2011年10月20日

【展示紹介】ニシキギ(錦木)

小さな美術館軽井沢草花館で開催中の「開館15周年記念 軽井沢の草花スケッチ油彩展 第5期 木の実編」より、展示作品を紹介します。

 春から始まった15周年企画も最終第5期目です。木の実の作品を中心とした水彩スケッチ30点とアサマキスゲやレンゲショウマなどの代表作品を含む油彩画20点に加え、人物画1点、軽井沢の風景画2点を公開中です。

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軽井沢草花館 石川功一 軽井沢の草花スケッチ ニシキギ(錦木) 1993.10.22

 上写真はニシキギの水彩スケッチです。軽井沢では自生のニシキギが多く見られ、また庭木として植えている民家も多く見られます。
 枝に「翼(よく)」と呼ばれるヒレのようなものが付くのが特徴で、秋には紅葉し、実が付きます。
 
 作品も紅葉して沢山の実が生っておりいるニシキギが描かれています。
※この作品の絵ハガキを軽井沢草花館で販売しています。一枚84円(税込)

展示は11月23日までとなっています。詳しくは軽井沢草花館のホームページをご覧ください。



下は参考までに雲場池の遊歩道で見られるニシキギです。
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2011年10月12日 軽井沢雲場池 ニシキギ




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2011年09月24日

【展示紹介】ハキダメギク

3連休に入った途端に朝晩の気温が下がり、秋の深まりを感じます。
それでも日中は天気が良く、何をするにも気持ちの良さそうなお出かけ日和です。

さて、前回に引き続き、軽井沢草花館で展示中の作品を紹介します。

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石川功一 《ハキダメギク》 水彩スケッチ 1987.7.16

小さいながら、よく見ると可愛い花です。
それなのに、漢字で書くと”掃溜め菊”。
ゴミを掃き溜めたような場所で… というような意味に受け止めるほかなく、何とも気の毒な名前が付いています。

「改訂増補牧野新日本植物圖鑑」の中で「掃溜菊の意で著者の命名」と記述されているように、命名したのは、著者である植物学者の故・牧野富太郎博士。

北米が原産の帰化植物ですが、道端など国内のいたるところに広まっています。
軽井沢草花館でも、駐車スペースの砂利の隙間からしぶとく生えています。
作品のハキダメギクは軽井沢で7月16日に描いていますが、花期が長く、9月下旬となった現在でも軽井沢草花館の駐車スペースで咲いています。

作品の公開は、10月10日(月)までとなっております。
汚名返上ではありませんが、きれいに額装した可愛いハキダメギクを御覧にお出かけください。
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2011年09月21日

【展示紹介】美人画《ペアの姉妹》

 今月7日より開催中の、「軽井沢の草花油彩展 第4期 初秋編」では、特別展示として、石川功一の美人画3点を展示しています。
 
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石川功一 《ペアの姉妹》 油彩 60号 1981年

 (上写真の中央)60号の油彩画「ペアの姉妹」は1981年に軽井沢のりんどう画廊で個展をした時に発表したもので、ペアの衣装をまとった姉妹の表情が魅惑的な作品です。

 この個展の会期中に軽井沢のいたるところで咲く草花が目にとまり、興味を持ったことが後に草花画への道に進むきかっけとなりました。
 この作品は、10月10日まで展示公開予定です。



開館15周年記念 石川功一 軽井沢の草花スケッチ油彩展 第4期 初秋編 10月10日まで
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小さな美術館軽井沢草花館 ホームページ http://www.kusabana.net

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2011年09月07日

軽井沢草花館「初秋編」に展示替え

展示のご案内です。

 本日9月7日より、「開館15周年記念 石川功一 軽井沢の草花スケッチ油彩展 第4期 初秋編の展示が始まりました。
 秋の七草(ハギ、キキョウ、オミナエシ、クズ、エゾカワラナデシコ、ヒヨドリバナ(フジバカマの代わり)、ススキ)やリンドウ、ワレモコウなど、晩夏から初秋にかけて咲く草花スケッチ30点と、代表作のユウスゲやレンゲショウマ等の油彩画作品21点、その他人物油彩画4点を展示しております。皆様のご来館をお持ちしております。
 10月10日(月)までの公開で、10月12日(水)からは「第5期 木の実編の展示に変ります。

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石川功一 《エゾリンドウ》 油彩 6号 2002年

美術館の詳細は以下のホームページをご覧下さい
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軽井沢草花館ホームページ http://www.kusabana.net


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2011年08月19日

【展示紹介】ツリフネソウ&キツリフネ

 石川功一が描いた草花油彩画の初期作品で、ツリフネソウとキツリフネの2種の花が描かれています。
 日本画のような独特の雰囲気を持つ油彩画法の特徴がよく表れた作品で、背景は同じトーンの色彩でありながらも、微妙な色の変化が見られます。

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石川功一 《ツリフネソウとキツリフネ》 油彩 10号 1989年

 主題である赤いツリフネソウと黄色いキツリフネの花が背景から浮かび上がるようにさりげなく存在感を見せ、野草の持つ楚々とした魅力を感じさせます。

 小さな美術館軽井沢草花館にて9月5日(月)まで公開中で、さらに9月7日〜10月10日次期展示期間も引き続き公開予定です。

詳しくは小さな美術館軽井沢草花館ホームページ http://www.kusabana.net

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2011年08月16日

【展示紹介】タマアジサイ

小さな美術館軽井沢草花館で展示公開中の作品をご紹介します。

【タマアジサイ(球紫陽花)】

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軽井沢草花館 石川功一 《タマアジサイ》 油彩 50号 1996

 夏に咲くタマアジサイ。軽井沢の湿った山野で自生しています。
 50号のキャンバスには、球から花の状態まで、さまざまな生育状態のタマアジサイが描きこまれています。

小さな美術館軽井沢草花館にで9月5日まで展示公開中です。


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球が割れ、中から小さなつぼみが現れます。紫色の粒がつぼみで、花を咲かせます。」

 7月頃になると直径2センチ足らずのクリーム色の球を付け、それが上の写真のように割れます。
 割れた球の中には小さなつぼみがたくさんあり、それが開いて開花となります。

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軽井沢に自生しているタマアジサイ 2011年8月14日撮影



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2011年08月15日

【展示紹介】237pのユウスゲ

 軽井沢草花館の小さな庭に咲くユウスゲ
 背高く生長しています。

 ユウスゲの背丈はどのくらいが普通なのでしょうか?
 牧野図鑑によると「1メートルくらいの茎」となっていますが、草花館のユウスゲは小さいもので1メートルくらい。大きなものでは。2bを超えるものもあり、平均すると1.4bくらい、といったところ。

 肥料を与えているわけでもなく、何故そんなに大きくなるのか理由はわかりませんが、環境が合っているのでしょう。
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軽井沢草花館 鉢植えのユウスゲと昨年の茎ドライの比較

 過去6年間で一番背の高くなったものは237p!昨年咲いたものです。人の背丈を大きく上回り、通常のユウスゲの倍以上の高さがあります。
 237pのユウスゲは昨年実が生った後、茎を抜いて乾燥させて保存。現在、軽井沢草花館で展示しています。ご来館の際には実際の237pユウスゲ(ドライ)をご覧ください。

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軽井沢草花館 展示中の237pユウスゲ(ドライ)

【関連記事】7/20 ユウスゲ&ナデシコ展示替えしました


※8/15 15:30 今日も、小さな庭のユウスゲ咲き始めています。


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2011年08月13日

【展示紹介】ミズタマソウ

 ミズタマソウ

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石川功一 《ミズタマソウ》 水彩スケッチ


 小さな実には細かい毛があり、これが水玉に見えることからミズタマソウと命名されたそうです。
目立つこともなく、つい見逃してしまいがちな草花ですが、よく見るとやさしい印象のする草花です。
 野草の楚々とした姿を石川功一がさりげなく描いています。
9月5日(月)まで小さな美術館軽井沢草花館で展示公開中です。

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小さな美術館軽井沢草花館 ホームページ http://www.kusabana.net


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posted by kusabanakan at 20:22| 展示紹介

2011年08月12日

【展示紹介】ツルニンジン

 小さな美術館軽井沢草花館で公開中の作品を紹介します。 現在、石川功一の「開館15周年 軽井沢の草花スケッチ油彩展 第3期 −盛夏編−」で公開中の作品よりツルニンジン(蔓人参ブ)の水彩スケッチを紹介します。

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石川功一 《ツルニンジン》 水彩スケッチ 1988.9.9 軽井沢草花館所蔵

 つる性の植物で、樹木などに絡まって自生します。花は同じキキョウ科のホタルブクロの似て釣鐘型。
 地味なクリーム色をしていますが、全体の姿が上品で絵になります。

9月5日(月)まで公開しています。
詳しくは軽井沢草花館ホームページ http://www.kusabana.net

※昨日、軽井沢草花館のユウスゲは76輪開花。本日もたくさん咲きそうです!



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2011年08月10日

【展示紹介】フシグロ&シロガネ

 軽井沢草花館で展示中の作品紹介です。
 石川功一の描いたナデシコ科の2種、フシグロセンノウ(節黒仙翁)とシロガネセンノウ(白金仙翁)が展示公開中です

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軽井沢草花館 石川功一スケッチ フシグロセンノウ(左)とシロガネセンノウ(右)

 フシグロセンノウは夏の軽井沢では人気の花
野草とは思えないほど鮮やかな橙色の花が、山地の樹林下などではとても目立ち、エレガントな印象です。節の部分が黒いのでその名が付いています。

 一方、シロガネセンノウは、フシグロセンノウの白花で、軽井沢では元軽井沢町植物園園長だった故・佐藤邦雄先生が「軽井沢町内で採取した標本を基本標本として…※1」とあります。
 自生しているものはとても少なく、山で見ることのほとんどない花ですが、出会った時には気品のある姿に魅了されます。

※1引用:佐藤邦雄監修 軽井沢町教育委員会編集, 軽井沢町植物園の花,ほおずき出版

2つの作品は9月5日まで小さな美術館軽井沢草花館で展示公開中です。

詳しくは、小さな美術館軽井沢草花館ホームページ http://www.kusabana.net


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2011年08月07日

【展示紹介】エゾカワラナデシコ

軽井沢草花館で展示中の作品より、エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)のスケッチです。

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石川功一 《エゾカワラナデシコ》 水彩スケッチ 1993.8.20

 日本女子サッカーのワールドカップ優勝で一躍脚光を浴びることになったナデシコ(撫子)の花。
 可愛いピンク色に深い切れ込みのある花弁が特徴。今にも折れてしまいそうなか細い茎とのバランスが絶妙で、華やかな花の色彩でありながら楚々とした佇まいを残します。
 石川功一のスケッチ作品からも野草らしい楚々とした上品さが感じられます。

 秋の七草のひとつにもなっており、夏から秋口にかけて、当たりの良い草原や林道の縁などに自生します。
 作品は9月5日(月)まで小さな美術館軽井沢草花館で展示公開しております。

 軽井沢草花館ホームページ http://www.kusabana.net


 現在(8/7)、軽井沢草花館の駐車場脇の植栽にエゾカワラナデシコが開花中です。
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2011年8月7日 軽井沢草花館 エゾカワラナデシコ(左下ピンク)



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2011年08月06日

【展示紹介】ゆうすげ草原5草

軽井沢草花館で展示中の作品をご紹介しています。

石川功一の描いたユウスゲの油彩画です。(9/5まで公開中)

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石川功一 《ゆうすげ 草原5草》 油彩画 30号変形 1996年

 石川功一の描いたユウスゲ作品は、夕暮れに咲く姿をイメージして背景色を暗めにするか、夕焼け色にしたものがほとんどです。
 しかし、この作品においてのユウスゲは、周りにワレモコウ、キキョウ、コウリンカ、ツリガネニンジンの花と共に、明るい草原の緑を背景にして描かれています。
 月夜の中で静かに過ごしたユウスゲが、夜明けの草原で佇む姿をイメージしたのかも知れません。

−9月5日(月)まで軽井沢草花館で展示公開しています−

 下の写真は、「ゆうすげ 草原5草」の作品の前に開花直前のユウスゲ(プランター)を置いて撮影したものです。

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2011年8月6日 14時45分 プランターのユウスゲと「草原5草」

※本日、草花館の小さな庭のユウスゲは40輪前後の開花となりそうです。


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2011年08月03日

【展示紹介】油彩ゆうすげ「うたげ近し」

 軽井沢草花館の小さな庭ではユウスゲが見ごろをむかえており、毎夕40輪ほどの花を咲かせています。
 一方、館内では石川功一の描いたユウスゲの作品(水彩スケッチ1点と油彩画6点)を展示公開しており、その中の1点をご紹介します。


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 石川功一 《うたげ近し(あさまきすげ)》 油彩50号 1990年 軽井沢草花館所蔵


 「うたげ近し」とタイトルされた(上写真の)油彩画は1990年に描かれたもので、石川功一の描いた油彩画ユウスゲ(アサマキスゲ)作品の中では最も初期の頃の作品です。

 日本画のような淡く繊細な色調に仕上げた背景は石川功一作品の特徴で、闇夜の中でひっそりと咲くユウスゲの姿を連想させます。

 人気のない闇夜の中、ユウスゲ(アサマキスゲ)は密かに他の草花たちと会話をしているのではないだろうか? そんな想像がタイトルの「うたげ(宴)近し」に込められているのかもしれません。

9月5日まで展示公開しています。

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2011年07月31日

【展示紹介】スケッチ「ノリウツギ」

小さな美術館軽井沢草花館 開館15周年記念
石川功一
軽井沢の草花スケッチ油彩展 第3期 盛夏編
9月5日(月)まで

 石川功一のやさしいタッチの草花スケッチ33点と日本画のような独特の画風の油彩画25点による「盛夏編」。夏の草花を中心とした作品が並んでいます。
 公開中の作品から1点、以下にご紹介します。

ノリウツギ(アジサイ科)

 軽井沢で自生する主なアジサイには、コアジサイ、ヤマアジサイ、タマアジサイ、クサアジサイ、そしてこのノリウツギが挙げられます。
 ノリウツギは 7月後半あたりから8月にかけて山地の林道端等でよく見られ、夏の軽井沢ではおなじみの草花(木本)の一つです。


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石川功一水彩スケッチ 《ノリウツギ》 1992年8月7日 (9/5迄展示中)

 大きくなっても5bほどまでにしか大きくならない落葉の低木(あるいは小低木)で、枝先に付く円錐花序は30aくらいにまで大きくなりますが、派手さはなく、上品さが際立つ植物です。

展示詳細は http://www.kusabana.net まで


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