2016年06月09日

【展示紹介】トチノキ

2016年度 軽井沢草花館20周年記念 特別企画展

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草花スケッチ×草木染による染色見本
「軽井沢の草絵染展T−X」より(U)

5/25から7/4まで
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石川功一の描いた軽井沢の草花スケッチと、山崎青樹をはじめとした草木染の染色工芸家の染めた染色見本のコラボレーション企画を開催しています。

第U期目は石川功一の草花図(水彩スケッチ+油彩画で41点)と草木染による染色見本29種(山崎青樹17点、山崎和樹11点、浅沼真知1点)が公開中です(7/4まで)。

以下、展示作品の中からトチノキをご紹介します。

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石川功一 軽井沢 草花スケッチ トチノキ 1997年5月31日

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山崎和樹 草木染 トチノキ

展示の詳細は小さな美術館軽井沢草花館のHPをご覧ください
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2016年05月26日

【展示紹介】レンゲツツジ

2016年度 軽井沢草花館20周年記念 特別企画展

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草花スケッチ×草木染による染色見本
「軽井沢の草絵染展T−X」より(U)
5/25から7/4まで
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石川功一の描いた軽井沢の草花スケッチと、山崎青樹をはじめとした草木染の染色工芸家の染めた染色見本のコラボレーション企画を開催しています。
第U期目は石川功一の草花図(水彩スケッチ+油彩画で41点)と草木染による染色見本29種(山崎青樹17点、山崎和樹11点、浅沼真知1点)が公開中です(7/4まで)。
以下、展示作品の中からレンゲツツジをご紹介します。
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石川功一 軽井沢 草花スケッチ レンゲツツジ 1989年6月17日

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山崎青樹 草木染 レンゲツツジ

展示の詳細は小さな美術館軽井沢草花館のHPをご覧ください
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2016年05月07日

【展示紹介】アメリカフウロ

2016年度 軽井沢草花館20周年記念 特別企画展

草花スケッチ×草木染による染色見本
「軽井沢の草絵染展T−X」より(T)
4/23から5/23まで

石川功一の描いた軽井沢の草花スケッチと、山崎青樹をはじめとした草木染の染色工芸家の染めた染色見本のコラボレーション企画を開催しています。
5/23まで公開の石川功一の草花図(水彩スケッチ+油彩画で42点)と草木染による染色見本27種の中から、アメリカフウロをご紹介します。

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石川功一 草花スケッチ(東京にて) アメリカフウロ 1986年5月12日

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山崎青樹 草木染 アメリカフウロ

このアメリカフウロ、現在NHK朝の連続ドラマで放送中の「とと姉ちゃん」に昨日今日(5/6、5/7)と登場しました。ドラマでは、植物の新種(帰化植物)発見に情熱を注ぐ帝大生、星野武蔵(たけぞう)が、この帰化植物を日本で最初に発見! と思わせてくれたのもつかの間、ちょっとの差で先に他の研究者に発見されていた… ということで終わります。ドラマの中ではまだ和名がないため、ゲラニウム カロリニアヌム(Geranium carolinianum L.)という学名で呼ばれていました。

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石川功一 草花スケッチの一部拡大 アメリカフウロ 1986年5月12日


もともとアメリカフウロは北アメリカ原産の植物で、日本には昭和8年(1933年)、植物学者・牧野富太郎博士によって京都で発見され、報告されたのが最初だそうです。ですからドラマの中で先に発見した人物は牧野博士がモデルになっているのでしょう。

ところが、一昨年2014年に、富山で日本最古とされるアメリカフウロの標本が見つかり話題になりました。
「富山県 中央植物園だより No.73 2014年10月号」によると、牧野博士が発見する18年前の大正4年(1915年)、富山の師範学校の裏庭で採取された標本が同じフウロソウ科のタチフウロとして保存されていましたが、その特徴から、約100年の時を超えてアメリカフウロであると再同定されたとのことです。

展示中のアメリカフウロは1986年に石川功一が東京でスケッチしたものです。軽井沢では自生していないため、今まで展示する機会に恵まれませんでしたが、今回、山崎青樹氏によって染められたアメリカフウロの草木染と共に、スケッチ×草木染という形で、初めて公開することになりました。草木染はアルミ、銅、鉄の3つの媒染剤によって染められていて、上品な茶系の色です。

スケッチ、染色見本共に2016年5月23日(月)まで公開しています。

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2006年5月3日 東京北区にて撮影 アメリカフウロ

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2006年5月3日 東京北区にて撮影 アメリカフウロ
約100年前に日本に帰化してきたアメリカフウロは現在東北地方から沖縄まで広い範囲で分布を広め、東京でも公園や空き地などで雑草として見られます。軽井沢でアメリカフウロが生えていたという話は聞いたことがありませんが、温暖化が進むなど、今後、侵入してくる可能性も否定はできません。

展示の詳細は小さな美術館軽井沢草花館のHPをご覧ください
posted by kusabanakan at 16:42| 展示紹介

2016年04月29日

【展示紹介】2016.4/23-5/23 シラカバ

2016年度 軽井沢草花館20周年記念 特別企画展

草花スケッチ×草木染による染色見本
「軽井沢の草絵染展T−X」より(T)
4/23から5/23まで

石川功一の描いた軽井沢の草花スケッチと、山崎青樹をはじめとした草木染の染色工芸家の染めた染色見本のコラボレーション企画を開催しています。
5/23まで公開の石川功一の草花図(水彩スケッチ+油彩画で42点)と草木染による染色見本27種の中から、シラカバをご紹介します。
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石川功一 軽井沢の草花スケッチ シラカバ(花) 1997年5月6日

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山崎青樹 草木染 シラカバ(樹皮)

その他、第T期の展示ではタンポポ、ダンコウバイ、クロモジ、キブシ、カジカエデ、ボケ、ゼンマイ、ヤマツツジ、ハナヒョウタンボクなど春から新緑時に咲く植物を中心とした草花スケッチ×染色見本が展示公開中です(染色見本27種、80パターン)

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詳しくは小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください

posted by kusabanakan at 21:27| 展示紹介

2016年04月20日

2016年は4月23日オープンです

2016年度 4月23日(土)OPEN
草花スケッチ×草木染による染色見本
「軽井沢の草絵染展T−X」


2016軽井沢草花館A4チラシ1000pic.jpg

今年、軽井沢草花館は開館20年目をむかえます。

特別展示として、石川功一の描いた軽井沢の草花スケッチと、山崎青樹をはじめとした草木染の染色工芸家の染めた染色見本のコラボレーション企画を開催します。


11月23日まで5期にわたって展示を展開します。各期42点前後の草花図(水彩と油彩)と15種(各3パターンの媒染)前後の染色見本を展示予定です。


第T期の展示ではタンポポ、ダンコウバイ、クロモジ、キブシ、カジカエデ、ボケ、シラカバ、ゼンマイ、ヤマツツジ、ハナヒョウタンボクなど春から新緑時に咲く植物を中心とした草花スケッチ×染色見本となります(染色見本27種、80パターン)


詳しくは
小さな美術館軽井沢草花館HPにて
http://www.kusabana.net

※2016年4/23-25は今年度OPEN記念で入館無料です

posted by kusabanakan at 20:51| 展示紹介

2015年11月23日

冬期休館のお知らせ(2015年11月24日から2016年4月下旬予定)

本日、11月23日をもちまして、小さな美術館軽井沢草花館の2015年度展示が終了しました。明日24日より来春まで冬期休館となります。
2016年は4月下旬からの開館を予定していますが、詳細が決まり次第、このブログでご案内します。

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posted by kusabanakan at 17:00| 展示紹介

2015年11月13日

【展示紹介】10/14〜11/23 カヤツリグサ(その2)

今年度(2015)の企画展示「軽井沢の草と花展」の期間も残り10日となりました(11月23日まで)。
前回11月4日に続いて、現在展示中の作品「カヤツリグサ」の紹介です。
本日紹介するのは、館内に飾っているカヤツリグサの生け花です。

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2015年11月13日 軽井沢草花館 館内 カヤツリグサの一輪挿し

このカヤツリグサは9月に入ってすぐくらいに、空き地に生えていたものをもらってきたものです。
大きなものは、憎々しいほど伸びていますが、もらってきたものは小さな個体で、直径5センチほどのガラスの瓶に挿して丁度いいくらい。展示中(下スケッチ)の作品もあるので丁度良い資料のつもりで活けてみたのですが、なかなかしっくりと馴染んでいて、評判もまずます。
この草をご存知の方は、「普段、(雑草として)抜いてる草もこうすると意外と可愛いのね」という感想が多いようです。
華々しい感じはありませんが、自然体で、なんとなく落ち着く感じ。道ばたに生えている時の印象とは違ったものに見えます。

驚いたのは、このカヤツリグサの生命力。
花びらが付かないこともあるかも知れませんが、2か月以上もほぼ同じ状態で育っています。
葉っぱの部分が少し黄色くなってきましたが、ここまできたら、展示期間の11月23日まで活けておくつもりです。
どこにでもありそうな草ですので、お部屋の観葉植物代わりにいかがでしょうか? お世話も楽ですよ。

下のスケッチは展示中(11月23日まで)の作品「カヤツリグサ」です。

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ カヤツリグサ 1987年8月15日 
posted by kusabanakan at 15:47| 展示紹介

2015年11月04日

【展示紹介】10/14~11/23 カヤツリグサ

今年度(2015)の企画展示「軽井沢の草と花展」の期間も3週間を切り、残り少なくなってきました(11月23日まで)。
現在展示中の作品「カヤツリグサ」を紹介します。

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2015年「軽井沢の草と花展」は、イネ科、カヤツリグサ科など、一般的には雑草として扱われがちな「草」の作品にもスポットを当てた企画展で、石川功一の描いた水彩スケッチで、様々な植物を紹介しています。
5期目の展示では、キンエノコロや(草)やリンドウ(花)、イヌタデ(草)、センブリ(花)など、秋に見られる「草」と「花」が中心となりますが、それ以外にも、これまで1~4期目で展示した春からの夏にかけての「草」と「花」の作品も一部ご紹介します。
例:(草)ハルガヤ、クサイ、カルイザワツリスゲ、カゼクサ、クサイ、カヤツリグサ、ヒメマツカサススキなど、(花)ルリソウ、カタクリ、タチツボスミレなど。

開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、11月24日以降は2016年4月下旬(予定)まで冬期休館です。
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。


【カヤツリグサ(蚊帳吊草)】 2015年10月14日から11月23日 展示中

カヤツリグサ科のカヤツリグサで、畑、道端、荒地などで見られる一年生草本。
雑草という言葉はあまり好きではありませんが、思わず「雑草」と言ってしまいそうになるくらい、普通に見られる「草」です。
語源は、「蚊帳吊(かやつり)」から来ています。 昔、この草の茎を使って、蚊帳を吊るためのフレームに似た形を作って遊んだことに由来するそうです。

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ カヤツリグサ 1987年8月15日

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2015年8月18日撮影 軽井沢 カヤツリグサ

下の図は、カヤツリグサを使った遊びの一例です。
茎の部分を使って四角い枠を作りますが、地域によって遊び方がいろいろあるかも知れません。
やってみるとなかなか難しですが、茎の部分がスーっと綺麗に裂けると気持ちが良いものです。

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posted by kusabanakan at 20:29| 展示紹介

2015年10月13日

【展示紹介】10/14~11/23 キンエノコロ

明日、10月14日(水)より、今年度(2015)の最終となる「軽井沢の草と花展」の第5期目の展示が始まります(11月23日まで)。

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2015年「軽井沢の草と花展」は、イネ科、カヤツリグサ科など、一般的には雑草として扱われがちな「草」の作品にもスポットを当てた企画展で、石川功一の描いた水彩スケッチで、様々な植物を紹介しています。
5期目の展示では、キンエノコロや(草)やリンドウ(花)、イヌタデ(草)、センブリ(花)など、秋に見られる「草」と「花」が中心となりますが、それ以外にも、これまで1~4期目で展示した春からの夏にかけての「草」と「花」の作品も一部ご紹介します。
例:(草)ハルガヤ、クサイ、カルイザワツリスゲ、カゼクサ、クサイ、カヤツリグサ、ヒメマツカサススキなど、(花)ルリソウ、カタクリ、タチツボスミレなど。

開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、11月3日の火曜日は開館します。
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。


【キンエノコロ(金狗尾)】 2015年10月14日から11月23日 展示予定

秋を感じさせてくれる「草」の一つではないでしょうか。都会でも見られます。
同じ仲間に、エノコログサ、アキノエノコログサ、ムラサキエノコロなどがあり、どれもよく似ています。
名前の由来は、穂の部分が子犬のしっぽに似ていることから「狗尾=エノコロ」となったようです。
また、猫の前に穂を差し出すと、じゃれついてくることから「猫じゃらし」とも呼ばれます。
呼び名の由来に、犬と猫で両方持っているのは面白いですね。
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石川功一 軽井沢の草花スケッチ キンエノコロ 1992年9月11日

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2011年9月15日撮影 軽井沢 キンエノコロ
posted by kusabanakan at 17:32| 展示紹介

2015年10月08日

【展示紹介】10/14~11/23 イヌタデ

来週10月14日(水)より、今年度(2015)の最終となる「軽井沢の草と花展」の第5期目の展示が始まります(11月23日まで)。

草花館2015-05.jpg

2015年「軽井沢の草と花展」は、イネ科、カヤツリグサ科など、一般的には雑草として扱われがちな「草」の作品にもスポットを当てた企画展で、石川功一の描いた水彩スケッチで、様々な植物を紹介しています。
5期目の展示では、キンエノコロや(草)やリンドウ(花)、イヌタデ(草)、センブリ(花)など、秋に見られる「草」と「花」が中心となりますが、それ以外にも、これまで1~4期目で展示した春からの夏にかけての「草」と「花」の作品も一部ご紹介します。
例:(草)ハルガヤ、クサイ、カルイザワツリスゲ、カゼクサ、クサイ、カヤツリグサ、ヒメマツカサススキなど、(花)ルリソウ、カタクリ、タチツボスミレなど。

開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、11月3日の火曜日は開館します。
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。


【イヌタデ(犬蓼)】2015年10月14日から11月23日 展示予定

展示予定作品よりほんのり草紅葉したイヌタデの水彩スケッチです。
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石川功一 軽井沢の草花スケッチ イヌタデ 1992年9月21日

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2012年9月29日撮影 軽井沢 イヌタデ
posted by kusabanakan at 19:04| 展示紹介

2015年09月11日

【展示紹介】9/9-10/12 アシボソ

9月9日(水)より今年度、第4期目の展示が始まっています。展示作品の中より「アシボソ」の水彩スケッチを紹介します。

今年の企画は、一般的に「草」や「雑草」としてひとまとめにされがちなイネ科、カヤツリグサ科、イグサ科等、今まで紹介する機会の少なかった作品にも光をあてた内容となっており、4期目は晩夏から初秋に咲く草花を中心に47点(水彩スケッチ32点、油彩画15点)を展示しています(10月12日まで)。


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開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、9月22日の火曜日は開館します。
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。


【アシボソ(脚細)】

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ アシボソ 1987年9月15日

やや斜めに伸びて、茎の先端から花穂を出している状態のスケッチです。
主に原野に生えるイネ科の一年草で、「草と花展」にふさわしい「草」の一枚です。
いったいどこで生えているだろうか?
と思っていた矢先、軽井沢草花館の庭の片隅に放置されていた植木鉢でアシボソの株を見つけました(下写真)。


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2015年9月11日 軽井沢草花館 鉢植えのアシボソ

台風の影響で、倒れてしまっているのかと思いましたが、この草の特性なのでしょう、枝分かれして伸びた茎の節からは根が伸びて、地面にへばりついて根を下ろそうとしていたようです。たくましい草です…

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2015年9月11日 軽井沢草花館 鉢植えのアシボソ(節から伸びる根)

この草が増えすぎるのも困るので、ここは植木鉢のまま、根が地面に這わないようにして観賞用として楽しむつもりです。
茎の先端からは花穂が出始めていて、石川功一のスケッチのような状態にまで生長するのもそう遠くなさそうです。

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2015年9月11日 軽井沢草花館 鉢植えのアシボソ(出始めの花穂)
posted by kusabanakan at 20:57| 展示紹介

2015年09月03日

【展示紹介】9/9-10/12 ムラサキエノコログサ

来週、9月9日(水)より今年度、第4期目の展示となります。

今年の企画は、一般的に「草」や「雑草」としてひとまとめにされがちなイネ科、カヤツリグサ科、イグサ科等、今まで紹介する機会の少なかった作品にも光をあてた内容となっており、4期目は晩夏から初秋に咲く草花を中心に47点(水彩スケッチ32点、油彩画15点)の展示を予定しています。
※主な展示予定作品(水彩スケッチ):ススキ、ムラサキエノコロ、ヒメマツカサススキ、チヂミザサ、カヤツリグサ、アブラガヤ、メヒシバ、キキョウ、マツムシソウ、ヤマジノホトトギス、アケボノソウ、クサコアカソ、等。


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開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、9月22日の火曜日は開館します。
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。


【ムラサキエノコロ(紫狗尾)】
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石川功一 軽井沢のスケッチ ムラサキエノコロ 1987年9月20日

道端や空き地などでこのエノコログサの仲間(猫じゃらしとも呼ばれる)が目立つようになると季節はもう秋。
季節感のある「草」の一つではないでしょうか。
ムラサキエノコロはエノコログサと姿かたちはそっくりで、違いは色だけのようです。
実際の色は茶色っぽいような… と思ってしまいますが、ネーミングとしては紫の方がしっくりきます。 

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2012年9月18日撮影 軽井沢 ムラサキエノコロとエノコログサ
posted by kusabanakan at 19:53| 展示紹介

2015年08月14日

【展示紹介】アキノエノコログサ

現在開催中の「軽井沢の草と花展(3)」より展示作品の紹介です。
(2015年7月8日から9月7日まで)

【アキノエノコログサ(秋の狗尾草)】

”猫じゃらし”とも呼ばれ、誰もが見覚えのある身近な”草”として展示紹介しています。
このアキノエノコログサは夏から秋にかけて花穂をつけて、下のスケッチ/写真のような姿で道ばたや荒地に見られます。
他にも、エノコログサ、ムラサキエノコロ、キンエノコロなど、似たような仲間がありますが、このアキノエノコログサは比較的大型で、高さにして50~70a。群生して生えていると迫力があります。
草むらの中から虫の音が聞こえてきそうです。

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石川功一 軽井沢のスケッチ アキノエノコログサ 1988年8月22日

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2012年9月12日撮影 軽井沢 アキノエノコログサ

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今年の企画は、一般的に「草」や「雑草」としてひとまとめにされがちなイネ科、カヤツリグサ科、イグサ科等、今まで紹介する機会の少なかった作品にも光をあてた内容となっており、3期目はユウスゲをはじめ夏に咲く草と花の作品47点(水彩スケッチ31点、油彩画16点)が並びます。

開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、8月は無休
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。
posted by kusabanakan at 22:14| 展示紹介

2015年08月02日

【展示紹介】コオニユリとススキ

現在開催中の「軽井沢の草と花展(3)」より展示作品の紹介です。
(2015年7月8日から9月7日まで)

【コオニユリ(小鬼百合)】

夏の適湿の草原に見ごたえのある鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。
同種オニユリと似ていますが、小型でムカゴは付かず、オニユリにはない上品さを感じます。
「草と花展」に合わせて、ススキと一緒に描かれた作品を展示中です。
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石川功一 軽井沢のスケッチ コオニユリとススキ 1996年8月20日

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2011年8月14日撮影 軽井沢 コオニユリ

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今年の企画は、一般的に「草」や「雑草」としてひとまとめにされがちなイネ科、カヤツリグサ科、イグサ科等、今まで紹介する機会の少なかった作品にも光をあてた内容となっており、3期目はユウスゲをはじめ夏に咲く草と花の作品47点(水彩スケッチ31点、油彩画16点)が並びます。

開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、8月は無休
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。
posted by kusabanakan at 21:49| 展示紹介

2015年07月11日

【展示紹介】スズメノチャヒキ(イネ科)

現在開催中の「軽井沢の草と花展(3)」より展示作品の紹介です。
(2015年7月8日から9月7日まで)

【スズメノチャヒキ(雀茶挽)】

路傍、空き地、荒地などで普通に見られるイネ科の植物です。
自生範囲は北海道から九州までと広く、きっとどこかで見にしているはずだけど、名前は知らないという植物の一つではないでしょうか?
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石川功一 軽井沢のスケッチ スズメノチャヒキ 1988年8月2日

こうした、何気ない「草」の作品にもスポットを当ててみたいと思い、今年度の「草と花展」を開催しています。
「草と花展」では石川功一の数多い草花スケッチの中でも、今まで公開する機会がなかった作品が多く展示さえているのが特徴です。
この「スズメノチャヒキ」も今回が初公開で、9月7日まで展示しています。

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2015年7月10日撮影 軽井沢小瀬 スズメノチャヒキ


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今年の企画は、一般的に「草」や「雑草」としてひとまとめにされがちなイネ科、カヤツリグサ科、イグサ科等、今まで紹介する機会の少なかった作品にも光をあてた内容となっており、3期目はユウスゲをはじめ夏に咲く草と花の作品47点(水彩スケッチ31点、油彩画16点)が並びます。

開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、8月は無休
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。
posted by kusabanakan at 01:00| 展示紹介

2015年07月05日

【展示紹介】クサイ(イグサ科)7月8日から展示が変わります。

現在開催中の「軽井沢の草と花展(2)」は明日7月6日(月)にて終了となります。
今回、ご紹介する作品は7月8日(水)から始まる「軽井沢の草と花展(3)」で公開予定の作品です。

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今年の企画は、一般的に「草」や「雑草」としてひとまとめにされがちなイネ科、カヤツリグサ科、イグサ科等、今まで紹介する機会の少なかった作品にも光をあてた内容となっており、3期目はユウスゲをはじめ夏に咲く草と花の作品47点(水彩スケッチ31点、油彩画16点)が並びます。

開館時間 10:00−17:00
入館料 500円
休館日 火曜日、但し、8月は無休
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。


【クサイ(草い)】

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ クサイ 1987年7月23日


畳の原材料イグサと同じ仲間ですが、葉っぱを持たないイグサとは異なり、「草を持つイ」という意味でクサイの名があります。
ひび割れたアスファルト道路の隙間から生えてくるようなたくましい草ですが、花には可愛い薄ピンクのしべが付いて、かわいい一面も持ち合わせています。
posted by kusabanakan at 13:53| 展示紹介

2015年06月03日

【展示紹介】ゴウソ(カヤツリグサ科)

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7月6日まで軽井沢草花館「軽井沢の草と花展」にて公開中の作品より「ゴウソ」の紹介です。

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ ゴウソ 1987年6月15日

ゴウソは、田んぼの畦や湿地に生えるカヤツリグサ科の多年草。
茎の先端には雄の小穂、そしてその下で垂れ下がるようにして雌の小穂が数個付きます。
雌小穂が下向きに垂れ下がっている様は、なんとなく愛嬌があって親しみを感じます。

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2015年6月1日撮影 軽井沢 ゴウソ

2015年7月6日(月)まで
火曜日休館、入館料500円
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。
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posted by kusabanakan at 19:31| 展示紹介

2015年06月01日

【展示紹介】アヤメ 6月1日咲き始めました

今日、当館の敷地内でアヤメの花が咲きました。今年初めの一輪で、例年に比べると早い開花となりました。

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2015年6月1日 軽井沢草花館 アヤメ

アヤメの隣ではヤグルマソウのつぼみが膨らみ、開花近し。ウバユリの葉も立派になり、今年は花が咲くのではないかと楽しみにしています。

さて、ご紹介する展示作品は油彩画のアヤメです。

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石川功一 アヤメ 2000年 カンバス油彩 30号

草地に群生して咲いたアヤメを描いたもので、手前に描かれているのはアマドコロの花です。
初夏の淡い緑で彩られた背景の中で、アヤメが生き生きと描かれています。
軽井沢草花館にで7月6日まで展示しています。

火曜日休館、入館料500円
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。

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posted by kusabanakan at 18:15| 展示紹介

2015年05月30日

【展示紹介】ヤマボウシ

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今日(5月30日)の最高気温は29.0度。
今年になって一番の暑さ、軽井沢ではもう真夏の暑さです!
軽井沢草花館では、日中エアコンのスイッチを入れて、室内の温度を調整しました。
いつもの年ならば7月以降にエアコンが活躍しますが、5月から「冷房」というのは初めての経験です。

4月下旬から始まった暖かさは5月末まで続き、明日31日が終了した時点で、軽井沢の5月の平均気温は過去最高を記録するでしょう。

 軽井沢の5月平均気温
 過去最高=13.7度(1998年)
 今年=13.8度(2015年5月1日から29日まで)

さて、前置きが長くなりましたが展示作品の紹介です。

【ヤマボウシ(山法師)】

軽井沢の準町木にも指定されているヤマボウシです。
例年6月に入ってから咲き始め、中旬ころに見ごろとなります。
ところが今年はこの暖かさ、すでに咲き始めています。

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ ヤマボウシ 2000年6月14日

上の水彩スケッチは7月6日まで展示しております。
下は本日、軽井沢の自生地で撮影したヤマボウシの写真です。まだ5月だというのにこんなにきれいに咲いていて驚きました。

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軽井沢 自生地のヤマボウシ 2015年5月30日

火曜日休館、入館料500円
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。
posted by kusabanakan at 16:40| 展示紹介

2015年05月24日

【展示紹介】ショウブ ※5月27日から展示作品が変わります

現在開催中の「軽井沢の草と花展(1)」は明日5月25日(月)にて終了となります。
26日の火曜日休館日をはさみ、5月27日(水)から「軽井沢の草と花展(2)」を開催いたします。

新緑時から初夏にかけて咲く花や草の作品を中心に、水彩スケッチ32点、油彩画15点の計47点を展示予定しております。
イネ科、カヤツリグサ科など、なじみの少ない植物にもスポットを当てた本展の第2弾です。

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火曜日休館、入館料500円
詳しくは 小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください。


【ショウブ】

下は展示作品より「ショウブ」です。
ショウブ(菖蒲)と聞くと、アヤメや花ショウブのことを連想する方が多いと思いますが、しょうぶ湯のショウブもお忘れなく。こどもの日の風習として知られるしょうぶ湯にはこのショウブが使われています。
展示では、このショウブと似た名前のアヤメ(菖蒲)、ノハナショウブ(野花菖蒲)の作品も合わせて展示します。

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ ショウブ 1987年6月7日

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写真 アヤメ(菖蒲) カルイザワにて2009年6月9日撮影 


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石川功一 軽井沢の草花スケッチ ノハナショウブ(野花菖蒲) 1999年7月21日
posted by kusabanakan at 16:57| 展示紹介

2015年05月03日

【展示紹介】コメガヤ

開催中の「軽井沢の花と草展」より展示作品の紹介です。

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【コメガヤ(イネ科)】

米粒に似ていることから名が付いたと言われますが、妙に納得できる植物です。

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ (アオ)コメガヤ 1987.5.17

上記スケッチ作品は2015年5月25日まで、「軽井沢の草と花展」で展示しています。

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軽井沢に自生するコメガヤ 2015年5月3日

詳しくは、小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください
posted by kusabanakan at 21:24| 展示紹介

2015年04月27日

【展示紹介】アカネ

開催中の「軽井沢の花と草展」より展示作品の紹介です。

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【アカネ】
茜色の染料として、この草の根が利用される。
下のスケッチはまだ若葉(草)の時期に描いたもの。
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石川功一 軽井沢の草花スケッチ 花咲く前のアカネ 1989.5.30

つる性草本で、棘のついた茎で他の草に絡みつきながら生長し、梅雨時から夏にかけて白い小さな花を咲かせます。
上記スケッチ作品は2015年5月25日まで、小さな美術館軽井沢草花館で展示しています。

詳しくは、小さな美術館軽井沢草花館HPをご覧ください

posted by kusabanakan at 15:34| 展示紹介

2015年04月17日

2015年は4月18日オープンです

いよいよ、明日4月18日(土)から小さな美術館軽井沢草花館の企画展示(2015年度)が始まります。

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小さな美術館軽井沢草花館は軽井沢の自生草花を描き続けた画家・石川功一の水彩スケッチと油彩画の展示する個人美術館です。
今年のテーマは「草と花」。
可憐な草花たちに加えて、イネ科、カヤツリグサ科など雑草としてひとまとめに扱われがちな「草」の作品にもスポットを当てた企画展となります。

季節に順じて5期にわたって展示替えが行われ、第一期(4/18から5/25)では、サクラソウやルリソウといった可憐な春の「花」に加え、ハルガヤ(イネ科)、タガネソウ、カルイザワツリスゲ(カヤツリグサ科)など「草」の作品が並びます(全45点)。
尚、毎年恒例でオープンから3日間(4/18から4/20)は入館無料で開放しています。是非お越しください。

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石川功一 軽井沢の草花スケッチ ハルガヤ(イネ科)

詳しくは小さな美術館軽井沢草花館のHPをご覧ください
posted by kusabanakan at 20:44| 展示紹介

2014年11月17日

【展示紹介】カンボクの実 11月24日(月)まで

早いもので、今年の展示期間もあと残り1週間となりました。
軽井沢草花館は11月24日(月・祝)までが今年の営業期間で、25日から翌年4月17日(金)までは冬期休館いたします。

季節も冬に入り、気温が低くなっておりますが、是非足をお運びください。最終日24日も通常通り17時までの開館となります。
以下に、現在会期中の「石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(5)」より「カンボクの実」の水彩スケッチをご紹介します。

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石川功一 水彩スケッチ カンボクの実 1986年10月7日

上の水彩スケッチとともに、石川功一の残したエッセーを添えて展示しています。
石川はこのカンボクを「軽井沢の春と秋を彩る山のスター」と表現していますが、スケッチを行う上では苦労もあったようです。詳細は館内にてご覧ください。

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写真:2011年6月26日撮影 軽井沢 カンボクの花(館内小型モニターでのスライドショーにて公開中)

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石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(5)
秋の木の実を中心とした水彩スケッチと油彩画計47点を展示

2014年10月15日(水)~2014年11月24日(月)
10:00~17:00
入館料 500円(中学生以上)、小学生以下無料
火曜日休館、冬期(11月25日以降)※11月18日(火)は休館日です
会場:小さな美術館軽井沢草花館
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posted by kusabanakan at 10:46| 展示紹介

2014年10月20日

【展示紹介】ツルリンドウの実 11月24日まで

軽井沢では紅葉の美しい季節になってまいりました。
軽井沢草花館から約1.0kmにある雲場池では、モミジの葉がだいぶ赤く色づいてきました。
これから、月末にかけて、さらに赤味を増していきそうです、

さて、今年の展示期間も、残り1ヶ月少々となりました。
現在、秋に見られる木の実の水彩スケッチを中心に作品を公開しています。

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石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(5)
秋の木の実を中心とした水彩スケッチと油彩画計47点を展示

2014年10月15日(水)~2014年11月24日(月)
10:00~17:00
火曜日休館
会場:小さな美術館軽井沢草花館
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以下、展示中の作品より、ツルリンドウの実を紹介します。

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石川功一 水彩スケッチ ツルリンドウの実 1996.11.14

ツルリンドウはリンドウ科の多年草で、長さにして30〜60a。
植物など近くにあるものに絡むようにして生えています。
秋になると、スケッチのように真っ赤な実を付けます。

石川功一の文・イラストを添えて展示しております。
posted by kusabanakan at 16:51| 展示紹介

2014年10月11日

【展示紹介】サルマメの実 10月15日(水)より

現在、会期中の「石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(4)」は10月13日(月)までで終了です。
火曜日の休館(展示替)を挟んで、10月15日(水)より、展示内容が変わります。

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石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(5)
秋の木の実を中心とした水彩スケッチと油彩画計47点を展示予定

2014年10月15日(水)~2014年11月24日(月)
10:00~17:00
火曜日休館
会場:小さな美術館軽井沢草花館
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以下に15日から展示予定の作品より、サルマメの実を紹介します。
樹高20~50aの落葉小低木。
軽井沢では6月頃に花が咲き、10月以降には赤い実を付けます。
作品と共に展示されるエッセーには石川曰く、「ルビーのような…」と表現しています。

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石川功一 水彩スケッチ サルマメの実 2003年11月1日

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写真:2012年11月20日撮影 軽井沢 サルマメの実

サルマメの他、ナナカマド、ミズキ、カンボクなど木の実の作品が多く並びます。
posted by kusabanakan at 21:44| 展示紹介

2014年09月27日

【展示紹介】アブラチャンの実 10月13日まで

軽井沢草花館にて開催中の「石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(4)」より展示作品「アブラチャン」を紹介します。(2014年10月13日まで)
軽井沢では自生数が多く、まだ芽吹きの始まる前の4月になると小さな黄色い花をたくさん咲かせます。この花が咲き出すと春が来た実感が得られ、嬉しくなります。
夏ころまでには緑色の実を付け、秋には黄ばみ、熟すと褐色化して果皮がはがれて、中から種子が出てきます。

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石川功一水彩スケッチ アブラチャンの実 1992年10月23日

アブラチャンは漢字で書くと「油瀝青」と書きます。
牧野圖鑑によると、「果実や樹皮に油分が多く、良く燃焼することから」とあり、アブラチャンの油の部分についての解説がされています。
瀝青(れきせい)」については、小学館デジタル大辞典によると、「天然のアスファルト・タール・ピッチなど、黒色の粘着性のある物質の総称」とあります。
確認してみたことはありませんが、アブラチャンの実にはドロドロっとした粘着性があるのかもしれません。

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201310月1日 軽井沢 アブラチャンの実

今回の展示では、木の実・草の実の作品を13点展示しています。
(アブラチャンの他に、ツリバナ、ヤマブドウ、アオハダ、チョウセンゴミシ、ヤマシャクヤク、スズラン等)
来月10月15日から始まる展示ではさらに増えて、25点前後の作品が木の実・草の実となる予定です。
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小さな美術館軽井沢草花館 2014年度 展示スケジュール

1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館 HP http://www.kusabana.net
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posted by kusabanakan at 16:31| 展示紹介

2014年09月12日

【展示紹介】ママコノシリヌグイ 10月13日まで

現在、軽井沢草花館にて開催中の「石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(4)」より、水彩スケッチ「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)」をご紹介します。(2014年10月13日まで)

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石川功一水彩スケッチ ママコノシリヌグイ 1986年9月12日

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)という妙な名前が付いています。
下の写真のように茎には鋭いトゲがあり、素手で引き抜こうものなら痛い目に合うことでしょう。
しかし、その茎で継子の尻を拭うとは… 
正式な和名にまでしてしまった経緯に興味は湧くものの。
想像すればするほど、恐ろしくなってきます。
10月13日まで、ユーモアを交えた石川のエッセーと共に展示しています。

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2014年9月12日 軽井沢 ママコノシリヌグイ お花は金平糖のようでとても可愛い

今回の展示では、タデ科の植物を5点展示しており、
このママコノシリヌグイの他、アキノウナギツカミ、ミゾソバ、ミズヒキ、イシミカワの水彩スケッチを公開中です。

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小さな美術館軽井沢草花館 2014年度 展示スケジュール

1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 但し、9月23日の火曜日はOPEN
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館 HP http://www.kusabana.net
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posted by kusabanakan at 16:34| 展示紹介

2014年09月08日

【展示紹介】アカバナの草もみじ 9月10日より

あさって9月10日(水)から始まる展示より水彩スケッチ「アカバナの草もみじ」の紹介です。

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1993年10月4日 石川功一 水彩スケッチ アカバナの草もみじ

アカバナは山地や水辺の近くに生える多年草(アカバナ科)の植物です。
漢字で書くと「赤花」となり、花の色から名が付いたように想像しがちですが、図鑑などを調べてみても分かるように、秋に葉っぱや実の部分が紅葉することから付いたと言われます。
上のスケッチは真っ赤に紅葉した時の状態で、まさにアカバナらしい姿が描かれています。

夏に咲く花は、とても可愛いものですが、小さくてあまり目立ちません。
ほとんどがピンク色や紅色をしていますが、時々白い花を咲かせるものもあるようです(下写真)。

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2014年8月15日 白花のアカバナ 軽井沢にて撮影

スケッチは10月13日(月)まで小さな美術館軽井沢草花館にて公開します。

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小さな美術館軽井沢草花館 2014年度 展示スケジュール

1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 但し、9月23日の火曜日はOPEN
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館 HP http://www.kusabana.net
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posted by kusabanakan at 14:52| 展示紹介

2014年09月03日

【展示紹介】イシミカワ 9月10日より

現在開催中の「石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(3)」も9月8日(月)までとなりました。
ユウスゲやレンゲショウマなど夏の草花を中心に47点の作品が展示されています。

9月10日(水)より今年度4期目の展示に変わります。
晩夏から秋にかけて咲く草花や、同時期に見られる木の実・草の実の作品を中心に46点を予定しております。

その中より水彩スケッチの「イシミカワ」 をご紹介します(下写真)。

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1989年9月27日 石川功一水彩スケッチ イシミカワの実

タデ科の植物で田んぼや湿地などに自生しています。
トゲのある茎で、他の草や木に絡み付き、秋には瑠璃色の実を付けます。
スケッチは実の時の状態で、可愛い作品となっています。

展示期間は9月10日(水)から10月13日(月)まで

約1ヶ月の短い期間となりますが、他にもアオハダの実、ミヤマガマズミの実、ワレモコウ、リンドウ、アケボノソウ、ミゾソバなど、これから秋にかけて見られる草花を展示します。

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小さな美術館軽井沢草花館 2014年度 展示スケジュール

1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 但し、9月23日の火曜日はOPEN
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館 HP http://www.kusabana.net
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posted by kusabanakan at 16:54| 展示紹介

2014年08月17日

【展示紹介】油彩画「晩夏のユウスゲ」

軽井沢草花館で展示中の作品をご紹介します。

8月も後半になり、軽井沢のユウスゲも開花シーズン終盤に入りました。
この季節になると実が付き始め、つぼみの数も残り少なくなっています。
下の作品はタイトル「晩夏のユウスゲ」
背景は浅間山
ススキの中、薄暮れ時に咲くユウスゲの花と共に、実が描かれています。
つぼみは残りわずか、あと数日で花も終わりをむかえます。
8月後半に見られる軽井沢のユウスゲの姿です。

小さな美術館軽井沢草花館にて、2014年7月9日から11月24日まで公開しています。
 ※8月無休、9月以降は火曜日休館

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石川功一 晩夏のユウスゲ 2001年 カンバス油彩 30号

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2014年07月20日

ウバユリの油彩画&リース

軽井沢の山地ではウバユリ(姥百合)のつぼみが見られる季節になりました。別荘地にも生えていて、7月下旬から8月上旬にかけて開花します。現在、軽井沢草花館ではウバユリの油彩画を展示中です。
※但し、8月11日からは他の作品に展示替えする予定です。

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石川功一 ウバユリ 1999年 カンバス油彩 50号
(2014年7月8日~8月10日展示)

また、同時にウバユリの実を使ったリースを館内に飾っています。

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2014年7月20日 軽井沢草花館 館内 ウバユリの実を使ったリース

お客様にいただいたものなのですが、大変好評で、
「これは何のリースですか?」
とよく尋ねられます。
「ウバユリの実を使ったリースです」
とお答えすると、皆さん驚いたり、感心したりします。

下写真はリースと一緒にウバユリのドライフラワーを撮影したものです。
茎の先についた角丸型の殻がウバユリの実。
これを使ってリースが作られています。

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ウバユリのリースとドライフラワー

ウバユリの油彩画は8月10日まで展示していますので、一緒に見ていただければ幸いです。リースは今年度終了まで(11月24日)飾っておく予定です。

軽井沢草花館の開館日などの情報はホームページをご覧ください。

タグ:展示紹介
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2014年07月15日

【展示紹介】オニグルミ(鬼胡桃)

今朝、雲場池で散歩をしていると、遊歩道にオニグルミの実が落ちていました。

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2014年7月15日 軽井沢雲場池(くもばいけ) オニグルミの実

現在、当館ではオニグルミのスケッチを展示中です(2014年7月9日~9月8日)。

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石川功一 水彩スケッチ オニグルミの実 2002年7月18日

オニグルミはクルミ科の落葉高木で、生長すると樹高は10m以上にもなります。石川功一は自生地での現場スケッチをモットーとしていたため、大きな木の花や実を描くには、地上付近に生える草花を描くのに比べて、個体探しが難しく、機会も少なかったようです。
この作品を描いた時は傾斜地に生えた樹木の枝が目線の高さにあり、うまい具合に描けました。

館内ではこのスケッチに加えてその時のスケッチ風景(写真)、そして石川功一の解説を添えて展示しています。

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小さな美術館軽井沢草花館 2014年度 展示スケジュール

1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 但し、8月は無休
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館HP http://www.kusabana.net

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posted by kusabanakan at 21:37| 展示紹介

2014年07月08日

【展示紹介】クララ 7/9より

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明日、7月9日(水)より「石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(3)」が始まります。

今年度の3期目は、軽井沢の盛夏に咲く草花図(水彩・油彩)47点をエッセー、散策メモ、写真等と共に展示します。展示作品は代表作のユウスゲ(アサマキスゲ)をはじめ、ノハナショウブ、ヤナギラン、マツムシソウ、オタカラコウ、フシグロセンノウ、アサマフウロ、ハクサンフウロ、ゲンノショウコ、クルマバナ、クララ、レンゲショウマ等。
※展示期間9月8日までに10前後の作品入れ替えを行う予定です。

【展示紹介 クララ】
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石川功一 軽井沢での水彩スケッチ クララ

1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 但し、8月は無休
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館HP http://www.kusabana.net
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2014年06月05日

【展示紹介】アヤメ

朝から雨の続く軽井沢です。
本日、長野県を含む関東甲信地方が梅雨入りしたらしいとのニュース。
平年よりも3日、昨年よりも5日早いそうです。

【アヤメ】
さて、今回の展示紹介は、現在会期中の「石川功一の描き残した軽井沢の草花たち2」展よりアヤメです。
軽井沢ではこの梅雨時に花期をむかえる花で、軽井沢草花館の小さな庭でも現在、たくさんのつぼみが付いています。
これから、ブルーの花が高原の初夏を彩ります。

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石川功一 アヤメ 2001年 カンバス油彩 30号

アヤメの群生を描いた油彩作品(上写真)は、7月7日まで展示公開中です。

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1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 但し、9/23の火曜日はOPEN、また8月は無休
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館HP http://www.kusabana.net
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2014年05月27日

石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(2)

明日、5月28日(水)より2014年度(平成26年度)、第2期目の展示が始まります。
石川功一が軽井沢で描いてきた草花図(水彩・油彩)48点の展示。
アヤメ、シモツケ、グンバイヅル、ヤマボウシ、コケモモ、クロマメノキ、キバナノヤマオダマキ、ベニバナヤマシャクヤクなど、新緑時から初夏にかけて咲く草花作品が中心で、第1期に引きつづき石川の書いたエッセーや散策メモ、また制作現場の写真も資料として公開される。

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石川功一 水彩スケッチ グンバイヅル

また、ユウスゲやレンゲショウマといった石川功一の代表作品は夏の花となりますが、展示しています。

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1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 但し、9/23の火曜日はOPEN、また8月は無休
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館HP http://www.kusabana.net
タグ:展示紹介
posted by kusabanakan at 18:14| 展示紹介

2014年05月09日

「ズミ」紅色のつぼみと白い花

石川功一の描き残した軽井沢の草花たち(1)
開催中の展示作品の紹介です。−5月26日まで−

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石川功一 水彩スケッチ ズミ(酸実) 1990年5月25日

上の作品は大きく膨らんだズミのつぼみが開きかかった時の状態をスケッチした作品です。

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石川功一 エッセーより抜粋
長日向から軽井沢林道を国境平方向に進むとズミの大木が見られます。満開の花の下でも、鈴なりの実の下でも、一服するには最高の古木です。
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ズミはバラ科リンゴ属に分類される落葉小高木。
つぼみの時は紅色をしているのですが、花びらが完全に開くと、いつの間にか白い花となって咲いています。秋には小さな赤い実を多数付けます。(黄色い実の付くものはキミズミと言います)

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2010年5月29日 軽井沢雲場池 満開のズミを楽しむ観光のお客様

軽井沢では新緑が眩い5月下旬ころ。満開時にはソメイヨシノやオオシマザクラを彷彿とさせる見事な咲き方をします。

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2003年5月27日 軽井沢鼻曲山 開花前 ズミのつぼみ

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2014年5月9日 軽井沢雲場池 付き始めたばかりのズミのつぼみ

【2014年 軽井沢草花館 展示概要と今後のスケジュール】
軽井沢の自生草花を描き続けた画家石川功一の草花図(水彩・油彩)を散策メモやエッセーと共に5期にわたって展示いたします(各50点程)。

1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 但し、9/23の火曜日はOPEN、また8月は無休
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館HP http://www.kusabana.net
posted by kusabanakan at 19:16| 展示紹介

2014年04月19日

2014年4月19日OPENしました

今朝は4日ぶりの氷点下(-1.1度)となり風が冷たく感じますが、空は晴れ渡り清々しい週末となりました。
本日、軽井沢草花館は今年度のOPENをむかえました。
今日から4/21までの3日間は入館無料で開放しております。
是非この機会にお立ち寄り下さい。

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石川功一水彩スケッチ コブシの花(4/19〜5/26公開中)

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小型モニター(10インチ)によるスライド

現在展示中の作品や軽井沢で撮影された草花や風景の写真60カットを約11分でスライド再生しています。

【展示概要と今後のスケジュール】
軽井沢の自生草花を描き続けた画家石川功一の草花図(水彩・油彩)を散策メモやエッセーと共に5期にわたって展示いたします(各50点程)。

1.4/19−5/26 春の草花を中心に
2.5/28−7/7 新緑から初夏の草花を中心に
3.7/9−9/8 盛夏の草花を中心に
4.9/10−10/13 夏から初秋の草花を中心に
5.10/15−11/24 秋の草花・木の実を中心に

入館料 500円、小学生以下無料
休館日 火曜日 但し、4/29、5/6、9/23の火曜日はOPEN、また8月は無休
開館時間 10:00−17:00

小さな美術館軽井沢草花館HP http://www.kusabana.net








posted by kusabanakan at 11:41| 展示紹介

2013年10月29日

2013年草花館のモミジが見ごろ

紅葉シーズンをむかえている軽井沢
観光名所・雲場池ではすばらしい紅葉が広がり、連日大勢の人が訪れています。

 
 参考:雲場池ブログ(当館発信) http://kumobaike.sblo.jp/

雲場池の紅葉には遠く及びませんが、草花館の敷地のカエデも大変きれいに色づいています。
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2013年10月29日 軽井沢草花館
カエデ(赤:大きな木)と下方左からニシキギ(赤)、ダンコウバイ(黄)、ウリハダカエデ(緑)

下は軽井沢草花館がこの場所に移転してきた2006年当時の写真です。最初はヒョロヒョロのカエデでしたが、7年の時を経て、ずいぶん立派になりました!
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2006年10月25日 軽井沢草花館

館内からもモミジが良く見えます。2階展示室に上がる階段吹き抜けには窓があり
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軽井沢草花館 階段吹き抜け(左側に窓) 2013年10月18日
階段上部に見えるのは展示中の石川功一《真っ赤に染まったヌルデの紅葉》油彩画30号2000年

窓越しからすばらしい紅葉が目の前に!
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2013年10月29日 階段の窓より見えるカエデの紅葉

晴れていれば、遠方に浅間山の頂を見ることもできます。
天候に大きく左右されますが、草花館のカエデは11月上旬ころまできれいな状態が続きそうです。

尚、天候に左右されないのが絵画の世界。
現在公開中の「軽井沢の草花展 ―石川功一 散策手記をたどる5―」では、秋の季節に合わせて、オオモミジ、コハウチワカエデといったモミジのスケッチや、ダンコウバイ、ヌルデの紅葉、そしてナナカマド、ガマズミ、ムラサキシキブといった木の実のスケッチや油彩画の作品を展示中(全48作品)です。

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石川功一スケッチ オオモミジ (2013年11月24日まで公開中)

館内にて、紅葉シーズンを気にせずして秋の軽井沢を鑑賞いただければ幸いです。
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軽井沢の草花展
石川功一の散策手記をたどる(5)


2013年10月16日(水)−11月24日(日)
10:00−17:00
火曜日休館
HP http://www.kusabana.net
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posted by kusabanakan at 17:42| 展示紹介

2013年10月21日

【展示紹介】散策手記をたどる(5)ズミ&キミズミ

展示中(11月24日まで)の作品をご紹介します。

ズミの木は紅葉シーズンが本格化した頃にはすでに落葉が進んでいて、グレーの木肌が寒々しく感じるほど。
しかし、真っ赤(あるいは黄色)に色づいた実がたくさん生って、他の木々の紅葉に負けないくらきれいに秋を彩ってくれます。

展示中の作品は石川功一が小瀬の白糸遊歩道で描いたズミ(酢実/染)とキミズミ(黄酢実/黄染)のスケッチです。

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石川功一スケッチ キミズミ(左)とズミ(右) 中央は散策手記(1998年10月28日小瀬)


スケッチの葉はすべて葉が落ち切った後のもので、小さな実に色だけが映えて見えます。
キミズミはズミの実の色が黄色くなるもので、それ以外の違いはありません。軽井沢では両方が自生していて、同じエリアに混生していることもしばしば見かけます。

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2010年10月22日 軽井沢 ズミ(赤)とキミズミ(黄色)


ズミはバラ科リンゴ属の樹木です。
熟した実を食してみると、口当りと食感がどこかリンゴと通じるものがあります。
※特に美味しいものではないので、試しに一粒食べてみる程度で、やめておくのが程良いでしょう。

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軽井沢の草花展
石川功一の散策手記をたどる(5)


2013年10月16日(水)−11月24日(日)
10:00−17:00
火曜日休館
HP http://www.kusabana.net
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posted by kusabanakan at 16:36| 展示紹介