展示中です。
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2012年07月15日

【展示紹介】カルイザワテンナンショウ

石川功一 軽井沢の草花スケッチ
公開中の作品をご紹介します。 −7月23日(月)まで展示−

カルイザワテンナンショウ(軽井沢天南星) サトイモ科

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石川功一スケッチ 軽井沢天南星 軽井沢草花館

6月下旬から7月にかけて山地の湿った林床、あるいは別荘地などでよく見られます。

軽井沢では、同じ仲間のオオマムシグサ、コウライテンナンショウ、ヤマジノテンナンショウなども自生し、どれもよく似ているので区別に苦労します。
私、個人的には、分類出来ないことのほうが多いので、総称としてマムシグサ(蝮草)と呼んでいます。

スケッチのカルイザワテンナンショウ(軽井沢天南星)は上部の紫色をした部分(仏炎苞)の先(舷部)が細長いのが特徴で、この仲間の中では上品な姿をしています。

1b近くにまで茎がまっすぐに伸び、存在感たっぷりの佇まいですが、人によってはおどろおどろしく見えるようで、敬遠されがちな植物かも知れません。

秋になると、赤い実を付けますが、これまた特徴的な姿を見せてくれます。
実のスケッチは秋の展示(10月24日~11月25日)に展示予定です。

【参考】
名前に軽井沢の冠を付けていますが、奈良県にも見られ、ヤマトテンナンショウ(大和天南星)とも呼ばれるそうです※。

※参考図書:牧野富太郎・他,改訂増補牧野新日本植物圖鑑,北隆館
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2012年07月07日

【展示紹介】ウバユリ

現在、公開中の作品をご紹介します。

「石川功一軽井沢の草花展」水彩スケッチよりウバユリ(姥百合)です。


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石川功一 軽井沢の草花スケッチ ウバユリ 1998年7月23日

軽井沢では梅雨明け時期の7月の半ば過ぎ、ちょうど夏休みの始まりと共に咲き始める花です。
林道端や半日陰の林床に自生し、別荘地でもよく見られます。

大きな株は人の背丈に迫るほど生長し、花も大型です。
開花時期に葉が枯れてくるので「”姥”ゆり」の名が付いたという説もありますが、かすかにクリーム色がかった白い花は上品で、清楚な一面を持ち合わせます。

7月23日(月)まで軽井沢草花館で展示公開中です。
小さな美術館軽井沢草花館 ホームページ http://www.kusabana.net
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2012年06月25日

【展示紹介】軽井沢の古民家

現在、公開中の作品をご紹介します。

「石川功一軽井沢の草花展」の中の油彩画企画「画風のあゆみ」より
「軽井沢下発地の古民家」です。

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石川功一 《軽井沢下発地の古民家》 1989 カンバス 油彩 6号

軽井沢の草花図(スケッチと油彩画)の制作に明け暮れるようになった80年代後半。
1986年からは軽井沢の下発地にある藁ぶき屋根の古民家を借りて、制作の拠点にしていました。

展示中の《軽井沢下発地の古民家》は下発地で活動をしていたころの作品です。
晩秋に描かれたものと思われ、ひと気がなく、ものさみしく、哀愁の漂う作品ですが、石川功一の風景画の特色です。

春から秋にかけては草花の現場スケッチに出向き、花の咲かない冬の間は、東京で草花の油彩画を制作したり、また各地に出かけて風景画の制作に取り組みました。

軽井沢草花館で7月23日まで展示予定です。
posted by kusabanakan at 11:56| 展示紹介

2012年05月25日

【展示紹介】バイカモ

バイカモは清流に自生するキンポウゲ科の水草です。
草はまるで清流を流れるように水中をゆらゆらとし、花期には白い花を水面に出して咲かせます。

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石川功一 オオイチョウバイカモ(上)とバイカモ(下)の水彩スケッチ


展示中のスケッチはバイカモ2種。
(上写真)下段の作品が通常のバイカモで上段の作品はオオイチョウバイカモと言って、葉っぱが幅広でイチョウのような形をしています。スケッチした日付はどちらのバイカモも1993年6月2日となっています。

書籍、「軽井沢町植物園の花」,佐藤邦雄監修,ほおずき書籍によると、オオイチョウバイカモは原寛博士が軽井沢で採取した標本を標準標本として植物雑誌60:81(1947)に記載したもの。とあります。

作品は6月11日(月)まで軽井沢草花館で展示公開中です。※火曜日休館
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2012年05月18日

【展示紹介】スミレ2種

軽井沢の町は若葉色ですっぽりと包まれていて、まさに新緑シーズン真っ盛りです。
さて、現在小さな美術館軽井沢草花館で公開中の展示作品紹介です。



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石川功一スケッチ 上:キバナノコマノツメ(黄花駒爪) 下:エイザンスミレ(叡山菫)

エイザンスミレは葉っぱのギザギザが特徴。軽井沢では4月下旬から5月にかけてが花期となります。
花期もそろそろ終わりに近づいているかな、という感じのスミレです。

一方、キバナノコマノツメはこれから咲き出すスミレ。鮮やかな黄色い花を咲かせ、気品のあるスミレです。
石川功一がこの作品をスケッチしたのは2001年6月28日。標高2,000m付近の(お隣小諸市の)高峰山周辺で描いています。

同じスミレでも、咲く環境や時期には大きな違いがあるようですね。作品は6月11日まで軽井沢草花館で展示公開中です。

 詳細は軽井沢草花館HPをご覧下さい↓
 http://www.kusabana.net
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2012年05月02日

【展示紹介】水彩スケッチわさび

展示中の水彩スケッチより、「わさび」をご紹介します。
軽井沢に古くから自生しているものなのか? というと定かではありませんが、別荘地の小川沿いなどで、時々見かけます。

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石川功一スケッチ ワサビ 2006年4月11日

軽井沢では4月の終わりころから白い花を咲かせます。アブラナ科の植物で、花びらは4枚。よく見ると、色は白いものの菜の花にそっくりです。

石川功一がこのスケッチを描いたのは、2006年4月11日。亡くなる約1年前と、かなり晩年の作品になります。自生のものかは不明ですが別荘地域に群生していたものです。

小さな美術館軽井沢草花館で6月11日まで展示公開しています。
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2012年04月27日

【展示紹介】油彩画「画風のあゆみ」

いよいよ明日からゴールデンンウィーク(G.W.)が始まります。

この春は気温の低い状態が続いたので、花の開花が遅れ気味。
コブシがようやく咲き始め、オオヤマザクラも開花間近といったところ。
G.W.期間中に満開となりそうです。

軽井沢草花館では今月21日から展示が始まっています。
春の草花を中心にした水彩スケッチ展(6/11まで)と油彩画「画風のあゆみ」展(11/25まで)。

油彩展示では、石川功一の油彩画作品を年代順(1960年代後半〜2005年)に展示して、画風の変化をたどります。
下の写真は、草花を描いた油彩画として最初期の作品。初展示です。

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石川功一 《梨の花》 1983年 油彩 4号

この作品以降、2005年までの草花作品16点と人物画11点、風景画1点を展示しています。

軽井沢草花館の詳細はホームページをご覧下さい。http://www.kusabana.net
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2011年11月17日

【展示紹介】軽井沢の古民家

昨日に続き、現在、軽井沢草花館で展示中の作品を紹介します。

23日まで開催の「開館15周年記念 軽井沢の草花スケッチ油彩展 第5期 木の実編」では木の実を中心とした石川功一の作品を公開中ですが、草花画以外の作品も数点展示しています。
その中の1点が下の写真です。

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2011年11月23日まで展示中 石川功一 軽井沢の古民家 油彩 6号 1989年

1989年に軽井沢の下発地で描かれた茅葺き屋根の古民家で、現在は取り壊されてありません。この作品を描いた当時(22年前)でも、このような古民家が少なくなっていた時代。現在ではほとんど見られなくなっています。その意味で貴重な資料ともいえるかもしれません。

木の実&草花作品と共に、11月23日まで展示公開中です。
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2011年11月16日

【展示紹介】冬の浅間山 ※渋滞予想

早いもので、軽井沢草花館の今年の展示期間も残り1週間となりました。
11月23日(祝)が今年の最終日で、以降4月下旬まで冬期休館となります。

11月に入ってから暖かな日が続いていましたが、今朝は氷点下にまで冷え込み、ようやく本来の寒さとなっています。町内の紅葉もほぼ終わっており、そろそろ初雪が降る季節でもあります。

今回紹介する展示作品は、石川功一の描いた風景画。現在展示中の2点のうちの1点です。

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2011年11月23日まで展示中 石川功一 浅間山 油彩 6号 1992年

冠雪している浅間山を描いたもので、1992年の1月に描かれています。石川功一の風景画は冬に描かれたものがほとんどで、静けさやものさみしさ、哀愁のようなものが感じられます。どんよりと雲のかかった空。花も草もなくなった景色の中に、春の訪れを待ちわびる気持ちが込められていたのかもしれません。

作品数はあまり多くありませんが時々風景画の展示をしております。

もう1点展示中の作品は軽井沢の古民家を描いた作品。引き続き明日ブログで紹介させていただく予定です。


P.S.渋滞予想のご案内(11/18〜11/23)
18日(金)〜23日(水)まで軽井沢プリンスホテルのアウトレットモールで秋のプラチナバーゲンが開催されます。毎年この時期に行われているものですが、規模が大きくお得な買い物ができることから、首都圏からも多くのお客様が来られるほど大変な人気です。
期間中は夏の繁忙期並みの渋滞が予想されます。特に碓氷軽井沢I.C.から軽井沢に向かうプリンス通り(アウトレットの手前)は混み合います。時間帯にもよりますが、碓氷軽井沢I.C.から軽井沢に着くまでに2〜3時間かかってしまうこともあるようなので、交通情報にご留意の上、十分時間に余裕をもってお越しください。

草花館に来られる方は、妙義松井田I.C.で降りて、横川を経て、(18号バイパスではなく)旧国道18号を上がって(途中、碓氷峠のメガネ橋)軽井沢に出るルートの方が早くに来られるのではと思います(プリンス通りを通らなくて済むため)。
とはいえ、旧国道18号のルートはプリンス通りの渋滞を避ける道として知られ、またメガネ橋周辺が紅葉シーズンとも重なるため、ある程度の渋滞は覚悟が必要です。また、道幅が狭いため、途中で車を駐車して休憩するようなことが難しい道でもあります。途中の横川でトイレなどを済ませておくことも必要かもしれません。

※軽井沢草花館から軽井沢駅南口までは距離にして600m位、徒歩10分程度です。アウトレット会場まで徒歩圏です。

ご参考まで
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